2017年3月30日木曜日

Chromeのシークレットモードの用途

Chromeブラウザにはシークレットモードなるものがあり、
メニューの[シークレット ウィンドウを開く]をクリックして
開いたウィンドウから利用することが可能です。
このモードでは閲覧履歴やCookie、
それに検索履歴が残らない利点があり、
ある特定の用途に使うのが一般的なんでしょう。
私はあんまり使いませんが。

さて、そんなシークレットモードの新たな用途を偶然知りました。
Googleアカウントを複数持っていて、
Chromeブラウザで複数アカウント分のGmailのタブを
同時に開いているような状況で、
新たにGoogleアカウントが必要なサイト(Google Maps等)を開くと
予定外のアカウントでログインされ
手動でのユーザの切り替えもできないことがあります。
FireFox等の別のブラウザを併用することで回避できますが、
他の環境から隔離されているシークレットウィンドウでも、
そこに特定のアカウントだけでサインインすることで、
想定どおりのアカウントを使用することができます。

そもそも、Chrome上で特定のウェブページ(アプリケーション)を
同じドメインの複数のGoogleアカウントで同時に
開けなかった場合のワークアラウンドから気づいたこの使い方。
記録に残したくないウェブページをこっそり見るための
シークレットモードだとばかり考えていましたが、
実は意外に使い道が広そうです。

2017年3月29日水曜日

Google Mapsで他人の現在地を知る

しばらく前の話です。
家族がフルマラソンを走るということで写真の撮影に行きました。
走っている現在地はランナーズアップデート
分かるとのことでしたが、
この計時システムでは5km毎のチェックポイントの通過時刻が
数分遅れてウェブページ上で確認できるようになるという代物で、
場所を知るという面でおおよそ使い物になりませんでした。
結局来るまで待つという前時代的な方法をとることに。
まあ別の理由で写真はいいのが撮れなかったのですが。
それについてはまた別の機会にでも。

さて、ピンポイントの位置情報と言えばやはりGPSで、
以前別用途で自分の位置を知らせるシステム
構築したことがありました。
ただやはりこれ面倒なんですよね。
Google Mapsがネイティブでサポートしてくれたらいいのに、
とか思っていたらなんと新たにサポートしてくれました。
[現在地を共有]機能です。

とりあえずPCのウェブブラウザで[Google Maps]を開き、
[三]メニューから[現在地を共有]を実行し、
[アプリを使用]をクリックして現れる選択肢から
適当なスマートフォンを選ぶと、何やら通知が届きます。
それをタップすると、[マップ]が開きます。
が、これって自分の居場所を自分で教えることに過ぎず、
ちっとも共有にならないのにと思っていたら、
これはそういう機能があることの紹介をしているようで、
共有するための操作はスマートフォン等からするようです。

ということでAndroidスマートフォンで
[マップ]アプリケーションを開き、
[三]メニューから[現在地を共有]を実行します。
[共有時間: 1時間](時間は1時間単位で設定可能)と
[ユーザーがOFFにするまで]のどちらかを選び、
[ユーザーを選択]をタップします。
注意事項が表示されるので構わず[ONにする]をタップし、
メールアドレスを選んで[共有]をタップすれば完了です。

そのメールアドレスにメールが届き、
その中の[Google マップで表示]ボタンを押せば
Google Mapsに他人の位置がアバターで表示されます。
通知される側は、Android端末はもちろん、
PCのブラウザ上でも確認できます。
そして公開した側で[自分の現在地の共有相手]の
個別のユーザについている[X]ボタンをタップすると
共有が強制停止されます。
もちろんあらかじめ指定した時間が過ぎても
共有は停止され、ダダ漏れは防げます。

待ち合わせでのすれ違い防止に威力を
発揮しそうなこの機能ですが、
他にも子供の見守り系や徘徊老人への対処等、
社会問題のソリューションにも簡単に応用できるでしょう。
壮大な規模の鬼ごっことか、
ARゲームにもいけるかもしれませんね。

2017年3月28日火曜日

Wi-Fi アクセスポイント新調

自宅のネット環境の光化を機に
Wi-Fi アクセスポイントを今時の製品に入れ替えました。
購入したのはBUFFALOのWSR-2533DHPです。

入手後早速設置してみました。
とりあえず勘を働かせつつ、
裏面にある2つのスイッチを[MANUAL]と[AP]に切り替え、
HGWからのLANケーブルをINTERNETポートではなく
4つあるLANポートのうちの1つに差し込み電源を入れると、
同梱のカードに書かれている情報で
MacBook ProからWi-Fi経由で
インターネットに出ていけることが確認できました。簡単です。

しかし、SSIDや暗号鍵はデフォルトのものから変更したいですし、
IPアドレスも固定で割り振っておきたい。
そうなると詳しい説明書が入っていないためどうしたらいいのか…
しかたがないので、HGWがDHCPで割り振っているIPアドレスに
片っ端からpingを打ち、反応があったIPアドレスを
ウェブブラウザで開いていきます。
そのうちそれらしいウェブページを開くことに成功しました。
ただし認証がかかっており、
ユーザー名にはすでに"admin"と入力されています。
パスワードは何?

