2011年7月29日金曜日

EeePC901-X のCドライブ換装

DELL Inspiron 700m が壊れたことにより
ついにメイン機に昇格したEeePC901-Xですが、
メモリは上限の2GBに増量していますし、
Dドライブは64GBのSSDに換装しています。
こうなるとCドライブはデフォルトの4GBだと寂しすぎるので、
DELL Inspiron mini用のSSDを買ってきてつけかえてみました。
CドライブはDドライブの半分の長さしかスペースがないため、
特殊な製品が必要になるんですよね。

ちなみにCドライブを換装するには、
メイン基板を筐体から完全に取り外す必要があり、
難易度が高いので腕に覚えがなければやってはいけません。
また、購入したSSDの基板にあるねじ穴ではうまく固定できないので、
ニッパやカッターで穴を広げるなどして無理やりつける必要がありました。
これもSSDを壊すリスクがあるので、
やるならくれぐれも自己責任で。

2011年7月28日木曜日

zumodriveのファイルが見えない

最近WindowsXPに新規にzumodriveのクライアント(ver 0.989)を入れたのですが、
なぜかあるはずのファイルが表示されません。
仮想ディスクドライブのプロパティを見ると、
使用領域の容量も空き領域の容量も想定どおりの値となっているのに。

インターネット上をさまよっても解決方法が見つからなかったので、
Zumodriveのサポートにメールしてみました。
その返事を意訳すると、
「システムに変更を加えて今同期してるから、
とりあえずウェブインターフェイスを使ってくれ。
しばらく経っても見えなければまたメールくれ。」
てな感じでした。
そういわれてみると、ずっと使っているPCでも
動作がちょっと怪しいような気がしていました。

しょうがないのでひたすら待っていたのですが、
2週間以上が経ち無事同期が完了したようで、
正常に使えるようになりました。

2011年7月27日水曜日

香港旅行2011 後記 - その9 中環・上環

中環はビジネス街なので住んでいた当時も今回も
特に行く用もなかったのですが、
尖沙咀からスターフェリーで香港島に渡ってみました。
船に揺られながら座席の星マークの穴の数を数えたりしていましたが、
果たしてこのネタがわかる方がいるでしょうか?
それは置いておいて、埠頭は20年前からえらい変わりようです。
香港島側のスターフェリーの埠頭というと、
当時は人力車がたくさん客待ちしていたり、
無名の画家の絵画が売ってあったりしたものですが、
そんな昔の面影は全くありません。
時代の流れを感じます。

ところで、中環には長いエスカレータがあると聞いていたので
行ってみることにしました。
が、SOHOあたりの坂道に沿ってエスカレータがたくさんあるだけです。
しかも、エスカレータは片方向しかなく、
上りと下りの切り替えは時間帯によるようです。
私が行ったときは…下りでした。
仕方がないので側の階段を歩いて上って行きました。
幸い途中で上り運転に切り替えられたので、
何とか一番上までいけました。
ただ、そこに何かあるわけではなく、
暑い盛りに上ると損した気分になります。

中環の西側にある上環には文華里(マンワーレイ)という
印鑑の屋台が並んだ狭い道があり、
折角なので1つ作ってもらいました。
2cm角ぐらいの石材に4文字入れてもらって込み込みでHK$200でした。
完成まで1時間ほどかかります。
別に実印にしようなどとは思ってなく、
来年の年賀状に押してみようかと。

2011年7月26日火曜日

アナログテレビ放送停波

2011年7月24日、ついにというか予定通りアナログテレビ放送が停波されました。
こんなイベントはめったにないので地上波とBSで正午に番組放送が停止されるのと、
夜中に停波されて砂嵐になったのを確認しました。
すでにアナログWOWOWの契約はないのでそちらがどうなったのかの確認はできませんが、
多分他局と同様だったのではないでしょうか。

これを以って、停波の様子を見るためだけに残していた
テレビの地上波アナログアンテナ入力端子からアンテナ線を抜き、
同様にビデオデッキのBSアナログアンテナ入力端子から、
パラボラアンテナからのケーブルを抜きました。
テレビはデジタル対応品なので今後もそのまま使いますが、
ビデオデッキについてはこれにて用がなくなりました。
今後もVHSテープの再生の可能性がないことはないので
一応テレビとのRCAジャックによる接続は維持していますが、
VHSはD-VHSデッキでも再生可能なので近いうちには撤去しようかと。

