2012年12月31日月曜日

WiiUで動画を楽しむ

WiiUでは動画を楽しむことができます。

最初にローカルファイルについてですが、
Wiiにあった写真チャンネルのようなアプリケーションがなく、
SDカードに入っている写真・動画・音楽などの
あらゆるマルチメディアファイルの再生はWiiUではサポートされていません。
もちろんブルーレイディスク、DVD、CD等の光ディスクもサポートされておらず、
WiiUのディスクドライブが受け付けてくれるのはWiiUとWiiの専用ディスクのみです。
発売時点でのWiiUにはオフラインのマルチメディアプレーヤ機能は皆無です。

ただしオンラインについては幅広くサポートしています。
ウェブブラウザはAdobe Flashには対応していないもののYouTubeはしっかり視聴できます。
細かく調べていませんがHTML5のvideoタブへの対応なのではないでしょうか。
ただし、audioタグに対応していないことは確認しています。
Ustreamについてもブラウザで直接視聴できますが、
ニコニコ動画はサーバ側が対応できていないようです。

そのかわりニコニコ動画は専用のアプリケーション[niconico]で視聴可能です。
操作はGamePadの画面でタッチしながらできますが再生されるのはテレビだけです。
まあYouTubeアプリケーションよりはだいぶましです。
2013年3月にはチャンネル動画や生放送への対応と同時に
GamePadの画面での動画再生も可能となるアップデートが予定されており、
もしYouTubeの進化がないならWiiUではniconicoがぶっちぎるかもしれません。

現在のところ専用アプリケーションとしてniconicoのほかに
YouTubeとHuluが用意されています。

YouTubeはGamePad側の画面に再生中の動画の情報が固定表示されるだけで、
テレビに表示されるメニューを見ながらGamePadの方向キー等で操作して
テレビで再生するだけとなっており、
お世辞にも使いやすいとは言い難くブラウザでの視聴のほうが快適です。

Huluは有料のVODサービスで、
アプリケーションは無料でダウンロードできますが、
コンテンツの視聴には980円/月が必要です。
ただし通常2週間のお試し期間が設定されているところを、
WiiUからの登録であれば1ヶ月間に延長してもらえます。
Huluアプリケーションの最大の特徴は、
操作に加えて再生もGamePadでできる点です。
もちろんテレビに大写しすることも可能です。
ただし、GamePadだけですべてができるわけではなく、
動画の選択はテレビを見ながらGamePadで操作ということになります。
ちょっと中途半端な仕様です。

私はHuluには以前から興味があり、
iPad、iPhone、PS3、Wiiにアプリケーションだけは入れていましたが、
まだ申し込んでいませんでした。
この機会にWiiUから登録(正確にはキャンペーンコードを入手)して試しているところです。
正月の超つまらないテレビ番組の代わりにHulu三昧というのもお勧めです。

2012年12月27日木曜日

ネームランドのACアダプタ

ラベルライタといえばテプラが最初に思い浮かびますが、
私はネームランドを使っています。
特にこだわりもなく値段も安かったので。

ネームランドにはパッケージに単三アルカリ電池が6本ついていて、
購入当初からそれを入れて電池駆動していたのですが、
先日電池残量が少ないとか言われ動かなくなってしまいました。

そこでeneloopを入れてみたのですが状況が好転しません。
どうもeneloopでは電圧が足りないようです。なんてこったい。
まあアルカリ電池は1.5Vですがeneloopは1.2Vなので。

こうなるとどうしても1.5Vな乾電池が必要になりますが、
いちいち買うのも馬鹿らしいので別売りのACアダプタについて調べてみたところ、こちらもまた結構な値段します。
本体背面に必要電力が9V/1Aであることが書かれていますし、
ACアダプタの挿し込み口にセンタープラスであることの表示があるので
手元にあるジャンクACアダプタから探しますが、それっぽいものは見つかりません。
幸いにも本体に刺さるコネクタだけは見つかったので、
それを引きちぎって定電圧源から電力供給してみました。
ところが9Vをかけても電圧不足です。
しょうがないのでちょっとずつ上げていくと10.5Vぐらいで正常動作するようになり、
印刷時でも300mA程度しか消費しないことが分かりました。
それをヒントに純正のACアダプタは12Vだろうと推測し、
いろいろ探していくといいものが見つかりました。eeePC901XのACアダプタです。
結果、そのまま挿せて無改造で使えました。
無駄な出費をせずにすみました。
まあ電気に詳しくない方は真似しないように。

2012年12月26日水曜日

3Dスペースハリアー

Nintendo3DSのダウンロードソフトとして
SEGAの名作スペースハリアーが移植されました。
立体視に対応した"3Dスペースハリアー"です。
いや、これを待ってたんだよ。

記憶を探ると、80年代後半のゲームセンターで稼動しており、
某デパートの屋上に体感筐体があったのでよく遊んでいました。
当時友人から聞いた話で本当かどうかは分かりませんが、
CPUに68000(16MHz?)を4つとサウンド用にZ80を搭載という
驚愕スペックでゲーム体験を再現していたようです。
家庭用ゲーム機にも数々移植されたり続編が作られたりしましたが、
業務用の域にはまったく達していませんでした。
もちろん業務用は体感筐体ということもあったでしょうけど。
一番最近ではWiiのバーチャルコンソールで出たのを遊びましたが、
やっぱり物足りないんですよね。
業務用でしかできないことは仕方ないとしても、
業務用になかった立体視を新たにサポートしているという
3DS版の意欲は買うに値します。

というわけで早速購入して遊んでみました。
3DSのニンテンドーeショップで"スペースハリアー"を検索すると
"3Dスペースハリアー"がヒットするので600円で購入できます。

ゲームは基本的にアーケード版の移植ですが、
操作はもっともアーケード版に近いアナログパッドのほかにも、
昔の家庭用コンソールライクに方向キーも使えますし、
面白いところではタッチパネルでも遊べます。
私は専らアナログパッドです。
ただし設定メニューで操作をリバース(上を押したら上に行く)に変更しました。
三人称視点で飛行機の操縦桿のような下を押す(正確には手前に引く)と上に行くのは、
私としては直感的でなく好きではありません。
先に話に出た某デパート屋上の業務用もなぜかリバース設定になっていて、
それに慣れてしまったというのもあります。
その他にもいろいろ設定を変えられますが、
とりあえず遊ぶ分にはあまり気にしなくてもいいでしょう。

さて、立体視の出来栄えはというとかなりいいです。
敵等のオブジェクト自身はオリジナルと同じく平面での描画ですが、
距離感はしっかりつかめるため、
敵も敵の放った弾も地形もよけやすく結構さくさく進めます。
昔はボスの放つ弾は大きさというよりも時間を計りつつよけていた節がありますが、
目視でぎりぎりまでひきつけてもわりとよけられますし、
ステージ4(最初の高速面)の塔は左右に、
ビンズビーン(でしたっけ?)はパターンを覚えなくても上下に軽快によけられます。
画面が小さいので迫りくる迫力に欠けるのは残念ですが、
立体視でゲーム性が増しているように感じます。
先に進むと理不尽な猛攻を受けますが、意外によけきれるかもしれません。
なお、3DSの初期のゲームに見られた視点移動時の気持ち悪さも感じないので
立体視を否定するゲーマーの皆さんにもぜひ遊んでみてほしいですね。

さて、3Dスペースハリアーが売れたあかつきには、
ぜひポリゴンの完全新作スペースハリアーを検討してほしいですね。
例えばオリジナルの1面のボスはボス自身が奥行き方向を往復していますが、
ハリアーがボスに近づいたり慣性で離れたりするような演出はどうでしょう、セガさん。
3Dシリーズで言えばやったことがないのでギャラクシーフォースをお願いします。
その場合拡張スライドパッド(LL用)必須か?

2012年12月25日火曜日

ITストラテジストに合格

もはや半期に1度の恒例行事と化した情報処理技術者試験ですが、
この秋は昨年のリベンジでITストラテジストを受けました。
そして合格しました。さすが俺様。

はっきり言って試験の手ごたえがハンパなくよく、
合格できたと確信はしておりましたが、
そこはとんでもない落とし穴がある可能性もあるので
謙虚に合格発表を待っておりました。

さて詳細な結果はどうかというと…
午前Iは免除だったので置いておくとして、午前IIは80点を取っています。
合格水準が60点以上なのでかなり余裕があります。
試験後に自己採点したわけではありませんが、
明らかに正解と思われる問題だけで60点以上は稼げていましたし、
まったく自信のない問題を仮に不正解と勘定しても80点はあったので、
この結果は予想通りです。
ちょっと不満なのが午後Iです。
8割いってると思っていたのですが、なんと65点。わりとぎりぎりです。
かといってどこがどう間違っていたかを気にするほど
殊勝な心を持ち合わせていないので、過去を振り返ることなどしません。
うかればこっちのものです。
さて、一番の懸案事項だった午後IIは無事Aランクを取りました。
正直私にとって非常に書きやすいテーマだったという運もありましたが、
事前に4パターンほどストーリーを用意し、
数本論文をためし書きしていたことが功を奏したともいえます。
ただし、本番で何を書いたか今となってはこれっぽっちも覚えていません。
うかってしまえばこっちのものです。

では他の方がどうなのかを見てみましょう。
今回のITストラテジストでは受験総数(午前IIの受験者数)が4206人、
合格者数(午後IIのAランク者数)が713人ということで合格率は17%程度です。
午前IIの通過者が75%程度、午後Iの通過者が50%程度です。
午後IIの採点対象者が2016人、合格者が713人で率でいうと35%なので、
やっぱり論文で落とされる人が多いみたいです。
ちなみに私は午前IIと午後Iでは分布のピークにいます。

ところで合格発表と同時に、
受験者のアンケートを基にした統計情報も公表されているのですが、
本当に単なる統計情報でコメントさえありません。
こんなものパッと見ても何も分かりません。
何が楽しくてこんなもの載せているのか。
もしかして各自データマイニングするようにとかいう新手の課題とか?

2012年12月24日月曜日

Chromeをアップデートするとコマンドラインオプションが消える

私はWindowsにRAMディスクを設定し、
テンポラリ系のファイルはそこに作成させて高速化を図っています。
私の愛用するウェブブラウザ Google Chrome では
起動時にコマンドラインオプションで
--disk-cache-dir=<キャッシュディレクトリのフルパス>
をつけることによりキャッシュを任意のディレクトリに置くことができ、
私はこれでRAMディスクを指定しています。

ところでChromeはしょっちゅうアップデートがあります。
このアップデートの際に、Quick Launch等に登録されているアイコンの
コマンドラインオプションが初期化され、
設定した"--disk-cache-dir"も消えてしまっていることに気付きました。
どおりで体感速度が遅くなっているわけです。

皆さんもChromeのアップデートの際には確認するこおをお忘れなく。

2012年12月20日木曜日

Windows8 modern UI を体験

先日Windows8をインストールしたeeePC901Xは、
画面の解像度が足らずにmodern UIが利用できませんでした。
まあ大して困っていませんが。

でもちょっと使ってみたい気はしますし、
もともと来年1月末までのキャンペーン価格が終わるまでには
VistaなSOTECのPX9515PにWindows8を入れようとは思ってましたし、
ということでインストールしてみました。

PX9515Pは64ビットCPU搭載機なので
32ビット版と64ビット版どちらにしようか迷ったのですが、
搭載可能メモリの上限が4GBで最新機種に比べて低く
メモリサイズ的には64ビットOSの意義が薄いことと、
64ビット版のインストールDVDが手元にないことから
32ビット版でいいやということにしました。

前回と同じ手順を一応Vista上で繰り返し
プロダクトキーを購入したらそのまま再起動して
入手済みのインストールDVDから立ち上げ、
今までVistaが入っていたパーティションをフォーマットし、
そこにWindows8を新規にインストールしました。

で、Modern UIの使い心地ですが…
画面のタッチが出来ない環境でもマウスとキーボードだけで意外と使いやすいです。
フォントやUIパーツがやたら大きく、
画面からちょっと離れていても視認性がいいですし。
寝そべってタブレットでやっていることを椅子に座ってやるのなら、
タブレットよりもModern UIのPCのほうがいいかなと思ったりします。
正直、ちゃんとした机と椅子があるのなら、
単なるネットサーフォンでもタブレットは使いにくいので。
ただし、MacはすでにLionから似たような環境を導入していますから、
その選択肢はWindows8だけではないんですけどね。

私がよくやるような十数個のアプリケーション(というかウィンドウ)を立ち上げて、
あっちを見たりこっちを編集したり、
はたまたシェルやsshのターミナルを山ほど開いたりというような用途には
Modern UIはまったく向かないのは確かですが、
用途によっては適材適所で意外とはまると思います。
通話とSMS用の携帯電話、
データ通信用のテザリング可能なスマートフォン、
7インチ級のタブレットを必要に応じて持ち歩き、
居間では10インチ級タブレット、
書斎では20インチ以上のWindows8 PC(Mac)、
持ち歩けどこでもヘビーな作業が出来る
11~14インチの薄型Windows8 PC(MacBook Air)があれば、
個人用デバイスとしては完璧だと思います。
OSがそろってる必要などまったくありませんし、
安いのを適当に見繕うと意外と安くそろえられたりするかもしれません。

2012年12月19日水曜日

SSLのサーバ証明書

ウェブサイトでパスワード等の重要情報を暗号化して通信するために利用されるSSLには、
サーバ(実際にはドメインというかホスト名というか)の正当性を確認する役割もあり、
運用するためにはサーバ証明書が必要になります。
サーバ証明書は本来なら霊験あらたかな認証局から貰い受けるもので、
あまり費用をかけられない個人の場合、
いろんなところから申し込めるRapidSSL系は悪くない選択肢だと思います。
まあ単に通信の暗号化をしたい場合には勝手に認証局を作って
オレオレ証明書で済ましてしまう手もあって、
それだと費用がかからないで斯く言う私もそうしています。

ところが先日ある事実を知りました。
iPhoneなんかでHTML5のaudioタグを使ったページをhttpsでアクセスした場合、
サーバ証明書がきちんと認証できるものでないと音の再生が出来ないんですね。
まあ私には関係ないのでほっといてもいいのですが、
これを機会に証明書を無料で発行してくれるところがないか探していたところ…
ありました、StartSSLです。
というわけで試しに利用してみることにしました。

最初にサービスに登録します。
StartSSLから
[StartSSL Free]、[Certificate Control Panel]とたどって
[Sign-up]ボタンをクリックし個人情報を入力していきます。
なお、一旦クライアント証明書がインストールされれば[Authenticate]でログインできます。
住所は[State/Region]に都道府県、[Locality/Place]に市町村、
[Complete Home Address]にその後の細かい住所を入力すればいいでしょう。
[Continue]をクリックして現れるダイアログボックスで[OK]をクリックし先に進みます。
メールで届いた[authentication code]を入力して[Continue]をクリックし、
[2048(高)]を選んで[Continue]、[Install]、[Finish]をクリックして完了です。

ここでインストールされたクライアント証明書をなくすと操作が出来なくなるのでバックアップします。
Windows版のChromeなら以下のようにします。
[設定]アイコンから[設定]メニューを開き[詳細設定を表示]をクリックして
[証明書の管理]ボタンをクリックします。
[証明書]ウィンドウの[個人]タブにある
"StartCom Class 1 Primary Intermediate Client CA"が発行した
自分のメールアドレス宛ての証明書を選択し、
[エクスポート]ボタンをクリックします。
ウィザードが立ち上がるので
[はい、秘密キーをエクスポートします]を選択する以外はデフォルトで、
適当なパスワードをつけて.pfxファイルを作成します。
必要に応じて別のマシンやブラウザにインポートすることになるので、
このファイルは大切に保管し、設定したパスワードは覚えておきましょう。