しょうがないので同梱された資料から探し出せたのが
"password"。これで認証できました。
さすがにこのパスワードはまずいので、
即座に変更します。
[管理]-[システム設定]メニューで可能です。
しかしパスワードの文字数は8文字以内。
もうちょっと長いのも許可してほしいものです。

固定IPアドレス化は[LAN]-[LAN]メニューで
[LAN側IPアドレス]を[手動設定]とし、
それなりのIPアドレスを設定することになります。
HGWがデフォルト設定のままなら
[サブネットマスク]は"255.255.255.0"、
[デフォルトゲートウェイ]は"192.168.1.1"、
[DNS(ネーム)サーバーアドレス]の
[プライマリー]は"192.168.1.1"とすればいいのですが、
そもそもデフォルトのままだと
固定にできるIPアドレスがないという罠があります。

なおSSIDや暗号キーについては
[無線設定]の[2.4 GHz (11n/g/b)]や
[5 GHz (11ac/n/a)]メニューから変更できます。

さて、これで通信速度は爆速になったのでしょうか。
古い11gなアクセスポイント経由で
ブロードバンドスピードテストを使用し計測すると、
通信速度は下り8.34Mbps/上り11.68Mbpsですが、
今回導入したWSR-2533DHPの
5GHz(11nで接続)だと8.13Mbps/45.80Mbps、
2.4GHz(11nで接続)だと23.00Mbps/36.12Mbpsと
はじき出されます。
5GHzが遅いのは距離や障害物の都合と思われますが、
どうやら十分早そうです。

ただ、古い11gなアクセスポイントも撤去することはできません。
と言うのも、このAPでは別の複数のAPとの間で
WDSによって有線LANの無線区間を実現しており、
もはやレガシーのWDSは、ずいぶん前から廃止扱いされていて、
最近のAPではサポートされていないんですよね。
全部最新の機器にリプレースするのは金銭的にも作業的にも辛く、
さてどうしたものか。

2017年3月27日月曜日

ネットの光化と無線LANのアップグレード

もう長いこと自宅でADSLを使ってきて、
通信速度は上り下り合わせても高々数Mbpsなので、
無線LANのアクセスポイントはずっと
IEEE802.11gなものを使用してきました。
規格上は54Mbpsの11gですが、
それは電波的な最大データ格納容量であって、
通信的にはその半分ほど、
現実的にはピークはともかく平均的には
さらに半分になっても不思議でないということで、
ADSLには十分フィットしております。

しかし光に乗り換えると、
11gでは明らかに性能不足です。
混雑時の悲惨な下り速度では
11gでも十分そうですが、
調子のいい時には無線区間がボトルネックになります。
ということでアクセスポイントを買い換える事に。

最近販売されている無線LAN製品は
ほぼIEEE802.11nや最新の11acに対応しています。
前者は2.4GHz/5GHz帯、後者は5GHz帯を搬送波としており、
規格上前者はアンテナ1本あたり最大150Mbps、
最大で4本を束ねて600Mbps、従来の64QAMに加えて
256QAM(11acの規格)に対応している場合で800Mbps、
後者についてはアンテナ1本あたり最大867Mbps、
最大で8本を束ねて6.93Gbpsもの高速通信が可能です。
まあ実製品の通信速度はいろいろですが。

さて、メーカーのこだわりは特にないものの購入を検討したのは
BUFFALOの2製品、高性能なWSR-2533DHPと安価なWHR-1166DHP3です。
前者の通信速度は5GHzで1733Mbp、2.4GHzで800Mbps、
後者は5GHzで866Mbp、2.4GHzで300Mbpsとなります。
ただし5GHzの値は11acであり、
現在手元にある機器の多くが11n止まりであることを考えると、
5GHzも2.4GHzと同様のスピードにしかならないはずです。
それでも平均通信速度が1/4としても、後者で十分です。

しかしよく見ると、実は有線LANに注目の違いがあるのでした。
双方ともにWAN(HGW接続)側は1000BASE-Tなのですが、
LAN側の4ポートは前者が1000BASE-Tなのに対し、
後者は100BASE-TXでしかないないということです。
まあHGW側に1000BASE-Tの空きポートが3つあるので、
無線LANアクセスポイントの有線LANポートなど
どうでもいいと割り切るのもありです。
でもやっぱりギガだよね、ということで購入したのは後者です。

2017年3月23日木曜日

ひかり電話とスマートフォン

フレッツ光や光コラボのひかり電話では、
ホームゲートウェイ(HGW)PR-500MIのアナログ電話ポートに
普通の電話機をつなぐことで普通に電話できます。
もちろんコードレス電話機だって使用できます。
そしてWi-Fiでローカルに接続したスマートフォン
コードレス電話機の子機のように使うこともできてしまいます。
古いスマートフォンが余っているなら、固定電話の子機として
余生を送らせてあげるのもいいかもしれません。
ということで実際にやってみます。