さて、テレビ系の次のイベントは、
今回停波されたBSアナログの帯域を使って
この10月から開始されるBSデジタルの新放送です。
なんだか1年間無料で見られるらしいので、
まあとりあえず楽しみしておきましょう。
これでますます地上波を観なくなりそうです。

2011年7月22日金曜日

壊れかけの Inspiron 700m

多分7年ぐらい愛用してきた
DELLのノートPC "Inspiron 700m" のLCDが壊れてしまいました。
上3分の1だけが正常に表示され、それより下がまともに表示されません。
大昔の機種だけに修理もする気になれない、
というより多分できないし、できたとしても相当な修理費を取られるでしょうから、
これで引退の危機となりました。
まあLCDと内蔵スピーカ以外は問題ないので、
使い道はともかく、外部モニタをつなぐかVNC経由でリモートアクセスにするかし、
メインのノートPCをそろそろ購入から3年になるEeePC901Xにしようかと。
最近はスマートフォンやiPadでも何とかなっていますし、
EeePC901Xでも我慢はできるのですが、
家で使うPCとしては使い勝手にやや難があるんですよね。

せっかくなのでやったことを披露しておきましょう。
Inspiron 700m にはWakeup on LANの機能がないので、
LCD部分を閉じたままでも電源が入るように
電源スイッチ上に微妙な大きさの物体
(LCDのまわりのねじを隠すゴムがちょうどよかった)を置き、
薄くて強度のあるアルミ板(100円ショップで買ったブックエンドを利用)をその上、
LCDとキーボードの間に挟みこんで、
外から力を加えて電源キーがいい具合に押されるようにしました。
本当は電源スイッチの端子から電線を半田付けして
外部スイッチをつけようと思ったのですが、
私の腕ではできなかったのであきらめました。
電源OFFはVNCでログインしてシャットダウンします。
VNCサーバには長年愛用しているRealVNCを採用しました。
ついでに無線LANのIPアドレスは固定にしました。
これで家庭内LAN内の機器からVNCでログインすれば、
Inspiron 700m を好きにコントロールできます。
Windows PCからはRealVNCのクライアントを使いますが、
普段メインで使うiPadにはsshクライアントとして
iSSHを入れているのでこれでアクセスできます。
このiSSH、普通に使って不都合はないのですが、
ドラッグして文字を選択する方法がよくわからないんですよね。
ちなみにWyse PocketCloud (無料版)だと可能なので必要に応じて使い分けています。
今後それで間に合わなければiTeleportでも購入しようかと。

2011年7月21日木曜日

auのIPアドレスが…

IPv4アドレスの枯渇から数ヶ月、ついにこのときがやってきました。
auのandroidスマートフォンが3G回線に接続する際に
割り当てられているIPv4アドレスが、
8月以降プライベートアドレスに変更されるそうです。
私の持っているIS01も対象ですが、
そもそもSIMカード挿してないので関係ありません。
今後は他のキャリアや固定回線のISPでも
徐々にそういうことになっていくと思われます。
IPv6への対応が同時に行われないというのは感心できませんが、
早くフルIPv6の世界へといざなってほしいものです。

2011年7月20日水曜日

DMC-GF3とDMC-G3

パナソニックの一眼カメラことLUMIX Gシリーズに
新機種がラインナップされました。
この時期かなーのG3と思ったより早かったGF3です。

GH2に遠慮気味だったG2に比べ、
G3はハイエンド機のように見えます。
G3とGH2ではレンズキットで付いてくるレンズが違いますが、
ボディに関しては大した違いはないように見えます。
GH3が果たしてどうなるかわかりませんが、
もしかするとGH系は打ち止めということなのかもしれません。

