2018年5月22日火曜日

アメリカンフットボールがネガティブにメジャーに

オリンピックにもプロ野球にも興味がない私が
ここ数年テレビ観戦する唯一のスポーツが
アメリカンフットボール、というかNFLです。
ですが日本ではここ数年、頂上決戦SUPERBOWLでさえ
扱いが徐々に小さくなっていき、
完全なマイナースポーツに成り下がってしまいました。
まあその前からマイナーであることは確かです。
今となっては信じられませんが、
80年代に日本テレビが朝の情報番組"ズームイン!朝"を
押しのけてSUPERBOWLを生中継してたのが思い出されます。
ジョー・モンタナの頃ですね。

さて、今月始めに行われた日大と関西学院大の
アメリカンフットボールの試合中に、
パスを投げ終わってしばらくした日大QBの背後から
関学DLが強烈なレイトヒットを喰らわせるという事件が。
言い訳のしようもない悪質なアンネササリーラフネスです。

ただ、よく観ているNFLのレギュラーシーズンゲームでは、
ないとは言えない種類の出来事であり、
昨年もあからさまなレイトヒットがありましたし、
プレー後に殴り合いの喧嘩があった記憶も。
何年か前には倒れている選手を踏みつけるとか、
あるいはDCが選手に相手QBへの攻撃に対して
報奨金を出すようなこともあったような。
もちろんそれらに対しては厳正なペナルティーが課されました。
まあNFL選手が飲酒・薬物・暴行等で逮捕されるのはよくあること。
殺人犯さえいる修羅の集団です。

先の日大と関西学院大での出来事については
私自身は早い時期に知ってはいましたが、
上記のようなNFLの状況があったり、
日本でのマイナースポーツっぷりもあって、
スルーするつもりだったのですが…
テレビのワイドショーに取り上げられたかと思ったら、
いつの間にか硬派なニュース、
さらには地方の新聞にまで複数写真解説で掲載という、
前代未聞のメジャー級の扱いにまで発展、
というより炎上してしまいました。
そういえばレスリングの件も記憶に新しく、
マスコミって不祥事が大好きなことを忘れていました。

件の反則を犯したDLを擁護するつもりはないですし、
あれを指示していたなら言語道断ですが、
少なくとも誘発した日大のHCとコーチ陣は責められて当然です。
本日行われた当のDLの記者会見を見る限りは、
酷いパワハラが行われ、それが元凶のようですが。
もちろんこれにより怪我をした選手は気の毒に思います。
ただし当のDLの人格を否定するような報道については反感を覚えます。
そして個人的に心配なのはこのまま世間のアメリカンフットボールの
悪い印象を払拭できずに8月末のNFL開幕を迎えることです。
1ファンとして非常に辛い。

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