2018年1月1日月曜日

EFIマシンにUbuntu 14.04を追加

私がこれまで使用してきたPCはMacBook Proを除くと
古き良き(?)BIOS搭載マシンです。
しかしどうやら最近はWIndows PCでもBIOSの代わりに
EFIを搭載したマシンが出回っているようで、
先日Windows10プリインストールのEFIマシンLenovo ThinkPad L570
Ubuntu 14.04をデュアルブートできるようインストールした時は
結構おっかなびっくりでした。
ということでインストール記を書き残すことに。

まずはデュアルブートするにあたりWindows10の設定を変更します。
Windows10の[設定]の[システム]メニューから[電源とスリープ]タブを選び、
[電源の追加設定]リンクをクリックして[電源オプション]ウィンドウを開きます。
[電源ボタンの動作を選択する]の
[現在利用可能ではない設定を変更します]をクリックし、
[シャットダウン設定]欄にある[高速スタートアップを有効にする(推奨)]を
無効にしてから[変更の保存]をクリックします。

次いでUbuntuのためにストレージを空けます。
Windows10のデスクトップ左下の[Windows]アイコンで右クリックし、
[ディスクの管理]を開きます。
[Windows(C:)]のボリュームで右クリックして[ボリュームの縮小]を選び、
[縮小する領域のサイズ]を調整します。
これがUbuntu用のパーティションになります。
通常はWindows用のパーティションの半分程度までしか増やせん。
復元ポイントを削除したりするともっと大きくとれるらしいので、
必要に応じてやってみるとよいでしょう。

あとはUbuntu14.04のインストールDVDから起動して
インストールをしていくだけですが、ここでちょっと問題が。
ThinkPad L570ではIntel社製の新しめのネットワークチップを搭載していて、
Ubuntu14.04の標準ではドライバーが対応できないということです。
よくあることです。
回避するのも簡単で、古めのUSB-Ethernetアダプタを使うことで、
これを挿してからOSを起動すれば大体通信可能です。
これならインストール作業の最中の
[インストール中にアップデートをダウンロードする]を有効にできます。

さて実際のインストールですが、起動DVDのブートメニューでは
安全のため[Try Ubuntu without installing]を選択し、
正常に起動してからデスクトップ上の
[Install Ubuntu 14.04 LTS]アイコンを実行して作業を開始します。
途中[インストールの種類]では、
[ディスクを削除してUbuntuをインストール]ではなく[それ以外]を選択し、
パーティション編成では[空き容量]部分(サイズが十分大きなもの)から
2つのパーティションを新規に作ります。
1つ目は数GB程度のスワップパーティションです。
昔は搭載メインメモリ(DRAM)と同容量か言われてましたが、
今はどう言われてるんでしょうか?
私は今でも同容量にしてます。
2つ目は残りすべてをext4でフォーマットしてルート(‘/’)にマウントします。
その他は…特に特筆すべきことはないですね。

インストールの完了してPCがリブートすると、
まずブートローダー(grub2.02)が立ち上がります。
ここで[Ubuntu]を選ぶと先にインストールしたUbuntu14.04が起動します。
[Windows Boot Manager (on /dev/sda1)]を選ぶと
Windowsが立ち上がるはずです。
もし立ち上がらなかったら…エラいことです。
昔ならWindowsのインストールDVDから起動して何とかしてましたが、
今はどうするんでしょうか?
起動時にBIOS、じゃなくてEFIのメニューに入って、
Windows修復用のソフトの入ったパーティションから起動するんでしょうか。
こういうときMacの方が修復が楽なんですよね。

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