GF3はコンパクトデジカメ並みのサイズに近づいてきました。
ただし、GF1からGF2に進化する過程でのリモートレリーズと同様に
ホットシューなど失ったものも少なくなく、
GF1GF2、GF3とサイズを小さくするために
だんだん割り切った製品になっている気がします。
性能的にはG3とそれほど変わらないので、
持ち歩きデジカメとしては悪くないのではないでしょうか。
残る問題はレンズの大きさですので、
もし厚さ1cmぐらいの短焦点パンケージレンズとか、
撮影時以外は厚さ1cmぐらいに収まる申し訳程度の望遠レンズでも開発出来れば、
あるいは、レンズの取り付け位置がボディ前面から引っ込んだ位置にあるなどの
トータルで見たコンパクト化がなされれば、
ハイエンドコンパクトデジカメを食ってバカ売れするかもしれませんね。

2011年7月19日火曜日

香港旅行2011 後記 - その8 深水ポ(土へんに歩)

前回レポートした樂富・黄大仙には昔の雰囲気も見られなかったのですが、
深水ポ(土へんに歩)は20年前の面影くらいは見られました。
当時からここには黄金電脳中心(名前変わってるかも)があり、
PC-AT互換機関連のお店が並んでいました。
AT互換機用のゲームがHK$10(当時は1HK$=17円)で売られており、
いや、売られているんじゃなくて違法コピーされており、
5インチのフロッピーディスクを渡すとそれにコピーしてくれていました。
ちなみに1ヵ月の保証つきです。
変り種ではMSXの日本版ゲームカートリッジも売ってましたね。

そんな記憶があったので、
今回もブラックな商品が山となっているのかと思っていたのですが、
わりとまともなものしかありません。
日本でも秋葉原とか通販で簡単に手に入るものばかりです。
ちょっと肩透かしを食らいました。

ところで、深水ポ(土へんに歩)にはおもちゃや服などを売っている屋台や
卸売りっぽい店がたくさんあって、私はお土産を物色しました。
相変わらずクオリティーはそれなりです。
そのほか買ったものといえば、以前書いたスマートフォンのGalaxy miniです。

あと、最近香港で流行ってるらしい酸辣粉を食べようと
適当に店に入ってみましたが、英語もまったく通じない…
身振り手振りでとりあえず注文は何とかなりましたが、
辛いばっかりでうまみがない…

2011年7月15日金曜日

キャリア間のSMS送信

2011年7月13日から携帯電話のショートメールが他キャリア宛てに送信できるようになりました。
とりあえずau-softbank間で送受信できることは確認できました。
迷惑メールがひどくなったこともあり、
しばらく前に携帯メールのフィルタ設定でPCメールを受信拒否して
受け取るものはホワイトリストにしてしまったのですが、
そうなると実質的に携帯電話間だけ(+α)のメールになるので、
そっちのメールはやめてもともと携帯電話間だけの
ショートメールだけでもいいような気もしてきます。
私のような2台持ちユーザで言えば、
音声通話とSMSの携帯電話(フューチャーフォン)と
データ通信(メール含む)のスマートフォンの組み合わせは現実的です。
EZオプションの315円を節約できますし。

2011年7月14日木曜日

ANAの株主優待券

昨日に引き続きANA関連でもうひとつ。
ANAの株主になっていると、
国内線のチケットが半額で購入できる割引券がもらえます。
毎年5月末に株主優待券が、
11月末に株主特別優待券が送られてきます。
株主優待券は6月1日から翌年5月31日までの1年間有効ですが、
昨年までは株主特別優待券は12月1日から翌年5月31日までの半年しか使えませんでした。
以前から株主特別優待券は期間が短いと思っておりましたが、
今年度からこれが改善されました。
株主特別優待券も有効期間が翌年11月30日までの1年間に延長されたのです。
ただし、有効期限後のチケットを有効期限前に予約する裏技が廃止されるようです。
総合的に見ると私にとっては喜ばしいことです。
さらに国際線の割引に使えるようになれば最高なんですけどね。
半額じゃなくてもいいので。

2011年7月13日水曜日

B787飛来

ANAがローンチカスタマーとなっているボーイング社のB787が、
7月某日テストのため日本に飛来しました。
私も見物する機会を得ることができました。

先日行った香港国際空港でシンガポールエアラインの
エアバスの総2階建て機A380を見る機会がありましたが、でかすぎて…
私の主観ですがB787はスマートで品があります。

