2023年7月31日月曜日

Microsoft Azure - その2. PaaS

先日Microsoft Azureの契約について書きましたが、
実際に使ってみることにします。
Azureにあるたくさんの機能のうち、
今回紹介するのはPaaSのAzure App serviceです。
PaaSにも色々とタイプがありますが、
PHPで動く自作のウェブアプリをアップロードして、
クラウド上で実行する手順について書いていきます。

最初に注意点です。
おそらく設定で何とでもなると推していますが、
Azure App service上のウェブアプリは
比較的短時間の無アクセスによりウェブアプリが停止し、
その後の再アクセス時にはウェブアプリの起動まで10分弱かかるようです。
これは使っていないのに課金され費用がかさむことへの対処でしょうが、
一般公開されるウェブアプリだと大きな問題となります。
必要なら自分で調べてなんとかしてください。

ではAzure App service上にウェブアプリを、以下の手順で作成します。
  1. ウェブブラウザでAzure Portalを開いて使用権を持っているアカウントでログイン。
  2. [App Service]をクリック。
  3. [+作成]をクリック。
  4. [リソースグループ]の[新規作成]をクリックし、わかりやすい名前のリソースグループ(例 "res1")を作成。
  5. [リソースグループ]で先に作成したリソースグループを選択。
  6. [名前]にウェブアプリ名(ドメインの一部になる、例 "webapp1")を入力。
  7. [公開]で[コード]を選択。
  8. [ランタイムスタック]で[PHP 8.2]を選択。
  9. [地域]で[Japan West](サービス利用者の地理的に近いところ)を選択。
  10. [確認および作成]をクリック。
  11. [作成]をクリック。
次にウェブアプリのコンテンツをアップロードします。
以下の手順でgitのリポジトリを経由して行ないます。
  1. ウェブブラウザでAzure Portalを開いて使用権を持っているアカウントでログイン。
  2. [App Service]をクリック。
  3. [リソース]にある、先に作成した[<ウェブアプリ名>]をクリック。
  4. [デプロイセンター]をクリック。
  5. [設定]の[ソース]で[ローカルGit]を選択。
  6. ウェブブラウザで[Azure App Service のデプロイ資格情報の構成]ヘルプページを開いて使用権を持っているアカウントでログイン。
  7. [ユーザー スコープの資格情報を構成する]にある[Cloudshell]をクリックしてCLIを開く。
  8. CLIで"az webapp deployment user set --user-name --password "(は任意のユーザ名(例 "ttanimu")、は任意のパスワード(例 "q1w2e3r4")、これらはgit時に使用)を実行。
  9. ローカルPCで"git clone"を実行して既存のリポジトリを取得。または以下を実行して新規のリポジトリをローカルPC内に作成してそれを取得。
    $ mkdir webapp1.git
    $ cd webapp1.git
    $ git init --bare --shared
    $ cd ..
    $ mkdir webapp1
    $ cd webapp1
    $ git clone ../webapp1.git
    
  10. 取得したリポジトリにコンテンツファイル("index.php"は必須)をcommit、push。
  11. ウェブブラウザで[Azure App Service へのローカル Git デプロイ]ヘルプページを開いて使用権を持っているアカウントでログイン。
  12. [既存のアプリを構成する]にある[Cloudshell]をクリックしてCLIを開く。
  13. CLIで"az webapp deployment source config-local-git --name --resource-group "(はウェブアプリ名(例 "webapp1")、はリソースグループ名(例 "res1"))を実行。
  14. ウェブブラウザでAzure Portalを開いて使用権を持っているアカウントでログイン。
  15. [App Service]をクリック。
  16. [リソース]にある先に作成した[<ウェブアプリ名>]をクリック。
  17. [デプロイセンター]をクリック。
  18. [設定]の[Git Clone URI]に書かれているURL(例 "https://webapp1.scm.azurewebsites.net:443/webapp1.git")を覚えておく。
  19. ローカルPCで先にcloneしたリポジトリにて以下を実行してディプロイ。
    $ git config --local http.sslVerify false
    $ git config --local http.proxy "http://10.19.98.10:8080"
    $ git remote add azure  (は例えば"https://webapp1.scm.azurewebsites.net:443/webapp1.git")
    $ git push azure master
    
  20. ウェブブラウザで"https://<ウェブアプリ名>.azurewebsites.net/"(<ウェブアプリ名>は例えば"webapp1")を開くとウェブアプリが動作しているはず。
ということで完了です。
git経由のディプロイはとっつきにくいのですが、
慣れると便利でgitの強力さを改めて認識させられます。