ログインは出来るようになったので、
今度はサーバ証明書を発行するドメインの所有者であることの証明をします。
[Validations Wizard]をクリックします。
[Domain Name Validation]を選択して[Continue]をクリックします。
次に"http://"に続いて所有するドメインを入力するのですが、
トップレベルかそれに順ずるドメインはドロップダウンリストボックスから選択し、
そのサブドメインはフリー入力します。
ただし、このフリー入力には"."を含めることが出来ません。
すなわち、基底のドメインのみが指定できて、そのサブドメインは入力できません。
その後は、その指定したドメインの管理者っぽいメールアドレスを指定して、
それ宛てのメールを受け取らなければなりません。
アカウントの選択肢はpostmaster、hostmaster、webmasterしかないので、
まだ作ってなければアカウントを作ってから処理しましょう。
で、届いたメールのverification codeを入力すれば認証完了です。

いよいよ証明書の発行です。
[Certificates Wizard]をクリックします。
[Web Server SSL/TLS Certificate]を選択して[Continue]をクリックします。
[Password]を適当に設定してあとはデフォルトのままとし[Continue]をクリックします。
テキストボックスに秘密鍵が表示されるので
それを丸ごとコピーしてファイルに保存しておきます。
[Continue]をクリックします。
先に認証したドメインが表示されているはずなのでそのまま[Continue]をクリックします。
httpsでアクセスするURLを指定して[Continue]を2回クリックします。
テキストボックスに証明書が表示されるので
それを丸ごとコピーしてファイルに保存しておきます。
ただし、証明書の有効期限は1年間なので忘れず更新する必要があります。

また、[Tool Box]メニューの[StartCom CA Certificates]を開き、
[StartCom Root CA (PEM encoded)]から"ca.pem"と
[Class 1 Intermediate Server CA]から"sub.class1.server.ca.pem"をダウンロードしておきます。

最後にウェブサーバの設定です。
ここでは例としてServersMan@VPS(debian-32bit)のapacheに適用してみます。
秘密鍵と証明書をサーバ上に
それぞれ"/etc/apache2/ssl/ssl.key"、"/etc/apache2/ssl/ssl.crt"としてコピーします。
また、先にダウンロードした"ca.pem"、"sub.class1.server.ca.pem"も
サーバの"/etc/apache2/ssl/"ディレクトリにコピーしておきます。
その後以下を実行します。
# mv ssl.key ssl.key.wp
# openssl rsa -in ssl.key.wp -out ssl.key
# chown daemon:daemon *
# chmod 640 *
また設定ファイル"/etc/apache2/sites-enabled/001-default-ssl"の
SSLCertificateFile    /etc/apache2/ssl/cacert.pem
SSLCertificateKeyFile /etc/apache2/ssl/cakey.pem
の記述を
SSLCertificateFile     /etc/apache2/ssl/ssl.crt
SSLCertificateKeyFile  /etc/apache2/ssl/ssl.key
SSLCertificateChainFile /etc/apache2/ssl/sub.class1.server.ca.pem
SSLCACertificateFile /etc/apache2/ssl/ca.pem
に変更します。
# /etc/init.d/apache2 restart
でウェブサーバを再起動すれば完了です。

この状態でiPhone4S(iOS5)からアクセスすると証明書が認証され、
httpsでもaudioタグで音が鳴らせるようになりました。
もちろんIE9やChrome(Windows)、Android(froyo、gingerbred)でも、
うざったい警告は出なくなりました。
ちなみにgingerbred(froyoはaudioタグは未サポートっぽい)では
これでも音はなりませんでした。
実はsrc属性をhttpスキーム込みのフルパスで書くだけで対応できたりして。

2012年12月18日火曜日

WiiUで遊んでみる

WiiUで遊んでみた感想です。

まずはGamePadの使い心地です。
ゲームのコントローラとしては初体験の厚みがあるので持っていて違和感がありますし、
キー配置についても使いにくい部分もありますが、
ゲーム側でアナログスティックしか使わないとか、
ZRトリガとRトリガは同じ機能などというように縛りを入れて運用してくれれば
それなりには使えます。
そもそもまだ慣れていないということもあるので、いずれ何とかなるかもしれません。
LCDについてはかなりきれいです。快適にゲームが出来ます。
ただし、GamePadとテレビを同時に見たり見分けたりすることは
意外に難しいですし結構混乱します。目と首が疲れます。

あとアプリケーションの切り替え時にかなり待たされます。
初めのうちゲームからWiiUメニューに戻るときの時間には閉口したのですが、
しばらく使ってだいぶ慣らされたのか、学習してキャッシュでも効いているのか、
体感で短くなったような気もします。私の主観なので確かなことは分かりませんが。
Wiiのときも待ち時間についてはまったく改善しなかったので
WiiUでもあまり期待はしていませんが、
HDDにスワップする等、条件付きでもきびきび動けばうれしいんですけどね。

それから更新作業、ダウンロードが頻発します。
てっきりプリインストールだと思っていた[WiiカラオケU]や[YouTube]アプリケーションも、
実はダミーのアイコンが表示されているだけで起動しようとするとダウンロードが始まります。
また、New スーパーマリオブラザーズ UNintendo Landのパッケージ版を初めてプレイしようとしたときにも
更新のためのダウンロードが始まりかなりの時間待たされます。
発売直後だからというのもあるのでしょうが、面食らってしまいました。
このようなことはできれば前もってアナウンスしておいてほしかったです。
まあ発売前からネガキャンのターゲットにされる可能性もあるので痛し痒しですけど。

Miiverseは任天堂版のSNSといったところですが、いや結構面白いですね。
手書きメッセージを送れるので絵を描いている方も多いのですが、みなさんお上手で。
私はテキストでちょろちょろと書くだけです。
New スーパーマリオブラザーズ Uでスターコインの位置が分からないと発言すれば 教えてくれる方がいたりしますが、ネタバレ系は見なくてもすむようにガードしてくれますし、
ゲーム上の仕掛けについて発言すると共感してもらえたりします。
またFacebookやTwitterを積極的に使っていない私には、
Miiverseを使いこなすことなどしようとは思いませんが、
[Miiわらわら]で人気のあるゲーム(過疎ってるゲームも)が分かるので、
普段遊ばないようなジャンルのゲームにもちょっと興味が沸いたりします。
ゲーム機らしく演出に動きがあって見た目が面白いのですが、
これから販売するゲームが増えていったときに雑多になり過ぎないか心配です。
任天堂なのでやたらと企業広告が出るようことはないとは思いますが、
Wiiの間のような広告込みの動画コンテンツなら歓迎します。

ニンテンドーeショップはオンラインショップですが、
Wiiの時から比べるとすばらしい進化です。
というかやっとまともになったというべきかも知れません。
まだ無料の[Hulu]や[niconico]しかダウンロードしていませんが、
早くGamePadだけで遊べるバーチャルコンソールを出してもらいたいですね。
Wiiで大きな画面で昔のソフトを遊ぶとドットの荒さが目立って。
ついでにWiiで購入済みのバーチャルコンソールソフトのからの
超低価格な移行もお願いしたいところです。
それから引越ししてきたWiiポイントが使いまわせないのが非常に痛いので、
多少面倒でもいいのでなんとか移行の方法を準備してほしいですね。

インターネットブラウザはNetfront NXとか言っていますが、
エンジンはWebkitでChromeやSafariと同じ系列です。
GamePadでのネットサーフィンは快適で、
文字入力もタッチパネルのソフトキーボードでらくらくです。
意外にいいのがボタン操作だけでブラウジングできることです。
L/Rトリガで前/後ページへの移動、ZR/ZLトリガでタブの移動、
左のアナログスティックでスクロール、右のアナログスティックや+/-ボタンでズーム、
方向ボタンでフォーカス移動、Aボタンでクリックができ、
GamePadを両手でしっかり握ったままで快適に操作ができます。
HTML5への対応は完璧というわけではなく試した限りではaudioタグが動作しませんでしたが、
見た目のほうは一部動画サービスが見れない以外はトラブルが起きるサイトも見当たらず、
プロセッサやメモリもリッチさもあって
私の持っている初代iPadや下手なAndroidタブレットより快適な印象です。
ただしタッチパネルがシングルタッチだったり、
縦持ち(LCDを縦長に見る方向)に対応していないのは欠点といえるかもしれません。
また、ファイルのダウンロードやアップロードができなかったり、
PDFが表示できないなどの使い勝手の悪さもあります。
まあPCで使うのと同等の使い勝手をWiiUのブラウザに求める方はいないと思うので、
おもちゃというかエンターテイメントのためのツールと割り切ればこの部分は気になりません。
そのエンターテイメントっぽい、あるいはプレゼンテーションっぽい使い方として、
操作をGamePadでタブレットっぽく行いながらも、
テレビに大写しできるのは居間で多人数でネットサーフィンするにはとてもいいです。
目的のページに達するまでテレビへの表示を隠したりもできるので、
プライベートなデータ(ブックマークとかメールとか)のテレビへの表示が避けられますし。
改善提案としては、例えばAさんのオンラインブックマークを開いているタブと
Bさんのオンラインブックマークを開いているタブを同時に開いて、
AさんがGamePadを操作しているときにBさんのタブにはアクセスできないようにできるとかの
GamePad上でのプライバシー保護機能があればなおよいと思います。
GamePadについてるカメラでの顔認識でならユーザに面倒な操作を強いることもないですし。

Nintendo TViiは現時点での日本のサービスは
単なる電子番組表の域を出ていないというのが率直な感想です。
確かにテレビとは別画面で番組表が見られるのはすごい利点で、
私も数年前にこういうものを作ろうと今の勤務先で商品提案したこともあるぐらいですから。
操作性もよく高速動作するのはいいのですが画面の小ささが泣き所ですね。
現在の私のテレビの使い方ではオンタイム視聴はあまりせず、
一日に一回HDDレコーダで1日分の番組表(地上波、BS、CS)をざっと眺めながら
見たい番組を録画設定していくというスタイルなので、
6.2インチという画面の狭さは致命的な使い勝手の悪さに直結します。
まあ32型のテレビでブルーレイレコーダの操作性のよくないリモコンで、
反応が遅く見辛く使いにくい番組表を使って録画予約するのと比べて
どちらが快適かと問われると答えに窮しますが。
バージョンアップでテレビ側に最大10チャンネル12時間分ぐらいを一覧表示して、
高速スクロールとワンタッチ拡大縮小でさくさく番組チェックできるようになると
ものすごく使い勝手がよさそうです。
ところで、Nintendo TViiでは追加コンテンツを100円で購入することで
テレビリモコンになる機能が手に入ります。
そもそもGamePad単体は標準でテレビリモコン機能を持っており、
[TV]キーを押すことでいつでもテレビの音量や
ブルーレイレコーダのチャンネルを変更できますが、
その追加機能により、Nintendo TViiの番組表で現在放送中の番組を選択して
そのチャンネルに切り替えるようにテレビ等に信号を送れるようになります。
私としてはこの機能にはあまり興味がなく、
Nintendo TViiから直接録画設定ができたり、
DLNA連動で録画した番組や放送中の番組を見られるようになるなら、
5000円ぐらいの有料ソフトになっても購入したいと考えています。
任天堂はSonyと仲が悪く(過去にいろいろとあって)、
Panasonicと仲がよさそうなので、DIGA連動とか早急にやってほしいですね。

WiiU chatは試してみたいのはやまやまなのですが、
なにせ今のところ試す相手がいないので保留です。
デモを見る限りはタブレットで行う一般的なビデオチャットに過ぎませんが、
必要に応じてテレビに大写ししたり、
GamePadの高感度エコキャン付き(?)マイクでカンファレンスっぽくできるのは、
かなりいいと思います。
1対1という制限はありますが、
実は企業のテレビ電話会議なんかに使うと勝手がよさそうです。
あと面白いのは映像に重ねてフリーハンドの落書きができることです。
一般的にビデオチャットには別途テキストを送れたり、
手書きのホワイトボード共有機能なんてものありますが、
映像への落書きっぽい使い方は初めて見ました。
これは場面によってはなかなか楽しそうです。

残念ながらWiiの写真チャンネルに相当するものが見当たりません。
WiiUにはローカルのSDカードにある写真を表示したり動画を再生したりする手段が
発売時点では用意されていないように見えます。
WiiUのWiiモードにも写真チャンネルはありませんし、
後日何らかの対応があるのか今のところアナウンスもありません。
Nintendo3DSにあるようなジュークボックスアプリケーションもないようですし、
WiiUは総じてローカルのマルチメディアには弱いようです。
このあたりはぜひ改善してもらいたいですね。

あと不思議なのがWiiUからSDカードの内容を確認できる場所がないんですよね。
もしかしてSDカードはWiiモード専用ということか?

2012年12月17日月曜日

WiiUをとりあえず検証

WiiUの初期設定をなんとかすませた後、
購入前から気になっていた実験等をやってみます。

まずはGamePadの電波到達距離です。
映像の無線転送と言うとWHDIが思い浮かびますが、
IOデータのWTR-HDAV/Aの実験では直線距離で5m、見通しで10m程度が限界でした。
同様の実験をWiiUについて行ったところ距離は2mほど伸びましたが、どんぐりの背比べです。
混線さえしなければ隣の部屋ぐらいまでならつながるでしょう。

次に内蔵ストレージです。
WiiUには8GBのベーシックセット
32GBのプレミアムセットがあります。
プレミアムセットには他にもおまけが付いていますが、
このストレージ容量の差とディスクの最大容量が25GBということを鑑みて、
私としてはベーシックセットの一択だったのですが、
それが正しかったどうかを考えて見ます。
カラオケやHuluのクライアントをインストールするなど
やるべきことを一通り行った時点での私のWiiUの残りストレージは約2.5GBとなっております。
これではパッケージ版併売の大容量ダウンロードソフトはほぼ入りません。
New スーパーマリオブラザーズ Uで2GB、Nintendo Landで3.2GBなので
USB接続のHDDすることが前提となります。
もしプレミアムセットを選んでいれば都合26.5GBとなるでしょうが、
このペースであればやはり数本しか入りません。
基本的にゲームはパッケージ版を買い、
ストレージはセーブデータやniconico等のダウンロードソフト用に使うのであれば内蔵だけでも十分でしょうが、
積極的にダウンロード版を購入するならやはりHDDの接続は不可欠です。
私のように手元に使っていないHDDがあるのなら、やはりベーシックセットが正解だったと判断しています。
限界まではHDDなしで運用してみるつもりですが、ライフタイムに渡って意外と必要ないかもしれません。

そして外付けHDDです。
2,3年前に血迷って購入した使っていないUSB接続HDD(1TB)をWiiUに挿してみましたが、
正面背面どのポートに挿しても問題なく認識してくれました。
このHDDはWiiUにフォーマットをかけることになるのですが、
この形式に興味があります。
フォーマット後、PC(Linux)に接続してみると、
PC用に見られるパーティション情報(MBR)もなしで
丸ごと1つのボリュームとして扱っているようです。
HDDの先頭あたりを0クリアしてからWiiUでフォーマットして一部ダンプしてみると、
暗号化されているっぽいです。
FAT系でないことは予想していましたが、完全オリジナル形式っぽいです。
これは推測ですが、ゲームの容量が大きいので、
それに最適化した断片化の起こりにくい効率のよい保管方式にしているのではないでしょうか。
また、小さなセーブデータの管理についても工夫しているのかもしれません。
事前に外付けストレージにはUSBメモリを使わずHDDにしてというような公式メッセージが出されており、
そのなかで触れられたNAND Flashのへたりについては完全に同意しますが、
このあたりのことも関係あるのかもしれません。

