2014年10月30日木曜日

lupinなUbuntuとXen

これまで結構いろいろな仮想マシン環境を利用させてもらってきました。
それも無料でです。大変ありがたいですね。
まあ大昔にVMware Workstationを購入した以外の話ですけど。
基本的にWindowsでVMwareやらVirtualBoxやらを使うのがお気楽でいいのですが、
新しいデスクトップLinux環境を構築する必要に迫られ、
しかもちょっと環境を調整したい場面もあったりするので、
XenでUbuntuをドメイン0とし、複数のドメインU環境を作ると幸せになりそうだと思いいたりました。
KVMという選択肢もありますが、CPUのVT-xが必須で、
今回利用する環境では有効にできないのっぴきならない理由があったりするので。

で、早速ホスト環境の構築です。
Ubuntu 14.04 をwubiでループバックインストールした環境にてとりあえず
# apt-get install xen-hypervisor-amd64
# apt-get install virtinst
# update-grub
# reboot
を実行してみたものの、grubの起動メニューにXen付きのものが出てきません。
どういうことか調べていくうちに、
"/etc/grub.d"ディレクトリにある"20_linux_xen"ファイルが
"/boot/grub/grub.conf"に反映されていないことに気付きました。
ついでに言えば"10_linux"さえもそうで、
使われているのは"10_lupin"だけです。
どうやらwubiでのインストールではXenのサポートができていないようです。
ですが、わずかな期待を持ちつつ"20_lupin_xen"を自作してみたものの、
私にはハードルが高すぎてどうにもなりませんでした。
ということでXenはあきらめます。

ところで、wubiを経由せずネイティブにインストールしたUbuntu 14.04では、
"xen-hypervisor-amd64"をインストールするだけで
grubでXen付きがデフォルト起動されるようになります。
wubi自体はだいぶ前に開発が停止されているようですし、
wubiを利用せざるを得ない環境で
簡単にXenが使えるようになる未来はもう来ないのかもしれません。

2014年10月29日水曜日

二端子二色のLED

DELLのPCのOPTIPLEX7010(SMALL FORM FACTOR)の中身を見ていたときのことです。
薄型光学ドライブとHDDを外さないとメモリを挿せないコンパクト設計なのですが、
メモリスロットの近くにフロントパネルにある電源スイッチへとつながるケーブルが挿さっています。
テクニカルガイドブックの8ページ目の"18 - Power Switch Connector (PWR_SW)"です。
このコネクタ、5ピン(3×2ピンで1つがピンなし)で、赤と黄色が短絡されており、
電源スイッチはこれらと黒が短絡されて動作するように結線されています。
この端子間には通常3.3Vがかかっていますが、赤の方がGNDなのは私の気のせい?
そして残りの2ピンは電源スイッチの表面についたLEDにつながっています。
電源スイッチの片側にだけ2ピンを使っている理由は分かりませんが、
特に不思議な作りではありません。

しかし組み立てて次に電源を入れたときにすごいものを見てしまいました。
そのLEDは電源オン状態で通常白く光っているのですが、
起動時に赤茶色にも光るのです。
よくある二色のLEDは三端子なり四端子なりあって、
電圧を掛ける(より正確には電流を流す)端子を変えることで違う色を光らせるのですが、
二端子でどうやって二色を切り替えるの?

まあ電子系の私には電流の方向で切り替えているんだろうとすぐに思い当たりはしました。
大雑把に言うとLEDはその二端子にある方向の電流を流すことで光り、逆方向だと光りません。
つまり互い違いにLEDを二つ並べ、電流の方向で二色を切り替えることは理論上可能です。
そして世の中を調べてみると二端子二色のLEDは製品として存在する様です。
ひょんなことから勉強になりました。

2014年10月28日火曜日

auのVoLTE

auが男前な決断をしてきました。
なんと最新のスマートフォン2機種はLTEにしかつながらないのだそうです
(国際ローミングにはW-CDMA/GSMも利用可能)。
きっと来年以降のauの新製品は、一部例外を除けば
国内3G(1X)ノンサポートのLTE(VoLTE)専用スマートフォンになるでしょう。
3Gをやめるとはなかなか潔いですね。
まあそこにはしがらみを立ちきれるauの環境と、
立ちきるためのauの努力があるのですが。

そもそもauの携帯電話は2.5世代的なcdmaOneから、
その上位互換のCDMA2000 1Xにアップグレードすることで3Gとなり、
その後は別電波で導入したデータ通信専用(EV-DO)を高速化することで進化し、
更なる高速化のために現在のLTEへの移行が進められています。
1Xは音声の回線交換とデータの低速(昔は十分高速だった)パケット通信の両方が可能で、
私もisaiで1Xの表示を体験したことがありますが、
これはデータ通信のことであり、音声通話は未だにすべて1Xで行われています。
つまりauは音声/低速データ兼用の1X、高速データの3G、
超高速データのLTEの3本建てということになります。

ところで、CDMA2000系の3GPP2規格は斜陽で、
世界的にはW-CDMA系の3GPPが幅を効かせています。そもそもLTEも3GPPですし。
であれば、auのCDMA2000系は国際ローミングを提供する立場としては
あまり役に立っておらず、古いものを切ったところで他国キャリアにそう迷惑はかかりません。

別の側面では、ドコモやソフトバンクのスマートフォンは3Gで音声通話中でも
データ通信ができるのにauではできないという不利点も目立ってきて、
VoLTEならその問題もクリアできるため、
auとしては1X/3Gをとにかく早く止めてLTEに一本化したいと考えたのでしょう。

そこで、プラチナバンドの800MHzでLTEを展開し、
LTEエリアをとにかく広くすることで3Gがなくなっても
日本国内のユーザが困らないようにせっせと環境作りに励み、
これからは音声通話をLTE上で提供するVoLTEに絞ったスマートフォンを
提供することで1Xが必要なユーザを減らしていくことになります。
数年後にはまず3Gを停波してその分の帯域をLTEに回し、
さらに時間をかけて音声用としての1Xをなくしていくプランなのだろうと推察できます。
2012年の800MHz帯再編時にも行ったように、残ったユーザは割引価格で巻きとりです。
MVNOのmineoにデータ通信としての3Gを提供していないのも
この流れに沿ったことであると、今なら合点がいきます。

