2017年8月31日木曜日

WiiUを手仕舞い

今年発売のゲーム機Nintendo Switchが好調の任天堂。
思うように行かなかった前世代機WiiUの手仕舞いとして
ネット関連サービスの終了にとりかかりました。

ビデオチャットサービスのWii U Chat
テレビ番組情報サービスのNintendo TViiについては、
WiiUのみに対応するサービスなので早期の終了は当然としても、
SNSのMiiverseについても終了することが発表されました。
MiiverseはWiiUはもちろんのこと、Nintendo3DSからも利用でき、
さらにはウェブサービスとして一般ユーザにも門戸を開いておりました。
まあSwitchでは見限られMiiverse非対応となっており、
いずれ終了する運命であったのは確かですが、
予想よりだいぶ早い段階で見切りをつけられました。
自分で立ち上げるよりメジャーなSNSを利用できるようにした方が
いろいろといい面があります。
Switchではそういう方向に舵を切っています。
餅は餅屋ですね。

こうなればそう遠くない将来にはWiiUのeショップも閉店となるでしょう。
WiiU内の仮想Wiiの都合があるので
WiiのショップはWiiUのeショップと同時閉店でしょうが、
所有する未使用Wiiポイントの払い戻しは意外と近いかも。

2017年8月30日水曜日

口角炎で歯医者

唇の両端が切れたりするのを口角炎と言うんだそうで、
肌が乾燥し気味の私の場合、結構よく患います。
で、そんな時に歯医者に行くと最悪です。
痛くて口が開けられないし、
無理に開いてひどくなるとさらに痛いし。
それは見た目も同じようで、歯科助手さんから痛そうですね、
とか言われ患部にワセリンを塗ってくれました。
いつもリップクリームを塗りたくって治るのをまっていましたが、
なるほど、ワセリンを使えばいいんですね。
また一つ賢くなりました。

2017年8月29日火曜日

マークダウン記法

オープンソースソフトウェア界隈でよく見る拡張子"md"のファイル。
テキストエディタで開くと普通に文章が読めるので
あまり気にした事がありませんでしたが、ふと疑問が…
そもそもmdって何?

答えは[マークダウン記法]です。
マークアップ言語と呼ばれるHTMLなどの
簡易版といったところでしょうか。
HTMLでは文字の修飾をタグを用いて行いますが、
mdではもっと簡単に入力でき、
ソースを人間が読むときもわかりやすいと。
例えば強調したい文章があったときHTMLでは
対象となる文章を<strong>と</strong>で囲みます。
ウェブブラウザで見れば太字になるので分かり易いですが、
ソースを直接見る際には見にくい。
それに比べmdでは"**"と"**"囲めばよく、
ソースでの入力も識別もやりやすい。
詳しくは日本語Markdownユーザー会のサイトを参照ください。

私は何か書くときはまずプレーンテキストを選択し、
それで表現力が足りなければHTMLを用います。
事情が許す限りワープロソフトは使いません。
ただHTMLをソース生書きするのは面倒なときがあり、
昔はwikiのソース風に書いたりもしていましたが、
そういう方面に詳しくない方には伝わり難いので
結局止めてしまいました。
mdならソースでも直感的に理解できよさそうです。
今後活用しようかと。

2017年8月28日月曜日

ドルアーガの塔

昔のゲームはありえないほど難しかった。
ファミリーコンピュータ全盛期、
友人の家でハドソンの[チャレンジャー]とか、
アイレムの[スペランカー]などを遊ばせてもらったとき、
悲惨なほど先に進めなかった記憶が今でも蘇ります。
まあ後に両方ともNintendo3DS
バーチャルコンソール版でクリアすることができました。
細かくリアルタイムセーブしながらですけど。

難易度は当時のままであっても文明の利器によって
それなりになんとかできるとなれば、
チャレンジしてみようかという気にもなります。
しかしそれでもやる気になれないゲームが。
ナムコの[ドルアーガの塔]です。
このゲーム、難易度も然ることながら宝箱の出現方法が難しく、
当時友人が攻略本片手にプレーしていたの見て、
私はプレーする気にもなりませんでした。
その後も移植版・バーチャルコンソール版等が登場しても、
宝箱問題が面倒で手を出すことはありませんでした。

ところがこの度Nintendo Switch用に
[ナムコミュージアム]が発売され、
これに収録されたアーケード版[ドルアーガの塔]では
宝箱の出し方を画面上に表示できる機能が実装されているとのことです。
親切過ぎというか掟やぶりというか。でもこれなら私でもクリアできるかも。

ただこの[ナムコミュージアム]に収録されている10作品ほどの中に、
[ドルアーガの塔]の他に私がやりたいゲームが[ギャラガ'88]ぐらいしかなく、
コストパフォーマンス的に問題があるんですよね。
現在購入するかどうか考え中です。

2017年8月24日木曜日

伝説のポケモンをゲット

先月あたりのアップデートでレイドバトルが追加されたPokémon GO。
そのレイドバトルで伝説のポケモンとの戦いが可能となったものの
ちっとも捕獲できないので完全に諦めており、
レイドバトル自体も特に欲しいポケモンが現れないため
あまり遊んでいませんでした。