今回試してみるのは未だ現役のalcatel IDOL3(Android 6.0)で、
使用するアプリケーションは[AGEphone]です。
アプリケーションはSIP対応のIP電話なら特に制限はありませんが、
[AGEphone]にはひかり電話のプロビジョニング機能があるらしく、
手間なく設定できるのでおすすめです。
実際HGW側では何もしなくても利用可能にできます。

さて、[AGEphone]をインストールして初めて立ち上げると、
テンプレートの選択ができます。
そこで契約しているNTTによって[ひかり電話(東日本)]
または[ひかり電話(東日本)]をタップします。
HGW側の設定をデフォルトから変えていなければ
この時点で個別設定が降ってくるので
それを了承すれば完了です。
ひかり電話に電話がかかってくるとアナログ電話と同時に
[AGEphone]が鳴動して着信できますし、
もちろん[AGEphone]からの発信も可能です。
音声に遅延は感じられず、音声品質もクリアです。
ただし、発着信できるのはスマートフォンが
自宅のWi-Fiにつながっているときだけで、
遠く離れた出先で着信できるわけではありません。
まあそれだっていろいろサービスを利用すれば可能でしょうが。

なおこの電話関連の設定はHGW側では管理ページ
[電話設定]-[内線設定]メニューからでき、
スマートフォンは5台まで登録できます。
端末の登録を削除したり、設定内容を変更したいときは
こちらから可能です。

2017年3月22日水曜日

eneloopが消える

便利というのはもちろんですが、
諸事情あって大量に持っているeneloop
乾電池と大きさが同じ充電電池です。

昔は単三を4本つないで約5Vとし、
USB機器の外部電源に使ってたりしましたが、
最近は安くて小さくて大容量のモバイルバッテリーに押され
活躍の場があまりない状態に。
であれば手元に大量にあるかというと、なぜかあんまりなくて、
使いたいときに足りないという不思議なことになっています。

そんな折、壁掛け時計の電池を交換する機会があり、
開けてビックリ。中からeneloopが出てきました。
多分年オーダーで使っていたのでしょう。
そういえば電池が必要になったときに、大電流を必要としないような機器にも、
用途としてはあまりふさわしくないと思いつつとりあえずeneloopを入れて、
そのまま忘れてることって多いような気がします。
テレビのリモコンとか。
家の中を探せばざくざく出てきそうな気配がします。

ところでeneloopって個体識別しにくいですし、
どれぐらい使ってるのかわかりませんし、
たくさんあると管理する気にもなりません。
特殊な治具で充電回数を読み取ったりできないもんですかね。
あるいは電流を流すと徐々に黒ずんでくるような外装にするとか。
新旧の度合いが分かればとても便利なんですけど。

あるいは[ポケモンを調べてもらう]的な何かを別売りするとか?
結構流行るかも。

2017年3月21日火曜日

牽引ロープ

今冬記録的な大雪に見舞われました。
そこかしこで自動車がスタックしまくっていましたが、
私もスタックさせたうちのひとりです。
スーパーマーケットの駐車場でちょっと無茶をして
亀の子状態になってしまいました。

そんなんときに通りかかった軽トラのドライバーが
牽引ロープを持っていて、引っ張り出してくれました。
感謝感謝。
そしていざというとき牽引ロープが役に立つことを学びました。
昔車のバッテリーが上がったことを教訓に
ブースターケーブルを購入しましたが、
今回も同じパターンで牽引ロープを買ったのでした。

買って満足して車に放置でもいいのですが、
せっかくなのでちょっとだけ使ってみることに。
私のWINGROADを平地でギアをニュートラル、
パーキングブレーキ解除し、
後ろの牽引用輪っかに牽引ロープを取り付け
人力で引っ張って見たところ…やった、動いた!
参考までに、WINGROADの前側の牽引用輪っかは、
バンパーの小さな四角いプラスチックのカバーを
外した所にあるみたいです。

ちなみに昔購入したブースターケーブルは
これまでのところ使用機会がありませんでした。
願わくば牽引ロープもそうなって欲しいものです。

2017年3月20日月曜日

楽天コミュニケーションズ光

やむを得ずADSLから光へと切り替えた自宅のネット環境。
"光コラボ"な楽天コミュニケーションズ光が開通しました。
そこでまずやってみたいのが速度調査。
計測に使用するサイトはブロードバンドスピードテストです。

工事前日(休日昼間)にADSLの速度を確かめると、
有線LANで6.09Mbps/0.96Mbps/247ms(下り/上り/ピン)でした。
ADSLとしてはなかなかいけてます。
ちなみに無線LAN(IEEE802.11gの暗号化なし)で
近距離では5.49Mbps/1.13Mbps/149ms、
通常使う距離では4.04Mbps/1.17Mbps/77msでした。
まあまあです。

そして光に切り替わった夜、無線LANの通常使用距離で、
3.27Mbps/14.45Mbps/267ms。
は?
何かの間違いかと思い何度も測定しましたが大して変わりません。
下りがADSLより遅いってどういうこと?
その後11:30pmで3.96Mbps/7.57Mbps/217ms、
翌日となる12:15amで4.13Mbps/10.19Mbps/688ms。
絶望的な数値です。
これでADSLの時より料金倍とは…orz

