ずっと以前から知っていて、欲しいのはやまやまだったものの、
具体的な使い道が思いつかず購入をためらっていたMaBeee。
しばらく前に近くの家電量販店でワゴンセールされているのを見つけ、
価格が安かったもので即購入しました。
さて、このMaBeee、Bluetoothで出力電圧を変えられる電池です。
MaBeee自体はバッテリーを内蔵しているわけではなく、
単三電池の大きさをしており、
側面に単四電池が入る穴が開いております。
すなわちMaBeeeに単四電池(eneloopも可)をセットし、
それを単三電池で動く機器に入れ、
スマートフォン等などから操作することで簡単な制御が可能です。
ただし、Bluetoothなので遠隔操作といっても
リモコンライクな使い方となります。
数本直列に電池を入れるような機器でも、
そのうち1本をMaBeeeにすれば
電圧の範囲は限定されますが制御は可能です。
開発者向け情報が公開されているので、
凝ったプログラムを作って複雑なこともできそうですが、
一般人は出来合いのスマートフォンアプリケーションで操作します。
専用アプリは複数用意されていて、
それぞれに味はありますが、
基本は[Mabeeeコントロール]でしょう。
立ち上げるとコントロール可能な周辺のMabeeeを見つけてくれるので、
どれかを指定し、例えば[かたむき]メニューで
出力を0~100%でコントロールします。
機器の電源が入っている、つまりMabeeeの正負両端子が
機器を通して通電している状態でないと
Mabeee本体の電源がオンにならず、
スマートフォン等から認識してくれないようです。
まずは動作テストしてみようかと、
どうせならリニアな特性を持っている機器がいいと思い、
昔から持っているLEDでないペンライトで
使ってみたところ、確かに連続的に明るさが変化し、完全断にもなります。
試運転のあとはちょっとした実験です。
前述のペンライトの回路をオープンフィールドで再現してみました。
1.25Vの単三eneloopと単四eneloopを入れたMabeeeを直列にして
Mabeeeの電圧をコントロールしつつ
デジタルマルチメーターでシステム全体の電圧を測ってみると
0% 0V
25% 1.03V
50% 1.69V
75% 2.23V
100% 2.53V
のようにリニアに変化します。
Mabeee単体はというと1.26V〜-1.24Vで変化します。
なんと極性を逆にすることで2本直列時に無電圧を再現するんですね。
最初の試運転時の感覚ではMaBeeeで回路を完全にオープンにして
無電圧を実現しているのかと思ったのですが、そうではありませんでした。
なかなかいい発想です。
さて、買ってはみたもののつまんない実験程度しかやることがなく、
動作確認後は長い眠りにつきそうな予感もありますが、
こういうのって突然いい使い道が見つかったりするんですよね。
って、実はかなり昔に買った犬用ふしぎボールに入れて
飼い犬を遊ばせようかと思ったのですが…ボールが見つからないorz
使い道を思いついたときには使い先を見失ってました。
まあそんなこと、よくあります。
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