しかしあるとき気づいてしまいました。
レイドバトルで勝利すると捕獲率を大幅に上げる
アイテム[きんのズリのみ]が得られるんですね。
ついでにXPも大きく稼げますし。
ということでその後はマメにレイドバトルしています。
ただ勝たねば意味がないので、
一人でも倒せるモンスターマーク2つまでの
比較的弱いポケモンを中心に狩り、
来るべき伝説のポケモンとの戦いに備え
[きんのズリのみ]集めに勤しんでおります。

そんな8月中旬、偶然にも目の前にあるジムに
伝説のポケモンであるサンダーが降臨しました。
しかも人が集まりやすい場所です。
幸いにも時間に余裕があったためレイドバトルに参加しました。
最低でも8人ぐらい集まるまで参加と逃亡を繰り返し、
勝てそうなところでバトルスタート。思惑どおり勝利しました。
しかし問題はこの後の捕獲です。[きんのズリのみ]を与えてから
慎重に[プレミアムボール]を投げると…なんと一発ゲット。
あれからアップデートもあったし、もしかして確変したのか?

その後も伝説のポケモンとのレイドバトルを行い、
結局連続でサンダー、ファイヤー、フリーザーを計5体ゲット。
[きんのズリのみ]補正はあるにしても大体2、3球、
最大でも6球で捕獲できました。
それ以前は5勝0ゲットぐらいだったので、
世間の声に押され運営が確率を上げたのかもしれません。
ちなみにルギアとは確変後は縁がなくバトルすらできていません。
今の予定ではルギアの出現は8月末までとのことで、
できればゲットしたいところです。

ところで、今後ミュウツー等の伝説のポケモンとの戦いのために
[EXレイド]なる招待制のレイドバトルが追加されるとのことです。
過去の一定期間に通常のレイドバトルでポケモンを倒したジム毎に
招待状が発行されるようで、その招待状で指定された時間帯に
そのジムに行けるかどうかの個人的な都合や、
その時トレーナーが集まるかどうかの地方在住者に辛い問題を
クリアしやすくするために、これまで以上にマメに
数多くのジムでレイドバトルをこなす必要がありそうです。
ああ、どんどん面倒くさくなっていく…

2017年8月23日水曜日

ezweb.ne.jpからau.comへ

日本のインターネット黎明期、
専用線を引いてダイアルアップの受側を何回線か準備して、
個人でプロバイダを運営する猛者に出会ったことがありますが、
その後雨後の竹の子のごとく小規模なISPが乱立し、
価格競争がおきました。
こうなると規模の小さなISPでは儲けを出すのが困難となり、
合併により事実上消えたISPはたくさんあります。
現在の群雄割拠なMVNO業界の行く末を予感させます。

多くの場合ISPが吸収合併されてもドメインはそのまま運用され、
メールアドレスはそのまま使えましたが、
メールアドレスの変更を余儀なくされたケースも少なからず
あったのではないでしょうか。
長期的に見ればなおさらです。

さて、この度auの携帯電話のメールアドレスのドメインが
"ezweb.ne.jp"から"au.com"に変わることが発表されました。
"ezweb.ne.jp"って長いし、あんまり格好良くないし、
早いところ変わらないかななどと
サービス開始当初から個人的には思ってましたが、
以後も"ezweb.ne.jp"は継続使用は可能ですし、
果たしてわざわざ変える方っているんでしょうかね。
まあ私は現在もauの携帯電話(ガラケー)を使用していますが、
数年前にスマートフォンとの2台持ちに移行するのに伴い、
EZ WIN オプションを解約して
"ezweb.ne.jp"は失っていますからもう関係ありませんが。

そういえばauは汎用メールのドメインに
一時期"auone-net.jp"を使っていて、
いずれこれを携帯電話でも使うようにするのかと推測し、
速攻で登録したものの流行ることなく消えてしまいましたね。

ところで"au.com"って悪くないんですけど、
オーストラリアのccTLDである"au"を使って
"au.au"とかにしたら良さそうなどと思いついてしまいました。
しかしちょっと調べてみたところ、
どうもauでは汎用ドメインはやってないようです。
身近なjpで使えるので汎用ドメインは
世界のどこでも使えるのかと思ってましたが、どうもそうではないよう。
まあ逆に汎用ドメインなんてよくやるとも考えられます。
検索や分散管理の運用が面倒くさそうですから。
それともそこは大した問題ではなくて、
他に理由があるのでしょうか?

