2019年7月23日火曜日

ご飯だって手間はかかる

現在私が住んでいる辺りは数十年前まで一面田んぼだったそうです。
私が子供の時分はまだ結構田んぼは残っていましたが、
今現在、田んぼも畑も微妙に残る程度になってしまいました。
それでもこの時期犬の散歩をしながら稲が育って行く
様子を見るにつけ、季節を感じつつも
米を育てるのに88の手間がかかるなんてことを思い出したりします。

さて、世界では大きく米を主食とする地域と、
麦(小麦)を主食とする地域があります。
その他にも芋類を主食とする地域があって、
南の島でタロイモもすりおろしてアクを抜いて焚き火で焼いて…
なんて作業をしているのをテレビ番組で見て、
毎日大変だななどと思うのです。
ご飯なんて米を研いで炊飯器に入れてボタンを押すだけですからね。

しかしよく考えてみるとそれは間違い。
ご飯を炊くのが簡単になったのは昭和の後半のことであり、
それまでは大変だったんですね。
精米や炊飯の手間を文明の利器で解決しただけです。
パンや麺のような小麦文化にしたって、小麦粉に製粉するのに
風車等の動力を利用できるようになる前は一体どうしていたのか。
ほんと近代文明に感謝です。

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