2023年7月27日木曜日

JPEAの第三種電気主任技術者の保安監督範囲の引上げ要望

最近知ったのですが、電気主任技術者の制度に関し、
JPEA(太陽光発電協会)が以下のような要望をしているようです。
第3種電気主任技術者の保安監督範囲は電圧5万V未満の事業用電気工作物(出力5000
kW未満の発電所)の運用とされている一方で、現在、メガソーラー等の特別高圧設備での
主な電圧は6.6~7.7万Vであるため、第3種電気主任技術者では監督が不可能。
太陽光発電は、他の回転機型発電設備とは異なり、緊急時には自ら設備を遮断する安全
な仕組みであることなどを踏まえ、一定の安全技能研修を条件として、第3種電気主任技術
者の監督可能範囲を8万Vまで拡大することを要望する。
なんというか勝手な要望です。
でもこういうのがロビー活動で政治家を丸め込んで思い通りに導くんでしょうね。
先ごろ施行されたキックボードの規制緩和みたいに。

個人的な見解としては2種と3種の境目を50kVにしているのは
66kVをわりと簡単に合格できる(私は1発合格)3種に扱わせるのに抵抗があって、
そのように省令で決めているのではないかと。
そもそも2種(私は数年かけて合格)と3種って試験の難易度が違いすぎて、
3種のホルダーが研修の受講で限定的とは言え
80KVまで扱えるようにするとか無理筋です。
グダグダ言わず、ちゃんと高給を払って2種ホルダーを雇えばいいのです。
ということで誰か超高給で2種ホルダーの私を雇ってくれないかな?
まあ実務経験ないんですけど。
しかし年取ってからの働き口としては悪くないような気がします。

2023年7月26日水曜日

次世代地デジ放送

2011年7月に地上波アナログテレビ放送が停波し、
地デジに完全移行してから早12年。
次世代地デジについての話が出てきました。
スペック的にはネットのVODに追いつけとばかりに
4K/60fps/などなどへと順当進化していますが、
基本的にテレビは買い替えとなり、
またあの長い移行期間と政府からの補助金が必要になるんでしょうね。
日本のテレビメーカーは12年前から激減し、
ブランドは残っていてももはや海外からのOEM/ODMだったりするので、
アナログ停波の時と異なり、
国内産業の活性化には繋がらないでしょうね。
もう日本独自方式の路線は捨てたほうがいい気もしますし。
まあそもそも次世代地デジのサービス開始は未定で、
後10年20年先とかなると今地デジを見ている年齢層がごっそり居なくなって、
地デジ要らないから帯域を全部スマホ向けに転用すればいいじゃん的な論も
出てきそうな気さえしています。
それはともかく、次世代にはすでにほぼ役に立っていない
1セグや3セグSD放送、データ放送は廃止の方向でお願いしたいですね。
番組表データの配信だけは許しますが。
それにしてもあのデータ放送の仕様はどうにならなかったのか。

さて、今回公開された資料の中で目を引いたのが
LDM(Layered division multiplexing)方式。
要は現状の地デジの放送をそのまましつつ、
それより弱い電波で同じチャンネルで次世代地デジを送る方式ですが、
現状の地デジの受信時は次世代地デジをノイズとして扱えばいいので
特に問題はないのですが、
強力な地デジの電波に埋もれた微弱な次世代地デジ電波を
どうやって取り出すのか疑問です。
技術的には強力なエラー訂正を使えば取り出し可能だそうで、
実際米国のデレビ放送のATSC3.0で実運用されてもいるみたいですし、
電波の弱さで言えば携帯電話のCDMAだって運用できていたので、
やるとなればなんとかなるのかもしれませんが、
次世代地デジ、ノイズに超弱そう。
で、変調方式を見ると、地デジは64QAMですが、
次世代はQPSKとか…完全にH.266におんぶに抱っこですね。
本当にこれで日本全国遍く受信できるのか?

2023年7月25日火曜日

地上波の映画

私は地上波のテレビ放送って、
興味を持って視る番組は殆ど無いので、
正直状況をきちんと把握しているわけではないのですが、
最近の地上波で放映される映画って、ちょっとひどいですね。
そもそも定期的に映画を放映している枠が
日テレ系の金曜ロードショーくらいしか見当たらないのですが、
それにしても作品は非常に限定されている感じ。
ジブリ作品偏重なのは昔からですが、
最近だとハリー・ポッターシリーズや
インディ・ジョーンズシリーズを連チャンでやってみたり、
って、後者は新作の劇場公開に合わせた大人の事情ですか?
記憶にある範囲だと視聴者リクエストとか称して
バック・トゥ・ザ・フューチャーシリーズを3連チャンしてみたり、
もう良作なB級映画とか、日々作られている邦画など放送する枠も気もなく、
誰もが知っていて視聴率の稼げそうな有名作しかやらないんだろうなと。
多様性多様性と声高に叫んでるテレビ局が
多様性を失っているのはなんとも皮肉です。
まあお金が絡んでいろいろ事情があるのは理解できますけど。