2017年8月22日火曜日

Android 8 Oreo

昨日北米大陸で発生した皆既日食は、
ずっと陸の上での出来事ということで
観測にはもってこいではあるものの、
日食大好きな私でも
渡米することはありませんでした。
長時間のフライトも然ることながら、
米国行きは飛行機搭乗手続き時のセキュリティチェックに
なぜか引っかかる事が多く、面倒で面倒で。
まあ費用が一番の問題なんですけど。

そんな皆既日食にあわせた
スマートフォンOSの次期版であるAndroid 8 Oの正式発表。
私の予想、というか大方の予想のどおり、
正式名称は[Android 8 Oreo]とのことです。やっぱりね。

こうなると気になるのがお菓子のオレオ
Android 8デバイスのプレゼントキャンペーンが行われるかどうか。
キットカットの時はNexus7(2013)
2台もらったので、その再現を期待したいところです。

まだAndroid 8搭載の新スマートフォンが発表されていないので、
それが正式に出てくるまでプレゼントキャンペーンの存在は
明らかにならないでしょうが、期待しておきます。
はたして数年前のキットカットの時同様、
今度はオレオを食べまくる日々となるでしょうか。
そういえばヤマザキナビスコ製ではないオレオって
まだ食べてないような…

2017年8月21日月曜日

グランを味見

今春にデビューしたマクドナルドの新ハンバーガー「グラン」
先頃ようやく「クラブハウス」、「ベーコンチーズ」、「てりやき」の
3種類の味見を完了しました。
個々を食べた時期が異なっており、
食べ比べと言うには無理のある期間を空けての味見であり、
今後ローテーションを繰り返すうちに
私自身の意見が変わる可能性はあるでしょうが、
とりあえず一巡したということで感想など。

3種に共通しているのはバンズが柔らかいことです。
焼きたてパンのような食感です。
通常のバンズとどちらが好かと問われると
答えに窮しますが、私は普通に好きです。

各々については雑に説明すると、
「クラブハウス」は標準的なアメリカンタイプ、
「ベーコンチーズ」がチーズ系派生品、
「てりやき」が和風テイストというところでしょうか。
どれもそれなりにおいしいですが、
個人的には「ベーコンチーズ」がもっともうまいかな。
次点が「クラブハウス」ですね。

実は「ベーコンチーズ」に関しては、
実食するまではバリエーションを作るために追加された
変化球ぐらいにとらえていましたが、
これは私の思い込みでした。

がしかし、やっぱりビックマックには勝てない気が…
私のファーストチョイスはビックマックで変わりなしです。

2017年8月17日木曜日

Nintendo SwitchとmicroSDXC

内蔵ストレージが32GBのNintendo Switch
今時のスマートフォンOSに比べればシステムサイズはコンパクトでしょうし、
パッケージ版のあるゲームならダウンロード版を購入するつもりもなく、
32GBがそれ程小さいとは感じないものの、
ゲームのセーブデータは常に内蔵ストレージに保存される ということを考えると、
そこはなるべく空けておきたい衝動にかられます。
ということでmicroSDカードをSwitch本体に挿しておくことに。

microSDカードは現在市販されているものはほぼ使えますが、
任天堂の勧めに従いUHS-I対応の高速品ということで、
microSDXC 64GB Toshiba EXCERIA UHS-I U3を新規購入しました。
microSDXC規格も64GB品も使うのは初めてです。
まあ選択した理由は現時点でのビット単価が最安である
という消極的な理由です。
時が経てば価格が安くなるのはこの種の商品の宿命ですから。

Switch本体のスタンドを開き、その影に隠れているスロットに
microSDXCカードを挿して電源を入れてみると
microSDXCメモリーカードを使うには、本体を更新してください。
とメッセージが表示されました。
microSDXCカードの使用には本体を更新が必要 であることは知っていたものの、
これは古いバージョンのファームウェアの場合と考えていましたが、
最新のファームウェアにアップデートしていても、
やはりアップデートが必要なようです。
とりあえず[本体を更新する]をタップしてみると
アップデートは一瞬で終わったようで、
ネットにアクセスしたかどうかも分かりません。
勘ですが、アップデートしたのは
SDカードコントローラのファームウェアなのかも。
何にしても[設定]を見る限り正常に使用できているようです。

SDカードを挿した状態でゲームのダウンロードや
パッケージ版ゲームのアップデートをすると
自動的にSDカードに保存されますが、
すでに内蔵ストレージに保存されたデータを
SDカードに移すことはできないようです。
なおSDカードを実際に使ってみたところ、
ゲームの遅さを感じるようなことはないので、
速度に関しては問題なさそうです。

ところで一旦Switchの電源を切って
microSDXCカードを抜き、
PCで読み取ってみようとしたのですが、
よく考えてみるとmicroSDXCに明示的に対応した
環境を持っていないような気がしてきました。
まあダメ元でmacOS Sierraが動く古いMacBook Pro
SDカードスロット(要microSDアダプタ)に挿してみると、
きちんと認識してくれました。
フォーマットはexFATです。普通です。
中を覗いてみるといかにもな"Nintendo"ディレクトリが、
そしてその下には数々のサブディレクトリが存在しています。
"Nintendo"ディレクトリをいじらなければ問題なさそうなので、
いざというときにはこのSDカードをデジカメに差し替えて使えそうです。
あっ、SDXCに対応したデジカメなんて持ってませんでした。
そういえば本体はもちろん、しっかりした交換レンズももう数年買ってません。
手持ちのAndroidスマートフォンだと
alcatel IDOL 3
isai LGL22は対応しているようですが、
スマートフォンの外部メモリってあまり役に立つ印象がないんですよね。
やっぱりSwitchに挿しっ放しですね。

