2020年2月10日月曜日

SUPER BOWL LIV

先日予告していましたとおり、
SUPER BOWL LIVを視たので感想など書いてみようかと。
なお試合の分析等は後日ちまちまと書くつもりなので
今回はゲームと直接関係ない部分と
ゲームの大まかな部分の感想についてのみ触れます。

さて、今年(今シーズン)はNFL創設から100年という
記念すべき年ということで、
ゲーム前セレモニーに"NFL 100 ALL-TIME TEAM"なる
プレゼンテーションがありました。
これはこれまでの選手から100人を、
HCから10人を選抜して発表するという趣向です。
懐かしいと思える方がいた反面、
古い時代の方は全くわからない。
ぎりぎり知っていると言えるのはジョー・モンタナあたりですが、
現役時代のプレーをリアルタイムに視た記憶はあるようなないような。
しっかり視ていたのはブレッド・ファーブ以降でしょうか。
ロブ・グロンコウスキー、ペイトン・マニングあたりなら、
顔見ればわかります。
笑えたのはHCビル・ベリチック登場の場面。
会場からは結構なブーイングが。
SUPER BOWL 50のとき過去のBUPER BOWL MVPが
一同に登場するプレゼンテーションがありましたが、
そこでQBトム・ブレイディが盛大なブーイングを浴びていました。
やはりペイトリオッツのこのコンビは米国では悪の権化なんですね。
いろいろやらかしているのでしょうがないんでしょうけど。

愛国歌、国歌、ハーフタイムショーについては
特にどうという感想はありません。
ゲームの開始直前に子供がボールを運ぶ映像から
いきなりリアルに展開され、ゲームに使うボールを審判に渡す
あの演出はなかなかよかったですね。
残念なのが国歌終了時のフライオーバー。
空の色が暗くて戦闘機が非常に見づらいのはやむを得ないにしても、
カメラワーク(スイッチング)が悪くちょっと画面に写っただけでした。

本題のゲームについては、
一応応援していた49ersが負けたというのもあるのですが、
チーフスのQBマホームズが起承転結を展開し、
ひとり舞台の様相だったことが個人的にはいまいちでした。
世間一般には高評価だったようですが。
私としては昨年の方が見応えがあったかな(ペイトリオッツD#)。

チーフスの勝因がQBマホームズであったのは確かですが、
49ersの敗因はHCカイル・シャナハンなのかもしれません。
決定的と思えるのはチーフスの1つ目のTDの場面。
エンドゾーンまでの距離が短かったのでランを警戒しつつ、
QBにスパイをつけたようなD#でしたが、
QBが右に走り、さらに大外にレシーバーがいて、
スパイが目の前のQBに飛びかかれば大外にパスという
オプションを残しつつの2対1になって結果的に
QBランでのTDを許してしまいました。
この事自体は戦術的に負けたで済む話ですが、
49ersD#にすればこれを糧にアジャストのチャンスがあったのに、
対応できずその後似たようなプレーを食らったこと。
あとはチーフスO#に凄まじいキャッチアップ能力があり、
49ersO#にはその実績がないのに、
攻め立てられるときに攻めに行かなかったこと。
特に前半終了間際の戦略には結果論ながら疑問が残ります。
こういう大舞台での消極策での失敗は後悔を残します。
もちろん残り時間わずかでリードされたあとのO#では かの"The Drive"の再来を期待しなかったわけではないのですが、
キャッチアップどころか最後は自滅。

そして負けたこと以上に残念なのが、
来シーズン以降チーフス(あるいは似たタイプの)O#を止める
手立てのヒントさえ見つけられなかったこと。
このままだとマホームズが老いて衰えるまで
チーフスの好調がキープされそうです。
反対に群雄割拠のNFCで49ersが来シーズンも強いとは限らない。
このゲームで見せた弱点はライバルに参考にされることでしょう。

SUPER BOWLが終われば考えるのは来シーズンのこと。
一番の興味はFAとなるQBトム・ブレイディの動向。
果たしてペイトリオッツに留まるのか、
別のユニホームを着るのか。
デンバー・ブロンコスなんてどうでしょう?

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