2018年2月28日水曜日

右旋と左旋

2018年12月からBSでの4K/8K放送が始まるそうです。
個人的には4Kテレビは持っていますが4K放送には興味がなく、
ましてチューナーを購入する必要があるとなるとなおさらです。
そしてパラボラアンテナも…決定的です。

ところで、日本のBS放送はチャンネルが奇数しかありませんでした。
これは奇数チャンネルと偶数チャンネルは周波数帯で重なっているのを、
奇数を右旋の円偏波、偶数を左旋の円偏波にすることで
互いに干渉しないようにし、
日本は奇数、韓国が偶数チャンネルを使う事になっていました。
これは遠い昔、大学在学時の放送に関する講義で知りました。
ただこれは大昔のアナログBSの頃の話で、
放送衛星の位置の関係だか、アンテナの指向性が改善したからか、
それともデジタルになったからなのかは知りませんが、
最近は日本でも左旋の偶数チャンネルも使えるようになりました。
そしてBSの4K/8Kについて奇数チャンネルだけでは
放送業界の需要を満たせないということで、
偶数チャンネルも使うということになったようです。

ところがここで問題が。偶数チャンネル受信のためには
それに対応したパラボラアンテナが必要なのです。
で、対応したパラボラアンテナって何が違うのか調べてみると…
アンテナメーカーのページにありました。
なるほど、右旋の受信ができることは当然のこととして、
ケーブルに流す時の周波数を右旋と左旋で変えているんですね。
でないと混線してしまいます。
BSの高周波数な電波はより低周波に変換して
ケーブルに送るのでした。

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