私がB787を見に行った日は生憎天候が悪く、
天気予報を事前に見て覚悟はしていたものの、
瞬間的に豪雨になったり結構悲惨でした。
右手にカメラ、左手にかさという状態でした。

とりあえず現地に到着してB787の着陸を待ち構えていたのですが静かな機体です。
逆噴射の音が聞こえません。
ちょっと見苦しいのですが、
折角なのでこのとき撮影した動画を載せておきます。
最後のほうは草を映しているだけになっていますが、
音は入っていて逆噴射の音が聞こえないのがわかると思います。


また、駐機している状態で写真をいろいろ撮ってみましたので、
いくつか載せておきます。

離陸時はGH1のコントラストオートフォーカスが間に合わず、
成果はこれぐらいです。


ところで、ANAの第66回定時株主総会召集通知によると、
2011年度以降に新規導入するB787は8型が40機、9型が15機です。
このB787、多分国内便を中心に使っていくのだと思います。
200人強乗れる8型はB767系やエアバスのA320系の、
300人弱乗れる9型はB777系やA330系の代わりとなるのでしょう。
海外便であれば需要が少ない長距離航路に使うことになると予想しています。
リオデジャネイロ直行便が就航なんてこともあるかもしれません。
5年後には同地でオリンピックも開催されますし、
ちょうどいいかもしれません。

2011年7月12日火曜日

香港旅行2011 後記 - その7 樂富・黄大仙

約20年前に住んでいた九龍塘駅近くの廣播道では、
隣駅の樂富の市場への無料バスが20分に1便出ていました。
現在このバスはないようでしたので、
ミニバスで九龍塘駅に戻りMTRで樂富に向かいました。
ちなみにこのミニバスの料金はHK$3.9でした。
私の記憶では約20年前はHK$1.5だったような。

さて、樂富に行ってびっくり、
昔の面影は全くなくショッピングモールになっています。
日本のそれとたいして変わりません。
半地下みたいなところに昔のような
肉屋、魚屋、八百屋などはありましたが、
規模はかなりしょぼいです。
ここでライチなど果物を買ってホテルで食べようと思っていたのですが、
全く予定が狂いました。
あとでホテルの方に聞くと、
昔の市場はほとんど絶滅しているそうです。
また、果物はスーパーで買うことを勧められてしまいました。
実際スーパーの方が品揃えも多いし衛生的ですし。

樂富ですっかり肩透かしを食ったので、
その隣駅、黄大仙にまで足を伸ばしてみました。
ここには道教のお寺があり、一度だけ行ったことがあったのですが…
ここもすごい変わりようです。
寺自体が立て替えられているような気もしましたが、
やはりここにも大きな大き目のショッピングセンターがあり、
どうもMTRの駅毎にシッピングモールができてる雰囲気です。
ちなみに、九龍塘駅のシッピングモールにはブランドショップがあるようですが、
樂富・黄大仙はそこまでのものは見当たりませんでした。

まあ日本だって終戦から20年経てば高度経済成長期で
恐ろしく変わっていったわけで、
その連続的な変化に立ち会ってなかった分、
浦島太郎状態だったということでしょう。

2011年7月8日金曜日

torneのためにPS3にHDD増設

PS3torneを接続して地デジの録画をしていますが、
録っては消す運用なのに見てない番組はどんどんたまり、
内蔵HDD160GBの残り容量はかなり厳しいことになっています。
多分見ずに消すことになるので、
ここは一気に全消去してもいいようなものですが、
さすがに躊躇してしまいます。
ということで延命のためにUSB接続のHDDを購入してみました。
そんなに気にする必要はないですが、
たまたまtorne対応と書いてあるBuffaloの1.5TB品です。

が、ちょっと落とし穴。
私はPS3でゲームを全くしないので、
以前はゲーム用のコントローラはどこかにしまっており、
普段はBDリモコンの旧モデルを使っていたのですが、
このリモコンの電池が切れたときに
リモコン側のペアリング情報が消えて操作不能となりました。
それを解決するためにコントローラが必要だったのですが、
ほったらかしだったコントローラの内蔵バッテリー切れで、
PS3本体とUSB接続して充電とペアリングする必要がありました。
で、今はPS3に2つしかないUSB端子に
torneとコントローラ充電用のUSBケーブルをつないでおり、
空きポートがありませんでした。
しょうがないのでコントローラ充電ケーブルと差し替えてHDDをつなぎましたが、
USBハブを準備したほうが便利そうです。