ついでですが、GAMECUBEのディスクをWiiUに入れてみたところ吐き出されてしまいました。
WiiUのディスクドライブは8cmディスクを受け付けないようになっていて、
その時点でGAMECUBEとの互換性がないことは明らかです。

もう一点書き加えるとすればWiiU GamePadのバッテリーについてでしょうか。
+ねじを外すことで誰でも交換可能で、スペックは3.7V/1500mAhとなっております。
気になるのが、収納スペースに対してバッテリーサイズがすごく小さいことで、
サイズが2.5倍の大容量バッテリーがどこかから発売されるでしょう、多分。
あるいは単3eneloop8本で電力供給するようなアダプタなんてものが出てくるかもしれませんね。
容量的には2倍以上になります。

2012年12月13日木曜日

WiiからWiiUへのお引越し

WiiUには前世代機Wiiのゲームが遊べるWiiモードがあります。
ちなみに、Wiiが持っていた前々世代のGAMECUBEのゲームはWiiUでは遊べません。
ためしにGAMECUBEのディスク(8cmサイズのカスタムDVD)をWiiUに入れてみたところ吐き出されてしまいました。
どうもWiiUのディスクドライブはハードウェア的に8cmディスクを受け付けないようにしているようです。

閑話休題、
ではWiiのゲームをWiiUで遊ぶと何がメリットかというと…
テレビ脇に置く本体が1台ですみ、
WiiリモコンなどのコントローラをWiiUのみに接続しておけばよく、
テレビの上にセンサーバーを2つ置かなくてすみます。
しかしそれ以外のメリットはありません。
WiiUでならアップコンバージョンされたきれいな画面で遊べるわけではありませんし、
GamePadで遊べるわけでもありません。
WiiUに移行したWiiポイントもWiiショッピングチャンネルで使えるだけで、
WiiUのeショップの残高とは別に管理されます。これは大きな誤算でした。
またWiiのゲームはWiiUの中のWiiモードで動くだけでWiiUのシステム上でシームレスには動作しません。
私はすでにWiiUに引越してしまいましたが、やらなきゃよかったと後悔しております。
先に書いたメリットが必要ないなら引越さないことをお勧めします。

まあせっかくですのでやり方だけは書き残しておくことにします。
ここではもっともリッチで作業がやりやすい環境を想定していますが、
Wiiリモコンをいちいち接続しなおしたり、テレビの入力を切り替える等してより少ない機器でも対応できます。
ます当然ですが引越し元のWiiと引越し先のWiiUが必要です。
WiiとWiiUをHDMIやD端子等でそれぞれ別のテレビに接続します。
WiiとWiiUそれぞれにセンサーバーを接続してテレビにセットします。
WiiとWiiUそれぞれにWiiリモコンを接続します。
そして十分な電力とコンセントの数を用意してそれらを全部電源オンし、
WiiとWiiUインターネットにつなぎます。
あとは空き容量が512バイトのSD(SDHC)カードが必要です。
このSDカードにすでに入っているファイルは作業によって何ら影響を受けませんし、
作業によって書き込まれたファイルは完了時に削除されるので、
空き容量さえあればNintendo3DSからちょっと借りてくるとかでもかまいません。

では引越し作業に入ります。
WiiUをWiiモード(起動直後のWiiのアイコンをタッチ)にします。
WiiUで[Wiiからの引っ越し]チャンネルを起動すると
[Wiiショッピングチャンネル]から本物の[Wiiからの引っ越し]チャンネル(オレンジのアンダーバー付)が
ダウンロードされるのでそれを実行し、
指示に従って先に用意したSDカードをWiiUに入れます。
SDカードの準備が完了したらWiiUから抜きます。
次にWii(WiiUではない)の[Wiiショッピングチャンネル]から
[WiiUへの引っ越し]チャンネルをダウンロードし実行します。
なおファームウェアが4.3JのWiiでもシステムの更新を求められるかもしれません。
引っ越しを実行してしまうと、それまでWiiに入っていたゲームのセーブデータがWiiから消えます。
[設定]メニューでSDカードにバックアップしておけば後で本体に欠き戻してWiiでゲームの続きができます。
またバーチャルコンソールなどのダウンロードソフトも消えますが、WiiUに紐付けられてしまうので、
実行後はショッピングチャンネルからのダウンロードはもちろん、
SDカードにバックアップしていた分も書き戻しできなくなりますのでご注意ください。
さて、話を戻しますが、指示に従ってSDカードをWii(WiiUではない)に挿してデータを書き込みます。
書き込み時にはピクミン(赤/青/黄/紫/白の花ガ咲いてるやつ)がたくさん出てきてデータを運んでくれます。
このデモを見ているとなんだかテンションがあがってきます。
SDカードへの書き出しが終了するともうWiiはもう抜け殻です。
SDカードをWiiから抜いてWiiUに挿し、[Wiiからの引っ越し]の続きを実行します。
WiiUへの書き込みもピクミンがやってくれますので完了を待ちます。

ちなみに任天堂非公式のHomeBrewチャンネルは引越しでは無視されますが、
抜け殻のWiiには残ったままで、特に問題もなく動作します。
またWiiUのWiiモードで遊戯王ファイブディーズ ウィーリーブレイカーズの脆弱性をつくとSDカード上のelfファイルを実行できました。
ためしにHackMiiインストーラを起動してみると起動はできましたが、
使えるIOSがないのでインストールはできませんでした。
まあいい意味でも悪い意味でもWiiとの互換性は高そうです。
最後に断っておくと、HomeBrewやHackMiiは著作権を侵害する可能性があるのでご注意ください。
私の解釈ではこれらを単にインストールして単に実行するだけなら現時点では違法ではないと思い、
私自身も技術的興味から単にインストールしているだけですが、
何かする場合はご自身の責任で行ってください。

2012年12月12日水曜日

WiiUの電源を入れる

前回WiiUを開封して電源を入れることなくなめるように見てみましたが、
今回はとりあえず電源を入れてみます。

まだ正式設置ではないので、WiiUにはとりあえすPCモニタをHDMIで接続して780pで表示させます。
また、WiiUとPCモニタはHDMIを無線化するWHDIアダプタIOデータ製WTR-HDAV/Aをとおして接続しました。
WHDIはWiiUとGamePadの間の通信と同じく5GHz帯を使います。
さらに802.11aのアクセスポイントの電源も入れて5GHzの電波が飛び交うようにしました。

いよいよWiiU本体の電源を入れます。
WiiU本体と同梱されているGamePadは出荷時にペアリングされてはおらず、
本体の初回電源オン時にGamePadとの同期作業を求められます。
ペアリング時にテレビに表示された認証情報をGamePadで入力するのですが、
それにトランプのマークが使われていてちょっとおしゃれです。さすがトランプメーカー。
まあ「京都の花札屋」なんて言い方もされますが、これは私は蔑称だとは思っていません。
話を戻しますが、一旦接続してしまえばその後はGamePadの電源ボタンで本体の電源がコントロールできます。
WiiUとGamePad間の電源オン要求を含めたすべての通信は
5GHz帯のカスタム無線LANで行われていると思われますし、
いつの間に通信のこともあるので、
本体にしてもGamePadにしてもスタンバイ時でも結構なチップが活動している気がします。
Wiiのときのようにスタンバイ時の省電力性を殊更強調していないのも
このあたりに理由があるのかもしれません。
少なくともWiiのstartletのようなIO処理用のサブCPUは今回も入っているんでしょうね。

さて、GamePadのペアリングが終了すると、
日付・時刻の設定、テレビ出力の設定、テレビリモコンの設定を行います。
テレビリモコンについては特筆すべきでしょう。
GamePadはWiiU本体の電源がオンでもオフでもいつでも[TV]ボタンを押すことで
テレビの赤外線リモコンになります。
その出力信号をテレビのメーカーに合わせて設定します。
ただし操作できるのは[電源]ボタン、[入力切替]、チャンネルの上下、音量の上下、
[番組表]、[地デジ]/[BS]/[CS]、チャンネル切り替え用テンキーだけです。
なお、テレビ以外のブルーレイレコーダ等のリモコンにも化けることができ、
その場合はブルーレイレコーダを選択してから続いてテレビの選択となります。
その場合の操作対象がやや複雑になり、
テレビは[電源]、[入力切替]、音量の上下が可能で、
ブルーレイレコーダーは[電源]、チャンネルの上下、
[番組表]、[地デジ]/[BS]/[CS]、チャンネル切り替え用テンキーが操作できます。
私のテレビは撤退から時間の経つ日本ビクター製ですが、
見捨てられることなくちゃんと設定できました。
またPanasonicのブルーレイレコーダBZT710は当然設定可能です。

続いて初期設定の続きでセンサーバーの位置設定、無線LANアクセスポイント設定となります。
インターネットに接続可能になると、
長時間かかり途中で電源を無理やりオフにしたりすると壊れることで
話題沸騰中のファームウェア更新となります。
バックグラウンドでダウンロードすることも出来ますが、
今回を逃すと体験する機会もなさそうなので、
更新が完了するまでおとなしく待ってみることにしました。
私の自宅はADSL(たしか8Mbps)を使っているのですが、
1時間半程で無事完了となりました。
後日書きますが、WiiからWiiUへの引越しの際には、
ピクミンが登場して見ているだけでも楽しいのに、
ファームウェア更新は味も素っ気もない画面というのはねぇ。
リンクとガノンの戦いでガノンのライフがプログレスバーとかいう寸劇でもあれば
こんなにも批判を受けることもなかったかもしれません。
まあ引越しの演出はやりすぎで、
もっと他に力を入れるべきだろうという気もしなくもないのですが。

ファームウェアの更新が完了して再起動するといよいよWiiUが遊べる…と思いきや、
まだまだやるべきことがあります。
ニンテンドーネットワークIDの設定です。多くの場合は作成となるでしょう。
最初にMiiを設定します。
Wiiのときのように完全オリジナルで作成するか、
Nintendo3DSと同様にカメラで撮影した写真を元に自動作成してもらうか、
3DSからコピーするか、QRコードで読み取るかします。
私は3DSからコピーしました。
この場合主に3DS側での操作となります。
3DSでMiiスタジオを起動して、WiiUで案内される手順に従えば選んだMiiがWiiUで受け取れます。
次にニンテンドーネットワークIDの登録です。
生年月日、性別、都道府県、ID(ハンドル名)、パスワード、メールアドレスを入力します。
ハンドル名とMiiの名前の区別がどのようにされるのかは把握できていません。
設定したメールアドレスに確認用のメールが送られてくるので、
そこで認証操作を行うことで本登録が完了となります。
これでやっとWiiUで遊べるようになりました。
いやー長かった。
前回WiiUを開封して電源を入れることなくなめるように見てみましたが、
今回はとりあえず電源を入れてみます。

まだ正式設置ではないので、WiiUにはとりあえすPCモニタをHDMIで接続して780pで表示させます。
また、WiiUとPCモニタはHDMIを無線化するWHDIアダプタIOデータ製WTR-HDAV/Aをとおして接続しました。
WHDIはWiiUとGamePadの間の通信と同じく5GHz帯を使います。
さらに802.11aのアクセスポイントの電源も入れて5GHzの電波が飛び交うようにしました。

いよいよWiiU本体の電源を入れます。
WiiU本体と同梱されているGamePadは出荷時にペアリングされてはおらず、
本体の初回電源オン時にGamePadとの同期作業を求められます。
ペアリング時にテレビに表示された認証情報をGamePadで入力するのですが、
それにトランプのマークが使われていてちょっとおしゃれです。さすがトランプメーカー。
まあ「京都の花札屋」なんて言い方もされますが、これは私は蔑称だとは思っていません。
話を戻しますが、一旦接続してしまえばその後はGamePadの電源ボタンで本体の電源がコントロールできます。
WiiUとGamePad間の電源オン要求を含めたすべての通信は
5GHz帯のカスタム無線LANで行われていると思われますし、
いつの間に通信のこともあるので、
本体にしてもGamePadにしてもスタンバイ時でも結構なチップが活動している気がします。
Wiiのときのようにスタンバイ時の省電力性を殊更強調していないのも
このあたりに理由があるのかもしれません。
少なくともWiiのstartletのようなIO処理用のサブCPUは今回も入っているんでしょうね。

さて、GamePadのペアリングが終了すると、
日付・時刻の設定、テレビ出力の設定、テレビリモコンの設定を行います。
テレビリモコンについては特筆すべきでしょう。
GamePadはWiiU本体の電源がオンでもオフでもいつでも[TV]ボタンを押すことで
テレビの赤外線リモコンになります。
その出力信号をテレビのメーカーに合わせて設定します。
ただし操作できるのは[電源]ボタン、[入力切替]、チャンネルの上下、音量の上下、
[番組表]、[地デジ]/[BS]/[CS]、チャンネル切り替え用テンキーだけです。
なお、テレビ以外のブルーレイレコーダ等のリモコンにも化けることができ、
その場合はブルーレイレコーダを選択してから続いてテレビの選択となります。
その場合の操作対象がやや複雑になり、
テレビは[電源]、[入力切替]、音量の上下が可能で、
ブルーレイレコーダーは[電源]、チャンネルの上下、
[番組表]、[地デジ]/[BS]/[CS]、チャンネル切り替え用テンキーが操作できます。
私のテレビは撤退から時間の経つ日本ビクター製ですが、
見捨てられることなくちゃんと設定できました。
またPanasonicのブルーレイレコーダBZT710は当然設定可能です。

続いて初期設定の続きでセンサーバーの位置設定、無線LANアクセスポイント設定となります。
インターネットに接続可能になると、
長時間かかり途中で電源を無理やりオフにしたりすると壊れることで
話題沸騰中のファームウェア更新となります。
バックグラウンドでダウンロードすることも出来ますが、
今回を逃すと体験する機会もなさそうなので、
更新が完了するまでおとなしく待ってみることにしました。
私の自宅はADSL(たしか8Mbps)を使っているのですが、
1時間半程で無事完了となりました。
後日書きますが、WiiからWiiUへの引越しの際には、
ピクミンが登場して見ているだけでも楽しいのに、
ファームウェア更新は味も素っ気もない画面というのはねぇ。
リンクとガノンの戦いでガノンのライフがプログレスバーとかいう寸劇でもあれば
こんなにも批判を受けることもなかったかもしれません。
まあ引越しの演出はやりすぎで、
もっと他に力を入れるべきだろうという気もしなくもないのですが。

ファームウェアの更新が完了して再起動するといよいよWiiUが遊べる…と思いきや、
まだまだやるべきことがあります。
ニンテンドーネットワークIDの設定です。多くの場合は作成となるでしょう。
最初にMiiを設定します。
Wiiのときのように完全オリジナルで作成するか、
Nintendo3DSと同様にカメラで撮影した写真を元に自動作成してもらうか、
3DSからコピーするか、QRコードで読み取るかします。
私は3DSからコピーしました。
この場合主に3DS側での操作となります。
3DSでMiiスタジオを起動して、WiiUで案内される手順に従えば選んだMiiがWiiUで受け取れます。
次にニンテンドーネットワークIDの登録です。
生年月日、性別、都道府県、ID(ハンドル名)、パスワード、メールアドレスを入力します。
ハンドル名とMiiの名前の区別がどのようにされるのかは把握できていません。
設定したメールアドレスに確認用のメールが送られてくるので、
そこで認証操作を行うことで本登録が完了となります。
これでやっとWiiUで遊べるようになりました。
いやー長かった。

2012年12月11日火曜日

WiiU開封の儀

2012年12月8日に発売されたWiiU、無事発売日に入手できました。
前日の午前中には発注していたAmazonでステータスが出荷準備中となって、
その日の夕方には発送済みに変わり、
発売当日の昼前ぐらいに自宅に届きました。

