2021年5月17日月曜日

分電盤の交換

大昔、大学の電気電子工学科の学生だった時、
同科の友人が電源タップを直そうとコンセントに挿したままで
そのケーブルをニッパーで切断。
ショートしてブレーカーが落ちて停電したのでした。
電気系の人間にあるまじき行為。
みんなからブーイングを受けたことは言うまでもありません。

さて、電気工事をする場合に通電したままで行うということは
基本的にないと思っていたのですが、
先日家の分電盤を交換するとして、
主ブレーカーの一次側って通電したままでやるのか?
という疑問が頭に浮かびました。
前を辿っても電柱の変電器まで開閉器らしきものはありませんから。

で、ネットで調べてみるとどうも通電したままでやればいいっぽい。
電力メーター内の二次側を外して通電を止めてから
交換する方法もあるようなのですが、
電力メーターは契約上電力会社しか開けられないはずで、
無視して開けると面倒なことになります。
というか電力メーター内の二次側の挿抜作業自体が
通電したままで行われるわけで、
だったら電力メーターはそのままにしておくべきでしょう。

ここでふと思ったのが、電力メーターの交換。
電力メーターは定期的に交換する必要がありますが、
一次側は通電状態で工事するんでしょうね。
さらに調べていると電力メーターを無停電で交換する業者もいるみたいで、
工事自体は一次側と二次側をバイパスさせておいてから
メーターを取り替えるんだそう。完全に通電下での工事です。
もちろん安全への配慮は怠らないでしょうけど。
ただよく考えると数百万Vの高圧送電線を通電したままで
点検するような仕事もあるわけで、作業員の方には頭が下がります。

ちなみに家庭用の分電盤前に配置するような
開閉器ってあるのか探してみると、
こんなのあるんですね。
引き込み口と分電盤をつなぐ電線の長さが長い場合には
法的にこれが必要とされるとのこと。
電気工事士の免状は持っていますが、
関連規程って全部目を通したことないんですよね。
近いうちに一読してみねば。

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