夜が明けて7:00am。懲りずに計測してみると
13.77Mbps/10.82Mbps/231ms。
マシにはなりました。
しかしこれで高速と思うのは大間違い。
なにしろ光の性能はGbpsです。桁が足りてません。

その後ネットで調べてみると、どうも"光コラボ"は総じて低速で、
特に多くの人が使う時間帯は超低速になるようです。
新設した回線が違約金なしで解約できるのは3年毎なので、
改善がみられなければ最初の3年でおさらばですね。
まあそれまでに我慢の限界がくる可能性大ですが。

ところで利用可能なフレッツ光+OCNで平日昼間に
どれぐらいの数値になるか試してみたところ、有線LANで
80.49Mbps/42.96Mbps/164msとか出てます。さすがです。
自宅環境がひどすぎて泣けてきます。
auひかりや電力会社系、あるいはケーブルテレビのネットに
した方がよかったかもしれません。
しかし後悔先に立たず。
楽天コミュニケーションズ光のサポートに
電話したところでどうにもならないでしょうし、
とりあえずこれで様子をみることにします。

ちなみに週末に有線LANで時刻とともに速度測定してみたところ、
時刻下り(Mbps)上り(Mbps)ピン(ms)
11:009.8522.93306
12:0012.7525.10277
15:302.9126.29350
17:004.5235.38726
19:002.9530.39698
と出ました。
上りの優秀さとは裏腹に下りは遅いですね。
特に混雑していると思われる時間帯は。
上りが早くてもメリット薄いんですけど…

2017年3月16日木曜日

テレビを買い換えた

約10年間使ってきたテレビが壊れてから既に半年弱。
ついに新しいテレビを買ってしまいました。
32V型でフルHDなLGの32LF5800にしようか、
それとも他の32インチにしようかずいぶん悩んでいましたが、
クレジットカードの請求書とともに届いた広告に目が止まり、
予定外ではありますが43V型とやや大きなテレビを購入してしまいました。
4KなLGの43UH6100です。
激安なのは売れ残っていたからなのでしょうか?

ところで、43UH6100は地デジやBS/CSチューナーを備え、
外付けHDDをUSB接続すれば裏番組の録画も可能な普通のテレビです。
しかし私はHDMIでブルーレイレコーダーをつないで
単なるモニタとして使うことを想定しており、
アンテナケーブルもB-CASカードも挿すつもりはありません。
その辺の感想はなしということで。

さて、家電量販店で2Kと4Kのテレビが横に並んでいると
確かに4Kの方が綺麗に見えますが、
4Kを単体で見ても可もなく不可もなく、というところでしょうか。
ドットのあらが目立たないような気がするのでよしとしましょう。
音についても特に文句はありません。
ただ、狭額縁のためスピーカーが底面についていて
それが下を向いているようで、小さい音だと聞き取り辛く、
音量を大きくしがちです。

残念なのはスタンドがほぼ両端にある2脚式であることです。
日本メーカー製だと中央の大きな1脚で支えることが多いので
小さめのテレビ台でも置けますが、
これだとほぼテレビの幅のテレビ台、
最小でも75×20cmの面積が必要となります。
テレビ台が2つに分かれるのなら話は別ですが。

またブルーレイレコーダのリモコンのテレビ操作ボタンが
LG製テレビに対応できないので、
テレビのリモコンも常に手元に必要です。
少なくともDIGA BZT710に付属の
IR6なるリモコンではどうにもなりませんでした。
WOWOW等の有料放送を契約したB-CASカードを
ブルーレイレコーダだけに挿していると、
ブルーレイレコーダのリモコンでの操作がメインになるので、
せめてこれでテレビの電源と音量だけでも操作できると
リモコン1つで済んで便利なのですが、まあ仕方ありません。

それからブルーレイレコーダの高圧縮モードで録画した番組が
大型の4Kテレビで視るとボケ感が出ることに気づきました。
32型のHDテレビで視ているときは感じなかったんですが。
まあこれは理論上やむを得ないことであり、
決してテレビのせいではないので、
今後はもっと高画質なモードで録画することにします。

モニタとしては十分使えそうな43UH6100ですが、
実はWebOSが載っていていろいろアプリケーションも入っており
なかなかに便利そうな機能もあります。
また時間を見つけて試し、ここでも取り上げるつもりではありますが、
果たしていつになるやら…期待せずに待っていてください。

2017年3月15日水曜日

FUSION IP-Phone SMARTとクレジットカード

大分前に契約したもののほとんど使っていない
FUSION IP-Phone SMART
スマートフォンでも発着信できるIP電話です。

このサービス、今はどうか知りませんが、
ユーザアカウント名がメールアドレスなので
1メールアドレスにつき1契約(電話番号)しかできませんし、
初期の頃は1クレジットカードにつき1契約だけ可能でした。
後に同一クレジットカードでも複数契約できるようになりましたが、
2契約目からは手数料をとられるようになりました。
ということで複数契約したければ、各契約別に
クレジットカードを設定するのがお得です。
しかし滅多に使わないクレジットカードでは
いろいろ不都合があるかもしれません。
支払いはメインのクレジットカードにまとめたいものです。
そしてFUSION IP-Phone SMARTでは
支払いクレジットカードの変更が可能です。