早速ゲームでも、といいたいところですが、
その日は体調不良で朝から頭痛がひどくそれどころではありません。
夕方近くになってなんとか復活し、まずは開封の儀を執り行いました。
私が購入したのはベーシックセットなのですが、
どうも多くの方がプレミアムセットを選択した様で、 こちらは結構不人気だったようです。
違った視点をふくめていろいろ写真を撮影してみたので公開します。
これから購入するという方は参考にしてみてください(何の?)。

まずは箱です。 Amazonから届いたときの梱包箱のままだとそんなに重く感じなかったのですが、
この化粧箱の状態だとずしりとした重さがあります。
とくにどうといったことはないのですが、
ベーシックセットでは内箱一段目の右半分には説明書の類しか入っていません。
おそらくプレミアムセットで付属するGamePadスタンドセットのためのスペースなのでしょう。

WiiU本体です。 SDカードスロットのふたが開いたときに奥に引っ込んで邪魔にならないようになっていますが、
WiiUではここにUSB端子が追加されているため開けっ放しになる可能性を考えたものでしょう。
本体前面のUSBにHDDを挿しても動作することは確認できましたが、HDDは背面に挿し、
前面にはカラオケ用のマイクを挿したり、
PROコントローラーの充電に使ったりするのがいいでしょう。
GamePadやWiiリモコンの接続に使うsyncボタンが表に出ていて、しかも押しやすいのはいい改善です。
ちなみにsyncボタンは1回押しでWiiリモコンの、2回押しでGamePadの同期モードになります。
電源LEDのほかにディスクが入っているかどうかを示すDISK LEDもついていて、これも地味ながら改良です。
あと基本横置きになったのもユーザーフレンドリーですね。
これでディスクやSDカードの差込向きを間違えなくなります。
次は背面についてです。
D端子AVケーブル等の接続端子はWiiと同じでWii用のものがそのまま利用可能ですが、
昨年までの地デジ騒ぎですでに多くのテレビにはHDMI端子がついているでしょうから、
付属のHDMIケーブルでつないでしまうのがいいと思います。
もしテレビのHDMI端子に空きがなければ、HDMIセレクタの購入をお勧めします。
センサーバーの接続端子もWiiと同じでWii用のものがそのまま利用可能です。
もしなければWiiリモコンプラスヌンチャクとがセットになったWiiリモコンプラ追加パックがお勧めです。
ACアダプタ端子はWiiのものとほとんど同じですが、切り欠きの位置が変えてあるので間違えて挿すことはありません。

Wii U GamePadです。 重量の公称値は500gですが、ホールド感というかおもちゃっぽさの印象もあってそんなに重く感じません。
操作性は…
LトリガとZLトリガ、RトリガとZRトリガの押し分けは私には無理です。どっちかしか押せません。
L/Rアナログスティックは倒す角度が結構あって指の動かす範囲が大きく、
そんなに手の大きくない私にとっては決して使いやすいとはいえないものの、
Wiiのヌンチャク並みの操作感はあるので我慢はできます。
しかし、アナログスティックを使う手のポジションだとその下の方向キーやA/B/X/Yボタンは押しにくいです。
アナログスティックの押し込みボタンは初めて体験するのですが、思ったより強く押す必要があります。
ACアダプタの端子はNintendo3DSのものと形状は似ていますが一回り大きいですね。
ヘッドフォンは一般的なステレオミニピンジャックでの接続です。
下部にはクレードル充電用の接触端子と拡張コネクタがあります。
拡張コネクタは5ピンのように見えるので、+3.3V、GND、3線のSPIぐらいかもしれません。

付属品です。 WiiUにはクラブニンテンドーのポイントカードはついておらず、
WiiUにクラブニンテンドーのユーザ登録をすることで自動的にポイントが付与されます。
HDMIケーブルは、最近はすっかり安くなったとはいえ、付属しているのは好感が持てます。
ACアダプタは本体用(15V/5A)のものとGamePad用(4.75V/1.6A)のものがついており、
どちらもそれなりの大きさがあります。
特に本体用は見た瞬間「でかっ」と思いました。
GamePad用もクレードルありきでデザインされているっぽいですね。
まあ大きさについては許容できますが、AC側のケーブルが非常に硬く、取り回ししにくいのがよくありません。

ではWiiUとWiiとを比べてみます。 WiiUは奥行きが伸びていますが、幅と厚さはWiiとほぼ同じです。
ACアダプタはWiiUが15V/5A、Wiiが12V/3.7Aで、大きさはWiiUのほうが若干大きいです。
ACアダプタ端子は切り欠きの位置が違うだけです。

今回はこれまでです。
今後ちょくちょくWiiUについて書くつもりですので乞うご期待。

2012年12月10日月曜日

Google Appsの無償版が新規登録終了

去る12月8日、Googleから悲しいお知らせが届きました。
無償版のGoogle Appsが即日新規登録を終了したとのことです。
すでに利用している分には特に影響はないのですが、
有力な無料ホスティング先を失い、今後少なからず影響を受けそうです。
for Business で600円/アカウント・月払うとなると、
気軽に予備で持っておくのも厳しいですし。

私がGoogle Appsを使い始めて7年以上が経ちます。
無償版でも当時50アカウントまで作れていたのですが、
1年半ほど前に10アカウントまでに縮小され、
そして今回無料サービス自身に申し込めなくなるということで、
最近のGoogleの動向とあわせるとなんとなくそういう予感はしていたものの、
Googleも普通の会社になってしまったのだと改めて感じます。
まあ悪いことではないんですけどね。

将来的に現行の無償サービスが停止することもありえるので、
その先のことも考えておく必要もあるかと思いますが、
自分で取得したドメインなのでVPSでメールサーバ運用という最終手段もあります。
といってもそれはそれで面倒なので、
やはりoutlook.com(というかlive.com、というかhotmail)が次の有力候補になります。
先日outlook.comの独自ドメイン使用方法を書いているので、
切り替えたい方は参考にしてみてください。

最近はいろいろな会社のサービスを複合的に使っており、
昔と比べてGoogleへの依存度が下がってきているのですが、
Yahooからは距離を取れてもやはりGoogleは外せません。
しかし、ここのところMicrosoftがいい方向に進んでいるように見えるので、
将来的にMicrosoftに回帰することもあるかもしれません。

2012年12月6日木曜日

ブラザーのプリンタに一言申す

先日プリンタの試運転をしましたが、
その後想定外の製品仕様に気付き、さらに新たな問題が発生しました。

現在私が利用中(といっても年に1回使うだけ)のプリンタはブラザー工業のDCP-595CNという
2年ぐらい前のスキャナ付きインクジェットカラープリンタで、
インクはイエローシアンマゼンタの4色のインクタンク(プリントヘッドではない)を
別々にセットするようになっています。
前回イエローのインクが突然なくなったと書きましたが、
このプリンター、1色でもインクがなくなると起動時にエラーとなり何も出来ません。
たとえイエローがなくなっても、黒でモノクロ印刷が出来そうなものですが、そんなことは出来ません。
また、最悪インクがなくてもスキャナとして役立ちそうなものですが、それすら出来ません。
しかもインクタンクが本体から検出できかつインクの残量があるときのみ正常動作となり、
そうでなければでかすぎる文鎮と化します。まったくなんて仕様だよ。
市場を独占する企業が好きでないのでわざわざマイノリティのブラザーのプリンタを選び、
今後もどうしても買い替えが必要になればブラザー製にしようかと思っていましたが、
こんな理不尽な仕様の製品を出すような企業はもう信じません。
高価な純正インクももう買うまいと心に誓いました。
今度はプリンタを買うときは日本では比較的マイナーなHPのプリンタにしようと思います。
なお、この仕様は最新機種ではすでに変更されているかもしれませんし、
今後登場する機種で変更されるかもしれません。

次に新たなる問題です。
実はイエローのインクがないとか言われたものの、
タンクには明らかに大量のインクが残っていますし、
おかしいなと思いつつインクタンクを温めたり振ったり、
2つあるインクの出入り口を針で突っついたりしていたところ、
ちゃんと印刷が出来るまでに回復しました。
ところが一晩寝て起きたところ、プリンタのLCD画面に
印刷できません
インクを交換してください
[Y][C]
と表示されるようになりました。
元に戻るどころか、シアンまでもおかしなことになりました。
もちろんシアンのタンクにはインクがたっぷりあります。
しょうがないのでイエローとシアンのタンクをいろいろやっていたところ、今度は
インクを検知できません
ゆっくりと入れ直してください
と表示されるようになってしまいました。
その後もいろいろやってみましたが上記2つのうちどちらかが表示され、
上記の仕様とあわせて印刷もスキャンもできません。
互換インクを買ってきて何とか印刷できました。

たまに印刷するだけならトナーが劣化しにくいカラーレーザーのほうがいいんでしょうかね。
カラーレーザーも最近は安くはなっているのですが、
価格よりも大きさが問題で、たまにしか使わないならそれこそ邪魔です。
クラウドプリントという手もあるにはありますが
少なくとも年賀状を印刷するのには向いてなさそうですし、
大量に年賀状を出すわけでもなく、暮れも押し迫らないと準備しない
私のような人間には印刷業者に発注というのも難しいですし、
送り先ごとに何か一言手書きで加筆して判を押すとなると
ネットの年賀状サービスも使えませんし、
かといって普通のメールで済ませるというのもいろいろ問題がありますし。
何かいい方法はないものか、
思いついたらビジネスチャンスになるのかもしれません。

最後に分解した純正インクタンクの写真を載せておきます。

2012年12月5日水曜日

ServersMan@VPS(debian-32bit)でプロセス数の節約

先日ServersMan@VPS(debian-32bit)でメモリ不足っぽい状況に陥ったものの
結局はプロセス数が上限に達していたと書きましたが、
私の環境でプロセス数の節約について検討したことを書き残しておきます。

最初に前回も触れたsquidです。
設定ファイル"squid.conf"の"auth_param digest children"はデフォルトで"5"になっていますが、
どうせ個人的にしか使ってないので"2"に減らしプロセスも減りました。

次にbind9です。
独自ドメインのルートについてはDNSサーバをgodaddyにホスティングしており、
VPSではそのサブドメインを扱っているだけなのでアクセスもそんなにはないはずで、
プロセス数を減らしても影響は小さいだろうと仮定し削減しました。
bind9ではコマンドラインオプションの"-n"でプロセス数をコントロールできるので、
私はプロセス数を"4"にするために設定ファイル"/etc/default/bind9"の
OPTIONS="-u bind"
OPTIONS="-u bind -n 4"
に変更して対応しました。

mysqldは設定ファイル"/etc/mysql/my.cnf"の"thread_concurrency"で
制御できそうな気がしましたが、減らす方向には動かないようです。
あきらめるほかないようです。

あとプロセスをたくさん作っているのはnscdとserversmanです。
nscdはネームサービスキャッシュデーモンですので、
なくても動作に問題はないはずです。
serversmanはServersman@VPSをオンラインストレージとして利用するための
デーモンのようですので、使っていなければ落としてもかまいません。

ということでだいぶプロセス数が減りました。
で、何のために減らしたかかというと…近い将来ここで紹介するかもしれません。

2012年12月4日火曜日

PQI Air Card 買っちゃった

PQI Air Card買っちゃいました。
16GBの純正マイクロSDHCカード(Class10)とのセット品です。
というのも、PQI Air Cardで使うマイクロSDカードはSDHC規格の4GB以上なものでなければならず、
私の手元には最大でも2GBのマイクロSDしかなく、
少なくとも別途マイクロSDHCメモリを調達する必要があったためです。
どうせ買うなら相性がよいはずの純正品を使った方がいいですし、値段的にもお手ごろですし。

使う前にまずは準備です。
AndroidならGoogle Play、iOSならApp Storeで"aircard+"を検索して
"PQI Air Card+"アプリケーションをインストールします。
で、マイクロSDカードをPQI Air Cardに挿し込み、それをカメラに挿してカメラの電源を入れます。
以後私が動作確認に利用しているのは特に断りのない限りLumix GF1ですが、
同時にG1,GH1,Nintendo3DS,
SDHCカードリーダー付きPC(Windows)に挿した場合でも特に問題なく動作はしています。
話をもどしますが、この状態でスマートフォン等の無線LANの接続先SSID(Wi-Fiネットワーク)を
"PQI Air card"に設定し"PQI Air Card+"アプリケーションを起動すると、
カメラで撮影した写真の閲覧やAircard本体の設定が可能になります。
カメラで撮影すると数秒後にはその写真がスマートフォン側に表示されますし、
スマートフォンにダウンロードしてしまえば写真は好き勝手にできるのでなかなか便利です。
ただし、写真の枚数が多くなると起動してから一覧表示されるまでに時間がかかるようになります。

なお最初にアクセスしたらセキュリティを確保するためにSSIDを変更してパスワードを設定しておきましょう。
この変更が有効になるのはAir Cardの次の電源オン時のようですので、
カメラの電源を入れ直し、スマートフォンのSSIDから設定しなおしましょう。
もしパスワードが分からなくなったら、
カメラを写真再生モードにして"Factory Reset"と書かれた赤い画像
"DCIM/199_WIFI/WSD00003.JPG"を削除して
カメラの電源を入れなおすことで、工場出荷状態に戻すことが出来ます。
ここでの削除作業はPCでも何でもいいのですが、
マイクロSDカード単体で認識させてファイルを消すのではなく、
マイクロSDカードをAir Cardに挿してAir CardをSDカードとして
認識させた状態で削除することを意味しますので念のため。

専用のアプリケーションがないPC(Windows)やNintendo3DSでも
無線LANが付いていれば利用は可能で、
その場合はSSIDを設定してからウェブブラウザで"http://192.168.1.1"にアクセスすることになります。
Nintendo3DSの場合アクセスポイントの設定時にインターネットに接続できない旨のエラーが出ますが、
かまわずURLを打ち込めばアクセスは可能です。
ただし登録している3つの接続先の明示的な切り替えが出来ないため、
他のアクセスポイントの電源を切る等の対処が必要になるかもしれません。

ちなみにGF1は5分間の無操作でパワーセーブモードに落ち無線LANも切断され、
そのタイミングでスマートフォンが別のアクセスポイントをつかんでしまうと、
もう一度SSIDの設定からやり直さなければアクセスできないので、その切り替えは結構面倒です。
そういう面ではPCやNintendo3DSに挿しておけば勝手に電源が落ちなくて便利です。
特に3DSなら写真も取れますし。

ホットスポットへの接続、
というか単にインフラストラクチャモードのクライアントとして動作させることも可能で、
"PQI Air Card+"アプリケーションの[設定]ページでアクセスポイントのSSIDと、
必要ならWPAのパスワードを設定しておいて、
同ページの[ホットスポットに接続]ボタンをタップするか
"Connect to Hotspot"と書かれた緑の画像"DCIM/199_WIFI/WSD00002.JPG"を
削除するかしてモード移行できます。
ただし、インターネットにつながったからといってAir Cardが自立的に何かしてくれるわけではありません。
Eye-Fiは自動的に写真をオンラインストレージにアップロードしてくれますし、
Flucardは振ることでアップロードできますが、
Air Cardにそういう機能はなく、Wi-Fi接続による外部機器からのコントロールがなければ何もできません。

ウェブサーバやftpサーバの機能はあるので、
それ経由でダウンロードするようなソフトウェアをスマートフォンやサーバマシンに作りこむのは可能ですが、
Air Cardのホットスポット接続機能には固定でIPアドレスが設定出来ないのでいろいろと面倒です。
Air CardにはIPv6アドレスを割り当てられませんし、
DHCPでグローバルIPアドレスを割り当てる環境なんてなかなか準備できないので、
インターネット上のVPSで画像を吸い取るスクリプトを動かすなんてのも一筋縄では動かせません。
結局ホットスポット接続機能を活かすにはAir Card側にいろいろ実装していかないと実用になりません。
まあ、Air Card自身は組み込みLinuxで、しっかりtelnetでログインできますから
改造していろいろやらせることは出来るのでしょうけど。