結局映画も含めてアニメとかスポーツ中継とか趣味性の高いコンテンツは、
ネットのVODサービスで好みに応じて視ればいい時代が
来てしまったということでしょうね。
提供する側もされる側も適応するのみです。
そして地上波に残るのは…

2023年7月24日月曜日

変なSIMは既にサービス終了

povo2.0の海外ローミングで思い出したのがH.I.Sの[変なSIM]。
海外旅行用にと2枚(1つは重ねるやつ)入手しましたが今どうなってる?
調べてみると1年ほど前にサービス終了したよう。
コロナ禍もあって結局1度も使う機会がありませんでした。
重ねて貼るやつは今でもb-mobileのsimカードに貼っつけたまま
スマートフォンに入れて使っているので、
もう剥がして捨てることにします。
実は変なSIMの貼り直しが厳しいので
b-mobileのプラン変更等を躊躇していたのですが、
これで心置きなく変更できます。

2023年7月20日木曜日

povo2.0の海外ローミング

昨年末にauからpovo(2.0)にMNP(?)してから半年。
povoに特に不満はありません。
ただ心配していたのは海外ローミングできないこと。
近い将来に海外に行きたいなとざっくり考えている身として、
現在所有する国内用の3つのsimカード全てが
海外ローミング非対応というのは憂慮すべきことです。
まあ実際に行くとなったら楽天モバイル契約するつもりですけど。

しかし、そんな海外ローミングに関する問題はもはや杞憂となりました。
povo2.0での海外ローミングについて発表がありました。
本日7月20日から音声通信/SMSがスタート、
データ通信は8月1日より後追い対応となります。
ただ、対応は各加入者に対し順次手続きされるようで、
全ての顧客への対応が完了するのは8月9日とのことです。
もし8月9日までに渡航するので早くしてほしいというなら
海外ローミング優先エントリーフォーム
電話番号を入力しておけば優先対応してもらえます。

さて、実際のpovoの海外ローミングですが、
いかにもpovoらしく、事前申請もベース料金も必要なく、
音声通信/SMSは単に使った分だけ請求されるスタイルのようです。
ベース料金がない分、従量課金分はやや高めですし、
日本の商習慣にはない音声通信の着信側への課金もあるので、
まあこちらは保険ぐらいに考えておいて
データ通信を利用するIP電話系(050番号とか専用アプリ間音声通話)を
メインで使用すべきでしょう。
SMSの受信は無料なので何かの認証時に必要になっても安心です。

で、データ通信については国内と同様に
事前にトッピングを購入して使用するスタイルで、
対応地域、データ容量、有効期間、料金が色々なトッピングから
必要に応じて選べるようになっています。
国内向けと異なるのはトッピングの購入時に
有効期間の経過が開始されるわけではないっぽいこと。
これにより30日前までの事前購入が可能とのことです。
また現地で通信すれば自動的に使用開始となるようです。
これだと国内トッピングであった最大23時間59分の
お目溢しは期待できそうにありません。
まあ渡航先に合わせて予め対応するトッピングを購入してから出国し、
現地着で自動的に有効にするのが便利そうです。

ただ、事前購入し忘れていても現地で、
しかも無料で安全に使えるWiFi環境がなくても購入が可能とのことで、
となると移動体通信網(3G/4G/5G)経由での通信を行うのでしょうが、
おそらく[povo2.0アプリ]の特定サーバへの通信だけは
常に許容するような仕様になっているのでしょうね。
これは普通のMVNOにはできない芸当な気がします。

とはいえ正直料金も高めなので、現地simカードを入手するまでの
つなぎぐらいに考えておくのがよさそうです。
まあ国内でも普通に海外用simカードは購入可能なので、
予め入手しておけば到着後すぐに相対的に安価にデータ通信が可能です。
なお海外行くときはくれぐれもsimロックフリーな
スマートフォンを持っていくようにしましょう。

2023年7月19日水曜日

Microsoft Azure - その1. 契約

最近Microsoftのクラウドサービス"Azure"を使う機会がありました。
ということでちょっと備忘録を。
ちなみに"Azure"は「アジュール」と発音するようです。