2017年8月16日水曜日

USB Type-Cのホスト/充電ケーブル

USBデバイスがホストになれるOTG機能が登場してから10年以上。
シャープ製PDAであるZaurus(Linux)にUSBデバイスをつなぐために
購入したホストケーブルは結構な値段でした。
その後は自作して節約していましたが、スマートフォン全盛の現在、
マイクロUSB端子につなぐホストケーブル
100円ショップでも手に入るようになりました。
便利な世の中になったものです。

さて、ここ1、2年で普及してきた感のあるUSBのType-C端子。
過渡期に問題が起きそうな気配を感じとり、
避けぎみに生活してきたものの、
Nintendo Switchの購入により
そうも言っていられなくなりました。
そこでType-Cを実際に使用する上での
ケーブルについての疑問を確認しておくことに。

まず見るべきは両端がType-Cのケーブルです。
Type-Cなスマートフォンを購入したあかつきには、
今あるACアダプタやモバイルバッテリーすべてを買い替え、
個人的なType-C生態系を構築する予定です。
まあ先立つものが十分あればという条件付きですが。
ともかく、使用製品の端子がType-Cに統一されれば、
両端がType-Cのケーブルだけ持っていれば安心です。
と言いたいところですが、
実はこのタイプのケーブルには2種類以上あるとのこと。

1つ目はフル機能を持ったケーブルです。
Type-Cコネクタは24ピンありますが、
そのうちのいくつかは冗長だったり、
ひっくり返し挿し対応のためだったりするので、
フル機能を提供するためにはケーブル内に
16本の配線を通す必要があります。
これならUSB3.1のフル通信速度はもちろん、
オルタネートモードにも対応できます。
しかしケーブルは太くて固くて扱いにくく、
特に持ち運ぶようなケースでは好ましくありません。
当然価格もそれなりの高さになります。

そこでUSB2.0の機能のみに絞ったケーブルも存在します。
通信速度は制限されますが、
配線は5本で済むため細く軽く低価格にできます。
リトラクタブルケーブルだって可能でしょう。
スマートフォンの充電用ケーブルになら、
むしろこちらの方が便利です。

実はこのほかにもオプションの配線を追加したものや、
なくても問題にならなそうな配線を削った規格外品、
内部チップのある/なしによるアクティブ/パッシブの違い、
あるいはPD規格で大電流が流れることを考慮した
ケーブルもあったりして、非常にめんどくさそうです。
なおUSB Type-Cの詳細はMicrochip社の文書がうまくまとまっていてわかりやすいです。

それでは今回の本題へ。
従来からのUSBコネクタとの混在時の話です。
特にType-Aのホストコネクタ(PCやACアダプタ)に
Type-Cデバイス接続する場合と、
Type-CホストにマウスのようなUSBデバイスを接続する
ケースの2パターンを考えます。

と、その前にType-CのCCピンについて。
Type-CにはConfiguration Channelなる設定用の端子が存在し、
これが略してCCです。
ホスト側コネクタとデバイス側コネクタがケーブルで接続されるとき、
このCCも一本につながり、接続相手の存在を確認できますが、
ホスト側はCCをプルアップ、デバイス側はプルダウンしており、
これによりCCが中間電位となるので、
その状況を検出して双方がどう動くべきかを判断します。
少なくとも両方がホストになるような事態は避けられます。
このことを知ったときは賢い方法だと感心したのですが、
そこまでしてUSBを無理やり拡張せねばならないことを考えると、
同時にUSBの技術的な素性の悪さを感じざるを得ません。
まあUSBはマウスやキーボードを接続するPS/2やRS-232Cの
低速インターフェイスの置き換えが発端ですから、
やむを得ない面はあります。

それでは前者のType-Aのホストコネクタに
Type-Cデバイス接続する場合について。
先の理論からするとつなぎ先のないCCはケーブル内でプルアップされ、
機器内でCCがプルダウンされている
Type-Cデバイスに対応することになります。
Type-Cデバイスは自身がデバイスであることを認識し、
通信、そして電力の受給を実施します。
問題は電力の受給です。

実はケーブル内で行われるCCのプルアップについて、
そのプルアップ抵抗値の大きさによって
デバイスが引き出してもよい電力(電流)が決まっています。
スマートフォンを充電するのにUSB2.0の5ピンType-Aコネクタの
出力を持ったACアダプタがよく用いられますが、
これは規格上は500mAとなります。
この場合プルアップ抵抗は56kΩである必要があり、
これはケーブルが対応するより他ありません。
もしこれより低い抵抗値(0Ω、すなわちGNDとショート含む)だと、
デバイスが1.5Aや3.0Aの大電流を引っ張り出そうとして、
各機器がダメージを受ける可能性があります。

56kΩ抵抗のない規格外ケーブルは初期にかなりの量
流通していたようですし、今でもないとはいえません。
購入する場合は56kΩ抵抗があることを明示した製品を選ぶべきですし、
素性が不明なケーブルは使用しないことをお勧めします。
あるいはスマートフォン充電用として手に入れやすい
microUSB-TypeAケーブル
TypeC-microUSBアダプタをつけることでも対応できます。
もちろんこのアダプタ内部ではCCが56kΩで
プルアップされている必要があります。

