2018年1月17日水曜日

HDMIミニディスプレイ

私がHDMIに出会ってからもう10年ほど経つでしょうか。
今でこそHDMI端子が標準となっていますが、
当時はD端子等が幅を利かせている中で、
個人的にHDMI至上主義を掲げ、
PCでも何でも映像を扱うのにHDMI端子がない製品は
基本的に購入対象から外してきました。
それなりにHDMI機器が手元に集まると、
HDMI入力付きの小さいディスプレイって欲しいと思うようになりましたが、
ここ数年で登場してきたものの値段が高すぎて
購入に踏み切れませんでした。
明確な目的がなかったのが理由の1つです。

さて、ここ1~2年、Raspberry Pi用の小さなディスプレイが出回っており、
もしかしてこれが汎用的に使えるじゃないかと考え、試しに購入してみることに。
わりと廉価なので使えなかったとしても諦めがつきます。
選んだのはOSOYOO HDMI 3.5インチLCDディスプレイです。

早速このディスプレイに適当にHDMI信号を与えてみます。
まず接続したのはNintendo Switch
TVモードで接続すると問題なく表示できます。
ゲームによってはこの小ささでも遊べないことはありません。
細かい字が読めないことは仕方ないにしても、
やや縦長に表示されてしまうのでちょっと気持ち悪いかも。
まあこれは他機器を接続しているときでも言えることです。
なおこのディスプレイにはイヤフォンジャック(ラインアウト端子?)がついており、
適当なイヤフォンを接続すると音も出ます。
ただしディスプレイ側では音量調整できず、
耳元で爆音で鳴ることになるので注意が必要です。

次にChromecast。普通に表示できます。YouTubeも再生できます。
一眼カメラ(LUMIXのGF3)でも撮影した写真を表示できました。
AndroidスマートフォンではSlimPortで有線接続できるau isaiでは表示できました。
同じくSlimport対応のAndroidタブレット Nexus7(2013)でも表示はできるのですが、
表示できない時もあり、なんだか不安定です。

MacBook ProについてはmacOSでも
Windows10でも表示可能ですが、
2台持っている廉価なWindows10タブレットと、
廉価なWindows10のドングル型PCでは表示されるものの
色が変(黄緑とピンク)になってしまいます。
YUVデータで何か齟齬があるのかもしれません。
色がおかしいだけなので操作はできないことはありませんが、
実用には厳しいものがあります。
これら3台はIntelのAtomプロセッサベースなので、
チップ(チップセット)かデバイスドライバの問題なのかも。

BDレコーダーのDIGA BZT710でも録画した番組が表示できますし、
ポータブルBDプレイヤーAPBD-F1050HKでも適当なDVDが表示できます。
PS3でもメニュー画面はもちろん、
torneの録画番組やゲーム画面も表示できます。
(ゲームは唯一所有している旧機種向けのダウンロード版[POLICE NAUTS]で確認)
どうやらHDCPに対応しているようです。
こんなRaspberry Pi用の小さなディスプレイがHDCPに対応しているとは
全く期待していなかったのですが、試験結果からすると対応してますよね。

あっそうだ。Raspberry Piはどうかというと…
ちゃんと表示できました。

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