2012年12月3日月曜日

給湯器

しばらく前に、20年ぐらい使っていた石油(灯油)給湯器の調子が悪くなり、
給湯器の買い替え候補として都市ガスと灯油を検討したときの内容を覚書として残しておきます。
内容には正しくない点が含まれている可能性もあるので参考程度にご覧ください。

イニシャルコストについては灯油が本体定価40万円程度で、
灯油の配管はタンクから本体まで単独で引くことになります。
ガスだと本体定価20万円~40万円となりますが、
ガス給湯器をつけようという家が電化住宅にしてるということはないでしょうから、
ガス配管の分岐工事が必要となります。
灯油はガスに比べて取り扱い店が少ないため値引き率が低いようです。

ランニングコストについては以下のとおりです。
地域、時期、時代によって変動はするでしょうが、
灯油のコストは1500円/18リットルぐらいでしょうか。
ただし、価格は市場次第で変動幅はかなり大きいことは覚悟すべきです。
都市ガス残すとは大体200円/m^3なところですが、
価格は認可制のため変動幅は小さめに見積もることができます。
熱量でいうと都市ガス4m^3=灯油5リットル(機器の効率は無視)なので
灯油のタンクが50リットルで一ヶ月(冬)で使い切るとすると、
価格的には
灯油 50リットル = 灯油コスト 4200円 = 都市ガス 21m^3 分
熱量的には
灯油 50リットル = 都市ガス熱量 40m^3 = 都市ガス 8000円分
となり、単純計算で都市ガスは灯油より2倍高いということになります。
ただし、ここ10年で灯油の価格は約2倍、都市ガスは大して変わらず、
という傾向が続くとすればランニングコストの差は縮まる方向であることは予想できます。
なお、近年の灯油高騰によりネット上では灯油よりガスが安いという意見も散見されますが、
感覚的なもので根拠が示されていないことが多いように見受けられます。

イニシャルコストとランニングコストをあわせて考えると、
都市ガスは灯油とでは昔に比べて目に見えるほどのコスト差はないようで、
むしろ他の要素で選ぶのがいいのかもしれません。
ということでそのほかの要素を以下に並べてみます。

灯油の利点、都市ガスの欠点について
  • 灯油は現時点で燃料代が安い
  • ガスは災害時の復旧に時間がかかる

都市ガスの利点、灯油の欠点について
  • 都市ガスは給油が必要ない
  • 都市ガスのほうが耐用年数が長い
  • 灯油は動作音が大きくにおいもある
  • 灯油はすす等で汚れるためメンテナンスが必要で、灯油タンクの水抜きも必要
  • 都市ガスは本体が小さく軽い
  • 都市ガスは水温が上がるまでの時間が短い

その他として
  • 高効率機のエコジョーズ(ガス)、エコフィール(灯油)は酸性排水(中和してから排水)がある
  • 取り付けにはガスは資格がいるけど灯油は自分で可能(ガス→ガスの交換は自力でやってる人もいる)

最近は給湯器さえもネットで激安販売されていたりして
そういうところを利用するのもありだと思いますし、
都市ガス会社ではガス給湯器をリース販売しているところもありますし、
あるいは家電量販店でも相談に乗ってくれる(リホーム前提?)ところもあるようですので、
明白かつ現在の危険がなければいろいろ動き回るのがいいと思います。

2012年11月29日木曜日

Twonky Beam と DTCP-IP

最近DTLAがライセンス条項を改定したからなのかは分かりませんが、
DLNAクライアントTwonky BeamのiOS版が
最新バージョン(ver 3.3)でDTCP-IPでの再生に対応しました。
ただし、私の持ってる古いiPadはサポート対象外になってますけど…
まあiPhone4Sがあるのでそれで我慢することにします。

さて、Android版のTwonky BeamはAndroid 4.x(ICS)を搭載した一部(?)の機器では
ずいぶん前からDTCP-IP対応を謳っていましたが、
残念ながら私の手元にそんな高級なものはなく、
Android 2.2(Froyo)とAndroid 2.3(Gingerbread)で
録画したテレビ番組が再生できないことだけは確認していました。

それはさておき、早速iOS版の最新バージョンで
DIGA BZT710にHZモードで録画している番組が見られるかどうか試してみたところ…
だめでした。
どうも動作機器一覧にあるSONYのみへの対応のようです。
あーDLNA本当につかえねー。

2012年11月28日水曜日

ServersMan@VPS(debian-32bit)でメモリ不足?

私はServersMan@VPS(debian-32bit)を利用しているのですが、
先日新たにソフトウェアをインストールしたときの話です。

そのインストールしたソフトウェア自身は何事もなく動作するようになったのですが、
その後、何かコマンドを実行したときに
fork: Cannot allocate memory
と表示されエラーするようになりました。
メモリ不足っぽいのですが"free"の実行結果ではまだまだメモリがあります。

おかしいなと思いつつとりあえずリブートしてみようと、
まず"su -"を実行したところ同じエラーが出て失敗します。
いや、正確に言うとユーザはrootに変わっているようなのですが、
シェル(bash)が動作していないようにも見えます。
rootになれないのでrebootができないという非常事態です。
とりあえず別のターミナルからsshで新たにログインしようとすると
shell request failed on channel 0
となりやはり失敗します。
最後の手段ということでMyDTIにログインして
[ ServersMan@VPS Entryプラン]メニューの[起動/停止]ボタンで再起動して
元のとおりに復活できました。

ところが1時間ほどすると同様の症状になってしまいます。
こうなると新たにインストールしたソフトウェアが悪いことは想像に難くなく、
とりあえずそれを終了し、
その後の動作が安定していることを確認しました。

そもそもなぜメモリがあまっているのにメモリ不足といわれたのか気になり
いろいろ調べていたところ、
# grep privvmpages /proc/user_beancounters | awk '{ print int(($4-$2)*4/1024) }'
の実行結果で表示される値が残りメモリ(単位:MB)というような記述が見つかります。
しかし、私の環境ではメモリが足りなくなっているようには見えません。

仕方がないので詳細を調べていくと、
OpenVZ系のゲストOS上では"/proc/user_beancounters"で
仮想マシンの状況を得られることがわかりました。
# cat /proc/user_beancounters
の実行結果を見ると各項目の状態を見ることができ、
どうも現在値、今までの最大値、防御値、限界値が書いてあるっぽいです。
先の情報でいうとprivvmpages項目がメモリ状況のようで、
防御値と現在値の差に4を乗じた値がメモリの残量(単位:KB)であることが推察できます。

そこで、"/proc/user_beancounters"を丁寧に見ていくと…
ありました、numprocが上限の120あたりに張り付いています。
新しくインストールしたソフトウェアを停止すると80ほどに減ります。
つまり同時起動しているプロセスが多すぎることが原因だったんですね。

原因が分かったのはいいのですが、
どうやって回避するのかは別の話で、さてどうしたものか。
squidは設定ファイル"squid.conf"の
"auth_param digest children"の数を減らすことで対応できましたが、
その他については方法が見つかりませんね。
さくらのVPSにでも移れば制限がなくなるのでしょうか?

ちなみにプロセス数は"ps"の"m"オプションで確認できそうです。
"ps axm"で表示されるプロセス数をカウントし、
そこからPIDが"-"でなく数字になっているものの数を引くと、
"/proc/user_beancounters"のプロセス数と同じになるっぽいです。

2012年11月27日火曜日

レジストリとレジストラ

先日value domainから
運用中の独自ドメイン名の更新案内が届きました。
毎年のことなので特に問題もないのですが、
今回はレジストラの変更を提案されました。
といってもレジストラを変更したほうが更新料が安くなるというだけですが。
value domainは確か昨年GMOインターネットの傘下に入っており、
要はレジストラをグループ内のサービスを使ってもらえるよう誘導しているということです。
まあレジストラを替えても実際問題何も変わらないので、
素直に変更することにしました。

ところで、インターネットでドメインを管理している団体はレジストリと呼ばれ、
レジストリに登録する事業を行っているのがレジストラとなります。
レジストラへの申請を代行する事業者もあります。
あるドメインのレジストリはその親ドメインのレジストリから委譲を受けて、
そのドメインに属する子ドメインのデータベースやDNSサーバを管理・運用することになります。
ただし、レジストラはレジストリのデータベースを直接操作することができます。

例えば.jpは大親分のICANNから委譲を受けたJPRSがレジストリを担っており、
JPRSから認定を受けたGMOなどの登録業者がレジストラとなります。
代行業者の1つvalue domainで、自分の所有するドメイン名のDNSサーバを変更すると、
一瞬にしてインターネットに反映されます(キャッシュは別)。

ところで、代行業者は面倒な申請をユーザの代わりにしてくれたり、
DNSサーバのホスティングサービスする等付加価値があると思うのですが、
なぜレジストリとレジストラが別になっているのかはよく知りません。
歴史的な経緯とか、構造上レジストリが独占的で公共的だとかそんなところなんでしょうかね。

2012年11月26日月曜日

WiiUのOSS対応

WiiUの発売まであと2週間、Amazonで予約購入しているものの
発売日当日に届くかどうかだけが心配な今日この頃です。

さて社長が訊くにてすでに明らかになっていますが、
WiiUにはwebkitベースのウェブブラウザが搭載されています。
webkitというとGPL/LGPL/BSDライセンスなオープンソースソフトウェアなわけですが、
Wii U本体に含まれるオープンソースソフトウェアについてなるページを見つけました。
そしてGPL/LGPLが適応されるソースコードもここにあります。
ということで早速ダウンロードしてみました。

zipで圧縮した86.5MBのファイルを展開すると169MBになりました。
入っているのはXMLパーサのmini-xmlとwebkit関連です。
webkitディレクトリにはWebCoreとJavaScriptCoreしかありませんが、
私の認識ではwebkitの中でGPL/LGPLなのはこの2つだけなのでこんなものだと思います。
WebKitLibrariesディレクトリにcairoが入っているので
レンダリングエンジンはcairoのようです。
ChangeLogを見るとNetFrontのアクセスが手を入れているのが分かります。
あとWKCというディレクトリはよくわからないのですが、
どうもアクセスの追加したWiiU向けのカスタマイズ分や中間レイヤーがまとめてあるらしく、
WKC/wiiu/WebCoreディレクトリにはgamepad関連の定義なんかもありますね。
まあそれはそれとして、
このソースでセキュリティホールを見つければ何か面白いことができるかもしれません。
私は解析するつもりありませんけど。

2012年11月22日木曜日

.comな新しいドメインをoutlook.comに接続

今までに2つの独自ドメイン名を購入していますが、
どちらも私の名前に関係あるものでした。
1つ目を長く運用してきて、それの短縮用途がほしくなり2つ目を入手しましたが、
実は2つ目を取る前から名前とはまったく関係ないドメインもほしいとは考えていました。
それも.comで。
ところが、.comはおおよそ考えられる範囲ですでに取得されており、
なかなかいいものが見つかりません。
先日ふと思いついたドメインについてwhoisしてみると、それ自体は取得されていたのですが、
それのバリエーションで探しているとなんと未登録なものがあるではないですか。

ということでvalue domainで購入し、
DNSサーバはgodaddyでホスティングしてもらいます。
godaddyはしょっちゅうページデザインが変わってどこから設定するのかわからなくなるのですが、
現在はページの最上部からログインして[All Products]-[Domains]-[Domain Management]を選択し、
[Tools]-[Off-site DNS]から設定できます。
NSの@に書かれているDNSサーバ名2つを、
value domainにログインして[ネームサーバーの変更]メニューの
[ネームサーバー 1]と[ネームサーバー2]に設定すれば、
もうvalue domainに用はありません。

さて、このままほうっておくのもなんですし、
メールぐらいは使えるようにしておくことにします。
契約しているVPSでメールサーバやら運用するのもないことはないのですが、
そういうことで遊ぶのももう飽きましたし、
設定とか信頼性の確保とかメンテナンスとか面倒なので、
ここは迷わず無料サービスでホスティングです。
こういう場合、Google Apps が第一候補となるのでしょうが、
すでに2ドメインで使っていてまた同じものを使うのも能がないですし、
最近は無料で使えるのは10アカウントまでと改悪されたりするので、
今回は500アカウントまで使えるマイクロソフトのサービスを利用してみることにしました。
気に入らなければ解約すればいいですし。

Hotmailにログインしている状態で
Windows Live アドミン センターの[ドメインの登録]をクリックし、
所有しているドメイン名を入力して[続行]、[同意]をクリックすると、
DNSサーバに設定すべき項目が出てくるので、
[メールの設定]、[サーバーの信頼]、[Messenger の設定]を
goDaddyで登録した後に[更新]をクリックします。
成功すれば[アカウントの管理]ページに飛ぶのでアカウント作り、
そのアカウントでoutlook.comにログインして手続きを済ませれば
その後は普通にメールが送受信できるようになります。
あとは必要なら[カスタム アドレス]を設定するぐらいでしょうか。

ちょっとだけ使って感じた不便は、
outlook.com(というかlive.comか?)はGoogle Apps と違って
1つのブラウザから複数ユーザによる同時ログインに対応してないっぽいところぐらいでしょうか。
ただし、他のアカウントとの簡単な切り替えは可能です。
ログインした状態でここを開き
[アクセス許可]-[リンクアカウント]から[リンクされたアカウントの追加]をクリックし、
[リンクする Microsoft アカウントを入力してください]で
別のアカウント(hotmailとか)をあらかじめ登録しておくと、
outlook.comを開いたときに、
右上のアカウント名をクリックすると
リンクされたアカウント一覧が出てそこから切り替えが間単にできます。

そもそも提供するサービスの種類が現時点でGoogle Appsの勝ちなので、
個人で使うならoutlook.comを選ぶ積極的は理由はなく、
500アカウントまで使えるので中小企業ぐらいなら無料の範囲でカバーでき、
そこには意義があるかなと。

と、ここまではよかったのですが、後で気が付いてしまいました。
このアカウント、Google App Engineの開発に使えない…

2012年11月21日水曜日

.tcの悲劇

この夏の話です。
.tcといえばイギリス領のタークス・カイコス諸島のccTLDなのですが、
登録維持費が£45/年だったのが、
1文字ドメインは£6000/年、2文字は£3000/年に突然値上がりしました。
ひどい話です。
ちなみに3文字以上に関しては価格据え置きです。

ドメイン名というのは一旦運用を始めるとおいそれとは変更できず、
ちょっと詐欺的においがしなくもないですが、
マイナーccTLDの人の足元を見るレジストリにはありそうな話です。

かく言う私も、短縮URLやスマートフォンで入力するメールアドレス用に
マイナーccTLDで比較的短いドメイン名を運用中ですが、
一方的な値上げ(+為替の円安)で痛い思いをしたことがあります。
そんな経験をしてからは、払えないほどの値上げがあっても迷いなく捨てられるよう、
アプリケーションの購入等重要用途についてはそちらを使わないようにしています。
マイナーccTLDは.comや.netのサブ的運用にとどめておいたほうがよさそうですね。

2012年11月20日火曜日

eeePC901XとタッチパネルとWindows8

先日eeePC901XでWindows8を使っていると書きましたが、
これにタッチパネルをつけて使ってみました。
このタッチパネルはeeePC901Xの修理保障が切れてから付けようと5年ぐらい前に購入したもので、
動作チェックがてらちょっと使ったきりそのまま放置していました。