まずはAzureの契約です。
前提としてMicrosoft365アカウントが必要で、それに紐付けて契約します。
といっても古代のフリーメールhotmailのアカウントでも問題ないようで、
Outlookにログインできるアカウントならなんでも良さそうです。
ともかく以下の手順でAzureを契約します。
  1. https://portal.azure.com/#homeに適切なアカウントでログイン。
  2. [Azure の無料試用版から開始する]部の[開始]をクリック。
  3. [従量課金制]をクリック。
  4. [始める]をクリック。
  5. 以下のように入力。(注意事項を括弧内に記述)
    • [名] : (漢字)
    • [姓] : (漢字)
    • [重要な通知用の電子メール アドレス] : (アカウント名でよい)
    • [電話] : (携帯電話の番号)
    • [名の読み方] : (ひらがな)
    • [姓の読み方] : (ひらがな)
    • [郵便番号] :
    • [都道府県] :
    • [市区町村] :
    • [町名、番地] :
    • [建物名、部屋番号 (省略可)] :
    • ☑顧客契約に同意します。
    • □Azure および他の Microsoft 製品とサービスに関する情報、ヒント、オファーを受け取ります。
    • □パートナーの製品やサービスについての関連情報を受け取ることができるように、Microsoft が自分の情報を特定のパートナーと共有することを希望します。
  6. [テキストメッセージを送信する]をクリックすると[電話]で設定した携帯電話にSMSが送られてくるのでそこに表示された6桁の数字を要求に応じて入力し本人確認。
  7. [次へ]をクリック。
なおここで入力した項目は[三]-[コストの管理と請求]-[プロパティ]メニューの[全般]タブで修正可能です。
続いて料金支払い用のクレジットカード情報を入力します。
これには本人確認の意味もあるようです。
詳細は省きますが案内どおりに入力するだけです。
なお請求額は[三]-[コストの管理と請求]-[コスト管理]-[請求書]メニューで確認できます。
引き続いて[テクニカルサポートを追加する]では費用節約のため
[テクニカル サポートがないか、既に Microsoft Premier サポートに加入しています。]
を選択し、[サインアップ]をクリックすれば契約完了です。

今回は取り敢えずここまで。
後日PaaSとIaaSの使用について執筆する予定です。

2023年7月18日火曜日

Ubuntu 22.04 LTS

UbuntuのLTSは2年毎にリリースされ、最新は22.04なものの、
最近まで18.04を使っておりました。いろいろ事情があるのですが、
20.04はデスクトップの扱いが特殊で使いにくかった、というのが最大要因だったりします。
ただ18.04の5年のサポート期間が終了したこともあり、22.04へと移行することに。
ということで22.04のセットアップ記録を残しておきます。
なお、移行とか言っておいてなんですが、
実際には新規PCへインストールしています。

インストール作業の前にストレージの利用計画を以下のように立てておきます。
デバイスパティション番号サイズマウント先コメント
SDD1約48GBスワップ領域(メインメモリ32GB×1.5)
2約0.5TB/ルート
3約1.5TB/opt1フリー作業領域
また事情があってNICは3つ装備し、以下のように使用することとします。
  1. eno1 : プライベートネットワーク(ルータは"10.0.0.1")
  2. enp4s0 : "172.17.2.1/24"
  3. enp5s0 : インターネット接続(NAT経由)
インストールディスクはUbuntu公式サイトから[Ubuntu 22.04.2 LTS (Jammy Jellyfish)]の[64-bit PC (AMD64) desktop image]
ダウンロードして[DVD-R DL]ディスクにイメージとして書き込んで準備します。
例えば[Ubuntu 18.04]に標準で入っている[Brasero]アプリでなら[イメージの書き込み]メニューで可能です。