続いて後者、Type-CホストにUSBデバイスを接続する場合です。
マウスやキーボードのような周辺機器には、
今後もType-Aコネクタが用いられる事が多そうなので、
ホスト機能をもつType-Cに接続するために
変換アダプタが必要になります。
そのCC端子は前述のケースとは逆にプルダウンする必要があります。
規格上その抵抗値は5.1kΩのようです。

以上の2ケースを考え合わせると、
充電/ホスト機能の両対応のType-Cアダプタは
単純にはありえないことになります。
各々のアダプタは現状標準的にType-Cコネクタの反対側は
microUSBメス/Type-Aメスとなるので、
挿し間違いが起きるケースは多くないでしょうが、
今後どうなるかは分かりませんし、
注意するに越したことはないでしょう。

話は変わりますが、現在USB 3.2が使用策定中のようです。
3.0から3.1での通信速度の倍化は、
ベースクロックとエンコード方式の変更で対応しましたが、
3.2での倍化はいよいよマルチレーンを導入するとのことです。
つまり、上り下りで差動通信線が2組ずつある
両端Type-Cのフルケーブルが必要になります。
3.2によってType-A/B端子をレガシーとする目論見でしょう。
マウスやキーボードまでType-Cになるのは相当未来のことでしょうが、
早くオールType-Cの世界が実現してすっきりしてほしいものです。

2017年8月15日火曜日

柵を高くして停車車両を減らす

私がよく自動車で通る幹線道路に郵便局があります。
専用駐車場がある(絶対量が足りてませんが)にも関わらず、
その幹線道路に停車する車の多いこと多いこと。
ちょうどスピードが出易いところにもかかわらず、
手前に緩やかなカーブがあって停車車両が遠くから見えず、
直前になってから急ブレーキを踏むハメになるような場所です。
しかもすぐ手前の信号が青になったとき、
二車線で並列に待っている車が停車車両で
左車線がふさがっているのため右車線に1列になろうとして
停滞が起き、それに後ろから高速で突っ込んでくる車も。
交差点で交通量も歩行者も多く、
危ないから駐停車禁止にすればいいのにとか前から思ってました。
ちなみに私は幹線道路に通行の邪魔になるような
路上駐車はもちろん路上停車も基本的にしません。
縦列駐車が苦手という事情があるのはないしょですが。

さて、そんな交通の難所ですが、いつのころからか、
あまり停車車両を見なくなりました。
で、先日そこを歩いて通ったときに、
歩道と車道を隔てる柵がやけに高くなっていることに気づきました。
以前は跨げば越えられる程の高さしかありませんでしたが、
現在は大人の胸ぐらいまであり、人が通れる隙間もありません。
なるほどこれなら停車しても柵をベリーロールで乗り越えるような
良識ある大人はあまりいないでしょう。
まあ0ではないのは確実ですが。

人間の心理を利用したうまい手だと感心しました。
何も法律で解決しなくても方法はいろいろあるんですね。

2017年8月14日月曜日

円盤型ペン先タッチペン

100円ショップを隅から隅まで見て回ると、
思わぬ商品を発見することがあります。
なにせ低価格なのでいちかバチかの冒険も
大した敷居にはなりません。

今回見つけたのは静電誘導方式のタッチパネルに対応した
ペン先が円盤状になったタッチペン
100円ショップ版です。
現在主流のペン先ふにゃふにゃタッチペン
機種により反応感度が異なり、普通に使える場合もあれば、
ギュッと押し付けないとダメだったり、それでも無反応だったり、
反応してもペン先が太くつぶれて接触面積が大きくなって、
特にフリックやドラッグ時に期待の動作をしてくれないため、
お世辞にも使いやすいとは言えません。
円盤ペン先タッチペンとは初めての出会いでしたが、
もしかしてすごくいいかもと思い1本買ってみました。

これが大正解。手元にあるタッチパネル(抵抗膜式含む、
タッチパッド含む)機器に片っ端からタッチしてみたのですが、
すべての機器で使え、しかも快適に操作ができます。
円盤がタッチパネルに余分な力が加わるのを防止するも、
円盤自体は透明なので表示画面の死角が最小限に収まり、
筆質が硬く、筆先が細く、文字を書くような操作にもいい。
素晴らしいの一言です。

ペン先とペンの軸の間が細いゴムっぽいもので
つながっているようで、耐久性には不安もありますが、
100円ショップなら大人買いして数で勝負です。
ということで買い占めに行ったところ既に売り切れorz
メーカーには現行品の増産と
派生品のラインナップ拡充を希望します。

2017年8月10日木曜日

Hangouts Meetを主催できない

目が節穴の私は、いろんな変化に気づくことなく、
日々を過ごしている事がよくあります。

最近気づいたのはウェブブラウザからGmailにログインして、
アプリケーション一覧のメニューを開いたときに
[Meet]アイコンが存在していることです。
[Hangouts Meet]がサービス開始したのはだいぶ前ですが、
こんなアイコンいつからあったのか。不明です。