その変更ですが、マイページからログインして
[クレジットカード情報変更]をクリックし、
手続きを進めることで開始されます。
後日書類が郵送で送られてくるので、
申請用紙に必要事項を記入して送り返せば完了です。
これにより私の複数回線の契約が1つのクレジットカードに
1本化されましたが、特に文句も言われていません。

ちなみに現在支払いに使っているカード番号は、
マイページの[ユーザアカウント情報表示]メニューで確認できます。
ただし下4桁だけですが。

2017年3月14日火曜日

クリミナルマインド 国際捜査班

現在WOWOWで放送中の米国連続ドラマ[クリミナルマインド 国際捜査班]。
私もファンであるクリミナルマインドのスピンオフではありますが、
前もって放送された本流とのコラボエピソードが面白くなかったので
まったく期待していませんでした。
そして本放送となって視聴したところ…やっぱり面白くないorz

この[国際捜査班]、そもそもクリミナルマインドっぽくないんですよね。
これなら同じくスピンオフで不評だったのかわずか1シーズンで終わった
クリミナルマインド レッドセルの方がマシな気がします。
またFBIの米国外での活動という設定に無理があり、
さらにそこかしこに違和感があります。
その違和感の源泉が日本が舞台の第4話を視て理解できました。

そもそも現場が国外と言いながらロケは現地ではないんですね。
その国の実際の映像のカットインでお茶を濁しているようです。
そして現地で長く生活して状況や制度や文化を
十分に理解できている方の監修がないようです。
先の第4話についても、日本っぽくしている努力は見えますが、
いろいろ間違ってたり、文化的な理解が酷かったり、
はっきり言って見るに耐えない。
しかも脚本が面白くない。

米国でどういう評判なのか知りませんが、
CSI:科学捜査班のスピンオフ
CSI:サイバーが2シーズンで完結したのと同様、
早期に終結しそうな雰囲気です。
まあ私としては本編さえ長続きしてくれればそれで満足です。

2017年3月13日月曜日

ADSL廃止で光へ移行

最近ISDN廃止のニュースを見ましたが、
ADSLだってかなり廃止に近づいています。
すでにNTTのフレッツADSLは新規加入に条件が付いていますし、
何年か前からADSLを廃止するISPが現れてきています。
そんな状況を横目に見つつ、
これまで自宅でADSLを利用してきましたが、
いよいよ我が身に降りかかりました。
ISPのSANNET(楽天コミュニケーションズ)から
ADSL廃止の通達が来たのです。
光への切り替えを提案されましたが月額料金は相応に上がります。

で、今からADSLに入れるISPがあるのかと調べてみると…
結構あります。価格もこれまでとそう変わりません。
もし私が世帯主であればこちらに移った事でしょう。
しかしそこには大きな落とし穴が。
なんと世帯主がこのISP発行のメールアドレスを使っていて、
年賀状にも印刷していたんですね…
というわけでISPを移ることなく、光への切り替えが決定しました。
厳密に言えば、もっとうまい手があるかもしれませんが、
直接通信料金を払っているのは私ではなく世帯主なので、
そこは気にしないことにします。

ところで、光ケーブルの案内の中にNTTの文字が出ていたので、
フレッツ光+ISPに変わるのかと思いきや、
よくよく聞いてみると"光コラボ"のようです。
"光コラボ"はNTTが卸す光回線をISPが借り受ける形態で、
現在はドコモのものが幅を利かせているようです。
ただし今回我が家が加入するのは"光コラボ"とも微妙に違っていて、
回線とISPの料金はまとめてISPに支払うものの、
ひかり電話の部分はNTT扱いとなり、
これまでの固定電話と同様にNTTに料金を支払うと説明を受けました。
ということで光回線の敷設費用はISP持ちになるのですが、
電話の加入者網から光への切り替え時の手数料
2000円+3000円+4500円程度をNTTに支払う必要があるとのこと。
まあ電話の基本料金は月額500円程度に値下がりするので、
長い目でみればお得にはなります。

さて、未だアナログ電話線しか来てない自宅では
光ファイバーの引き込み工事が必要です。
その工事に私は立ち会っていないのですが、
わりと離れたクロージャから高所作業車で光ファイバーを張って、
電話線と同経路で家の中に通したそうです。
で、工事担当者がひかり電話の通話チェックだけして完了。
インターネットの設定は自力となります。

宅内に置いた機器は回線終端装置(ONU)一体型の
ホームゲートウェイ(HGW)/ひかり電話ルータで、
フレッツ光で配られるのと同じPR-500MIです。
返却の時にはこれの箱も必要とのことです。
何の前知識もありませんでしたが、このHGWとMacBook Pro
LANケーブル(ストレート)でつなぎ、
Macのブラウザで"https://192.168.1.1"にアクセスしてみます。
すると機器へのログイン用パスワードの設定を促されます。
ここでパスワードを設定して再度HGWにアクセスすると、
今度はログイン操作を要求されます。
パスワードは先に設定したものでいいものの、
ユーザ名が分からず結局説明書を見るハメに。
正解は"user"でした。