となると疑問なのが私のようなフィーチャーフォンを使いつづけている、
そして使いつづけたいユーザーをどうしてくれるのかです。
データ通信は別回線を使っているので、
メインの携帯電話には音声通話とSMSしか必要なく、
ランニングコストの安さとバッテリーの持ちしか期待していません。
その点W62S+プランSS(EZweb契約なし)は私のお気に入りです。
技術的にはVoLTEなフィーチャーフォンも作れるでしょうが、
端末が高くバッテリーが持たなそうで心配です。

心配といえば購入から6年になるW62Sがいつまで持つのか…
ふざけた値段のフィーチャーフォンなど買いたくないので、
なんとか巻きとりの日まで動くことを願うばかりです。

2014年10月27日月曜日

MacBook ProのHDD換装

購入から1年以上経ち無償保証期限を過ぎた私のMacBook Pro(Mid 2012/13inch)。
Windows7を購入したし、OS X Yosemiteも出たしということで、
昔から考えていたHDD換装をしてみることにしました。
移行先は新規購入したSeagate社製のST2000LM003です。

MacBook Proを裏返してヒンジを奥(上)側に向けたとき、
周辺部を取り囲むように小さいプラスのネジが10本あり、
ヒンジに沿った奥の列(上列)の右側3本が長いネジ、他の7本は極短のネジとなっています。
これら10本のネジをすべてとるとヒンジ側を軽く持ち上げることで底面パネルが外せます。
構造的には丈夫な枠(側面)に底面でふたをするような恰好です。
注意点としては、ネジが非常に小さいのでなくさないようにすることと
ネジ山を潰さないようにすることでしょうか。
以後方向を表す言葉はこの本体の置き方を基準とすることにします。

さて、底面パネルを外すと左上にDVDドライブ、左下にHDDがあります。
HDDは直接ネジで固定されているわけではありません。
HDDには通常側面に4つのネジ穴が開いていますが、
MacBook Proではここに頭が円筒上のトルクスネジがねじ込まれていて、
このネジ頭の円筒を挟み込むことで本体に固定しています。
この挟み込んでいるのがHDDの上下の黒いプラスチック部品で、
上側の部品を固定している2つのプラスネジを緩めると、
その固定部品の表面側半分が外れ先のネジ頭が露出します。
HDDの上側を本体から少し浮かせ、ゆっくり上側にスライドすると
HDD下側のネジ頭が下側固定部品の固定穴から出てきて、
HDDが本体から離れるようになります。
最初からセットされているHDDには
フィルム状のつまみが接着されているのでこれで浮かせられますし、
そうでなくても小さいマイナスドライバーか何かで起こせます。
この時気を付けるべきなのが接続ケーブルです。
メイン基板から延びているフラットケーブルはHDDと本体との隙間を這って
HDDの左側のコネクタまでつながっています。
このケーブルにダメージを与えるとえらいことになるので、
HDDを動かす際は妙な力を掛けないよう十分注意しましょう。
またHDDのコネクタからケーブルを外す際はそれほど力を入れなくても大丈夫なので、
一番外の部分を十分注意しながらゆっくり抜いていきましょう。
ついでに静電気で壊さないように最低でも作業の開始前には手を金属に触れさせておきましょう。

HDDが完全に本体から離れたら、HDDについている4本のトルクスネジを外します。
ネジ頭が大きいのでペンチで外すことも出来るかもしれませんが、
専用のトルクスドライバーを使うことをお勧めします。
で、外したトルクスネジを移行先となる新しいHDDにねじ込んで、
先ほどとは逆の手順で本体にはめ込みます。
ここで注意するのはヒンジ側の4本のネジは本体に対して垂直に締めるのに、
その他の6本の向きは底面パネルの曲面の法線になっているということです。
つまり本体からするとネジの向きは斜めになるということです。
作業的には底面パネルが多少動くようにしながら、とりあえず10本のネジを緩めにねじ込み、
その後にネジをキツめに締めればきっちり取り付けられます。

ハードが終わったら次はソフトです。
まっさらなHDDに交換した直後はパーティションの認識すらできず、
電源を入れていくら待っても起動できないマークが表示されるだけです。
もしリカバリーのためのメディアもOS Xのインストーラもなくどうしようもない状態にあっても
Macには救済システムがあり、
[option]キーを押しながら本体電源を入れて[ネットワークを選択]で
インターネットに出ていける適当な無線LANアクセスポイントを選んで接続すると、
しばらくして[Internet Recovery]が出現し、
ネットワーク越しにOS Xがインストール出来ます。
もちろんそれなりのデータダウンロードが必要なわけであくまでも緊急事態用です。

通常はMac起動時のキーコンビネーションにあるように、
DVDドライブにOSのインストールDVDをセットするかインストールUSBメモリ挿して、
[option]キーを押しながら本体電源を入れてそれらインストーラを選択するか、
[c]キーを押しながら本体電源を入れてそれらを自動起動させます。
まあ内蔵HDDが空だと何もしなくてもそれらメディアから起動されますが。

さて、インストール用メディアからのブートにより[OS X ユーティリティ]が立ち上がります。
最初に行うのはHDDの初期化です。
[ディスクユーティリティ]を開き、新しいHDD(私のケースでは[2TB ST2000LM003 HN-M201RAD Media])を選び、
[パーティション]タブの[オプション]ボタンで"GUIDパーティションテーブル"を選択して、
[パーティションのレイアウト]を[1パーティション]とし、
[名前]を"OS X"、[フォーマット]を"Mac OS 拡張(ジャーナリング)"、[サイズ]を"2TB"と設定します。
その後は[OS Xをインストール]を起動し、
メッセージにしたがってOSをインストールすればめでたくHDD換装の完了です。

外したHDDはUSB接続HDDケースに入れて外付けHDDにしておきましょう。
ボリュームの名前は"Macintosh HD"となっているはずです。
Macでは[option]キー押しながらの起動で外付けHDDからでもOS Xが起動できるので、
万一古い環境(旧バージョンOS)が必要になったときには外付けHDDからの起動で何とかできます。

2014年10月23日木曜日

Ubuntu 14.04 にVirtualBoxを

いろいろと都合があってWindows+VMware Player上で動作する仮想マシンを
Ubuntu 14.04 +VirtualBox 4.3 な環境へ移行させてみました。