このタッチパネルは抵抗膜方式でシングルタッチしか認識してくれませんし、
eeePC901XではWindows8は動作するといっても本命のModern UIが使えないですし、
本体(LCD前面)に埋め込むとタッチパネルの厚みの分キャビネットが浮くので
不細工なことになってしまいますし、
あまり意味もないとは思いつつも埋め込んでみました。
タッチパネルのコントローラはUSB接続の"CY-4W-USB-03"で、
aitendoにあるWindows7用ドライバをインストールし、
付属のユーティリティでキャリブレーションすることでWindows8でも使えるようになりました。

で感想ですが、やはりデスクトップではあまり役に立ちません。
ただ便利な場面はあって、連続した操作の最中の非連続な操作には重宝します。
例えばメニューの階層を降りていく途中でダイアログボックスが出て
それの[OK]をタップするとかにはいけてます。
あと感じたのがクラムシェル形状でのキーボードとタッチパネルの相性が
想像していたとおりよくないことでしょうか。
やはりノートPCはキーボードとタッチパッドの組み合わせがベストだと個人的には考えます。
MacBookのようにタッチパッドでジェスチャが使えればなおのことです。

タッチパネルはタッチパネルで使うことを前提としたUIであることが原則ですが、
実際にはそれ以上の最適化が必要なのだと思います。
というのも、以前使っていたPDAのZaurusもタッチパネルで使うことを前提とはしていましたが、
UIはWindows for PENとどっこいどっこいなデスクトップを踏襲したもので、
正直使いやすいとは思っていませんでした。
使い勝手の面で当時はよほどのことがなければウェブブラウザを開くこともなく、
単体利用では電子辞書としての用途が殆どで、
実のところノートPCをネットにつなぐためのモバイルルータの役割が8割を占めていました。

やはりタッチパネルの使い勝手が大きく向上したのはフリックとピンチの発明だと思います。
その面からiPhoneはイノベーションであり、
それをまねたAndroidが二番煎じであることは否定のしようがありません。
しかし、そのiPhoneより前にタッチパネルでUIを革新を起こしたのはNintendoDSでしょう。
初期の頃に出たゲームは洗練はされていないもののいろいろなタッチパネルの可能性を示していて、
iPhoneはNintendoDSにインスパイアされたのだと個人的には確信しています。
任天堂はゲーム自体はともかくメニュー関係の洗練度が低いように感じますが、
その点を昇華したのがAppleで、細部に渡る気持ちよさを実現しています。
ただし、用意するのが今となっては基本的に箱なAppleと、
コンテンツに労力をかけねばならない任天堂を同列に比べるのはかわいそうですね。

話がそれましたが結論、
Windows8のデスクトップでタッチパネルは必要ありません。

2012年11月19日月曜日

Amazon Cloud Player & Cloud Drive

いつの間にかAmazonのCloud PlayerとCloud Driveサービスが利用可能になっています。

Cloud Driveはよくあるオンラインストレージ(DropboxとかSkydriveとかGoogle Driveとか)のAmazon版で、
普通にオンラインストレージとして使う分には何の変哲もありません。
困るのはウェブアプリケーションのデザインが大きな画面サイズに最適化してあり、
画面サイズの小さいネットブックからのアクセスでは、
スクロールでも右端や下端を表示させることが出来ず操作に支障が出ることです。

さて、Cloud PlayerはMP3ストアで購入した音楽をサーバにおいておいて、
さまざまな再生機器でストリーミングで聴けるサービスです。
もちろんダウンロードすることもでき、それらMP3ファイルは適当なMP3プレイヤーでローカル再生できます。
なにもネットワークを圧迫するストリーミングでなくてもいいようなものですが、
出先で他人のPCから自分のアカウントでログインしてCloud Playerにある音楽を再生、
なんて場面もあるかもしれないですし、便利かもしれません。

ところで、アメリカではCloud DriveにMP3ファイルをアップロードすると
Cloud Playerが勝手に認識してその音楽をストリーミング再生できるようになるらしいので、
日本でも出来るのかなと思い試してみました。
が、どうも出来ないようです。残念。

将来的に日本でも出来るようになるかは全く不明ですが、
もし音楽のみならず映像もCloud Playerの対象になり、
保存しておきたいテレビ番組を一旦HDDに録画してから
Cloud DriveにアップロードしていつでもVODなんて事になったあかつきには、
ブルーレイのようなメディアは滅びるのかもしれません。

2012年11月15日木曜日

クラブニンテンドー2012年度プラチナ会員特典

任天堂がユーザー向けにやっているクラブニンテンドーの
2012年度のプラチナ会員特典が発表されました。
なんだかんだ言いながらここ数年プラチナ会員を維持してはいるものの、
特にほしいと思えるような商品もなく、
今年もまったく期待していませんでしたが、
その期待を裏切られることはありませんでした。
以下の4つの中から2つ選べ、残り2つも各300ポイントで交換可能です。
  • 『任天童子』ソフト引換番号
  • クラブニンテンドーカレンダー2013
  • ピクミントートバッグ
  • プレミアムマリオトランプ
下3つは文字通りです。
『任天童子』はNintendo3DS/3DS LL用のダウンロードソフト(DSiで遊べないけどDSiウェアと呼ぶのか?)で、 内容はダンジョンRPG風カードゲームだそうです。
ちなみに私はピクミントートバッグとプレミアムマリオトランプをチョイスしました。

2012年11月14日水曜日

プロキシサーバでNTLM認証エラー

私の職場ではLANからインターネットへの接続に
Windowsベースのプロキシサーバが運用されており、
NTLM認証がかかっております。
Windowsしか使わないのであれば大して問題もないのですが、
どうしてもLinuxを使わざるを得ない場面もあって正直非常に迷惑しています。

そんな時大いに役立つのがntlmapsです。
pythonで書かれているのでLinuxでなくとも大概の処理系で動作させることが出来ます。
私も活用してます。
さて、そんなntlmapsがある日突然動かなくなりました。
ブラウザで
Proxy Authentication Required 
( The ISA Server requires authorization to fulfill the request. Access to the Web Proxy filter is denied. )
のようなエラーが出て外にアクセスできません。
認証エラーということですが、ユーザ名もパスワードも間違いありません。
仕方がないのでいろいろ試して、設定ファイル"server.cfg"の
[NTLM_AUTH]
LM_PART:1
NT_PART:0
NTLM_FLAGS: 06820000
[NTLM_AUTH]
LM_PART:0
NT_PART:1
NTLM_FLAGS: 05820000
に変更することで解決できました。
サーバの設定が変わったんでしょうか。
まあそれを知るすべもないのですが。

2012年11月13日火曜日

Chromeのバージョン23が動かない

私もPC用ウェブブラウザとして愛用しているGoogleのChromeが先日バージョン23になりました。
私が使用する範囲では特に変わったことはないのですが、
勝手にアップデートされるので大して気にもせず最新のものを利用しています。
しかし、今回小さなトラブルと大きなトラブルに見舞われました。

小さなトラブルはEeePC901X+Windows8でChromeのバージョン22を利用している状態から
バージョン23にアップデートした際に、
このアプリを開けません
画面解像度が低すぎるため、Google Chrome を実行できません。
と表示されてChromeがまったく立ち上がらない現象です。
EeePC901XのLCD画面の解像度は縦が768ピクセル未満のためModern UIが動作せず、
Modern UIアプリケーションを立ち上げようとしたときにも同じエラーが出るので、
おそらくバージョン23になってModern UIに関する何かが加わり、
その部分が悪さをしているものと思われます。
なおこの不具合には回避方法があり、
デスクトップのタスクバーにあるChromeアイコンを右クリックし、
メニューの中から適当なページを指定して開くと、
同様にエラーは表示されるものの、その後Chrome自身は立ち上がります。
なお、この不具合は[Google Chrome の設定]アイコンから
[Google Chrome について]メニューを開き、
[問題を報告]ボタンをクリックして開くフォームからレポートをすでに上げています。

次に大きなトラブルですがこちらは深刻です。
いろいろと事情がありWindowsXP SP2という大昔の環境を残している古いPCがあって、
必要に応じて時々立ち上げているのですが、
普通に動いていたChrome(バージョン不明)がバージョン23にアップデートされると、
Chromeでどんなページを開いても常に
エラー
このウェブページの表示中に問題が発生しました。続行するには、ページを再読み込みするか別のページに移動してください。
[再読み込み]
これが頻繁に表示される場合、推奨の対応策をお試しください。
と表示され、しかも設定等の内部ページすら開けません。
仕方がないのでfilehippo.comから
旧バージョンのインストーラをダウンロードしてインストールしてみるものの症状は改善せず、
バージョン17までさかのぼってだめだったところであきらめました。
今後このマシンではfirefoxを使うことにします。
ところで、このような無用の事故を防ぐためChromeの自動アップデートを無効できないか調べたところ、
レジストリをいじれば可能なことがわかりました。
"HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Policies\Google\Update"に
DWORDな"DisableAutoUpdateChecksCheckboxValue"キーを作成し、
値を1にすれば勝手にアップデートしなくなるようです。

2012年11月12日月曜日

Windows8が快適になった

先日EeePC901X(メモリ2GB、Cドライブ32GB、Dドライブ64GBに換装)にWindows8を入れましたが、
その後快適になったので報告します。

電机本舗の"Classic Shell"をインストールして
スタートボタンをつけると便利なことは前回も書きましたが、
同社の"RAMDA"もインストールして64MBほどのRAMディスクを物理メモリにつくり、
テンポラリ系のディレクトリを軒並みそちらに変更("RAMDA"の機能を利用)すると、
プチというかロングフリーズが減ってかなり快適になりました。
また、[コントロールパネル]の[システム]-[システム詳細設定]から、
[詳細設定]タブ-[パフォーマンス]フレームの[詳細]ボタン-[詳細設定]タブ
-[仮想メモリ]フレームの[変更]ボタンとたどり、
[ページングファイルなし]にしてやるのも、
プチフリ防止に役に立っている気がします。
ついでにエクスプローラからSSDのC/Dドライブの[プロパティ]を開いて
インデックスを無効にし、[ツール]の[最適化]を無効にしておきました。
あと前回シャットダウンでPCの電源が完全に切れないと書きましたが、
単に時間がかかってるだけのようで、しばらく放っておくとオフになっています。
Windows8(without Modern UI)は初期のネットブックでも十分使えますね。

2012年11月8日木曜日

WiiU予約してしまった

ピクミン3が出るまで待とうかと思ってたWii Uが、
Amazonで予約できてしまったので買うことになってしまいました。
いっそ在庫切れ(まだ販売してないんですけど)で買えないのなら、
発売直後に買わないことの言い訳になったのですが。

購入したのは予約が可能だったベーシックセットのほうです。
もともとプレミアムセットを購入しようとは思ってなかったのでこれでいいかと。
ゲームは基本遊び終わったら中古屋さんに売りに行くのでダウンロード版を購入することは多分なく、
オンラインなドラゴンクエストXのベータテストにも大して興味もなく、
本体は横置きにするつもりで、
何年か前に血迷って購入した1GBのUSB接続HDDがあまっているので
内蔵ストレージサイズにこだわりもなく、
携帯電話にしても3DSにしても充電時にはACアダプタを直接挿す派の私には充電クレードルも必要ありません。
ということでベーシックセットで十分です。
WiiU Gamepadスタンドはゲームによってはほしい場面もあるかもしれませんが、
別売りの純正品を買うもよし、安価な非純製品を買うもよしということで。
色は本当は黒にしたいところですが、差額を考えるとあきらめるもやむなしです。
ちなみに遊ぶゲームがないと寂しいので、
New スーパーマリオブラザーズ UNintendo Landも購入です。

ゲーム以外で期待しているのがタブレットとしての利用です。
有り余る本体のパワーをリモートで使うという発想は古くからありますが、
もしウェブブラウザの出来がすばらしければ、
WiiU Gamepadを部屋中限定タブレットとして使うつもりです。
ついでにVNCクライアントとかSSHクライアントとかDLNAレンダラ(DTCP対応)とか
作ってくれる奇特なサードパーティーが現れませんかね。
もちろん有料(あんまり高すぎても困りますが)でいいので。

なお年内の7インチ級タブレット(iPad miniKindle Fire HDNexus7)
の購入は絶望となりました。

2012年11月7日水曜日

Windows 8 Media Center Pack

2013年1月31日までの期間限定ですが、
Windows8 ProにWindows8 Media Center Packを無料で追加できる
キャンペーンが実施されています。
ここから手続き出来ます。
ただし、メールアドレス1アカウントにつき1ライセンス分だけしかもらえません。
まあ今時メールアドレスなんてなんとでもなるので実質もらい放題ですね。

早速私もMedia Center Packをインストールしてみました。
といっても無料だからもらっただけで今のところ必要ありません。
役に立つとすればDVDビデオの再生ぐらいでしょうか。
でも今のうちにたくさんプロダクトキーを確保しておけば、
後々使い道を思いつくかもしれません。

2012年11月6日火曜日

年賀状に備えてプリンタを試運転

毎年一度だけしか使わないものといえば…プリンタです。
めったに使わないのでいざ印刷しようとして調子が悪いことに気付くことも多く、
昨年は暮れも押し迫ってひどい目にあったので
今年は余裕をもって試運転してみました。
ちなみに私の持っているのはブラザーのDCP-595CNです。

さてテストプリントしたところ懸念が現実となり何も印刷できません。
ヘッドのクリーニングを1回やるとカラーの3色は出てくるようになりましたが黒はまったくだめ。
またも修理かと思いつつだめもとで5回ほどクリーニングしたところ黒も印刷できるようになりました。
品質チェックをするとどうも詰まっているノズルもあるようですが、
年賀状が印刷できればいいので見なかったことにします。

やれやれよかったと思っていたのですが今年は別の落とし穴が。
なんと黄色だけインク残量が極端に減って警告されています。
ほかは満タンに近いし大して使っていないのになぜ、とは思いますが、
ないものはしょうがありません。

ここで私には5つの選択肢があります。
  1. 純正インク4色セットを買う
  2. 純正インクのイエローのみを買う
  3. 保障対象外だが激安の互換インクを買う
  4. 別のプリンタを買う
  5. 黄色が必要ない絵柄の年賀状にする
来年は巳年ですか。
文字を黒、大きな文字を赤にして、青とか青紫系の蛇でも描けば5でいけそうな気がします。

2012年11月5日月曜日

Flucardを妄想

最近はWiFi付きのSDカードといっても選択肢はずいぶんあり、
私の把握している範囲でも
Eye-FiFlashAirFlucardPQI Air Cardがあります。
個人的にはDTIのCloud@SDに注目していたのですが、
期待はずれだったので結局まだこの手の製品には手を出していませんでした。
個人的にはストレージとして別途マイクロSDカードが必要なPQI Air Cardかなと思っております。
NAND Flash ROMには劣化がつきものであまり信用してないので、
この部分が入れ替えられるこの製品にはメモリサイズの問題以上に意義があります。

まあ私が買うとしたらPQI Air Cardなんでしょうけど、
比較対照しながらいろいろ見ていてFlucardに興味が湧いてきました。
というのもFlucardのファームウェアを見たらなんとLinuxじゃないですか。

Fluecardのサポートページから
"firmware_367.zip"なるファームウェア(更新用ファイル)を取ってきて展開すると、
どうも2種類のハードそれぞれ用のファームウェアがあるように見えます。

