2023年5月24日水曜日

Oracle Cloud Always FreeでVPS

先日加入したOracle Cloud Always Free
何に使うかは取り敢えずおいておいてVPSを1台立ち上げてみます。

と、その前に確認。
公式ページには無償で使える設備として
  1. 2つのAMDベースのCompute VM、それぞれに1/8 OCPU**と1GBのメモリ
  2. 1VMまたは最大4VMとして使用できるArmベースのAmpere A1コアと24GBのメモリを1か月あたり3,000 OCPU時間と18,000GB時間で使用可能
の記述があり、2つ目だと、
  • 最強で(4CPU+24GBメモリ)×1台を24時間×31日間連続稼働/月
  • 最多で(1CPU+6GBメモリ)×4台を24時間×31日間連続稼働/月
のように無償範囲内で利用できます。
こちらを選択するには仮想マシン作成時に
[mage]の指定を例えば[Canonical Ubuntu 22.04 Minimal aarch64]にし、
[shape]の指定を[Ampere]社の
[VM.Standard.A1.Flex (Always Free-eligible)]とし、
ほしい性能によって[Number of OCPUs]と[Amount of memory(GB)]に
任意の値を設定すればいいのですが、
[Create]時に
Out of capacity for shape VM.Standard.A1.Flex in availability domain AD-1. Create the instance in a different availability domain or try again later. If you specified a fault domain, try creating the instance without specifying a fault domain. If that doesn’t work, please try again later. Learn more about host capacity.
とか怒られます。要は空いてないということですが、
ARMは多分使わせてもらえません。
あきらめて1番目のx86CPUの方を作るのがいいでしょう。

ということでまずはOracle Cloud Infrastructureにログインします。
[Get Started]タブの[Launch resources]ペインで
[Create a VM Instance]をクリックし、
[Image and shape]ペインの[Edit]リンクをクリックします。
[Change Image]ボタンをクリックし、
[Ubuntu]を選択して[Canonical Ubuntu 22.04]を☑して
[Select Image]ボタンをクリックします。
なおOSの選択肢は多いのですが、有料のものもsるようなので注意を。
各OSの説明は公式のプラットフォーム・イメージあるので
好みのものを選ぶのがいいでしょう。
なおデフォルトの[Oracle Linux 8]は"Red Hat Enterprise Linux"の派生物で、
私はRedHat系は10年以上触っていないような気がするので
[Ubuntu]の最新のLTS版の[22.04]を選択しました。
ここで問題なのが[Canonical Ubuntu 22.04 minimal]。
最初これを使ったところ"vi"が使えず、
"apt install vim"してもインストールさえできず、
minimalにも程があるだろうとキレそうになりました。
私的に詰んだので[Canonical Ubuntu 22.04]で作り直したところ
問題なくviできるようになりました。

閑話休題、[Shape]はデフォルトの
[VM.Standard.E2.1.Micro (Always Free-eligible)]のままにしておきます。
次いで[Networking]ペインの
[Primary network]で[Create new virtual cloud network]を選び、
[Subnet]で[Create new public subnet]を選択肢ます。
これらは初回作成時にはまだ存在しないのでこのようにしますが、
2回目以降は既存のものを選ぶのがいいかもしれません。

今度は[Add SSH keys]ペインでログイン用の設定を行ないます。
もしsshをよく使っているのなら、[Paste public keys]を選び、
よく使っているsshサーバのファイル"~/.ssh/authorized_keys"
の内容を[SSH keys]テキストボックスにコピーします。
これでよく使っているsshクライアントから
特に設定変更等しなくてもログインできるようになります。

最後に[Create]ボタンをクリックし、遷移先のページの
マシンの状態表示が[PROVISIONING]から[RUNNING]に変わったら
ログイン可能となります。
なお、トップページのメニューで[三]-[Compute]-[Instance]と辿り、
[instance-<作成日>-<作成時刻>]をクリックすれば
先のページが表示され、[START]等で起動等が制御できます。
またこのページには
Public IP address:  <IPv4アドレス>
Username:  ubuntu
の情報が記述されており、これをヒントにログインができます。
IPv4アドレスはDNSに登録しホスト名を付けておきましょう。
以後このホスト名を"ora.a.com"と仮定します。

ということでVPSを最低限セットアップします。
よく使っているsshクライアントから
$ ssh ubuntu@ora.a.com
でログインします。
で、rootのパスワード設定と確認を以下のように行ないます。
$ sudo su -
# passwd
# exit
$ su -
利便性/安全性等考慮し、一般ユーザの作成を行います。
ここではグループ名/ユーザ名共に"hoge"とします。
# groupadd hoge
# useradd -m -g hoge -G admin -s /bin/bash -N hoge
# passwd hoge
# exit
$ su - hoge
$ mkdir .ssh
$ chmod 700 .ssh 
$ cd .ssh
$ touch authorized_keys
$ chmod 600 authorized_keys
$ vi authorized_keys
    先に[SSH keys]テキストボックスにコピーしたのと同じ内容を貼り付け
$ exit
$ exit
ログインとroot昇格の確認とデフォルトユーザーの削除を行います。
$ ssh hoge@ora.a.com
$ sudo su -
# exit
$ su -
# userdel -r ubuntu
あとは好きにすればいいでしょう。

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