で、そのHDDですが、
torneのメニューで[SETTING]-[録画設定]-[ハードディスク情報]を開き登録すれば
何も問題なく使えています。
録画設定時に[録画先]をそのUSB-HDDに設定すればそちらに録画できます。
PCに差し替えて録画番組をコピーするなんてことはできませんが、
PCでこのHDDのVIDEOディレクトリに動画を置くと、
PS3で見ることは可能でした。
そういえばPS3はメディアプレーヤですからね。

2011年7月7日木曜日

Nintendo3DS レポート - その14 ゼルダの伝説

かつてNintendo64で遊んだこともあるゼルダの伝説 時のオカリナ
Nintendo3DSにリメイクされました。
私が今まで衝撃を受けたゲームをあげると

  • スーパーマリオブラザーズ(ファミリーコンピュータ版)

  • F-ZERO(スーパーファミコン版)

  • テトリス(アーケード版)

  • スーパーマリオ64(Nintendo64版)

  • ゼルダの伝説 時のオカリナ(Nintendo64版)


で、その中にもしっかり入っています。

10年前にオリジナルを遊んだ以来で、
なんとなく覚えていたり、
こんなのだったっけと思い出せなかったりいろいろですが、
総じて面白いゲームであることに違いはありません。
立体視で迫力が増していますが、
やはり頭や本体を動かしてきちんと見えなくなることも結構あります。
ただし、パイロットウィングズリゾートより見やすい気がします。
立体視をONにして長時間やっていてもあまり疲れないような。
携帯ゲーム機なので仕方ないのですが、画面が小さいのと、
光が反射してLCDが見にくいことのほうがよほどしんどいです。
そして最大の問題は最後までプレーする気力が持続するかどうかですね。

2011年7月6日水曜日

ServersMan@VPS(debian-32bit)を好き勝手に設定 - その11 - httpでバーチャル ホスト

個人的なことで恐縮ですが、
最近新たにドメインを1つ取得し独自ドメインを2つ所有するに至りました。
最近はVPSが安くなっているのでServersMan@VPSをもう一台借りて
そちらで新しいドメインを運用するのがベターなのは百も承知ですが、
月額費用が馬鹿にならないですし、
管理面から言っても1台のVPSで運用するのがやっぱりいいのです。
といっても、2つのドメインから同じサーバにアクセスしても
大して面白くないので、
やっぱりそれぞれのドメインで内容に差をつけたいところです。
ネットサーバにはそんな機能がしっかり備わっています。

最初にDNSサーバです。
私はドメインのDNSサーバにはgodaddy.comのホスティングサービスを使っていて、
そのサブドメインの管理をVPSに委譲しています。
それは、設定ファイル"/etc/bind/named.conf"に

zone "<委譲するサブドメイン名>" {
type master;
file "/etc/bind/db.<委譲するサブドメイン名>.net";
};

を追加して、
実際のレコードは"/etc/bind/db.<委譲するサブドメイン名>.net"に
書き込んで置けばいいのですが、
ゾーンはいくつでも並べて書けるので
特に意識しなくてもマルチドメインを1つのDNSサーバで運用できます。

それからドメイン毎に別々に運用したいものとしてメールサーバがありますが、
私はメールはGoogle Appsで運用しており、
両ドメインともこちらにホスティングしてもらっているので
VPSでは未設定です。