それではいよいよインストール。以下を実行します。
  1. PCの電源オン時に[ESC]キー(機種により異なる)を連打してBIOS設定に入り起動デバイスの順を操作して先に作成したDVDから起動
  2. デスクトップ(ライブ環境)が立ちあがったら画面右下の[Install Ubuntu 22.04.2 LTS]アイコンをダブルクリック
  3. [インストール]ウィンドウが立ち上がるので[日本語]を選択して[続ける]をクリック
  4. [キーボードレイアウト]で[Japanese]の[Japanese]を選択して[続ける]をクリック
  5. [アップデートと他のソフトウェア]では[続ける]をクリック
  6. [インストールの種類]で[それ以外]を選択し[続ける]をクリック
パーティションの編集を促されるので以下のように操作。
  1. [/dev/nvme0n1]をクリックしてから[新しいパーティションテーブル...]ボタンをクリックし[続ける]をクリック
  2. [/dev/nvme0n1]の直下の[空き容量]をダブルクリック
  3. [パーティションを作成]ウィンドウの[サイズ]を48GB(実際には47998MB)に変更し、[利用方法]を[スワップ領域]に変更して[OK]をクリック なおswapサイズに特に決まりはないが都市伝説のメインメモリ32GBの×2だとちょっと大きすぎる気がするので×1.5に。
  4. [/dev/nvme0n1p1]の直下の[空き容量]をダブルクリック
  5. [パーティションを作成]ウィンドウの[サイズ]を500GB(実際には499999MB)に変更し、[マウントポイント]を[/]に変更して[OK]をクリック
  6. [/dev/nvme0n1p2]の直下の[空き容量]をダブルクリック
  7. [パーティションを作成]ウィンドウの[マウントポイント]を[/opt1]に変更して[OK]をクリック
  8. [ブートローダーをインストールするデバイス]に[/dev/mnvme0n1]を選択して[インストール]をクリック
  9. [続ける]をクリック
続けてインストールに関する残りの雑多な設定を以下のように行います。
  1. [どこに住んでいますか?]で[Tokyo]を選択して[続ける]をクリック
  2. [あなたの情報を入力してください]で以下のように入力
    • [あなたの名前]にはアルファベット表記でフルネームを入力
    • [コンピュータの名前]には区別のつきやすい適当な文字列を入力
    • [ユーザ名の入力]には自分がよく使うアカウント名の文字列を入力
    • [パスワードの入力]と[パスワードの確認]には同じパスワード用文字列を入力し忘れないようにする
  3. [続ける]をクリック
  4. しばらくして[今すぐ再起動]をクリック
  5. DVDがイジェクトされてから[Enter]キーを押す
  6. SSDからUbuntuが起動される
インストール直後のログイン時に[オンラインアカウント]ウィンドウが表示されたら以下のようにする。
  1. [オンラインアカウント]ウィンドウでは[スキップ]をクリック
  2. [次へ]をクリック
  3. [いいえ、送信しません]を選択して[次へ]をクリック
  4. [次へ]をクリック
  5. [完了]をクリック
以下でソフトウェアを最新状態にします。
  1. [ソフトウェアの更新]ウィンドウでは[今すぐインストールする]をクリック
  2. インストール完了後は[すぐに再起動]をクリック
以下を実行して[端末]をランチャーに登録し起動しやすくします。
  1. デスクトップ上でマウスを右クリックし現れたコンテキストメニューから[端末で開く]を実行
  2. デスクトップ左端のランチャーに現れた[端末]アイコンを右クリックし[お気に入りに追加]を実行
アップデートが完了して再起動後にログインして[端末]を起動してrootユーザ関連の整備のため以下を実行します。
$ sudo su -
# passwd
# exit
$ su -
また以下でよく使うツール類をインストール。
$ su -
# apt update
# apt install net-tools
# apt install traceroute
# apt install tree
# apt install vim
# apt install openssh-server
# apt install bridge-utils
# apt install git
# apt install x11-apps
# apt install whois
# apt install galculator
# apt install meld
# apt install cpuinfo
ネットワーク設定ファイル"/etc/netplan/02-custom.yaml"を作成して内容を以下のようにします。
network:
  version: 2
  ethernets:
    eno1:
      dhcp4: true
      dhcp6: true
      routes:
        - to: 10.0.0.0/8
          via: 10.0.0.1
        - to: 192.168.0.0/16
          via: 10.0.0.12
        - to: 172.16.0.0/12
          via: 10.0.0.1
    enp4s0:
      dhcp4: false
      dhcp6: false
    enp5s0:
      dhcp4: false
      dhcp6: false
  bridges:
    br0:
      interfaces: ["enp4s0"]
      dhcp4: false
      addresses: ["172.17.2.1/24"]
    br1:
      interfaces: ["enp5s0"]
      dhcp4: true
      dhcp6: true
ここでブリッジを使っているのは
仮想マシン(kvm,lxc等)の利用を前提としているからです。
そしてこれを反映するため以下を実行します。
# netplan apply
ユーザーディレクトリにある日本語名ディレクトリはコマンドライン上で入力するのが面倒なので以下を実行してリンクを作っておきます。
$ cd ~
$ ln -s ダウンロード download
$ ln -s テンプレート template
$ ln -s デスクトップ desktop
$ ln -s ドキュメント document
$ ln -s ビデオ video
$ ln -s ピクチャ picture
$ ln -s ミュージック music
$ ln -s 公開 public
sshで接続するために接続先の公開鍵に対応する秘密鍵(標準的なファイル名は"id_rsa")を"~/.ssh/"にコピーし、以下を実行します。
$ cd ~/.ssh
$ sudo chown `whoami`:`id -gn` *
$ chmod 600 *
sshでの接続が楽になるように設定ファイル"~/.ssh/config"の内容を編集しておくといいでしょう。
ただしここでは具体的内容は省略します。
なお、このPCは他のローカルPCのからsshでログインされることのみを想定しているため、
"~/.ssh/authorized_keys"に公開鍵を置くことはせず、パスワード認証のみでログインできるものとします。

