2021年2月24日水曜日

SUPER BOWL LX 総評

SUPER BOWL LXについて最後にゲーム内容の総評を書いておきます。

まあとにかくKCがO#、D#、そしてスペシャルチームもひどかった。
O#については両Tが怪我でOLをベストにできずラッシュを押さえられなかったこと、
QBマホームズが足の怪我(SB後手術したよう)で本来の機動力がなかったこと、
それに前半最後のHCリードの判断ミスも
敗因の大きな部分であったのでしょうが、
QBランがないとなるとランはそもそも面子が弱いですし、
パスについては投げるほうも受ける方も足を引っ張りあってました。
何しろあのハイパーO#がノーTDに終わったのですから。
D#についてはTBのO#に単純に敵わなかった、
というようにも見えましたが、反則による自滅はありました。
まあTBのO#はゲームを通じて戦術に変化はなかったのに、
アジャストもできずずるずるやられたのはDCの責任かもしれません。
スペシャルチームについてはパントミスと反則が非常に痛かった。

TBについては強いて言えばスペシャルチームが
イマイチだった部分はありましたが、O#、D#はほとんど完璧。
D#はDL4人だけで常にQBにプレッシャーをかけていましたし、
LBは守備範囲が広くパスラン両方のD#に獅子奮迅の活躍でした。
DBはレシーバーをしっかりおさえてパスのチャンスを与えませんでした。
全体的にパスはキャッチされてもすぐにタックルできていましたし、
そもそもパスカット多発でパスを成立させませんでした。
O#についてはランが常に出ていて組み立てはしやすかったでしょう。
あとはQBブレディはロングパスの精度はそんなによくなく、
相手の反則に助けられた部分もありましたが、
短いパスを判断よく繋いでなんとかしてしまいました。

MVPについてはQ2の頃から考えていましたが、
消去法でQBブレイディと予想し、当たりました。
勝利の原動力となったD#の選手にあげたい気持ちはありましたが、
1人だけ選ぶとなるとかなり厳しい。
強いて挙げるならLBホワイトが要所で目立っていましたが、
KCのO#を粉砕したのはDL4人の力が大きいですし、
全員がそれぞれに活躍しており選び辛い。
O#に目を向けるとRBは2人共同じような数字で、
複数いるWRのプレーはやや地味でMVPにはちょっと。
誰からも文句が出そうもないのは
そつなくこなしたQBブレイディと2TDを決めたTEグロンコウスキー。
QBが選ばれやすいのはこのスポーツの特性上しかたありません。

SUPER BOWLの会場をホームスタジアムとするチームが
SUPER BOWLに出場したのはNFL史上初めてのことですが、
さらに勝利するという史上初も達成してしまったTB。
このチーム状態が来シーズンも維持できれば、
2連覇もあるのかもしれません。
とはいえ49ersが今シーズン沈んだように、
NFCはトップ勢の入れ替わりが激しいんですよね。
ともかく来シーズンもNFL楽しみです。
あー早く開幕しないかな。

0 件のコメント:

コメントを投稿