この[Meet]アイコンは通常のGmailアカウントにはなくて、
G suiteのアカウントでしか見ることができません。
まあ[Hangouts Meet]は企業・団体向けの
遠隔会議システムなので当然ではあります。

私は普段5つのGoogleアカウントを利用しており、
1つは招待制の頃に手に入れた通常のGmailアカウントですが、
2つは既に新規受付は終了している旧Google Apps(無償版)を
別々の独自ドメインで運用しているアカウント、
1つは多分G Suite for Educationから配布してもらった1アカウント、
残りの1つも多分G Suite Basicから配布してもらった1アカウントで、
通常のGmailアカウント以外の4アカウントには
[Meet]アイコンがあります。
ちなみにG suiteの種別についてはこちらを参照ください。

ところで[Meet]アイコンをクリックすると、
英語インターフェイスだと
Your account only lets you join meetings
日本語インターフェイスだと
ご利用のアカウントでは会議への参加のみ許可されています
と表示され実質使えません。
4つすべてのアカウントで同様です。
Meetの説明によると主催できてもよさそうなのですが。

きっとG Suite for EducationとG Suite Basicの
アカウントでは管理側で無効にされているんでしょう。
そして旧Google Apps(無償版)では
無償なのでできないようになっていると。
となるとMeetと同時に発表され、
今後展開される予定の[Hangouts Chat]はどうなるのか。
無印[Hangouts]がこのまま継続されるのなら、
[Hangouts Chat]を使う必要もないのですが。

2017年8月9日水曜日

Accessでオートナンバー型のカウントをリセット

リレーショナルデータベースにおいて
テーブルデザインの肝はやはり正規化でしょう。
データベーススペシャリストの資格ホルダーの
私が言えばある程度説得力があります。
各テーブルにはそのレコードを一意に示せる
フィールドを加えてそれを主キーとし、
各テーブル間でリレーションを組んで、
外部にはそれらを加工して見た目を都合よく整えます。
内容と外見を分離して考えるのは
MFCのドキュメントとビューや、
HTMLとCSSの関係に通ずるものがあります。

データベースの参考書などで鉄板の主キーと言えば、
[社員]テーブルの[社員コード]だったりします。
業務の便宜上ついているコードは、
社員で重なることがないため主キーにはうってつけです。
しかしそういう都合のいい主キーは
いつもいつも既に存在しているわけではなく、
データベースのために番号を振ることがあります。
そんな時便利なフィールドタイプがオートナンバー型です。
Microsoft Accessではそう呼びます。

オートナンバー型ならレコードを追加する際に
特に気にしなくても不都合でない番号が連番で割振られ、
とても便利です。
ところがレコードを削除するとその番号が永久欠番となり、
それが気になるのでオートナンバー型を忌み嫌う方もいます。
私はそんなに気にはなりません。
ただ、動作確認等する中でオートナンバーが進み、
本番運用開始時に1ではない中途半端な番号から始まるのは
さすがにいただけません。すごく目立ちますし。

そんなオートナンバー型のカウントリセットって
簡単にできないものかと調べたところ、
Microsoftが公式にAccess でオートナンバー型フィールドの値をリセットする方法
を公開しています。
ということで早速試してみようとしたのですが…
これがとんでもなくめんどくさい。
結局オートナンバー型を含むテーブルの全レコードを消した後に、
データベースの最適化を実行することで1に戻しました。
ともかく、需要は確実にあると思うので、
操作1つでリセットできるようにしてほしいところです。

2017年8月8日火曜日

UVレジン

紫外線で硬化する接着剤BONDIC
使ってみて便利であることは分かっているものの、
そんなにコストパフォーマンスがいいとも言えないため
ここぞというときにだけ使っています。
まあそんな場面はなかなかありませんが。

ところで、BONDICと同様、紫外線で硬化する
UVレジンなるものが存在することを最近知りました。
手芸などで使われるもののようですが、
なんと100円ショップにも売ってあります。
しかもカラフル。当然無色透明なものもあります。
これなら値段を気にぜず手軽に使えます。

実際使ってみたところ、
BONDIC付属の紫外線LEDで数秒も照射すれば
しっかり硬化してくれます。
ただし、BONDICに比べると薬品臭がきつく、
固まってもベタベタしているように感じます。
まあ値段相応ということでしょうか。
用途に合わせてBONDICと使い分ければいいでしょう。

2017年8月7日月曜日

珪藻土バスマット

先日大した用もないのにショッピングモールをうろついていたところ、
その小売店のプライベートブランドの珪藻土バスマット
激安で売ってあるのを発見しました。
以前見たときの半値です。思わず買ってしまいました。
ただこの半値にはマジックがあって、
面積も半分であった事に気がついたのはしばらく後のことです。
まあサイズ半分でもよほど足がでかくなければ不都合はないと思われ、
むしろ邪魔にならなくて取り回しがしやすいのは長所です。

その珪藻土バスマットですが、
濡れた足の裏を置けば即座に乾きます。
水を吸った部分は色が変わって足跡がつきますが、
その部分も濡れている感じはなく、
短時間に大勢が踏んでもしっかり渇きそうです。
スポーツジムのシャワー室出口や、
温泉や銭湯の脱衣所付近の床をこれで覆い尽くせば、
かなり衛生的で快適になりそうです。