まずはUbuntuへのVirtualBoxのインストールです。
VirtualBoxのダウンロードサイトにも書かれていますが、
以下を実行しました。
# echo 'deb http://download.virtualbox.org/virtualbox/debian trusty contrib' >> /etc/apt/sources.list
# wget -q http://download.virtualbox.org/virtualbox/debian/oracle_vbox.asc -O- | apt-key add -
# apt-get update
# apt-get install virtualbox-4.3

次いで仮想マシンの変換です。
WindowsにVMware Playerを入れていると、その中にovftoolなるものがあります。
これがコンバーターです。
変換したい仮想マシンの構成ファイル(vmxファイル)が存在するフォルダで
コマンドプロンプトを開き、以下を実行することで可能です。
"C:\Program Files\VMware\VMware Player\OVFTool\ovftool.exe" <変換元vmxファイル>  <作成するovfファイル>
出来上がったovfファイルと、新たに生成されたvmdkファイルとisoファイル(タイムスタンプで判断)を
Ubuntu側にコピーしてUbuntuのGUIで[ファイル]アプリケーションを開いて
そのovfファイルをダブルクリックすると、
VirtualBoxが立ち上がって[仮想アプライアンスのインポート]ダイアログが表示されるので、
都合に合わせて設定をいじり、インポートを実行すると見事仮想マシンが動くようになりました。
移行したのはUbuntuの32bit版で、最初エラーで起動できなかったものの、
VBox.logで原因がネットワークっぽかったので[設定]メニューの[ネットワーク]で
アダプタを無効にするととりあえず使えるようになりました。

次にUbuntuの64bit版をもっていこうとしてトラブルに見舞われました。
VirtualBoxで起動しようとすると
仮想マシン"****"のセッションを開けませんでした。
VT-x is desabled in the BIOS.(VERR_VMX_MSR_VMXON_DISABLED).
と出てきて起動できません。
作業しているこのPC、訳あってBIOSが弄れなく、VT-xを有効にできません。
なので
$ VBoxManage modifyvm <仮想マシン名> –-hwvirtex off
$ VBoxManage modifyvm <仮想マシン名> –-vtxvpid off
を実行してどうにかなることを期待するも、
先のエラーは出なくとも、仮想マシンはしっかりフリーズしてしまいます。

そもそも仮想マシンの新規作成時に[タイプ]を"Linux"にしても
[バージョン]に64ビットと書かれたものがありません。
で、調べてみると64bit版のゲストOSはVT-xが有効になっていないということを
今更ながら知りました。なんてこったい。
これはVMware Playerでも同様で、VirtualBoxが悪いわけではなく、
ハードウェア的な制限事項のようです。
ということで私のチャレンジはここで終了です。

ところでovftoolによる変換にはそれなりの時間と空きディスク容量が必要です。
ovftool実行中に[Ctrl]+[c]で中止したりすると、
途中経過が削除されてしまうので、余裕をもって作業しましょう。
またUbuntuにコピーしたovfファイル等は途中生成物なので、
インポート後はもはや必要ないようです。

最後になりますが、一応VT-xを有効にしたホストUbuntu(64ビット)+VirtualBoxでなら、
ゲストUbuntu(64ビット)をインポートして特に問題なく動作することを
確認できたことを加筆しておきます。
また私同様linuxはsshでコンソールにログインできるだけでOKというような方向けに、
ゲストOSをコマンドラインからヘッドレス(モニタなし)で起動したいときは
$ VBoxManage startvm <VM名> -type headless
を実行すればいいということも付け加えておきます。

2014年10月22日水曜日

au Walletでドル建て決済

海外に行ったわけではありませんが米ドルでの支払いの必要があったので
au Walletで決済してみました。
直後にサイトでカード明細を確認すると交換レートはUS$1=109.403円となっていました。
同時に証券会社のホームページで確認したレートがUS$1=105.84円。
つまり3.4%程度の手数料が上乗せされているととらえることが出来ます。
2日後に"為替レート変動調整"との名目でいくらか追加で引かれており、
換算すると0.1%よりはるかに低いので、手数料はやはり3.4%程度と見てよさそうです。
KDDIのQ&Aによると、
「国際決済手数料4%が上乗せされる可能性があ」るとのことで、当たらずとも遠からずですね。
普段こんなに細かくレートを確認することもないのではっきりしないのですが手数料はやや高めかなと。
まあ今ならじぶん銀行からのチャージで5%還元されるので損した気はまったくしません。

2014年10月21日火曜日

IBMがファブレスになる

IBMが半導体事業をGLOBAL FOUNDRIESに譲渡するとの発表がありました。
しかも譲渡する側のIBMが現金15億ドル(3年かけて)を支払う契約だそうです。
おまけでも付けないともらってももらえないというところが半導体事業の悲哀を感じさせます。
IBMにはサーバ部門(多分POWERプロセッサの設計)は残るようですが、
これすなわちファブレスになるということです。
そうなるとPowerPCプロセッサはどうなるんでしょうね。
製造専門のGLOBAL FOUNDRIESが設計部門を抱えるとも思えませんからAMDに売ったりして…

半導体製造事業についてはもはや規模を大きくしないと話にならないということもあり、
Samsungは巨額投資でテコ入れしようとしていますが、
それが出来ないようなところにはジリ貧で耐えるか、
舞台から降りるより他に選択肢はないのが現状なのでしょう。

さて、近年日本の電機メーカーでは半導体製造事業の売却話がよく聞かれます。
しかしIBMがこんなことをしてしまうと、
もうお金を付けないと買い手が見つかりそうにありません。
ふと家電リサイクル法が思い浮かぶのでした。いや冗談じゃなく。

2014年10月20日月曜日

OS X Yosemite のインストールDVDは無理?