続いてISPの設定では、適当なラベル(名前)をつけて、
楽天コミュニケーションズから事前に通知されたいた
PPPoEのユーザID("xxx@yyy.zz"の形式)とパスワードを入力します。
これを誤入力してなければそのままインターネットにつながります。
これまでADSLモデムにつないでいた無線LANのアクセスポイントを
HGWにつなぎ替えると無線LANでもネット接続できました。
とっても簡単です。

あと私が変更したのはHGWがDHCPで配布するIPアドレスの範囲です。
デフォルトでは192.168.1.2~254
(0はネットワークアドレス、1はHGW自身、255はブロードキャストアドレス)
を配るようになっていましたが、
固定IPで使いたい機器もあるのでちょっと狭めておきました。
まあ普通の方には必要ないですね。

2017年3月9日木曜日

二分割の電柱

しばらく前に電柱の建て替えについて書きましたが、
どうやら私が見ていたのは仮の電柱だったようです。
古い電柱のすぐ近くの側溝のコンクリートの蓋を開けて
その中に電柱を立てていたので、
今後はそういう建て方をするのかと勘違いしていたのですが、
一旦電線をそちらに付け替えてから古い電柱を撤去し、
その跡に新しい電柱を立ててまたそちらに付け替えていました。
その後側溝に仮設されていた電柱は撤去されました。
雨の日に側溝から水があふれたらと心配していましたが、
杞憂に終わりました。

さて、新しく立てられた電柱はよーく見ると二分割されていて、
ジョイント部は10本程のボルトで固定されています。
ずいぶん前に関西電力が二分割電柱を実用化したとか
何かで読んだ記憶があるのですが、
なるほどこれがそうなんですね。
分解すれば短くて運びやすいでしょうし、
狭い路地でも設置作業がやりやすそうです。

それにしても東京ではオリンピック開催に向け電線を地下に移して
電柱を無き物にしようと画策されているようですが、
貧乏な地方にはあまり関係のない話です。
地下化が総合的に考えて最良なのかも疑問はあります。
まあその費用を最終的に負担しているのは、
東京都民だったり東京電力のユーザーだったりするので、
どちらでもない私が意見を述べる筋合いのものではないですが。
それよりは埼玉で火災を起こしたと思われる劣化した高圧OFケーブル
交換が急務だろうとか思ったりしてしまうんです。

2017年3月8日水曜日

dポイントカード

今でこそマクドナルドはどこにでもありますが、
私の子供時分は田舎には皆無で、
初めて食べたのは中学生時代に
1年間滞在した香港でのことでした。
ハンバーガーを食べるのもそのときがほぼ初めてで、
そんなこんなで今でもマクドナルドは結構好きです。
ただしここ何年かはマクドナルドには
ほとんどお金を落としていません。
いつも株主優待券を使っているので。

さて3月に入り有効期限間近の株主優待券を使い切ろうと
マクドナルドへ行ったときのことです。
注文の順番を待っていると、
いきなり声をかけられdポイントカードを貰いました。
テレビCMでよく見るNTTドコモが胴元のポイント制度です。
どうやら母数拡大のために配りまくっていたようです。

ポイントカードはTポイントやPontaあたりから
複数企業の乗合が当たり前で、
昔に比べれば種類は減ってきてはいるものの、
財布のカード入れには自ずと限界があり
今更dポイントカードを入れるスペースなどありません。
しかもカードを配っていた方の口ぶりでは、
ポイントを貯めるのはともかく、
使うには個人情報を登録をする必要があるらしい。
なんとも面倒くさい仕様です。

対応企業も私の生活圏ではマクドナルドとローソン程度。
えっ?ローソンってPontaじゃなかったっけ?
で、調べてみるとローソンは両対応ですが、
1回の買い物で貯められるのはどちらかだけで、
二重にポイントゲットとはいかないようです。残念。

2017年3月7日火曜日

アイドリングストップは鬱陶しい?

住宅地を歩いていると交差点ごとにエンジンが止まる
軽自動車をよく見かけます。アイドリングストップですね。
こんなに止まって乗ってる方は鬱陶しくないのかと
不思議だったのですが、最近鬱陶しくないことを体験しました。

先日まだまだ乗る気満々の愛車WINGROADを
11年目の車検に出したときのこと、
代車としてMOCOを借りました。
アイドリングストップ機能のある軽自動車です。
で、運転していて止まったときにエンジンも止まるのですが、
これが注意していないと気がつかない。
軽自動車は排気量が小さく、スピードが出すために
エンジンの回転数を上げ、
よって走行中のエンジン音は大きくなりがちなのですが、
最近の車は遮音性能がよくなっていて、
低速走行時はエンジン音が気になりません。
そしてその静かなエンジンが止まったところで気がつきません。
しかし車の外にいるとエンジン音はよく聞こえ、
客観的にはエンジンが止まったのはすぐに分かることとなります。

