一昔前までは特定の電力会社が地域独占で供給していた電力も、
今は自由化が進み他から購入することもできるようになりました。
まあ大昔まで遡ると電力会社は乱立していたのですが。
ただ電力の購入先を変更すると言っても、
配電網は既存のものを使用するわけで、
新しい電力会社は発電を配電網に供給、
または電力システム上での調達を行ない、
エンドユーザ宅の電力メーターで料金を計算しています。
電力会社と名乗りながら発電をしていないところは以ての外ですが、
火力発電所を運用しているようなところでも私からすれば漢じゃない。
やはりブラックアウト後に自力で再起動できる設備群を持つものこそ
電力会社と呼ぶにふさわしいと考えています。
まあ地域電力会社も色々プレッシャーは受けているようで、
平日昼間の電気料金が高い代わりに
夜間や週末が安くなるプランを作ったらしく、
さり気なく宣伝していました。
スマート電力メーターを使うとそんな芸当もできるんですね、多分。
ただ試しにいろいろな条件でシミュレーションしてみたところ、
ざっくり言って平日の夜間に平日の昼間の2倍は電力を使わないと
新プランにしても安くならないことがわかってきて、
これで得する家庭はかなり限定的だなと。
大々的に宣伝していないのはそのためなんでしょうね。
実際にどれくらい使っているのか気になったので、
ここ1ヶ月程我が家の電力メーターの数値を
一日2回チェックして使用電力を調べてみました。
12月のデータですが、夜は3弱〜4強kWh、昼は4弱〜6弱kWhと、
やはり昼のほうが使用電力量は多いことがわかり、
契約プランは現状維持するべきことが確認できました。
ちなみに煖房のため、寒い夜は最大で1kW、
寒い昼は最大で2.5kW増えており、
昼間ずっと無人だと2kWh程度使っていました。
休日昼間は平日昼間より0.5〜2kWh程アップでした。
普段は1ヶ月のトータルでしか見ることない電力量ですが、
今回の観測で日毎・時間毎の使用量が見えてきました。
とは言えそう簡単に節約できるものではないんですよね。
暑さ寒さを我慢するのは危険を伴いますから。
せいぜい使ってない機器の電源を落とすぐらいしかできませんね。
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