ついに利用可能となったOS X Yosemite。予想通りアップデート費用は無料です。
これまでMacBook ProにプリインストールされたMountain Lionをそのまま使ってきましたが、
内蔵HDDを換装する決心がついたのでMavericksのときに続いて、
YosemiteのクリーンインストールのためのDVDを作ってみることにしました。

[App Store]の[アップデート]からOS X Yosemiteの
[無料アップグレード]をクリックするとダウンロードが始まります。
ファイルサイズは5.16GBと巨大なので、ADSLで数時間かかってしまいました。
その後インストーラが立ち上がりますが、とりあえずこちらはほうっておきます。
同時に[アプリケーション]フォルダに[OS X Yosemite インストール]が現れるので、
コンテキストメニューの[パッケージの内容を表示]で中身を見ます。
"Contents/SharedSupport/InstallESD.dmg"ファイルがあるので
コンテキストメニューで["InstallESD.dmg"をコピー]を実行し、
[Finder]の適当なディレクトリで[編集]-[項目をペースト]メニューを実行して
"InstallESD.dmg"ファイルを保存します。
ちなみに私は[ダウンロード]ディレクトリに置きました。

Finderでこの"InstallESD.dmg"をダブルクリックしてマウントし、以下を実行しました。
$ cd /Volumes/OS\ X\ Install\ ESD/
$ cp BaseSystem.dmg ~/Downloads/
$ cd ~/Downloads/
$ SetFile -a v BaseSystem.dmg
そこで[Finder]の"Download"ディレクトリに現れた"BaseSystem.dmg"を
[ディスクユーティリティ]アプリケーションでDVDに焼いてみたのですが、
なんとDVDからOSが起動出来ません。
正確に言うとDVDからのブートは出来ているようなのですが、
1時間待ってもYosemiteのインストーラーは起動しません。
Mavericksに続いて新たなAppleの嫌がらせか?

ちなみに[ディスクユーティリティ]で"BaseSystem.dmg"を
USBメモリ(USB接続HDDでも同様)に復元しても、
そのUSBメモリからブート出来ません。
画面に駐車禁止みたいなマークが出て処理が止まります。

ただしインストールUSBメモリを作ることは可能です。
最初に中身が消えてもかまわないサイズが8GB以上USBメモリ
(またはUSB接続HDD)を用意しMacにつなぎます。
[Finder]の[アプリケーション]-[ユーティリティ]から
[ディスクユーティリティ]アプリケーションを開き、
そのUSBメモリのパーティションを選択し、コンテキストメニューから[マウント解除]します。
これをUSBメモリのすべてのパーティションに対して行います。
続いてそのUSBメモリを選択して[パーティション]タブで
[パーティションのレイアウト]を"1パーティション"にして
[オプション]で"GUIDパーティションテーブル"を選択し、
パーティションの[名前]を"yosemite"、
[パーティション情報]の[フォーマット]を"Mac OS 拡張 (ジャーナリング)"、
[サイズ]を"7"GB以上にして[適用]をクリックします。
最後に以下を実行すれば、そのUSBメモリはYosemiteのインストールUSBメモリになります。
$ sudo /Applications/Install\ OS\ X\ Yosemite.app/Contents/Resources/createinstallmedia --volume /Volumes/yosemite --applicationpath /Applications/Install\ OS\ X\ Yosemite.app --nointeraction

ちなみにこうして作ったUSBメモリや方法自体を参考に
インストールDVDが作れないかと試しましたが私の実力では無理でした。
DVD+R DLの無駄使いがバカらしいのでもう止めときます。

DVDドライブ内蔵Macが絶滅しようとしている中で
今更OSのインストールDVDが必要とされるわけもなく、
今回の改悪は受け入れざるを得ませんが、
まだMavericksのインストールDVDでインストールした直後に
DVDにバックアップした"/Applications/Install\ OS\ X\ Yosemite.app"を
"アプリケーション"ディレクトリにコピーしそれを実行することで、
Yosemiteをクリーンに近い状態でインストールする事は可能ですので、これで納得することにします。
とりあえず近日中のインストールには先に作ったUSBメモリを使う予定です。

2014年10月16日木曜日

Ubuntu 14.04をwubi.exeでインストール

Windows7が入ったBIOSにパスワードロックがかかっていて、
CDブートすらできないという困難な状況にぶつかりました。
これにUbuntuを入れる方法について書き残しておきます。
幸いにもUbuntuにはWindowsからNTFSなHDD上に仮想HDDファイルを置いて、
そこにUbuntuをインストールすることで無理やりデュアルブートにしてしまうことができるので、
今回はその方法を使ってみます。

まずはWindows7(または別PC)でUbuntu 14.04.1(amd64)のisoファイルをダウンロードし、
DVDに焼いてインストールディスクを作っておきます。
Windows上からインストールディスクにある"wubi.exe"を実行し、
[デモおよびフルインストール]-[cdブート・ヘルパを使う]-[完了]を選択するも
会えなく途中でエラー
Could not retrieve the required installation files.
が発生してしまいます。
そこで"wubi.exe"をHDD(デスクトップ)にコピーしてから実行してみると、
断りもなくUbuntu 14.04のインストールファイルをダウンロードしてきます。
その後今度は
'NoneType' object has no attribute 'get_info'
なるエラーで止まります。
ということで"wubi.exe"を"--force-wubi"オプション付きで実行し、
[Windows内にインストール]してみますが
Permission denied
で撃沈。いったいどういうこと?
ためしに古いバージョンUbuntu 12.04を入れにかかると
Extraction failed with code: 2
なるエラーでまただめ。 結局行き着いたのは
デスクトップに"ubuntu-14.04-desktop-amd64.iso"と14.04の"wubi.exe"を置き、
インストールディスクをイジェクトした上で"wubi.exe"を実行するという方法です。
なお仮想HDDとなる[インストールサイズ]は最大の30GBを取りました。

インストールが進みPCがリブートするのでそのまま待つか、
[esc]でgrubのメニューに入り[Normal]を選択します。
すると以下のような連続した不幸のメッセージが…
serious errors were found while checking the disk for /
Press I to ignore, S to skip mounting, or M for manual recpvery
The disk derive for /tmp is not ready yet or not present.
Countinue to wait or Press  S to skip mounting, or M for manual recpvery
An error occurred while mounting /.
Press  S to skip mounting, or M for manual recpvery
これ、なんだか知りませんがリードオンリーでマウントされるために出ているエラーのようで、
grubのメニューで'e'を押してカーネルオプションの"ro"を"rw"に書き換えることで
起動できるようになりました。変更後はだいたいこんな感じ(大きく省略)になります。
linux /boot/vmlinuz-* root=UUID=* loop=/ubuntu/disks/root.disk rw 
ただこれだけでは起動のたびに修正する必要があるので、元から直しておきます。
root権限でgrub設定ファイル"/etc/grub.d/10_lupin"の
linux   ${rel_dirname}/${basename} root=${LINUX_HOST_DEVICE} loop=${loop_file_relative} ro ${args}
linux   ${rel_dirname}/${basename} root=${LINUX_HOST_DEVICE} loop=${loop_file_relative} rw ${args}
に直した上で以下を実行します。
# update-grub
ここで"/etc/grub.d/10_lupin"はwubiでループバックインストールした環境を
ブートするために用意されたファイルのようで、
その辺がリードオンリーになっている理由なのかもしれません。

