同じ地域に〇〇川と新〇〇川、または旧〇〇川があると、
〇〇川(旧〇〇川)が頻繁に氾濫して困るので
治水対策で新〇〇川(〇〇川)を掘ったケースが多いですが、
私の自宅の最寄りの川にも「新」が付き、
離れたところを旧の方が蛇行しています。
調べてみると明治以降旧のほうが度々氾濫して被害をもたらしたため、
大正から昭和初期に新の方を作ったようです。
なお実は旧の方も江戸時代に掘られたもののようで、
城の守りにつかっていたそうな。だからわざと蛇行させたのかも。
とはいえ新旧ともにそれなりに現代的な護岸になっています。
さて、新の方の護岸はよく見るコンクリートブロックで
固めた斜めの護岸になっているのですが、
長年の川の作用によるのか、その上に土砂が堆積し、
そこに大きな木が生えています。
また勝手に中洲ができてそこにも大きな木が。
無機質なコンクリートより木が鬱蒼と生えいてる
現状は個人的にはより好ましいと思ってきたのですが、
ここ数年の大雨で川が増水すると、
それら木々によって流れが滞り治水にはよくありません。
またその水が引いた後には木の上に大量のゴミを残すので、
なんとかしないとまずいんじゃないかと考えてました。
って、そんなことは管理者(国土交通省)もわかっていたようで、
昨年末あたりから木の伐採と土砂の除去が始まりました。
現在は土手の内側に管理車両が通れる舗装道路のある
右岸を作業中ですが、左岸に道はありません。
工事の看板によると期間はこの年度末までみたいで、
まさか左岸はスルー?
まあ右岸だけでも随分マシにはなりますけど。
0 件のコメント:
コメントを投稿