"program.bin"をバイナリエディタで見ると、
どうみてもARM(ARMモード)の命令が並んでいますし、
先頭の8ワードが完全に割り込みベクタで、
しかも眺めているとu-bootに間違いありません。
u-bootだとするとGPLなのでリバースエンジニアリングは禁止されていないはずなので
Androidの開発(アプリケーションじゃなくてファームウェア)用のクロス開発環境を利用し
arm-eabi-objdump -b binary -m arm -D program.bin > program.bin.asm
のように逆アセンブルしてみました。
コードを見るとコプロセッサの15番を触っていて多分これがMMUと推測できます。
LinuxはMMUなしとかMPU用の実装もあるはずですが、
わざわざそんなもの選択するほどの理由があるとは思えないですし、間違いなくMMUでしょう。
MMU付きのARMというとCoretex-A系だと性能高すぎと思われ、
昔のARM9系なARM926EJ-SぐらいがCPUなんじゃないかと思います。
SoCとしてはSDのホストインターフェイスが2つとデバイスインターフェイスが1つ付いていて、
前者にeSD/eMMCとSDIOのWiFiモジュールをつないでシステムを構成し、
カメラ等の機器からくるコマンドやデータを後者で受けて
ARMで処理しているんでしょうね多分。

またimage3(Image)を眺めると2.6.32.28のLinuxカーネルであることはわかりますし、
initramfs3.gz(initramfs.gz)は先頭8バイトを削除してgunzipとcpioで展開すると
完全な(initじゃない)rootfsが現れます。
必要なソフトはOSSでどうにでもなりそうです。
改造も出来そうな気もします。

って、ネットサーフィンしてたらとんすけさんや
OSAKANA TAROさんがいろいろ書かれているのを見つけました。

面白そうなので買ってみてもいいのですが、
今Raspberry piも持て余していますし…

2012年11月1日木曜日

最近テレビの調子が悪いことがあって

現在2006年製造の日本ビクター製の32型の地デジ(BS/CS)テレビを使っています。
1年ほど前からきわめて稀に突然バックライトが消えてLCDがブラックアウトすることがあり、
しばらく電源を切っておけば直るのでそのまま使っています。
ところが先夏の暑い時期に、
輝度を高く(バックライトを明るく)しているとその頻度が高くなって…
まあ冷陰極管が一番へたる部品ですし、
電源を入れた直後暗いので、十分明るくなるまでバックライトを明るくしているのですが、
どうもそれで熱がこもって安全装置が働き、切れているような気がするんですよね。
バックライトを暗くしていれば基本的に起きていないような気がしていて。

このテレビ、すでに購入してから5年以上経過していて
家電量販店の長期保障は望めないですし、
ビクター自身もテレビから撤退していますし、
そもそも、このテレビ価格の暴落状態からして、
修理するよりも新規に購入したほうが、費用的にはともかく、
消費電力的にも機能的にも寿命的にも軽薄さについても有利なわけで、
じゃあどんな選択肢があるのかちょっと探ってみました。

私の希望のスペックは32型でHDMI入力端子とD4入力端子があり、
電源のON/OFFと音量調整と外部入力選択ができるリモコンがあればよく、
価格は安いほうがいいという、最近のスマートテレビとは逆行するシンプルなモデルです。
そもそも、今使用中のテレビに内蔵されているチューナーはここ3年ぐらい殆ど使っておらず、
この春にトリプルチューナー内蔵のブルーレイレコーダを購入してからは
そちらのチューナしか使っていません。
ということでチューナーなしのモニターでもかまわないぐらいなのですが、
PCモニターなんかになるとリモコンとかの問題もあって、
って、32型のPCモニターなんかそうはないですよね。
その代わり外部にいろいろつなげたく、HDMI端子はなるべくたくさんほしいんです。
まあ、4:13:1のHDMIセレクターを持っているので、最低でも2つですか。
あとWii用(WiiUを買ったら必要なくなる?)のD(4)端子と、
何かのためにRCAのコンポジットビデオ端子が1つづつあれば十分です。
ネットワーク機能などいりませんし、まして3D機能など必要ありません。
ブルーレイも録画機能もUSB端子もSDカードスロットも要りません。
D-VHSデッキもブルーレイレコーダとi.Linkで接続してテープの再生はできる(録画は無理)ので、
テレビ側にはi.Linkも必要ありません。
ブルーレイレコーダーがPanasonicのDigaなので、
テレビもVieraにすればHDMI接続時にビエラリンクが使えますが、
特に心に響きませんからメーカーにこだわりはありません。

そんなこんなでネットを探ると、価格は4万円ぐらいでしょうか。
2014年4月に消費税8%に上がりそうなのでそのタイミングで考えるとして、
あと1年半は今のテレビが完全に壊れないことを祈ることにします。

2012年10月31日水曜日

Windows8のインストールDVDを手に入れる

先日Windows8をEeePC901X(WindowsXP)に入れましたが、
設定上の不満もあって再インストールしたいといろいろ探していたところ、
アップグレードアシスタントを使わなくても
プロダクトキーがあればダウンロード版のインストール出来ることがわかりました。
プロダクトキーのみでアップグレードするページから
[Windows 8 のインストール]をクリックしてダウンロードした"Windows8-Setup.exe"を実行する方法です。
これはアップグレードアシスタントの互換性チェックやライセンス購入の部分を省いたもので、
有効なプロダクトキーをすでに持っているならダウンロードとインストールをやってくれます。
つまりEeePC901Xをリカバリディスクで購入時の状態に戻し、
そこからセットアップすることで、Windows8の再インストールが可能と思われます。

ただ、自宅のADSLではダウンロードに時間がかかってしょうがないので、
なんとかインストールDVDを手に入れようとさらに調べてみました。

まず最初に思いつくのがWindows8 Pro 発売記念優待版を購入することです。
32ビット/64ビットの両インストールDVDが付いていますし、ライセンスも1つ付いてくるので、
もう1ライセンス買ってもいいかなと思っている私には候補になります。
ダウンロード版購入時に手に入れたプロダクトキーは
このインストールDVD使用時でも有効と思われるため一番確実そうです。

2番目はアップグレードアシスタントでダウンロード版購入時に
[Windows DVD]をチェックしてメディアを発送してもらうことです。
これの派生として、購入時に通知されるメールにある
[バックアップ DVD を今すぐ注文]リンクをクリックすると
Windows のご注文概要に行け、
ここからプロダクトキーの確認やバックアップメディアのご注文が出来ます。
ここで発注するDVDは32ビット用/64ビット用の2枚組のようです。

最後に私が行った手で、追加の費用をなしにしたいということでやったのが
Windows Vista/7で先に紹介したセットアップを実行する方法です。
XPだとないのですが、Vista/7だと実行途中で[メディアを作ってインストール]という選択肢が現れ、
DVDに焼く用にISOファイルを作ったり、USBメモリにセットアップことができます。
ただし、ダウンロードできるのは動作しているVista/7が32ビット版なら32ビット版のみ、
64ビット版なら64ビット版のみなので注意する必要があります。
Vista/7のPCが別にあることが条件にはなりますが、
このVista/7マシンを8にアップグレードするつもりはない場合でも
それように余分なライセンスを購入する必要もなくインストールDVDが入手できます。
もちろんインストールするためのプロダクトキーは事前に購入している必要があります。
こうして手に入れた32ビット版DVDでEeePC901XにWindows8を
クリーンインストールすることが出来ました。
やれやれだぜ。

2012年10月30日火曜日

OS管理外メモリを利用できるRAMDISK

プチフリバスターでお世話になっている電机本舗から
Windowsで使えるRAMDISK「RAMDA」が無償公開されています。
32ビット版Windowsでは4GBのメモリを入れても、そのうち500MBほどが使えず無駄になっており、
そのOS管理外メモリRAMDISKとして利用するソフトが一時期流行しました。
私も2種類ほど使ってみましたが、1つはなぜか使えず、
もうひとつは無償版だと容量制限があったので、有効活用はしていませんでした。
で、RAMDAは無償で容量制限もないということで、
ためしに4GBのWindows7(32bit)に入れてみました。

すでにBIOS的にもOS的にもPAEは有効なことは確認済みなので、
インストール後RANDCntlを起動して
[高度な設定]タブで[メモリ確保の仕方]を[OS管理外メモリ]にし、
[メモリの上限を検出]をチェック、
[OSに通知する(スタンバイは使わない)]を未チェック(これがポイント)、
[開始位置]を0MBにして[適用]をクリックしました。
また、[RAMディスク基本設定]タブでサイズを1024MB
(実際に割り当てられる上限はOS管理外メモリの実サイズなので大きめに設定しておけばいい)、
[ハードディスクとして認識]と[TEMPフォルダ作成]をチェックし[適用]をクリックしました。
ついでに[特別機能]ボタンをクリックして現れるウィンドウで[TEMPフォルダ]タブを開き、
2つのフレーム内にあるそれぞれの[RAM-DISKに変更]ボタンと[設定]ボタンを順に押し、
[閉じる]をクリックします。
[設定/終了]ボタンをクリックしてPCを再起動するとZドライブができています。

なお、[特別機能]ウィンドウの情報を元に、
Chromeを起動するショートカットを左クリックしての[プロパティ]を開き[リンク先]の最後に
--disk-cache-dir=Z:\TEMP
をつけるとChrome超速です。
ああ、早くやっておけばよかった。

2012年10月29日月曜日

Windows8が発売

2012年10月26日、ついにWindows8が発売されました。
とりあえず2013年1月31日まで3300円のキャンペーン価格で買える
Pro版アップグレード用のダウンロード版を購入しようとMicrosoftのサイトを探し回り、
やっとのことでここにたどり着きました。
もうちょっとわかりやすいところにおいてほしいものです。
って、わからなかったのは私だけ?

さて、購入ページの[Pro を \3,300 でダウンロードする]ボタンをクリックすると
アップグレード アシスタントなるアプリケーションがダウンロードされます。
それの実行過程で購入手続きやライセンスの発行、OSのダウンロードが行われ、
ウェブサイト上でお手軽にクリックと言うわけには行かないようです。めんどくさい。

以下アップグレード アシスタントの実行時の様子をかいつまんで紹介します。
なお、インストール対象はまだまだ現役のEeePC901Xです。
CドライブとDドライブ共に大容量のSSDに換装しており、
CPUは64ビットモードをサポートしていないシングルコアAtomでメモリは2GBに増やしています。
OSはWindows XP Homeで
起動直後のロングフリーズ(換装したSSDのせい?)を我慢すれば、そこそこ使えます。

アップグレードアシスタントを起動すると最初に互換性チェックをしてくれます。
EeePC901XではLCDの解像度が小さいためModern UI(旧称Metro)が動かないと警告されますが、
なに、デスクトップが動けばいいのでそのままスルーします。
次に
引き継ぐ項目を選んでください
引き継ぐ項目を決めていただければ、お客様に最適な Windows 8 のエディションを選べます。 
と表示され、
  • 個人用ファイル
  • 何も引き継がない
の選択肢が提示されます。
EeePC901XではどちらでもWindows8のproエディションを提案されました。
というか他に選択肢はありませんでした。
が、同じエディションでもこの選択によりダウンロードされるイメージ(設定?)が変わるような気もします。

で、そのまま購入手続きとなります。
名前や住所やメールアドレスを入力し、クレジットカードやpaypalで支払いを済ませます。
プロダクトキーが発行されるので(表示とメール通知)なくさないようにしましょう。
[Windows DVD]をチェックしておくとインストールDVDが郵送されてくるみたいですが、
定額通信出来る環境にあれば余分に1500円払うこともなく
そのままダウンロードしてしまえばいいでしょう。私は後に後悔しますが。
まあ、サイズが2GBあるようなので従量課金や準定額回線で
料金がかさむようなら買ってもいいのではないでしょうか。
あと、途中Windows7購入者向け値引き用プロモーションコードの入力項目もありました。

ダウンロードが終了するといよいよWindows8のインストールです。
  • 今すぐインストール
  • 後でデスクトップからインストール
の選択肢が現れますが、後者を選んでもデスクトップ上の
アップグレードアシスタントのアイコンをダブルクリックすると、
またこの選択肢から再開されます。
ここの選択肢に[DVDに焼く]のような選択肢があることを期待していたのですがありませんでした。
再インストールするとき困りそうです。
こんなことならDVDも注文しておくんだったと少々後悔しました。

その後は実際のインストール作業です。
Cドライブに15GBの空き容量が必要とか言われ、
でかいアプリケーションを軒並みアンインストールして何とか確保しました。
これにかなりの時間と手間をかけてしまいました。
ただインストール(ファイルコピー?)が始まってしまえばほうっておけばよく、
勝手にやってくれました。
そしてWindows8がインストールできました。

EeePC901XではWindows8のModern UIは動かないので、
スタートページから即[デスクトップ]に行く他ないのですがやむを得ません。
しかし、ドライバの対応状況は良好で、ACPIらしきもののドライバがない以外は、
内蔵カメラも内蔵SDカードスロットもOS付属のドライバでそのまま使えました。
最初Bluetoothは使えませんでしたが、よく考えてみると無効にしており、
ON/OFF切り替えのユーティリティがないのでBIOSからEnableにしてやると、
それだけで使えるようになりました。
xpと比べるとロングフリーズが増えたような気もする(非純正SSDのせいかも?)のですが、
どうせブログを書くぐらいにしか使ってないですし、
絶えられないほどの重さでもないのでまあいいです。

ただし、なんだか知りませんがOSインストール時に挿していた
8GBのUSBメモリが壊れました。
他のPCに挿しても認識しませんし、メモリ本体のLEDも点きませんし、
大容量のUSBメモリはこれしかもってないので困ったものです。
また、SynapticsのタッチパッドのWindows8用ドライバが見つからなかったため、
2本指での横スクロールが出来ないのは結構痛いです。
縦スクロールは出来ます。

ChromeとかDropboxとかUltraVNCとかSlpashtopとかサクラエディタとか、
私にとっての定番アプリケーションを入れてみましたが、特に問題もなさそうです。
ただ何をするにも取っ掛かりがわからなく、
プチフリバスターでお世話になっている電机本舗から
Classic Shell を落としてきて、スタートボタンをつけWindows2000っぽく使っています。

問題点といえば、シャットダウンしても電源LEDが点きっぱなしで、
サスペンドっぽい状態でにとどまることでしょうか。
しょうがないのでその後電源ボタン長押しで強制的にOFFしています。
EeePC901Xって電源は言ってなくてもバッテリーが結構な速度で消費されているので、
使ってないときはバッテリーも外しているんですよね。
というわけで私の場合サスペンドは迷惑です。

あとあんまり一般的でない使い方なのですが、
OSのインストールの際にMicrosoftアカウント(Hotmail)でログインするようにしたところ、
ホームディレクトリ(/user/*)に漢字が入ってしまって、
コマンドプロンプトを使うときに非常に迷惑です。
cygwinなんかで困ってしまいます。
[コントロールパネル]の[ユーザー アカウント]メニューから
[PC設定でアカウントを変更]をクリックし
[ローカルアカウントへの切り替え]を実行して英数半角文字のユーザー名に直してみましたが、
環境変数USERNAMEには反映されるものの
ホームディレクトリ(/user/*)は漢字が入ったまま変わりません。
コマンドプロンプトを多用するユーザは最初からローカルアカウントを使ったほうがよさそうです。

昔のXPのファイルが残ってSSDを圧迫していますし、
早くも再インストールしたくなってきましたが、
インストールDVDもないしどうしたらいいんだか。
今年中にVistaのデスクトップPCをアップグレードすることを検討しているので、
そのときにDVDを入手したほうがよさそうです。
それより発売記念優待版を買ったほうが32/64bit版両方入っていて確実な気もしますし、どうしよ。

2012年10月25日木曜日

Kindleアプリで読書

2012年10月24日(昨日)、ついに日本上陸となったKindle Fire HD
購入できるようになるのはもうしばらく先ですし、
そもそも購入すると決めたわけでもないのですが、
Kindle Fire HD の発表をしたのなら
Kindle Storeで電子書籍が買えるようになったかもしれないということで、
その日のうち(夜の11時半ごろ)にiPadやAndroidの
Kindleアプリが使えるかどうか試してみたところ、
以前と同様にamazon.co.jpのアカウントではログイン出来ませんでした。
ところが翌日(今日)の朝にはアプリケーションをアップデートすることで
ログインできるではありませんか。
ということで早速無料本を購入してみました。