PCの立ち上げ時にWindowsのブートメニューが表示され、
そこでUbuntuを選ぶと今度はgrubのブートメニューが表示される
二段構えになりますが仕方ありません。
なおWindowsのブートメニューで起動OSのデフォルトの変更は、
[コントロールパネル]の[システム]から[システムの詳細設定]を開き、
[システムのプロパティ]ダイアログで[詳細設定]タブを開いて
[起動と回復]フレームの[設定]をクリックし、
[起動と回復]ダイアログの[起動システム]フレームの
[既存のオペレーティングシステム]リストから選ぶことで可能です。

Ubuntuが立ち上がるとWindows7の入ったNTFSのCドライブが
/hostにマウントされているのが分かります。
やったーと小躍りしたのもつかの間、
なぜかIntel製チップの有線LANが繋がりません。
とりあえずそのLANインターフェイスでipv6をignoreすることでなんとかなりました。
いつもどおりsshサーバにするのと素のviは使いにくいので
# apt-get install sshd-server
# update-rc.d ssh defaults
# apt-get install vim
を実行し、14.04から14.04.1へアップデートを
# apt-get update
# apt-get dist-upgrade
でしたところまたネットワークが繋がらなくなってしまいました。
しょうがないのでネット上からドライバ("e1000e-3.1.0.2.tar.gz")を探し出して
# tar zxf e1000e-3.1.0.2.tar.gz
# cd e1000e-3.1.0.2/src
# make install
でなんとかなりました。
設定ファイル"/etc/NetworkManager/NetworkManager.conf"を見ると
[main]セッションに
no-auto-default=<LANのMACアドレス>,
の一行が追加されているのが気になりますが、繋がっているので良しとします。

ここまででもUbuntuはきちんと動きますが、仮想HDD上での動作となります。
ほぼ使わないWindowsのためにNTFSのHDDを使わせておくのはもったいないので、
Windows7にAOMEI Partition Assistant
スタンダード(フリー)版を入れてNTFSのCドライブを分割し、
できた未使用パーティションをEXT4として
Linuxでマウントして作業スペースにすればいいでしょう。
ついでに別途数GBのパーティションを作ってスワップ領域にしてみます。
とりあえずLinuxで見たときの"/dev/sda3"(10GB)をスワップに、
"/dev/sda5"(400GB)を"/opt"にマウントして使ってみます。以下を実行します。
# mkswap /dev/sda3
# mkfs.ext4 /dev/sda5
設定ファイル"/etc/fstab"を編集します。
/host/ubuntu/disks/swap.disk none 
で始まる行を削除(コメントアウト)し、
/dev/sda3 none swap sw 0 0
/dev/sda5 /opt ext4 defaults 0 2
の行を追加してリブートすれば完了です。
うまくすればルートファイルシステムを
仮想HDDからネイティブボリュームに移すことも可能みたいですが、
万一のときめんどくさいことになるのでこれで我慢します。
必要ならもっと細切れにパーティションを分けていろいろなところにマウントすれば
ネイティブに近い使い心地にはなるでしょう。

2014年10月15日水曜日

リモート電源制御

リモート電源制御と言ってもPCのWOLのことではありません。
汎用の電気(電子)機器の電源の供給をリモートでオン・オフすることです。

最近はネット越しに家電をコントロールすることが実用になってきていますが、
そのトレンドの遥か前から私は運用してきました。
ということで特定の製品を使っているわけではなく、
電子部品やキットを調達して自分で作ったものです。
リレー(SSR)でAC電源をオン・オフするのですが、
その制御はコントロール端子に3V程度以上の電圧を掛けるか掛けないかだけで可能で、
しかも電源系と制御系で電気的にアイソレートされているため、
USBのタイプA端子の電源ラインや、一般的なマイコンのIOを
特に何も気にせずに直に接続してしまえるのがお手軽です。

私がこのSSRを使い始めたきっかけは、
数年前に購入したUSB機器のACアダプタの高周波ノイズがひどくて我慢ならず、
ホスト機器との電源連動のために導入したということなのですが、
すこぶる気に入っていろいろ活用する様になりました。
まだ作ってないキットを10個ほどストックしており、
何かあればすぐに使えるように準備万端です。

このSSRを使ってインターネット経由で電源をオン・オフするのに便利なのがRaspberry Piです。
ウェブサーバでGPIOを制御できるので、
汎用のウェブブラウザからネット経由でコントロールできます。
この場合、P1ピンヘッダの7番ピンがGPIO4、6番ピンがGNDなので、
この2本を極性を間違えない様にSSRに接続すればいいだけです。
もちろん外部から家庭内(ローカルIP網)のウェブサーバにアクセスするには、
ダイナミックDNSやルータのポートフォワーディングの力を借りたりする必要があるかもしれません。
またセキュリティには十分注意を払う必要があり、
最低でもウェブサーバの暗号化とユーザ認証を使うべきですし、VPNを構築するのがベターでしょう。
なおコンピュータネットワークやサーバ、電子回路に関する十分な知識がない方にはお勧めしません。

それから先に紹介したSSRのキット自体は製品ではありません。
作るときには絶縁、冷却、接触抵抗、保護回路(ヒューズ)、
そしてコントロールされる機器にも気を使う必要があります。
電気に関する十分な知識がない方には絶対にお勧めしません。

何にしても利用するならすべて自己責任お願いします。

2014年10月14日火曜日

AgIC

大昔に銀ペーストを塗りたくる擬似多層基板の自動製作システムを使ってもいいと言われたことがありました。
イメージ的には今の3Dプリンタに近いようなシステムです。
残念ながら当時はまともな電子回路図CADソフトが使える環境になかったのと、
ユニバーサル基板を切った張ったするだけで間に合うことしかしてなかったため
利用経験はないのですが、そういう物があるというのは知っていました。