ということで結論。
アイドリングストップは運転している本人は鬱陶しくない。
でも、端から見ると鬱陶しい。

2017年3月6日月曜日

宅配便の危機

最近ニュースを見ていると、宅配便大手のヤマト運輸が
なかなか大変な事態になっているようです。
ネット通販のおかげもあって扱う荷物の数量が多くなりすぎ、
現場は青色吐息のようです。
中間は機械化・効率化できるとしても、
最後の配達は人の手に頼らざるを得ず、
どうにも改善しがたい状況になっているのでしょう。

私はもう何年も前からこんな事態になるのではと心配し、
せめて配達のドライバーさんに負担をかけないようにしようと、
ネット通販でほしいものがあってもまとめ買いにして、
緊急でない場合は1ヶ月に2回以上の利用は避けています。
配達日や配達時間の指定はせず、
私が在宅の日に届くよう逆算しつつ発注するようにし、
また天気が悪かったり、降雪で交通が麻痺しているような時は
発注そのものをしないようにし、
配達状況をネットで確認しながら届くのを待ち、
再配達にならないよう注意を払っております。
もちろんいつ届くのか分からない、
あるいは届くことさえ前もって知りようがない場合は
どうにもなりませんが。
また、電子部品のような小さな荷物では、
郵便受けに入れるだけでいい配送方法を
積極的に選択するようにしていますし、
郵便の書留系は再配達の依頼はせず、
2、3日してから郵便局まで取りにいくようにしています。
私って意外といい人かもしれません。

こういう問題って、とかくアイディアや
テクノロジーでの解決が望まれたりします。
しかし、やさしい人が増えることでも軽減できる余地は
十分あるような気がするのは私だけでしょうか?
そういう期待を込めて、今回ヤマト運輸は
あえて大々的に情報公開しているのかもしれません。

2017年3月2日木曜日

Nintendo Switch発売

ついに販売開始となるNintendo Switch
私は…とりあえず買いません。
任天堂の今期の売上に貢献してもよかったのですが、
どうも最初はかなり売れそうみたいだったので、
来期でもいいかなと。
とりあえず例年6月末にある任天堂の株主総会に持参できるよう
手に入ればいいかと思っております。

ところで任天堂のサポートページ
Nintendo Switch関連のFAQがあることを知りました。
ここで興味深い情報が公開されていますのでちょっと紹介します。

気になる1つ目の質問は
【Switch】ゲームソフトのセーブデータはどこに保存されますか?
で、回答は
ゲームソフトのセーブデータは本体保存メモリーに保存されます。
※microSDカードには保存できません。
※ダウンロード版ソフトのセーブデータも本体保存メモリーに保存されます。
となっております。
ゲームのセーブデータは端末内にのみ存在するようです。
しかし事故や不具合で消えたり、モバイル機ということで、
落下や水没で端末を壊したり、紛失したりするリスクがあるので、
何らかのバックアップの手段は用意してくれるでしょう。
リムーバブルのmicroSDHCカードへとか、
PCとUSB接続してとか、
ドックにつないだUSB-HDDへだとか。
希望としては端末に紐付いてない状況で、
さらにゲーム単位でバックアップできると助かります。
あるいはSwithはスマートフォンとの連携を殊更に強調しているので、
ローカル接続(Wi-Fi/Bluetooth/USB等)でスマートフォンに
バックアップというのもあるのかもしれません。
また後日稼働の有償オンラインサービスで、
クラウドへのバックアップにも対応して欲しいところです。
なお、ダウンロードゲームはニンテンドーアカウントに紐付くらしいので、
ゲームソフトその物についてはそう心配する必要はなさそうです。
ただし専用メディアのパッケージゲームは壊したり失くしたりすると
買い直し以外にリカバリ手段がありません。
今後はダウンロードゲームが主流の時代になるのかもしれません。

気になる2つ目、というか最後の質問は
【Switch】本体にコントローラーはいくつ登録できますか?
で、回答は
Nintendo Switch本体に登録できるコントローラーは最大10個です。
同時に使用できるコントローラーの数は、ゲームソフトによって異なります。
※Joy-Con(L)(R)はそれぞれ1個として数えます。Nintendo Switch Proコントローラーは1個として数えます。
となっております。
Joy-Con(L/R)仕様
Nintendo Switch Proコントローラー
仕様を確認すると、
通信機能はBluetooth 3.0となっており、
Bluetooth規格での最大同時接続機器数は7台
であることと矛盾しているように思えますが、
接続相手機器を順次切り替えれば
仮想的に8台以上の機器と同時通信させることもできるらしいので、
リアルタイム性を損なわないようにうまく処理しているんでしょう。

しかしこうなるとBluetoothヘッドセットの接続は無理そうです。
大量の文字入力のためにBluetoothキーボードが、
TVモード時のポインティングデバイスとしてBluetoothマウス
利用できると便利な気がしますが、果たして対応してくるのか?
ついでにバランスWiiボードが使いまわしできると
もうしばらく廃棄せずに済みます。

