2018年5月24日木曜日

変なSIM

SIMロックフリーなスマートフォンの何が便利って、
国外で現地のSIMカードに入れ替えれば、
音声通話/データ通信ともにお得に通信できることです。
まあ私が体験したのは台湾香港の2ヶ国(地域)だけですが。
ただこれ、現地に着いてから現地のSIMカードを手に入れるまでに
時間がかかるようなことがあるとえらいことになります。
大手キャリアに加入していればローミングで対処できますが、
ほとんどのMVNOではそんなサービスありません。
ということで、通信不能期間をなくすために
日本であらかじめ現地のSIMを入手
とかいう手を検討することになります。割高にはなりますが、
しかし特に初めての国(地域)に行くときには頼りになります。
そういう方はきっと私だけではないはず。

そんな方に朗報が。
以前、日本通信とH.I.S.が組んで海外旅行先での
通信への新しい提案をするみたいなニュースがありましたが、
この度それが具現化しました。
その名も「変なSIM」。ネーミングが日本通信っぽい。
詳しくはH.I.S.モバイルを参照ください。
私は渡航予定もないのにとりあえず先行予約しておきました。

この「変なSIM」、別に変なことはなく、
多分日本通信自身が発行するSIMカードで、
1枚1980円(2018年9月30日までは990円)で購入すれば、
世界75以上の国(地域)で3G(W-CDMA?)/LTEで通信できます。
音声通話はできないデータ通信専用なので、
例えばホテルに電話しないといけないとか、出先でタクシーを呼びたい
というようなことがあると辛い(私は英語での電話は避けます)ですが、
データ通信ベースのIP電話系サービスは使えるので、
日本との連絡や現地での仲間内での連絡で困ることはないでしょう。

変わっているのはスマートフォンに専用のアプリケーション
(Android/iOS?)を入れておいて、
そこで国を選択すればAPN等自動設定してくれることです。
というか通信料金はこのアプリケーションのアプリ内課金扱いのようで、
LTE回線付きWindows PCとかどうなるのか。ちょっと心配です。
なお料金は500円で、200MB分の高速通信が可能ですが、
それを消費後は128kbpsの低速となります。
期限は24時間とのことですが、
これが料金を払った時から開始なのか、
通信を始めてからなのかは不明です。
また追加で500円払えばまた200MB分の高速通信できるのか、
国をまたいだ場合どうなるか等も分かりませんが、
7月のサービス開始までにはきっと明らかになることでしょう。

注意が必要なのは、3年間未使用で無効化される場合があること。
使える国リストに"日本"があれば、スマートフォンの動作テストがてら
国内でちょくちょく使うこともできるんですけど
残念ながら日本では使えないようです。
となると動作は国外に行ってから確認ということになります。
それもちょっと怖いですね。
まあよほど変な機種でなければ問題はないと思いますけど。

ところでこれをきっかけに知ったH.I.S.モバイル。
国内向け音声通話対応SIMも
わりといい感じの値段設定のような気がします。
ドコモ系とソフトバンク系が選べますし。
最近日本通信何やってんだろうと思ってましたが、
水面下ではいろいろやってるんですね。
できればもうちょっと派手に動いてほしいですけど。

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