時は流れプリンタから銀インクを専用紙に印刷することで、
ペラペラの電子回路基板が製作できるようになりました。
AgICの製品で同社のウェブショップから購入できます。
趣味程度しか使わないのでプリンタや銀インクは値段が高過ぎるという方向けには
フリーハンドで回路を書けるペン専用紙があります。
私は試しにペンと専用紙のセットを購入してみたので、
実際に使ってみた感想等書いてみます。

専用紙にペンで線を引くと綺麗な銀色になり、テスターで導通が確認できます。
試しに手元にある電池とLEDと適当な抵抗器をAgICのペンで直列につなぐとちゃんとLEDが点灯しました。
普通紙は使えませんがインクジェットプリンタ用の写真を印刷するような光沢紙なら使えます。
ちょうどブラザーの写真光沢紙があったのでこれに描いてみるとちゃんと回路になりました。
購入した専用紙はこの光沢紙のように綺麗でピカピカで、やや固い質感です。
なのでもしかしてと思いつつホワイトボードに描いてみましたが残念ながらだめでした。
なお描いた線はエタノールで湿らせたティッシュで擦って消すことができます。
また端子以外の部分の表面を絶縁できないかなと油性のマジックを塗ってみましたが電流は通り抜けてしまいます。
必要ならテープ等で対策することになります。
剥がすときや経年変化を考慮してメンディングテープがいいと思うのですが、
専用紙が硬質でインクもきっちり定着するので、
セロハンテープでも無事に剥がすのは難しくありません。
あるいは修正テープを貼ることでも絶縁できました。
私は試していませんが修正液でも可能かもしれません。
ただし素材的にちゃんと絶縁できる事を確認してから使ってください。
なお、これらテープを貼った上にAgICペンで配線を書いても電気は流れません。
つまり回路を立体交差にはできません。
ただ細く切った専用紙に配線を書いてメイン基板の配線とうまく接触させることで
ジャンパーの様に使うことはできます。ペーパークラフトですね。
また専用紙や光沢紙には通常裏表があり裏面には銀インクが定着しないので両面基板にすることはできませんが、
専用紙を裏面を張り合わせる様にすれば両面っぽく使えます。
スルーホールは鉄製の針で閉じるホッチキスで実現可能です。
針と配線がきちんと接触する様にすれば何とかなります。

ということでAgICは今のところは惜しい製品に過ぎないと感じました。
ホワイトボードに水性のAgICペンで描いたり消したりしながら回路を作り、
くっついている部品の結線を自由に変えられるとおもしろそうです。
が、それなら自由度が落ちはするもののブレッドボードでできるわけで、
ブレッドボードで動作確認した回路を永続化したいときに、
プリント基板を作るほど金は掛けられないけど、
かと言ってユニバーサル基板で作る手間も掛けたくない、
というような場合の解ということになりそうです。
ちょっとした半完成品をつくるためのシステムと考えればいいでしょう。

ペンのアイディアはともかく、最悪なのは部品の接着です。
ブレッドボードなら穴に挿すだけですし、通常の基板なら半田でくっつけられます。
AgICの場合は導電性接着剤を使うことになるのですが、
これが接着剤と言うよりはセメントのような物で乾くのが遅く
脚付き部品など重くてとてもじゃないがくっつかない。
瞬間接着剤で動かないように仮固定してから導電性接着剤でくっつけ、
上からエポキシ樹脂系の強力な接着剤で固めてしまうとかしないと話になりません。
しかもこの導電性接着剤、間違ったところについてしまうと
ティッシュで拭おうとしても広がるばかりでとれず余計なところが導通してしまいます。
軽くて小さい表面実装部品を使うにしても、大量に載せるのは悪夢のような作業になりそうです。
また、導電性接着剤に付属の注射器の針先は一度使うと固まって出てこなくなります。
つまった状態で無理にピストンに力を加えると針先が吹っ飛んで中身をぶちまける悲劇に見舞われます。
ということでこの部分が改善されないと二度と使わないような気がします。
Kickstarterでの投資でもらえる特典のお試しセットには導電性テープを使っていて、
それがZ軸コンダクティブテープのような異方性導電性物質だったようですが、
なぜ接着剤に替わってしまったのか?
多分テープの方が楽に使えるはずです。

ちなみに専用紙の上にクリーム半田を盛ってオーブントースターで焼いてみたところ、
銀インクの配線に一応定着し導通もするのでチップ抵抗等ならくっつきそうです。
問題は熱による電子部品へのダメージと紙がこんがりときつね色になることでしょうか。
専用紙の焦げた部分は銀インクが載らなくなります。
一応半田ごても使ってみましたが、
半田は配線側にちっとも馴染まず、こて先にまとわりつくばかりです。
と言うわけで半田はお勧めできません。

何だか問題点ばかり並べたような気もしますが、
AgICのこのシステムを実用にするには、
  • 部品の接着の容易化
  • 立体交差配線の容易化
  • 配線絶縁の機械化
あたりを何とかする必要があると考えています。
確かに多数の基板作成の際の手間と時間は節約できるのでしょうが、
現状では部品点数が多くなるとそれを付けるのに地獄を見ることになりそうです。

2014年10月13日月曜日

Google Mapsの更新ってほんと遅い

新しくできた道路のGoogle Mapsへの反映の遅さについて
今年になってから2つ記事(12)を書きました。
実はもう1ヶ所ウォッチしていたところがあります。
先の記事の2ヶ所は高速道路なのですが、後の1ヶ所は国道のバイパスです。
これの開通は2014年3月下旬だったのですが、
Google Mapsに現れたのは2014年10月10日でした。
半年の遅延があります。

せっかくのオンライン地図なのにこれだけ遅いというのはちょっとねぇ。
ストリートビューを充実させる前にもっと重要な事があるような…
まあタダで使わせてもらってる身なので文句も言いにくいんですけど。