最後にウェブサーバです。
ブラウザにURLを入力するとウェブサーバのIPアドレス宛てに、
フルパスでファイル(ディレクトリ)を指定したリクエストが出され、
一見ホスト名は消えてしまうのですが、
実はリクエストのhttpヘッダ内にHostヘッダがあり、
ここにホスト名がかかれていて、
サーバ側ではHostヘッダで判断してホスト名ごとのコンテンツを
送り返す仕様になっており、これがバーチャルホスト機能です。
ちなみにバーチャルホストにはIPベースと名前ベースの2種類があります。
前者は複数のIPアドレスをもつサーバで設定可能ですが、
私のVPSはServersMan@VPSのEntryプランで
もらえるIPアドレスは1つだけということで実現不可能です。
後者はFQDNをDNSで正引きできるようにしさえすればいくつでも設定可能ですが、
SSLなサイトは1つだけしか運用できません。
今回利用するのは後者です。

では設定方法をご紹介しましょう。
なお、以下の説明はVPSのウェブサーバが
すでにデフォルトのFQDNである"www.origin.com"で運用されており、
"www.new.com"のサイトを新たに運用するものとします。
最初に"new.com"ドメインの管理を委譲されているDNSサーバに

www.new.com. IN CNAME www.origin.com.

を追加します。
こればbindの記述方法ですので、
そのほかのサーバソフトではこれに相当する記述としてください。
ちなみにこの設定が反映されるには時間がかかる場合があります。
今度はウェブサーバの設定です。
設定ファイル"/etc/apache2/httpd.conf"の

ServerName www.origin.com

を削除します。
また、ファイル"/etc/apache2/sites-available/default"と
"/etc/apache2/sites-available/default-ssl"の

<VirtualHost *:80>

の直後に

ServerName www.origin.com

を追加します。
その後以下を実行します。

# cd /etc/apache2/sites-available/
# cp default www.new.com

作成したファイル"/etc/apache2/sites-available/www.new.com"の

ServerName www.origin.com
DocumentRoot /var/www/html



ServerName www.new.com
DocumentRoot /var/www.new.com/html

に変更し、www.new.com用のウェブコンテンツを
/var/www.new.com/htmlディレクトリに置きます。
また、Directoryディレクティブ等を整合するように修正してください。
最後に以下を実行して完了です。

# cd /etc/apache2/mods-enabled/
# ln -s ../sites-available/www.new.com 002-www.new.com
# /etc/init.d/apache2 restart

これで、"http://www.origin.com"と"http://www.new.com"で
アクセスしたときに表示されるページが異なっているはずです。
ちなみに、それ以外のCNAMEレコード設定済みFQDNを指定した場合は、
デフォルトの"http://www.origin.com"へのアクセスとみなされます。

ところで先にSSLのサイトはバーチャルホスト設定できないと書きましたが、
どうしてもSSL対応のサイトを複数運用したければ
マルチポートという手があります。
URLにポート番号を含めることになるのでかっこ悪いのですが、
通常コンテンツからSSL対応コンテンツへ導くような構成なら
あまり目立たずいいかもしれません。
設定ファイル"/etc/apache2/ports.conf"の

Listen 443

の直後に

Listen 444

を追加し、以下を実行します。

# cd /etc/apache2/sites-available/
# cp default-ssl www.new.com-ssl

作成したファイル"/etc/apache2/sites-available/www.new.com-ssl"の

ServerName www.origin.com:443
DocumentRoot /var/www/html



ServerName www.new.com:444
DocumentRoot /var/www.new.com/html

に変更し、以下を実行して完了です。

# cd /etc/apache2/mods-enabled/
# ln -s ../sites-available/www.new.com-ssl 003-www.new.com-ssl
# /etc/init.d/apache2 restart

これで、"https://www.origin.com"と"https://www.new.com:444"で
アクセスしたときに表示されるページが異なっているはずです。
残念ながらポート番号のみで判定されるので、
"https://www.origin.com"と"https://www.new.com"は同じ、
"https://www.origin.com:444"と"https://www.new.com:444"は同じとなります。
これで妥協できなければ、
グローバルIPアドレスが複数割り当てられるサービスを契約して
IPベースのバーチャルホストを構成しましょう。

2011年7月5日火曜日

香港旅行2011 後記 - その6 九龍塘・廣播道

この香港旅行の最大といってもいいくらいの目的、
約20年前に住んでいた廣播道を訪れてみました。
紅ハム(石へんに勘)駅からかつてMTRで九龍塘駅に向かいます。
この路線、かつてKCRが運営していたのですが、
どうも数年前にMTRと統合されてしまったようです。

