2020年2月3日月曜日

Lubuntu

古いPCにUbuntu 18.04を入れたら重くて四苦八苦していたのですが、
Ubuntu 18.04にLubuntuのウィンドマネージャを同居させ、
簡単に切り替える方法を見つけたので早速やってみることに。
インストールは
# apt install lxde
# apt install lubuntu-core
を実行するだけという手軽さです。
切り替えも簡単。
ログイン画面でパスワードを入力するところまで進み、
現れている[設定(歯車アイコン)]をクリックして
[LXDE]を選択しておけば軽量ウィンドウマネージャが起動します。
[Ubuntu]選択ならいつものやつです。

使ってみるとLXDEは確実に軽い。しかし少々細工も必要です。
最初に躓いたのはターミナルの起動。
これは[スタートメニュー](画面最左下のアイコン)の
[Debian]-[アプリケーション]-[シェル]メニューで
[Bash]を実行することで可能でした。
なおこの[Bash]を右クリックすると
[デスクトップに追加]メニューが現れ、
これを実行するとデスクトップ上に[Bash]アイコンが作られ、
これからも起動できるようになります。

あと個人的に困ったのは
マウス・キーボード共有ツールのsynergy。
GUIを起動してもうまく表示されません。
しかしCUIコマンドを実行することで解決。
クライアントの場合は
$ synergyc --daemon &jt;サーバのIPアドレス>
で動いてくれます。
ただリモートでのキーボード入力がなぜか英語配列に。
記号の入力が苦痛ですし、日本語入力に難があります。
これは"~/.xprofile"設定ファイルの内容を
setxkbmap -rules evdev -model jp106 -layout "jp"
とすることでなんとかなりました。

そして日本語入力はデフォルトではできませんでしたが、
[スタートメニュー]から[設定]-[言語サポート]を開くと、
「言語サポートが完全にはインストールされていません」
とか言われたので、[インストール]をクリックしました。
あとは毎ログイン時にターミナルで
$ ibus-daemon &
を実行してターミナルをそのまま閉じずにいることで
Ubuntu標準のときと同様に入力可能になりました。
なおこれらは"~/.config/lxsession/LXDE/autostart"設定ファイルに
@synergyc --daemon &jt;サーバのIPアドレス>
@ibus-daemon
を追加しておくことで、ログイン時に自動実行できます。

予めインストールしていたChromeウェブブラウザは
$ chromium
で起動できますし、
いざとなればUbuntu標準に戻すのも簡単。
快適とは言い難いもののまあまあ使えるようにはなりました。

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