2014年10月10日金曜日

USBケーブルのデータ線をショート

先日100円ショップに行ったときのこと、
iPadなんかで充電ができないときにケーブルに挟むといいらしいUSBアダプタが売ってありました。
USB Type Aのオスとメスが両端に付いた小さなアダプタです。
改造して別の用途に使ってみようと買ってみました。
分解してみると、メス(iPad等のデバイスが繋がる側)のD+とD-端子に、
+5Vを抵抗で分圧して作った2つの中間電位がそれぞれかかっています。
オス(PC/ACアダプタ)側のD+/D-はNCです。
で、私はその4つのチップ抵抗を取り、メス側のD+とD-をショートさせました。

これで何ができるかというと…
数年前のスマートフォンではUSB端子での充電ができるようになったのですが、
ホスト機能を持たない単なるACアダプタからの給電では充電できず、
充電するにはD+/D-が短絡された特殊なケーブルが必要でした。
実は私の持っているau IS01がそうでした。
IS01はすでに使っていないものの、ワンセグTVが見られるため
非常用機器としては残しており、いざと言うとき役に立つよう時々充電しています。
そしてIS01にACアダプタから直接充電できるように先のアダプタを改造したと言うわけです。

本当はこれが役に立つような事態は起きてはほしくないのですが、
世の中何が起こるかわかりませんから、準備だけはしておかないとね。

2014年10月8日水曜日

Windows7の販売終了

数日前、ネットを巡回しているとWindows7の販売終了に関する記事が目に止まりました。
改めて調べていると、Windowsのライフサイクルに関するページを見つけました。
それによるとWindows7の製品版ソフトウェアの販売終了は2013年10月31日となっており、
すでに一年経過しています。
あまり注意して見たことはないのですが、売れ残りを除けば、
Windows7のパッケージはもう店頭にないということになります。
またProfessionalエディション以外のWindows7の
プレインストール済みPCの販売終了は2014年10月31日となっています。つまり今月末です。
前述の記事はこのことを言っていたんですね。
ところでいわゆるDSP版は本来エンドユーザや小売店のための物ではなく、
PCを製造販売するメーカーに対して出荷される物であり、
その辺で売られているのは自作PCユーザー向けということになっております。
このDSP版は後者に属すると思われるので、今月末で出荷終了という運びになると思われ、
それならとWindows7 Home Premium 64bit Service Pack 1 日本語 DSP版 DVDを買ってしまいました。
これをMacBook ProにOS Xとのデュアルブートで入れようかと。
まああとわずかでOS X Yosemiteが正式リリースされるはずなので、
それへのアップデートが終わってからのつもりですが。
ちなみにWindows 8 Professionalの未使用のアップグレード権がまだ1つあるので、
気が向いたらWindows8にしようかとは思っていますが、今のところ意義が見当たらなくて…
来年登場のWindows10へのアップグレードパスを睨みながら判断するつもりでいます。

2014年10月7日火曜日

iPadとAdHoc配布

先週末行きつけの美容院で髪を切ったときの話です。
クレジットカードで支払いしようとすると、いつもなら専用決済機を使うのですが、
いきなりiPad miniを出してきて、そのイヤホン端子に磁気カードリーダーを挿し、
それで決済しました。リーダーについていたマークから察するに[楽天スマートペイ]のようです。
また、しばらく前に回転寿司のくら寿司に行ったときには
注文端末がiPadになっててビビりました。

数か月前にもauショップのウェルカムガチャ端末がiPadであると書きましたが、
以前なら専用端末を起こさざるを得なかったような用途に、
汎用のタブレット端末を持ってきてソフトだけつくってしまう、
さらにもし必要なら元締めとなるサーバソフトだけ作ることで、
世の中の結構な範囲がカバーできてしまいます。
今汎用機たるスマートフォンの普及により、
コンパクトデジカメのような専用機が駆逐されつつありますが、
レジスタや券売機といった業務用専用機までも駆逐するようなことまで
起こるかもしれませんね。

さて、ここで疑問なのはなぜAndroidではなくiPadなのかです。
楽天スマートペイではエンドユーザの選択によりAndroidも使えるのでおいておくとし、
ウェルカムガチャのときはauの在庫処分かとも考えたのですが、
くら寿司の場合それはないでしょう。
Androidなら自前で開発したアプリケーションのインストールなど何も制限ないのに、
わざわざiPadを選ぶのは何か理由があるはずです。

で、今回調べていて知ったのはiPadのAdHoc配布です。
iPadの開発者アカウントを持っていると100台までに
開発中のアプリケーションをインストールしてテストできるのは
以前から知っていたのですが、これをAdHoc配布と言うそうで、
iOS Enterprise Developer Programなる契約をアップルと結ぶことで
100台以上の利用が可能となるんだそうです。それなら納得です。

その場合でも、契約が有料であったり、
アプリケーションの開発にMacが必要だったり、
あるいはiPad自体が高かったりというような部分で
Androidよりは敷居が高くはなりますが、
逆にそこに目をつむればAndroidの短所が見えてきます。
つまり、OSはドラスティックに気まぐれにしょっちゅう仕様変更が発生し、
端末もメーカーの都合や気分でサイズなどがコロコロ変わり、
保守や調達の面でめんどくさいことになります。

スティーブ・ジョブスがiPadに対しそこまで考えていたとは思えませんが、
どうやらiPadは一般人が考える以上に世界を変えているようです。

2014年10月6日月曜日

F1 2014 日本GPでの事故

これまでF1での死亡事故F1の安全性がひどいの記事をはじめとして、
何度かF1の安全性について書いてきましたが、
2014年10月5日に行われた日本GP決勝にて大きな事故が発生してしまいました。
今回の事故については以前から私が懸念していた
イエローフラッグ中に同じ場所で事故が起きてしまう事象に近く、非常に残念です。

当日私はLive TimingをPCで見つつ、
CSのフジテレビNextの生中継を観戦していました。
レース終盤、雨が激しくなりザウバーのスーティルがコースアウトしました。
イエローフラッグが振られるもののレースは続行。
3分後にセーフティーカーとメディカルカーが出て、その6分半後にレッドフラッグでレース中段、
さらに3分半後にはそのままレース終了が発表されました。
スーティルの事故がひどいことが原因かとも思ったのですが、
Live TimingのCOMMENTARYではスーティルは無事でレッドフラッグの原因は別とのこと。
テレビの解説ではどうもマルシアのビアンキの事故らしいとのことで、
事故現場の映像は全くないもののマルシアのピットの様子がやけに放送され、
表彰台に上った3人がビアンキに対する心配の言葉を発するなど、
ビアンキに何かあったことは確定的となりました。
表彰式の最中にはメディカルヘリコプターが飛び立ったとのレポートが入りましたし。
ただこの時点で事情を把握しているのはごく一部の関係者のみの様で
はっきりしたことが分かりません。