Android版のKindleアプリでは[ストア]メニューから
読みたい本を選んで購入手続きをすると、
Amazonの自分のアカウントの注文履歴にその電子書籍が載り、
注文確認のメールが届きました。
初めての電子書籍ということで、夏目漱石の坊っちゃんをチョイスしてみました。
そのメールの内容を確認すると、
「Kindle またはご指定の端末に自動配信されます。」
の文字が。
そういえば購入時に購読用の端末を指定させられました。
といっても指定した端末でしか読めないわけではなく、
同期さえすればどれでも読めます。
で、自動配信されるのを待っていたのですがぜんぜん来ません。
ためしに電源を入れなおしてみるとしっかり届いていました。そして読めました。
なおiOS(iPad/iPhone)版には購入機能はなく、
ウェブブラウザからamazon.co.jpにアクセスして購入する必要があります。
大人の事情なのでしょうがありません。
ただし、iOSの方は同期すればすぐに購入した本が現れます。

最近の電子書籍ストアの状況をきちんと把握できてはいないのですが、
Kindle Storeのオープン時のラインナップは洋書を外すと6万冊ほどになり、
競合他社とそれほど変わらないようです。
今後もどんどん増えていくでしょうし、増えていってほしいものです。

使い心地についてはデバイス(大きさ、重さ、表示デバイス、処理能力、OS、操作系等)により
かなりの差があるとは思いますが、
まあ一般的なタブレットであれば我慢できないレベルにはならないのではないでしょうか。
古いiPad、iPhone4Sについては大きな不満はありません。
もちろん紙の本にも利点はあり、すぐに全廃されることはないでしょうが、
超保守的な教育現場でさえ辞書が電子化されたぐらいですから、
電子書籍が受け入れられていくスピードは案外速いのかもしれません。
本屋とガソリンスタンド、先に滅びるのははたしてどちらでしょうか。

2012年10月24日水曜日

iPad mini と Kindle Fire HD

ついにiPad miniが発表されました。
そして、やっとKindle Fireが日本上陸となりました。

iPad miniの画面サイズは7.9インチで解像度は古いiPadと同じ1024×768でした。
最安は内部ストレージ16GBのWi-Fiモデルで28800円です。

そしてKindle Fire HD の画面サイズは7インチで解像度は1280×800、
最安は内部ストレージ16GBモデルで15800円です。
旧機種Kindle Fireはなんと12800円です。

私の中ではアップルのプレミア分は最大で1万円としているので、
iPad miniの価格は受け入れられないものではありませんが、
Kindleの破壊力はかなりのものです。

さて、私は古いiPadを使っていますが殆ど持ち歩くことはありません。
というのも大きすぎるからです。
常に持ち歩くとなると面積的に厳しく、
クリエイティブな作業をする目的には性能的、操作性的に辛いので、
私にとってはいささか中途半端な製品に見えてしまいます。
実際、私がiPadを購入した直接の目的は香港で地図アプリを見ながら歩き回ることだったのですが、
大きすぎてあまりにも辛いので現地で安いスマートフォンを買ってしまったぐらいですから。

ただし、家でネットサーフィン+αで使う分にはiPadはちょうどいいです。
iPadを立ち上げっぱなしにしておけば、
持ち歩き用のスマートフォン(データ通信専用)の電源を切っていても、
PCの電源を入れていなくても、
メールが来ればiPadが知らせてくれますし、
iPadはバッテリー持ちがいいのでしょっちゅう充電しなくてもよく、
ものぐさな私にはぴったりです。

私の理想的な持ち歩き機器は、
小さめの携帯電話(ガラケー)1台(通話+SMS)は常に持ち、
小さめのスマートフォン(データ通信+テザリング)、
中くらいのタブレット(Wi-Fiのみ)を必要に応じて加え、
クリエイティブな作業が発生する場合はノートPCも、という体制でしょうか。
この中くらいのタブレットというところで、
iPad mini、Nexus7、Kindle Fire HDのどれか1つがほしいところですが、
購入するのはまだしばらく先になりそうです。

先立つものがないというのもありますが、
それよりも電子書籍の成り行きを見守っているというのが大きいんですよね。
電子書籍は10インチ級タブレットだと携帯性に乏しく、
5インチ級タブレット(スマートフォン)だと文庫本以下の大きさになり読みにくく、
マルチデバイスを考えなければ7インチ級タブレットが理想的だと考えています。
つまり、これから購入するだろうiPad mini、Nexus7、Kindle Fire HDには
電子ブックリーダーとしての重責を担ってもらう必要があります。
しかし日本の電子書籍はユーザーそっちのけで
ステークホルダーが主導権争いをしているお寒い状況で、
これに決着がつかなければ安心して電子書籍のデータもデバイスも買えません。
できれば1年以内に明らかな勝者が現れてほしいものです。

2012年10月23日火曜日

iPhone4Sのホワイトプランが無料になってない

ソフトバンクモバイルのiPhone4Sを3ヶ月ほど前に購入しました。
その際、[のりかえ割り]と[iPhoneかえとくキャンペーン]で、
ホワイトプラン(基本料)が無料になるということだったのですが、
My SoftBankから請求書をみて
ぜんぜん割り引かれていないことに気が付きました。
どういうことかと思い、そのまま[お客さま窓口]-[お問い合わせ]のフォームから質問したところ、
5日後に返事があり、iPhoneから申請する方法と電話で申し込む方法の
2通りを教えてもらいました。
自分で申請しないといけなかったのね…

後で調べたところによると、iPhone4Sを契約したあとに、
キャンペーンの申し込み案内のメールがiPhone4S自身に届き、
翌々月末までに申請しないといけなかったようです。
私の場合、この期限をオーバーしていましたが、何とか対応してもらえました。
しかし、SIMカードは抜いてるわ、メールが独自ドメインのものしか使ってないわの
私のようなユーザの場合、そんなメールに気付けるわけもなく、
せめて店頭の対面販売時にあらかじめ言ってほしかったなと思っているところです。

2012年10月22日月曜日

社長が訊く Wii U GamePad編

任天堂の「社長が訊く」でWii UGamePad編が公開されたのですが、記述の端々に興味深いことがあってのでいろいろ書いてみたいと思います。
なお、今回は分解写真はありません。

Wii U GamePadの特筆すべきとことというとやはり画面がついていることなわけですが、
本体からの画像転送は既存のWHDI等をカスタマイズしているのではなく、
Wii Uのために編み出された方法であることがはっきりしました。
私の体験済みのWHDIはアクションゲームができるほどレイテンシがほぼないため、技術的にはこれの延長線かとも思っていましたが、
WHDIが非圧縮であるのに対し、Wii U GamePadは圧縮ありと言うことです。
もともとWHDIは1080pの画像が送れる技術なのでそこまでの性能は必要なかったのは明らかですが、
わざわざ圧縮することにしたのは電波の使用帯域の節約が頭にあったのでしょう。

圧縮(伸張)の処理時間が加算されるとリアルタイム性の確保が大変なのですが、
画像処理の単位を小さく(1/16^2画面?)したり、
送信トリガをデータサイズとしたりすることで、
開発パートナーのメガチップスの協力のもと何とかしたようです。
まあVoIPやMPEG2TSやパイプラインの発想を取り入れたに過ぎないという見方もでき、
画期的というほどではありませんが、
開発にあたった技術陣は大変な苦労をしたことでしょう。

Wii U GamaPad の開発に2年を費やしたような記述がありますし、
iPadの登場より前にコントローラ側に画面をつけることの検討を開始したことが
Wii Uの発表時に示唆されているので、
画像伝送については3年以上前にスタートしたと思われ、
WHDIやWirelessHDMIよりも先行していた可能性さえあります。
となると利用している電波は日本で昨年使用可能になった60GHzを使っているとは思えず、
込み合っている2.4GHzを使っているとも思えないですし、
チップはブロードコムが作ったようですので、
周波数的には5GHz帯で物理層やデータリンク層には無線LANの802.11aを使っていると推測できます。
これなら双方向なのでカメラやボタンからのデータの送信も容易ですし、
パケット単位でのデータの混合も問題はないでしょう。
最大伝送距離が数mで壁越しでも大丈夫な場合があるということなので、
同じ5GHzを使うWHDIと感覚的には似たようなものです。

Wii U GamePadのLCDの解像度は800×480のようですので、
表示能力を24ビット色、映像を30fps(プログレッシブ)とすると、
無圧縮なら約300Mbpsの転送能力が必要となります。
802.11aだと高々54Mbpsなので、実効速度やカメラ等のデータが割り込むことを考えると、
好条件下でも10分の1程度にしなければ話にもなりません。
幸いにして映像の圧縮については標準的にMPEG2で1/25、
H.264で1/100ぐらいにはできるので実際には難しくありません。
IC化や開発コスト、実績等を考えると、
任天堂が独自のコーデックを作り出すとは思えないので、
枯れたMPEG2かH.264のハードウェアコーデックを
パイプライン的に使えるようにカスタマイズしたものだとは思います。
Wii U本体側のエンコーダは電力的にもGPUの処理能力的にも融通が利くと思いますが、
いろいろと制限のきついGamePad側への実装やリアルタイム性を追求すると、
私としてはMPEG2に一票入れたいと思います。
カメラデータ圧縮用のMPEG2エンコーダとか、
コンテンツ保護のための暗号化ハードウェアエンジンとか、
GamePadにはBroadcomのBCM11211のカスタム版ぐらい入っているかもしれません。

最後に、Wii U GamePadを動かす事によるドップラー効果について考えてみたいと思います。
無線通信でドップラー効果の影響を受けるケースというのは聞いたことがなく、
対人工衛星ぐらいでなければ通常ないと思うのですが、まあそれは置いておいて。
片方向の周波数シフト量は(Wii U GamePadの移動速度)が(光速)より十分小さいので
(Wii U GamePadの移動速度)×(搬送波周波数)÷(光速)
で近似でき、5GHzで時速100kmで動かしたとしてシフト量は500Hzぐらいになります。
5GHzに対する500Hzは0.1ppmであり、これが悪影響を及ぼすとは思えません。
802.11aは48本のサブキャリア(52本中4本はパイロット信号用)と
64QAM(1データ単位あたり6ビット)で54Mbpsを実現しているので、
1つの搬送波で1秒間に約200000(≒54Mbps/48本/6ビット)個のデータを扱うことになります。
乱暴に言って200kHzに対する500Hzとなると2.5%の影響があるので、
Wii U GamePadを激しく動かすとドップラー効果が影響する可能性も理論上あるかもしれない、
と言えるかもしれません。
われながらひどいこじつけです。

このドップラー効果の理論を筆頭に、
ここに書いたことは私の個人的推論が多分に含まれているので、
あんまり信用しないようにしてくださいね。

2012年10月18日木曜日

Windows RT版 Surface

個人的に期待しているMicrosoft純正Windows RTタブレット"Surface"の価格が明らかにされました。
まあ米国での話ですけど。

32GBが$499、32GB+TOUCH COVER(黒)(タッチ型キーボード&カバー)が$599、
64GB+TOUCH COVER(黒)が$699で、
別売りのTOUCH COVERが$119.99で5色展開(黒/白/赤/ピンク/青)。
TYPE COVER(黒)(タイプ型キーボード)が$129.99だそうです。
もうちょっと安いことを期待していましたが、
直接の競合となるiPadと同等ということで予想の範囲内と言うところでしょうか。

ただし、私が本命視するのはWindows8版の"Surface"の方で、
この調子で行くと、最安モデルでも$800はいきそうです。
いろいろと割り切ったタブレットがどんどん廉価になる中、
ちょっと高いと感じざるを得ません。
クリエイティブなツールとしてWindows8を選ぶなら、
なんだかんだ言っても MacBook Pro+Windows8 ProのProProコンビがよさそうな気がしてきます。
Windows8版の"Surface"の価格が正式に出てくるまでにはまだ時間がかかると思いますが、
私がMacBook Proの購入をためらっていた理由がひとつ消えそうです。

2012年10月17日水曜日

トランジスタ技術と付録のARM

最近本屋に行くことなく、いや行く必要もなく、
情報はネットで、出版物はamazonで、な感じなのですが、
先日久しぶりに行きました。
で、コンピュータ系の雑誌のところでトランジスタ技術(2012年10月号)を見つけました。
私がよく知るトラ技に比べるとかなりやせ細っているのですが、
付録がそれをカバーしています。
で、その付録に目が留まりました。
なんとARM Coretex-M0なDIPタイプのLSIが付いてくるのです。
思わず買ってしまったのですが、あけてびっくり、
開発環境(ソフト)を収めたDVDが1枚とLSIが1個入っているだけです。
つまりこれだけでは実質何もできないということです。
まためんどくさいものを買ってしまったとやや後悔してしまいました。
11月号で関連部品の通信販売をやってるようですが、
手持ちのもので使える範囲で遊んでみようとは思っています。

さて、ARM Coretex-M0 はARM7TDMIの直系子孫とも言えるチップで、
ARM7TDMIは私の得意分野です。
何しろ、アセンブラもガシガシ書けますし、
とある有名組み込みOSをARM7TDMIを搭載したマイナーチップにポーティングして
BSPを起こしたこともあるくらいですから。

このチップのアセンブラを書いていて感心するのが条件実行命令です。
アセンブラはZ80から入った口(年がばれる!!)で、
それまでx86系しか使ったことがなかったところに
組み込みに特化したARMの思想はなかなか刺激的でした。
ただ、次世代で導入されるARMの64ビットアーキテクチャではこれがなくなることになっており、
アウトオブオーダーの関係とは聞いていますが、私としては寂しい限りです。

アセンブラは他にもMIPSとかSH系もちょびっとだけかじったことがありますが、
遅延分岐の考え方自体が好きではなく、
やっぱりCPUはARMだよな、と長く思っており、
そうこうしているといつの間にかx86とARM以外はCPUにあらず的な雰囲気になってきました。
それは言いすぎだとしても、CPUの世界は多様性を失っており、
その上層のチップで多様性が開花するにいたっています。
しかしそれもいつまで続くのか。何しろ最終製品の画一化が進んでいますからね。

2012年10月16日火曜日

Windows8

発売日である10月26日が目の前に迫ってきたWindows8ですが、
やっとダウンロード版の価格が判明しました。
Proエディションのアップグレード版が3300円だそうです。
多分Microsoft Storeで購入できるでしょう。
パッケージ版はWindows 8 Pro 発売記念優待版が購入できますが、
もうメディアはいらないという方も多いのかもしれません。かく言う私もそうです。
あと、今回は新規インストール用のDSP版も単体で購入可能との事ですが、
Proエディションに関してはWindows7 DSP版を購入して
Windows 8優待購入プログラムでアップグレードしたほうが安くつきます。
MacBook Airを買ってWindowsとのデュアルブートにしようなどと思っている方は早く動いたほうがいいかもしれません。

さて、Windows8 Pro アップグレード版に関して、
海外では早い時期からダウンロード版がキャンペーン価格で30ドル程度と言われていたものの、
日本がどうなるのかなかなか情報が出てきませんでしたが、
世界並みの安さになるということで安心しました。
この値段なら5年ほど使ってまだまだ現役のEeePC901X(勝手にパワーアップ済み)に入れようという気になります。
どうせChrome(ウェブブラウザ)しか使っていないのでxpとの互換性は大して気にしませんし、
パフォーマンス的にはきっと問題ないと信じています。