九龍塘に着いてびっくり、巨大なショッピングモールができています。
ここから旧KCRの駅から沙福道に行くのに迷いまくって
かなりの時間を要してしまいました。
沙福道には当時屋台がいくつかあり、
カレースープみたいなので小さいたこ焼きを煮た様なもの(名前なんだっけ?)
なんかが売ってありましたがそんなものの面影もありません。
この道は廣播道へのミニバスがたくさん止まっていましたが、
乗り場も九龍塘駅の地上部分に移っているようです。
ちなみにミニバスの運賃はHK$3.9でした。
当時はHK$1.5だったと記憶しています。

さて、ミニバスもいいのですが折角なので予定通り廣播道まで歩いてみました。
細かいところでは変わっているものの、
大きくは変わっていないのですが、
日本人学校への通学バス乗り場だった金城道あたりはかなり変わっています。
当時あったパークン(スーパーマーケット)や飲茶の店が見当たりません。
そして廣播道の入り口付近にあった大きな公園も
多数のマンションが立ち並ぶ住宅地へと変貌しています。
ここの公園には啓徳空港の滑走路がよく見えるところがあり、
行ってみようと思っていましたが、この時点で断念しました。

気を取り直して廣播道へ上ってみました。
以前あった、イギリス陸軍(インド系?)の宿舎はなくなり、
跡に高いマンションが建っていますし、
テレビ局の位置が変わっているような気がします。
私が住んでいた当時、火事になったり
強風で鉄骨の飾りが曲がったりとお騒がせだった
亜州テレビがどこかに移ってしまったようです。
建物が大きくなったのと、ついでに街路樹も大きくなって
ライオンロックが見にくくなってしまいいています。
ここは高級住宅街として生まれ変わっている最中のようで
数年後にはさらに劇的に変わるかもしれません。
ちなみに、私が住んでいたマンションは今も健在でした。
ビルの壁は塗りなおされ、
門はより頑丈で警備が厳しくなっていましたが、
形は全く変わっていませんでした。
そろそろ再開発の対象になるかもしれませんね。

2011年7月1日金曜日

Nintendo3DS レポート - その13 パイロットウィングス リゾート

Nintendo3DSの発表当時から遊びたいと考えているソフトは、
パイロットウィングス、スターフォックス、3Dマリオ、3Dゼルダ、マリオカートの5つで、
2年ぐらいかけてこれだけ出てくれれば本体への投資の元は十分取れるのかなと。

で、最初に登場したのがパイロットウイングスリゾートです。
派手さがないので万人受けはしないでしょうが、
立体視にはもってこいの題材ですので
ぜひ多くの方に遊んでもらいたいですね。
本当は本体との同時発売に持ってきてほしかったのですが…

さて、肝心の中身ですが、
基本はスーパーファミコン版のころから変わりはありません。
飛行機、ロケットベルト、ハンググライダーの3つの乗り物で
自由に飛び回ることを前提としながら、
数々の課題をクリアしていきます。
いままでと違うのはやはり立体視で、
何もない空中でも距離感がつかめるのでゲームとして遊びやすく、
爽快感も一入です。
百聞は一見にしかず、とにかく一度遊んでみてください。
ただしこの立体視、あせってくると頭や3DS本体を動かして
画面が二重に見えてゲームにならなくなってしまい、
元の状態に戻すのにやや時間がかかってしまいます。
願わくば、このような状態になったとき
すぐにポーズできるようになっているといいのですが。
今後搭乗するであろう激しめのゲームには必要不可欠かもしれません。
いや、3DボリュームをOFFにするのもひとつの手ですが、
それだと元に戻すのにまた3Dボリュームを操作する必要があり面倒ですので。

あと残念なのは、立体視以外に目新しいことがないことです。
例えば内蔵の加速度センサーを操作に用いて、
スカイダイビングなんてよかったのではないでしょうか。
3DS本体を水平にしてぐるぐる回転したり
傾けたりしながら落ちるのは面白そうだと思うのですが。

ちなみに私はちょっと前になんとか星三つ獲得のコンプを達成しました。
その後遊んでないんですよね…