Live TimingのCOMMENTARYでは
今後はf1.comのトップページを見るようにと指示して更新を完了したので、
そちらとソーシャルメディアで情報収集することに。
YouTubeでFIAの説明を聞くと、
ビアンキはヘリコプターではなく救急車で運ばれたことが分かりました。
しかしヘリコプターを使わなかった理由は天候とのこと。
レギュレーションではヘリコプターが飛べない場合にはレースできないことになってるはずで、
昨年のアメリカGPのフリー走行で飛べる天候に回復するまで走行を止めた記憶があり、矛盾しています。
このことは後に訂正されたようで、ビアンキはパトカー先導の救急車で、
事故に巻き込まれたマーシャルがヘリコプターで搬送されたようです。
状況はよく分からないものの、Twitterによるとマーシャルは大丈夫らしいです。
事故当時かなりの混乱状態だったことが伺えます。

またYouTubeでレース後のスーティルのインタビューを見つけ聞いてみると
彼がコースアウトした一周後に同じところでビアンキがコースアウトしぶつかった事が分かり、
それがターン7だったことがf1.comのニュースから判明。
ターン7はf1.comのコース図によればダンロップコーナーです。
この週末、フリー走行や予選を通じて、ここでコースアウトした車って記憶にありません。

Twitterを見ていると観客席から撮影したと思われる壊れたビアンキのマシンの写真がいくつか出てきて、
ドライバーの頭部後方にあるはずのインダクションポッドがもぎ取られています。
その後事故直後の写真が掲載され、
ドライバーの頭部への衝撃が尋常でないことが推定されます。
そうしているうちにFIAの公式発表
ビアンキが脳へ深刻なダメージを受け外科手術していることははっきりしました。
ここには手術終了と自発呼吸していることについても触れられています。
とにかく今はビアンキの回復を願うばかりです。

しかしなぜこの様な事故になってしまったのでしょうか。
直前の計時情報ではビアンキはスーティルの約40秒後方を走っており、
スーティルがコースアウトした後ビアンキは一度はそこを無事通り抜けています。
ラップタイムは2分弱(直前にトップのハミルトンで1分51秒台)なので
次の周にコースアウトするまで約3分の時間があったことになります。
それだけあればマーシャルによってスーティルのマシンの撤去は始まり、
ダンロップコーナー辺りならブルドーザーのような重機が出てくることになります。
コース手前ではイエローフラッグが振られ、ドライバーはスピードを落とすよう促されます。
が、大雨で路面状況も視界も相当悪かったことは想像に難くなく、
ビアンキのマシンは車高の高い重機に潜り込むように突っ込んだのでしょう。
後ろ向きに当たったという情報もありますが、
高さから考えればドライバーは頭部にもろに衝撃を受けたということになります。

詳細は知らないのですが、昨年同じくマルシアのテストドライバーであるマリア・デ・ビロタの
テスト中の事故がやはり車高の高いトラックとの衝突だったと記憶しており、
これを教訓にできなかったことは非常に残念です。

安全性に関してはもう一つ触れておきたいことがあります。
この週末のフリー走行だったか、予選中だったか、
解説の今宮さんが、鈴鹿サーキットのマーシャルの優秀さを伝えるために、
コースオフの多いデグナー付近のマーシャルは走行しているマシンの様子を察知して
出動の準備をするというようなことを語っていて、ぞっとしました。
それはつまり安全が確保される前にフライングするということでしょう。
運営サイドにはドライバーはもちろん、マーシャルの安全確保にも気を配ってもらいたいものです。

2014年10月2日木曜日

MSNのリニューアル

MSNがリニューアルし、サイトデザインが大幅に変更されました。
Windows 8のModern UIっぽいデザインに替わりましたが、
私には迷惑千万です。
一画面で見える情報量が少なすぎます。
指タッチ操作のタブレットで見ているのならリンクをタップするのに
これぐらいの大きさがあった方が操作性はよくなるでしょうが、
キーボード+マウス操作前提のPCでこんなページを表示されても、
ぱっと見の情報量は著しく少なく、
しかも無駄にスクロールしなくてはならず、完全に改悪です。

近年、いろいろ気に入らなくてYahooを完全に避けており、
愛用のGoogleもポータルとしては使いにくいため、
一般のニュースや天気予報にはMSNを重用してきましたが、それもこれで終わりかも。
今度からはgooにしようかな。

2014年10月1日水曜日

Windows 10

Windows 8の後継となるOSの名称がWindows 10で確定しました。
Windows 9とか、発表直前にはWindows THとか呼ばれていましたが、
予想の斜め上を行く命名です。'9'は永久欠番ですか。
私としては素直に"Windows 9"としておいて、
その次を"Windows X"('X'はローマ数字で10の意)とすれば、
UNIXの"X Window"っぽくなったり、
Macの"OS X"に似たりするのでいいかな(何が?)とか考えていましたが、
そういう意味ではアラビア数字で'10'となってしまったことについては期待外れです。
しかしあと一日待って10月1日(現地時間)に発表したほうが格好がついたような。
それとも発表日に9月30日を設定した時点ではまだ"Windows 9"にするつもりだったとか。

さて、Windows 10の発売は2015年になるようですが、なるべく早くお願いしたいですね。
使えないとは言いませんが、タッチ至上主義のWindows 8は使いにくいんですよね。
やはりデスクトップPCやクラムシェル型の軽量ノートPCは、
ユーザーとディスプレイの距離や手の移動距離、それに本体の安定性(重量配分)を考えると
ディスプレイをタッチすることに使いやすさを見出せないんですよね。
これは前にもここに書いた記憶がありますし、Apple社の思想とも一致します。
もちろんPCでのタッチ操作を全否定するわけではなく、
むしろEeePCを改造してタッチパネルを無理やりつけていた私からすれば、
UIの進化は大歓迎で、将来タッチ操作でも使いやすいPCが出てくることを望みます。
流行ではなく、作業に最適化できれば自ずと世の中に受け入れられるでしょう。