続いて、ウェブブラウザはChromeに限る、ということでChromeブラウザをインストールします。

  1. UbuntuにプリインストールされているFirefoxでChromeのダウンロードサイトを開き、[Chromeをダウンロード]をクリックして、適合する版をダウンロードする。Ubuntuの64ビットなら"google-chrome-stable_current_amd64.deb"がダウンロードされる。
  2. [ファイル]アプリケーションから[ホーム]ディレクトリの[ダウンロード]ディレクトリを開き、先のファイルを右クリックして[別のアプリケーションで開く]メニューの[ソフトウェアのインストール]ダブルクリックし、[インストール]をクリック。
  3. 起動するにはターミナルコンソールから以下を実行すればChromeが起動する。
    $ google-chrome-stable
    
  4. 起動するとランチャーにChromeのアイコンが表示されるので右クリックで現れるコンテキストメニューから[お気に入り登録]を選び起動を簡単にしておく。
デスクトップの時計は秒まで表示してほしいのでカスタマイズ。
  1. まずはツールのインストールから。以下を実行します。
    # apt install chrome-gnome-shell
    
  2. 次いで標準のウェブブラウザ[Firefox]を起動してhttps://addons.mozilla.org/ja/firefox/addon/gnome-shell-integration/を開く。
  3. [+Firefoxへ追加]をクリックして[GNOME Shell integration]をインストール。
  4. その後https://extensions.gnome.org/extension/1462/panel-date-format/を開いてページ内の[OFF]を[ON]に変更。
  5. ダイアログウィンドウが現れるので[インストール]を選択。
  6. あとは好みの表示形式にするだけ。例えば
    $ dconf write /org/gnome/shell/extensions/panel-date-format/format "'%Y/%m/%d\(%a\) %H:%M:%S'"
    
    を実行すると直後に時計の表示が"2019/05/01(水) 13:05:06"のように変わる。ちなみにこの変更はアカウント単位に管理されるよう。
以下のちょっと便利で雑多な設定をしておく。
[設定]アプリをワンクリックで起動
デスクトップ上端のシステムバーの左端の[アクティビティ]をクリックし、[検索ワードを入力]に"se"と入力すると[設定]アプリケーションのアイコンが表示されるのでそれをクリック。デスクトップ左端のランチャーに現れた[設定]アイコンを右クリックし[お気に入りに追加]を実行。
自動画面ロックの無効化
[設定]アプリの[プライバシー]-[画面]メニューを開き[自動画面ロック]を無効にする。
スリープさせない
[設定]アプリの[電源管理]メニューを開き[画面のブランク]を[しない]にする。
リモートデスクトップ
[設定]アプリの[共有]-[リモートデスクトップ]メニューを開き、[リモートデスクトップ]と[リモートコントロール]をオン、[パスワード]に任意のものを入力、[レガシーなVNCプロトコルを有効にする]をチェックし、それの[⋮]クリックで[パスワードを要求する]を選択。
  • Ultra VNC(Windows10)からアクセスすると画面の左上しか表示されない…原因不明
  • Ubuntu 18.04の[Remmina]からアクセスすると表示されない…原因不明
ということでとりあえずここまで。
あとは用途に応じて好きに弄っていけばいいでしょう。

2023年7月17日月曜日

ボタン電池の寿命を延ばすIC

電池って定電圧源の感覚で使ってたのですが、
何年か前に仕事でリチウムコイン電池CR2450を使った
IoT機器を開発した際、ちょっと酷い目に遭いました。
低温での電池の内部抵抗がとても大きく、
電流をパルス的に使うため電圧降下がかなり大きく、
電池寿命の見積もりや電圧検出タイミングで非常に苦労しました。
全然定電圧源ではないんですね。

さて、うまく使おうとすると案外難しいコイン電池ですが、
Nexperia社からうまく使うためのICが登場しました。
DC-DCやキャパシタを組み合わせインテリジェントに制御する事で、
電池寿命を10倍にするという触れ込みです。
なかなか興味深いICです。
コストアップが可能なら採用してみたいですね。

2023年7月13日木曜日

Oracle Cloudにログインできない!?

しばらく前から使い始めたOracle Cloud Always Free
VMを2台立ち上げたものの特に何も設定せず
起動しっぱなしのほぼ使用していない状態。
まあ盆頃に本気出します(予定で終わりそうな予感)。

さて、加入から1ヶ月経った頃、
無料でもらったクレジットが無効になるよ的なメールが届き、
そう言えばとsshでログインしようとしたところ…できないorz
でもコントロールパネルでは動作していることになっている。
不幸なことにウェブサーバ等も何も立ち上げておらず、
ping(4/6)も元から通らなかったため状況が全くの不明。どういうこと??

