2017年8月1日火曜日

Nintendo Switchの保護者による使用制限

任天堂のゲーム機では多くの小さな子供も遊ぶということで、
ずいぶん前から保護者による使用制限が
かけられるようになっていました。
対象となるゲーム機そのものに設定項目があります。

さて、世はクラウド全盛。
Googleは13歳未満の子供のGoogleアカウントについて
Family Linkなるシステムを現在テスト中で、
子供のAndroid端末の使用制限について
保護者のAndroid端末から遠隔設定できるようになっています。

しかし任天堂も負けてはいません。
手持ちのスマートフォンに[Nintendo みまもり Switch]アプリケーションを
インストールし、手元のNintendo Switchと連携させることで、
リモートでSwitchの使用制限がかけられます。
任天堂はSwitchに関してメリハリのある開発をしており、
必要な部分はしっかりと実装し、
そうでない部分は切り捨てる潔さがあります。

で、ちょっと[Nintendo みまもり Switch]アプリケーションを使ってみました。
Switchで何のゲームを何分遊んだかが5分単位で記録に残ります。
さすがに何時から何時までという形式ではなく、
表示されるのは日毎の累積プレー時間でしかありませんが、
いろんな意味でバレバレです。
統計はログインユーザー毎なので不正ログインが横行しそうな気配。

このアプリケーションには、
時間がバレるという能動的な危険性を越えた
強権発動機能が実装されています。
[1日にあそぶ時間]を設定し、
オプションで[ソフトを中断する]を有効にしておくと、
累積時間が設定時間になった時点で
約束の時間になったため
今日はもうあそべません。
と無慈悲な表示が出て、
[スリープする]/[みまもり設定をOFFにする]の2択を迫られます。
後者を選択すると暗証番号の入力を要求され、
スマートフォン側で設定したものを入力することで
遊び続けることはできますが、
そうでなければスリープするしかありません。
一旦電源を落としてみるなどいろいろ試してみましたが、
脆弱性は発見できませんでした。
スマートフォン側で[今日だけアラームOFF]機能を発動し、
上限撤廃するのが通常の回避手順でしょう。

ところで、スマートフォン側であそぶ時間を変更したり
[今日だけアラームOFF]機能を使ったりすると、
Nintendo Switchがオンライン状態であれば
即座に状況が更新されます。
オフライン時に変更しているとオンラインになっても
更新がかからない(時間がかかる)ことがあるようなので、
そういうときはもう一度変更してやるのがよいようです。

なお、設定変更に対してSwitchはごく素直に動作してくれます。
累積プレー時間をはさんであそぶ時間の設定変更を素早く繰り返すと、
Switch本体のロックがかかったり解除されたり忙しく動作します。
クラウドからプッシュされているのか?

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