テレワークなどの巣ごもり需要の一環なのでしょうが、
今まで見たことのないような安価な製品が散見されるようになりました。
大昔に購入し、2年位使っていたHDMIキャプチャーカード
(PCI Express接続)なんてかなり高額だったのに…
そんな廉価HDMIキャプチャーアダプタを
特に使い道があるわけでもないのに思わず購入してしまいました。
VENKIM HD HDMI キャプチャーボードです。
安いのでディレイとかひどいのかなと思ったりしていましたが、
結果から言うとアクションゲームが普通にプレーできるほどに
ディレイが少ないことが分かりました。
ただし、それは表示ソフト次第ということになります。
同梱マニュアルの記載を頼りに、
最初Macで動作確認しようとプリインストールされている
QuickTimeを起動してみるもそれらしい設定が見当たりません。
次にVLCを使ってみましたが表示できませんでした。
あと[Photo Booth]なるプリインストール(?)ソフトだと
表示はできるのですがなぜか左右反転した鏡像になっていて
設定でなんとかできるかと思いきやソレらしいものはない。
それではということで、設定が面倒そうなOBS Studioを
インストールすようとすると、
なんとサポートしているのがmacOS 10.13以降。
私のMacは未だ10.12なんです。
このためだけに急遽OSのバージョンアップ、というのは流石にない。
しょうがないのでOSをWindows10に切り替え、
VLCを使ってみるとディレイがひどすぎ。
それならとOBS Studioを使ってみることに。
Nintendo Switchの画面をキャプチャしてみると…
普通にゲームできます。ディレイも感じられません。
どうやらこの手の製品はPC側次第でディレイはなくなるようです。
わりといい買い物をした気分になりました。
以下Windows10でのOBS Studioの設定方法についてです。
面倒なので書き残しておかないと
また試行錯誤する羽目になります。
まず公式ダウンロードサイトから
Windows版のインストーラー(例えば"OBS-Studio-26.1.1-Full-Installer-x64.exe")をダウンロードして実行します。
ちなみにMacだとDMG形式のインストーラ(例えば"obs-mac-26.1.2.dmg")になります。
LinuxでもUbuntuには対応していて18.04では以下のコマンドでインストールできます。
# apt install ffmpeg # add-apt-repository ppa:obsproject/obs-studio # apt update # apt install obs-studio実行は以下のコマンドです。
$ obs
以下アプリケーションの操作は各OS向けで大体同じです。
初回起動時には[自動構成ウィザード]が動作するので希望に応じて選択します。
[自動構成ウィザード]は[ツール]メニューから再実行できるので
適当に選択してもやり直しが利きます。
PCに前述のキャプチャデバイスを接続した上で
[ソース]ペインの[+]ボタンをクリックし、
[映像キャプチャデバイス]を選択します。
現れたダイアログボックスで[新規作成]を選び、
適当な名前(以下"HDMI"にしたと仮定)を入力して[OK]をクリック。
[デバイス]が[HD31 video]のように設定されているはずなので
[OK]をクリックすればメインウィンドウに
キャプチャした映像が表示されているはずです。
画面の端が切れたりしていることがあるので、
表示枠を適当に移動させて全部表示されるように調整します。
ここまでで画像は表示されていても音は出ていないので、
[ソース]ペインの先に作成した[HDMI]をダブルクリックし、
[音声出力モード]を[デスクトップ音声出力 (WaveOut)]に変更、
そして[カスタム音声デバイスを使用する]にチェックを入れて
[音声デバイス]に"HD31 audio"が含まれているものを選択します。
複雑ですがとりあえずこれで使用に耐えるようにはなります。
キャプチャ画面の全画面とかできるのかわかりませんが、
設定はいろいろできそうなので、自分好みにすればいいでしょう。
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