で、時間をおいて別のネットワーク環境からアクセスしてみると…つながる!!
しかし先のネットワークからだとやっぱり繋がらないorz
ただsshを実行してそのまま放っておくといつのまにか繋がってる…???
詳しく見ているとなんか1分とか放っておくとつながるような…
で、思いついたのがIPv6のせいではないかということ。
そこで"ssh -4"を実行してみると、あっさりつながるではありませんか!!

実は同じホスト名にAレコードとAAAAレコードを設定していたために、
sshがまずIPv6を試すもダメでタイムアウトし、
そこから改めてIPv4で繋ぐため時間がかかってしまうという、
フェールバックの問題なのでした。
そう言えば昔フレッツ網で問題になってましたよね。
全く今頃になってそんなのに引っかかるとは。
まあそのネットワークからOracleまでのIPv6の
どこに問題があるのか不明ですし調べる気もないのですが、
こういうことがあるとIPv6のみの世界とか
まだまだありえないなと思うのでした。
本当はグローバルなIPv4は
さっさと廃止すればいいとも思っているのですけどね。

2023年7月12日水曜日

ナンバーディスプレイ

電話がどこからかかってきたか分かる。
携帯電話では昔から当たり前のことでしたが、
固定電話となると話は別。
ナンバーディスプレイというサービス名がついて
毎月の追加費用が必要です。
時が経って中身はIP電話な固定電話に変わっても
やはり追加料金が必要という意味のわからない料金体系は
なんとかしてほしいものです。

そんな状況が長く続いてきましたが、
実は最近ナンバーディスプレイが無償化されました。
と言っても高齢者向け。
特殊詐欺を防ぐのが大儀のようです。
詳しくは公式ニュースを参照ください。
で、私の父親が申し込んで無事電話番号が表示されるように。
詐欺はともかく、鬱陶しいDM系の電話の番号が
0120始まりで判別可能だったりするので、
まあそれはよかったのかなあと。

来年にはPSTNが廃止され
固定電話のシステムがIP網に切り替わることになっていますが、
そのときになってもナンバーディスプレイが別料金とか言うのは
ぜひやめてもらいたいと思っています。

2023年7月11日火曜日

Twitter 要ログイン

私がTwitterを使い始めたのは大昔で、
まだJabberインターフェースがギリギリ使えていました。
海外に行くことになったのがきっかけで、
現地でつぶやいたらそのへんの誰かが気付いたりすると面白いかな、
とかいうのが加入の理由だったりします。
当時は黎明期で現在のような炎上や
プライバシー問題も気になりませんでしたから。
まあ、フォローという構造の発明が画期的過ぎて、
もう感心しっぱなしだったのを憶えています。
とはいえその後のTwitterは無法地帯というか無政府状態というか、
治安が悪くなったこともあり、ほぼ能動的に使うことはなく、
ログインもほとんどしたことがありません。
ただ情報取得ツールとしては悪くはなく、
特定の他人のタイムラインを閲覧することはよくやっています。

ところがそれを揺るがす状況に。
昨年から続くゴタゴタの影響なのか、Twitterでは最近になって、
自分のアカウントでログインしていないと、
他人のタイムラインさえ見れなくなってしまいました。
これって検索エンジンが情報収集できなくなりますし、
何より自分のアカウントでログインしなきゃ
いけないというのがなんとなく嫌。
まあしょうがないのでログインしてはいるのですが、
早く元の状態に戻ってくれないかなと切に願っています。
って、もう無理かな?

2023年7月10日月曜日

ピクミン4 体験版

来週末に発売されるNintendo Switch用ゲームのピクミン4
同シリーズでは前作ピクミン3WiiU版を遊んでから相当時間が経っており、
ピクミンのファンである私としては新作を楽しみにしていました。
で、一足先に体験版をプレーしてみたのですが…

やはりSwitchだと操作がいまいちですね。
ポインティングデバイスとして長けているWiiリモコンや
2画面あるため表示される情報量の多いWiiUと比べると残念な感じです。
それに表示がごちゃごちゃしていて、本体の画面ではプレーし辛く、
大画面のTVが必要と感じます。携帯モードはきつい。
ゲーム内容で言うと新登場の「オッチン」はチートっぽく要らない気が。
体験版でできるのは序盤も序盤なので多数のピクミンも扱えず、
個人的にあまり好きでないピクミン2っぽい分断された地下空間があったりと、
楽しみにしていたわりにはかなりイマイチ。
イントロダクションをすっ飛ばしてピクミン1000匹引き連れて
ぺんぺん草も生えなくなるほど環境破壊する
エキスパートモード的なゲームが良かったなと。

