2020年2月18日火曜日

ShuttleのNC03U

先日古いPCの低性能っぷりに手を焼いていると書きました。
このPCはCPUにIntelのAtom D510を使っており、
これは64ビット対応しているものの
メモリは機能的には4GBまでにしか対応できません。
とはいえメモリマップドI/Oとの絡みでそれ全部は使えません。
ということで、このPCの正式な対応メモリは
DDR2のSO-DIMMの2GB品が1枚ということになっています。
しかしいろいろ調べていると、
約3GB分しか有効にならないものの
DDR2の4GB品も利用可能との不確定情報が。
しかし現状を鑑みると1GBでも増えれば劇的に改善するはず。

ということでDDR2 4GB SO-DIMMを探すも手元にはなく、
それなら購入するかと物色するもかなり割高。
すでに主流ではない旧規格のDDR2である上に、
4GB品は流通量が限られているようで完全にプレミアム価格。
しかも仕様外の使用なので確実に使えるとも限らない。
一応メルカリとかオークション系サイトでも検索してみましたが
ヒット数が少ない上にやはりそう安くない。
ということで4GB化は頓挫したのでした。

で、思いついたのはそのメモリ代金に少し足すぐらいで
比較的最近の安いPCが変えるのではないかと。
そして見つけたのがShuttleのNC03U
ベアボーンなのでメモリとHDDが別途が必要ですが、
それでもかなりの低コスト。
CPUもそれなりですがベンチマーク的にはAtom D510の4倍程度。
十分な性能です。メモリも現在主流のDDR4なので選び放題。

ということで早速購入。
メモリはDDR4-2666 SO-DIMM 8GBを1枚入手。
HDDは手元にあるものを利用しましたが、
2.5インチ、SATA接続品を選ぶ必要があります。
厚さは9.5mm以下なら問題なさそうです。
購入するならこのあたりでしょうか。

NC03Uの裏にあるプラスネジ2つを取ると裏蓋が爪でこじ開けられます。
蓋が正方形なので組み立てるときにはめる方向を間違えそう。
裏蓋を開けるとメモリスロットが1つあるので
そこに前述のメモリを取り付けます。
仕様ではメモリスロットは2つあるようなので
もう1つは表蓋を開いたらアクセスできるかもしれません。
私は確認していませんけど。
HDDは同梱の金具を使って裏蓋にへばりつくように取り付け。
SATAケーブルがテープで基板に固定されていましたが、
どう考えてもうまく取り付けられなかったので
テープを剥がしてケーブルを自由にしHDDにつなげました。
組み上げて適当なUSB DVDドライブを接続し、
DVDからOS(Ubuntu 18.04)をインストールすると普通に使えてます。
なおBIOSのメニューから推察するに、
本体前面のSDカードスロットに挿したSDカードからの
ブートも可能なようで、用途によってはHDDはいらないかも。

NC03UにはアナログVGA端子はありませんが、
HDMI端子にHDMI-VGA変換アダプタを挿せば
古めのディスプレイにも表示可能です。

カジュアルな使い方ならこれで十分です。
高価なPCなんて必要ありませんね。
いい時代になりました。

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