SUPERBOWL LIIから早2週間。
まだ結果を知りたくない方はさすがにもういないだろうということで、
試合結果を含めていろいろ書いてみることにします。
まずゲーム開始前の話。
国歌斉唱で歌手のP!NKが口から何か吐き出して捨てたように見え、
後でこれがのど飴だったと分かるのですが、
これって米国人からしてもどうなの?とか思ってしまいました。
あんまり大騒ぎしてないことを見ると、
特に問題なかったということなんでしょう。
日本でやったらきっと非難囂々でしょうね。文化の違いです。
それからハーフタイムショー。
今年の主演はジャスティン・ティンバーレイクでしたが、
そちら方面はよく知らないのでノーコメントとします。
さて試合結果から書いてしまうと、
アンダードッグ呼ばわりされていたフィラデルフィア・イーグルスが、
2連覇を目指すニューイングランド・ペイトリオッツに辛勝しました。
後半の接戦はまさに手に汗握る展開で、
昨年の大逆転劇とはまた違う意味で見応えのあるゲームとなりました。
ややペイトリオッツ側で観ていた私は、
最後のヘイルメイリーパスの場面では息を止めてましたね。
DRモードでBD-R DLに録画したので、
いつの日にか見返そうと思っています。
ところでこのゲーム、ペイトリオッツがいろんな意味でよくありませんでした。
D#では終始QBにプレッシャーをかけられない、ランを止められない、
ショートパスヒット後にタックルできずランアフターキャッチを許す、
WRとCBの1:1で抑えられない、と崩壊。
いつもだと前半ボロボロでもアジャストしてなんとかするのですが、
今回はむしろ後半がひどかったですね。
って、後で気づいたのはCBマルコム・バトラーが出ていなかったこと。
だからロングパスでやられてたんですね。
愛国歌中と試合WRクックスが脳震盪で退場した時に号泣しているのが
カメラに抜かれていましたが、
直前の2週間の何かしでかしたらしく干されていたみたいです。
ではO#はというと、ランがほぼ出ない。
となればQBブレイディのパスに頼る事になるのですがコントロールが今ひとつ。
ショートパスのショートバンドが2回はあったと記憶しますが、
ロングパスでも長すぎ短すぎありのブレイディらしからぬパフォーマンスでした。
他の選手でも余計な動作で死角からタックルされたり、
しなくていいジャンプで止められたりもしました。
STではスナップがよくなくFGを外す大きなミスも。
ちぐはぐさが目立ちます。
AFCチャンピオンシップで勝利したのと同じチームとは思えません。
そしてもっとも大きかったのがスペシャルプレー。
奇しくも両チームともQBへのパスプレーを準備しており、
演出と場面に違いはあるもののほぼ同じ戦術。
ペイトリオッツが失敗したのに対してイーグルスは見事成功。
しかも前半終了間際の4thDownギャンブルでのTDパスと
これ以上ないモメンタムの掴み方です。
正直この時点でイーグルスが勝利するような気がしてきました。
後半は壮絶なパスゲームではありましたが、
最後にゲームを決めたのはずっと届かなかったファンブルフォース。
フィラデルフィアDLが投球モーションのQBブレイディに襲いかかり、
ボールを叩き落としてそれをカバー。
ターンオーバーとなって。イーグルスの勝利濃厚。
直後QBブレイディが座り込んでいたのが印象的です。
数年前のAFCチャンピオンシップ(だったと思う)で
ペイトン・マニング率いるブロンコスに破れたときもこんなでしたね。
ただ今回はいろいろ後悔の残る試合だったように感じます。
この試合最終盤のターンオーバーで勝負はほぼ決したかと思われました。
しかしQBブレイディは再度、そして最後の攻撃のチャンスに、
自陣深く、残り42秒、4thDownという絶体絶命から
ヘイルメイリーパスを投げられるところまで持っていってしまいました。すごい。
そしてそのパスはエンドゾーンへ走り込むTEグロンコウスキーへドンピシャ。
しかし6人ぐらいのD#に囲まれていてさすがにキャッチできず。
これにて本当のジ・エンド。イーグルスの勝利となりました。
直後TEグロンコウスキーが座り込んでいたのが印象的です。
MVPはイーグルスのQBニック・フォールズ。
他に特に目立った選手もいませんでしたし、まあ妥当でしょう。
しかしフォールズは控えQB。
エースQBのカーソン・ウェンツが来シーズン怪我から復帰すれば
状況と年齢から考えてフォールズがエースに昇格することはありえません。
果たしてSUPERBOWL LII MVPのフォールズは
来シーズンどういう扱いを受けることになるのやら。かなり心配です。
なお、後日プレーの実況記事をアップする予定です。
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