2012年12月3日月曜日

給湯器

しばらく前に、20年ぐらい使っていた石油(灯油)給湯器の調子が悪くなり、
給湯器の買い替え候補として都市ガスと灯油を検討したときの内容を覚書として残しておきます。
内容には正しくない点が含まれている可能性もあるので参考程度にご覧ください。

イニシャルコストについては灯油が本体定価40万円程度で、
灯油の配管はタンクから本体まで単独で引くことになります。
ガスだと本体定価20万円~40万円となりますが、
ガス給湯器をつけようという家が電化住宅にしてるということはないでしょうから、
ガス配管の分岐工事が必要となります。
灯油はガスに比べて取り扱い店が少ないため値引き率が低いようです。

ランニングコストについては以下のとおりです。
地域、時期、時代によって変動はするでしょうが、
灯油のコストは1500円/18リットルぐらいでしょうか。
ただし、価格は市場次第で変動幅はかなり大きいことは覚悟すべきです。
都市ガス残すとは大体200円/m^3なところですが、
価格は認可制のため変動幅は小さめに見積もることができます。
熱量でいうと都市ガス4m^3=灯油5リットル(機器の効率は無視)なので
灯油のタンクが50リットルで一ヶ月(冬)で使い切るとすると、
価格的には
灯油 50リットル = 灯油コスト 4200円 = 都市ガス 21m^3 分
熱量的には
灯油 50リットル = 都市ガス熱量 40m^3 = 都市ガス 8000円分
となり、単純計算で都市ガスは灯油より2倍高いということになります。
ただし、ここ10年で灯油の価格は約2倍、都市ガスは大して変わらず、
という傾向が続くとすればランニングコストの差は縮まる方向であることは予想できます。
なお、近年の灯油高騰によりネット上では灯油よりガスが安いという意見も散見されますが、
感覚的なもので根拠が示されていないことが多いように見受けられます。

イニシャルコストとランニングコストをあわせて考えると、
都市ガスは灯油とでは昔に比べて目に見えるほどのコスト差はないようで、
むしろ他の要素で選ぶのがいいのかもしれません。
ということでそのほかの要素を以下に並べてみます。

灯油の利点、都市ガスの欠点について
  • 灯油は現時点で燃料代が安い
  • ガスは災害時の復旧に時間がかかる

都市ガスの利点、灯油の欠点について
  • 都市ガスは給油が必要ない
  • 都市ガスのほうが耐用年数が長い
  • 灯油は動作音が大きくにおいもある
  • 灯油はすす等で汚れるためメンテナンスが必要で、灯油タンクの水抜きも必要
  • 都市ガスは本体が小さく軽い
  • 都市ガスは水温が上がるまでの時間が短い

その他として
  • 高効率機のエコジョーズ(ガス)、エコフィール(灯油)は酸性排水(中和してから排水)がある
  • 取り付けにはガスは資格がいるけど灯油は自分で可能(ガス→ガスの交換は自力でやってる人もいる)

最近は給湯器さえもネットで激安販売されていたりして
そういうところを利用するのもありだと思いますし、
都市ガス会社ではガス給湯器をリース販売しているところもありますし、
あるいは家電量販店でも相談に乗ってくれる(リホーム前提?)ところもあるようですので、
明白かつ現在の危険がなければいろいろ動き回るのがいいと思います。

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