ついに来るべき時が来るようです。
PHSのサービス提供終了日が2020年7月末と発表されました。
昨年の今頃発表されたように、
すでに先月末には新規契約等の受付が終了しており、
サービス終了は規定路線ではありましたが、
いよいよ期限が明らかになりました。
とはいえテレメタリングプランについては継続されるため、
「停波」とはなりません。
きっと大口契約者と調整がつかなかっただけでしょう。
設備維持費など考えればロスタイムに過ぎないと考えるのが妥当です。
ただ現状ではテレメタリング向けが最多という情報もあり、
移動体向けのサービスが必要ないのなら、
機器の存在しない地域は基地局を徐々に取っ払って
ミニマム設備でランニングコストをおさえられそうです。
需要の堅かった病院向け構内PHSも
スマートフォンへの切り替えが進んでいるようですし、
PHSが消えてなくなるのも時間の問題でしょう。
そして1.9GHz帯が完全に空いたあかつきには国へ返上…
しないよな、きっと。
なにしろ1880~1920MHzと言えばTD-LTEのBand39。
iPhone Xだって対応しています。
まあここの一部はDECT準拠方式のコードレス電話で使われているので
べったりとは利用できませんが、一部でもTD-LTEに転用して
有効活用できる可能性はあります。
残存PHSの移行費用を支払ったとしても旨味は大きいです。
それに将来的にコードレス電話がTD-LTEから派生する
sXGP方式になればガードバンドも必要なくなるかも。
この辺りのさじ加減が今後どうなるかは分かりませんが、
電波資源が効率よく活用される事を願っております。
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