不満なのは接した面しか水分を吸ってくれないことです。
珪藻土バスマットに足を置いた直後にフローリングに踏み出しても
激しく濡れる様なことはありませんが、
土踏まずは濡れたままなので、そこが気にはなります。
リストレスト付きマウスパッドよろしく一部が盛り上がっていれば、
そこに土踏まずをこすりつけられるでしょうが、
製品は硬めの鉱石の塊から切り出していると思われ、
加工の難易度が上がり、材料の無駄が多くなることが
コストに跳ね返りそうなのでちょっと厳しいでしょうね。

感触はきめが細かくて多少弾力性があるコンクリート床というか、
建材の石膏ボードみたいな感じで、
蒸し暑い日本の夏に向いている気がします。
もしかすると冬は寒いかもしれませんが。
あと長い時間立っていると足が疲れるのは気のせいか?

珪藻土バスマットの手入れは特に何もする必要はなく、
放置しておいても問題はなさそうです。
より積極的には陰干しすればいいでしょう。
長く使って吸水力が弱くなってきたら、目詰まりした表面を
紙ヤスリで削ればいいとのこと。
私の購入した商品にはそのための紙ヤスリが同梱されていました。
折ったり割ったりしなければ、末永く使えそうです。

2017年8月3日木曜日

裏のApacheでクライアントのIPアドレスを知る

前回Nginxをリバースプロキシとし、
Apacheをその裏に持っていきましたが、
ちょっと困ったことが。

Apache+PHPでアクセス元のウェブブラウザのIPアドレスを
$ip=$_SERVER["REMOTE_ADDR"];
で取得しようとしても
常にlocalhostの"127.0.0.1"になってしまいます。
まあApacheにアクセスしているのは
ローカルのリバースプロキシNginxなんですから
当たり前と言えば当たり前です。
しかしそれでは実用上困ります。

これには対処法があり、Nginxの設定に前回同様
proxy_set_header X-Forwarded-For $proxy_add_x_forwarded_for;
を加えておくことで解決できます。
これにより
$ip=$_SERVER["HTTP_X_FORWARDED_FOR"];
でウェブブラウザのIPアドレスが分かります。
もしリバースプロキシ経由と直接の両方に対応したければ
$ip=$_SERVER["HTTP_X_FORWARDED_FOR"];
if(strlen($ip)==0)
    $ip=$_SERVER["REMOTE_ADDR"];
とでもしておけばいいでしょう。

さて、アクセス元IPアドレスが知りたいのはログファイルでも同様です。
Apacheのログが"127.0.0.1"からのアクセスで埋め尽くされても困ります。
無論NginxとApacheのログをタイムスタンプで照らし合わせれば
本当のアクセス元も分かりますが、そんな面倒な事はしたくありません。
実は先の件と同様に、ApacheのログにブラウザのIPアドレスを
記録する方法はあります。

"/etc/apache2/sites-available/"ディレクトリ下の設定ファイルで
CustomLog設定を片っ端から確認すると、
"combined"と"vhost_combined"が使われている事が分かります。
ということで、設定ファイル"/etc/apache2/apache2.conf"の
LogFormat "%v:%p %h %l %u %t \"%r\" %>s %O \"%{Referer}i\" \"%{User-Agent}i\"" vhost_combined
LogFormat "%h %l %u %t \"%r\" %>s %O \"%{Referer}i\" \"%{User-Agent}i\"" combined
の行を
LogFormat "%v:%p %h %l %u %t \"%r\" %>s %O \"%{Referer}i\" \"%{User-Agent}i\" \"%{X-Forwarded-For}i\"" vhost_combined
LogFormat "%h %l %u %t \"%r\" %>s %O \"%{Referer}i\" \"%{User-Agent}i\" \"%{X-Forwarded-For}i\"" combined
のように変更します。
Apacheを再起動すれば、アクセスログの各行の末尾に
ウェブブラウザのIPアドレスが追加されています。
プロキシ経由でない直接アクセスの場合は"-"と記録されます。

とりあえずこれぐらいしておけば運用でも困らないでしょう。

2017年8月2日水曜日

実はいろいろ便利だったLGのテレビ

テレビを買い替えてからだいぶ経ちますが、
LGの43UH6100はなかなかどうして、
特に不満もなく毎日使い続けています。いやむしろ満足。
ただし、テレビチューナーとかまったく使っておらず、
B-CASカードも箱にしまったままで、
HDMI入力のでかいモニタとしてしか使っていません。
現在常時つないでいるのは3チューナー入りのブルーレイレコーダーBZT710
もうレガシーな三波チューナー/録画機能付きメディアプレーヤーに、
最強のメディアプレーヤーPlayStation3(ゲームまったくしてない)
+地デジチューナーtorne
それにゲーム機としてWiiUNintendo Switchです。
43UH6100にはHDMI入力が3ポートしかないので、
ずっと使用してきた4入力のHDMIセレクタも未だ現役です。