まあなんだかんだ言って本編買うんですけどね。
真の評価が出るのはそれをクリアしてからです。

2023年7月6日木曜日

WOWOWの個人情報漏えい事件

WOWOWで個人情報漏えい事件が発生してしまいました。
私も長いことWOWOWを利用しており、
心配だったので公式リリースで確認してみると、
現時点で確認された該当の80,879名のお客さまにおかれましては、ひとまず本事象について、本日6月30日(金)中にメールにてお知らせいたします。
となっており、私の手元にはそのようなメールが届かなかったので
取り敢えず問題はなさそうです。
で、よくよく読んでみると、
2023年6月9日(金)午後1時00分から6月22日(木)午後11時11分の約14日間
の期間中に
WebブラウザでWOWOWオンデマンドにアクセスしてログインしたお客さま
が対象とのことで、私のようにFire TV Stick
WOWOWオンデマンドを視ているだけなら関係ないようです。

ところでこの事件に関わる時系列が胡散臭い。
今年のWOWOWの株主総会は6月21日でしたが、
情報漏えいが発覚したのが翌日の22日の夜遅くで、
22日から23日にかけて対応したということです。
これ株主総会で炎上しないよう色々調整したんじゃないかと。
ただの邪推ですが、いかにもありそうで。
まあ真相は内部告発でもなければ知るよしもありません。

2023年7月5日水曜日

Pokémon GO 7周年

Pokémon GOが正式サービス開始から7周年を迎えました。
今でも毎日プレーしており、現在トレーナーレベル46で、
近いうちに47になれるかな、というところです。
このところはポケモンボックスの満杯状態の解消すべく、
201x年に捕獲したポケモンや、色違い、
イベント限定や海外限定等を泣く泣く博士に送ったりしていますが、
それでも拉致が開かなくなってきて、
明日からの7周年記念イベント、そして夏のFestに向けて
根本的な断捨離の決行を迫られていたりします。
困った困った。

ところで開発元のNianticではつい先日、
サービス展開中だったゲームを1つサービス終了にし、
開発中のゲームを1つキャンセルして
開発拠点の閉鎖や従業員の削減まで行っており、
選択と集中の最中と言ったところです。
もはやライトユーザーは残っていなさそうなIngressは、
当初の位置ゲームの物珍しさから
今でもサービスを維持できているんでしょうし、
Pokémon GOは全年齢層へ響くコンテンツの強さで
収益があるのだと考えています。
現在開発中のモンスターハンターを題材とした位置ゲームは、
豪快に転けそうなのでやめたほうがいいような気が…

ともかく、私はこれからもPokémon GOをプレーし続けるつもりです。
ゆるくやってもそこそこ楽しめますし。
ちなみに私のトレーナーコードは"3991 4117 5075"です。
よければフレンド登録ください。

2023年7月4日火曜日

Ingress level 15.25

相変わらずちまちまプレーを続けている
スマートフォン向け位置ゲームのIngress。
この1ヶ月強でAPを8十万稼ぎました。
AP総量をレベルで表すと15.25ということになります。
前回より倍近くペースアップしていますが、
いつもどおりプレーしているだけで理由は謎です。
このペースを保てるなら、2024年中にレベル16に到達できそうですが、
多分それは無理でしょう。きっとペースは戻ります。
まあ焦らずゆっくり進めるつもりですけど。

ところで、私のインベントリには
現在2000中1600ほどがポータルキーで埋まっています。
実はちょっと前に200近くを捨てて空きを確保しました。
というのも空きの都合でレゾネーターが持てなく、
ゲームにならなかったので、
断腸の思いで国内の要らなそうなものを切りました。
長い間我慢してきましたがそれも限界だったので。
今後も徐々に削って行こうとは思っていますが、
海外のポータルはなかなか捨てられない。
まあ来たるべきレベル16への到達、
その先のエージェント引退と、
そんなことがどうでもよくなる日はいずれ来るでしょうから、
刹那的に対応していけばいいでしょう。

2023年7月3日月曜日

Pikmin Bloom を1年と8ヶ月プレー

サービス開始から1年と8ヶ月経ったPikmin Bloom。
現在レベル83です。
育てたピクミンは3500匹強、花は206万本弱植え、
累積歩数は477万歩強、おつかい回数は7300回強、
壊したキノコは280回強、コインの保有数は5800枚程度です。

デコピクミンは342種類。
まだ1つも埋まっていない新設の[スイーツショップ]-[ドーナツ]と、
私の生活圏内+αには見当たらない[テーマパーク]、
それにイベント系デコを除けば、あと1種でコンプとなります。
ここから先は見通しが立てられませんね。
まあゆっくりプレーすればいいでしょう。