それにしてもJoy-Con(L/R)にして5組まで接続できるとなれば、
本体はグレーなJoy-Con付きのを買っておいて、
後で、マイニンテンドーストアから限定の
Joy-Con(L)/(R) ネオンレッド
Joy-Con(L)/(R) ネオンブルーを購入した方が色がかぶらなくてよさそうです。
なにしろ一般市販はグレー
ネオンレッド/ネオンブルーの組み合わせしかありませんから。
Joy-Conを買い足すつもりがないのならカラフルなJoy-Con付きの本体がいいでしょう。
私は…前者ですね。

2017年3月1日水曜日

NISAの出口戦略

NISAの制度開始から4年目を迎えました。
NISAとは少額投資非課税制度のことで、
専用口座で年間の累積購入額が120万円(現時点)まで
株式や投資信託などを売買でき、
配当や売却による利益に税金が掛からないお得な制度です。
本来約20%取られる税金が免除されることになります。
ただし、n年目に購入した商品は(n+4)年目の
最後の取引日までしか維持できません。
つまりNISAの1年目である2014年に購入した商品が
非課税で維持できるのは2018年末までとなります。
そろそろ出口戦略を考えておく必要があります。

なお、私は専門家でも制度の細かい部分を把握してもいないので、
以下の内容に間違った部分がある可能性があることをご承知下さい。

さて、NISAといえども(n+4)年目末の満期までは
通常の金融商品の売買となんら変わりません。
違うのは配当や譲渡利益が非課税となることです。
ですので、特に何かを意識しておく必要はありません。

問題は満期です。
よく満期後の選択肢として、
  1. 通常口座へ移管
  2. NISA口座へロールオーバー
  3. 売却
と言われてはいますが、
市場が開いていて買ってくれる相手が必要で…
何て事を考えると[売却]というのは自動的に実行するのではなく、
所有者が能動的に満期の直前までに売却する、
と言う意味だと考えます。
一番わかりやすい選択ですが、これにより損益が確定します。
他の2つはそのまま持ち続けることを意味し、
[ロールオーバー]なら(n+9)年目の末までまた非課税対象となります。
ただし、[ロールオーバー]は(n+5)年目のNISA購入金額枠での
時価による買い直しになります。
また[通常口座へ移管]も移管時の時価で購入したものとみなされ、
どっちにしろ形式的には損益が確定することになります。
これは満期時には時価(株式で言うと大納会の終値?)で
NISA口座から売却し、同時に通常またはNISA口座で
購入する処理が仮想的に発生すると解釈できます。

ではその効果について状況別に考察してみます。
儲かっている商品を[ロールオーバー]すると、
実質的な含み益をベースとして抱えたままで、
上乗せ分は市場まかせに浮き沈みすることになります。
もちろん売却は任意の時期に行え、
含み益と上乗せ分の損益を確定できます。
前者も後者もついでに配当も非課税となります。
それほど特筆すべきことはありません。

儲かっている商品を[通常口座へ移管]する場合も
基本的には[ロールオーバー]時と同様なのですが、
NISAでは商品(銘柄)個別の損益が重要であるのに対し、
通常口座ではその口座全体の損益で評価ということがあります。
数字上損を被ってはいても、先の実質的な含み益までは
相殺できるので、金銭的にも精神的にも余裕ができます。
しかもその損分はたとえNISA時の含み益とのトータルで
損してなくても税制上の損失としてしっかり計上でき、
その損失の相殺するため翌年以降の利益に
税金が掛からなくなります。
これはNISA後の非課税利益と解釈できなくもありません。

ところでNISAの大きな弱点として挙げられるのが、
個別商品(銘柄)で損している場合に、
塩漬け期間が限られるということです。
満期時にたとえ仮想的ではあろうとも強制的に時価で売られます。
ここで損が確定してしまいます。
これが通常口座であれば他の商品の利益で相殺し、
申告分離課税によって自己名義の他口座との損益通算や、
損失の繰越控除で翌年以降の利益との相殺ができ、
税金面で有利にできますが、
NISAで確定した損は何の役にも立ちません。
その商品が持ち直して高値になったとしても、
税金は最初の購入価格ではなく、
より低い満期時の買い直し価格との差で計算されます。
つまり、現価格が最初の購入価格より低く、
実質的に損している場合でも、利益があると見られて
税金をしっかり取られてしまいます。
したがってNISAで損している商品は[ロールオーバー]して
次の5年で事態が好転するのを願うしかありません。
とはいえ[ロールオーバー]には金額の上限があります。

ということで、現在NISAで損している商品を損切りしないのなら、
満期がくる前、そしてまだ時間的余裕がある時に
何かしら手を打っておくのは理にかなっています。
その手とは買い増しです。
高値で掴んでしまった商品が値下がりしたときに
重ねて購入すれば平均取得単価が下がって、
損益分岐点までの値差を小さくすることができます。
事態が好転すればより短い期間で損失が小さくなり、
あるいは利益に反転することもありえるでしょう。
ただし、さらに値下がりして傷口を大きくする
可能性は十分にありますが。
まあその辺は自己責任で。