さて、せっかくまあまあの価格で購入した43V型テレビ。
骨の髄までしゃぶりつくさねば。
ということでメニューをいろいろ見ていて便利な機能を見つけました。
まずはMiracast。
43UH6100は今時当然のごとくWi-Fiでインターネット接続できるのですが、
Miracastレシーバーとしても動作してくれます。
リモコンの[入力切換]ボタンで[Screen Share]を選択しておき、
Miracast送信に対応したスマートフォンalcatel IDOL3から
接続にいくときちんとミラーリング表示されます。
もちろん音声もテレビから出ます。
これで大画面でスマートフォンのゲームが遊べます。
まあそんなしませんけど。

もう一つかなり便利なのがAndroidアプリケーションの[LG TV Plus]。
これをスマートフォンにインストールして実行し、
ローカルネットで見つかった43UH6100とペアリングしておくと、
[LG TV Plus]からWi-Fi経由で43UH6100が操作できます。
テレビ側のアプリケーションを立ち上げるラウンチャーがあったり、
仮想キーパッドでテレビのメニュー操作をしたり、
仮想トラックパッドでテレビ上のマウスポインタを操作できますし、
それよりなにより音量もコントロールできるのが最高です。
というのもブルーレイレコーダのリモコンが
LGのリモコンコードに対応しておらず、
音量の操作のためにどうしてもテレビのリモコンを常に手元に
置かなければならず面倒だったんですよね。
このWi-Fiリモコンはレスポンスも非常によく、
少なくとも2台のスマートフォンと同時にペアリングでき、
スマートフォンの引退後の余生を活用することにもなりそうです。
玉に瑕なのがテレビの電源は切れるものの入れられないこと。
なにしろテレビの電源オフ時はテレビ内蔵のWi-Fiまわりもオフで、
ネットワークにつながってないのでやむを得ませんが。

ついでではありますが、43UH6100にはNetflixや
Amazonプライムビデオなどのストリーミングビデオサービスを
利用するための専用アプリケーションを搭載しております。
私が試したのは今のところYouTubeだけですが視聴は可能です。
しかも"4K"で検索した4Kっぽい動画を再生すると、
データが4Kであると断言はできませんが綺麗な気がします。
43V型の大画面で迫力ももなかなかです。
ただWebOSという今やLGしか使う予定のない
マイナーOS上で動いていることもあり、
ある日突然未来が閉ざされる可能性は否定できません。
前出の[YouTube]アプリケーションにしても提供元は
LGではなくGoogleになっていますし。
サポートについては過度の期待はしないことにします。

2017年8月1日火曜日

Nintendo Switchの保護者による使用制限

任天堂のゲーム機では多くの小さな子供も遊ぶということで、
ずいぶん前から保護者による使用制限が
かけられるようになっていました。
対象となるゲーム機そのものに設定項目があります。

さて、世はクラウド全盛。
Googleは13歳未満の子供のGoogleアカウントについて
Family Linkなるシステムを現在テスト中で、
子供のAndroid端末の使用制限について
保護者のAndroid端末から遠隔設定できるようになっています。

しかし任天堂も負けてはいません。
手持ちのスマートフォンに[Nintendo みまもり Switch]アプリケーションを
インストールし、手元のNintendo Switchと連携させることで、
リモートでSwitchの使用制限がかけられます。
任天堂はSwitchに関してメリハリのある開発をしており、
必要な部分はしっかりと実装し、
そうでない部分は切り捨てる潔さがあります。

で、ちょっと[Nintendo みまもり Switch]アプリケーションを使ってみました。
Switchで何のゲームを何分遊んだかが5分単位で記録に残ります。
さすがに何時から何時までという形式ではなく、
表示されるのは日毎の累積プレー時間でしかありませんが、
いろんな意味でバレバレです。
統計はログインユーザー毎なので不正ログインが横行しそうな気配。

このアプリケーションには、
時間がバレるという能動的な危険性を越えた
強権発動機能が実装されています。
[1日にあそぶ時間]を設定し、
オプションで[ソフトを中断する]を有効にしておくと、
累積時間が設定時間になった時点で
約束の時間になったため
今日はもうあそべません。
と無慈悲な表示が出て、
[スリープする]/[みまもり設定をOFFにする]の2択を迫られます。
後者を選択すると暗証番号の入力を要求され、
スマートフォン側で設定したものを入力することで
遊び続けることはできますが、
そうでなければスリープするしかありません。
一旦電源を落としてみるなどいろいろ試してみましたが、
脆弱性は発見できませんでした。
スマートフォン側で[今日だけアラームOFF]機能を発動し、
上限撤廃するのが通常の回避手順でしょう。

ところで、スマートフォン側であそぶ時間を変更したり
[今日だけアラームOFF]機能を使ったりすると、
Nintendo Switchがオンライン状態であれば
即座に状況が更新されます。
オフライン時に変更しているとオンラインになっても
更新がかからない(時間がかかる)ことがあるようなので、
そういうときはもう一度変更してやるのがよいようです。

なお、設定変更に対してSwitchはごく素直に動作してくれます。
累積プレー時間をはさんであそぶ時間の設定変更を素早く繰り返すと、
Switch本体のロックがかかったり解除されたり忙しく動作します。
クラウドからプッシュされているのか?