2018年4月9日月曜日

Public DNS

DHCPをはじめとする自動化の恩恵はあるにしても、
クライアント機器においてネットワーク接続設定の項目と言えば、
IPアドレス、サブネットマスク、デフォルトゲートです。
それにインターネット接続設定として追加される項目が
DNSサーバ(通常正副2つ)です。
今はどうか知りませんが、昔はプロバイダーと契約すると
通知書類にDNSサーバのIPアドレスが書いてあったと記憶しています。

DNSサーバを設定しないとホスト名からIPアドレスが引けず、
実質インターネットが使えないため、
昔はいざというときのために使えるDNSサーバのIPアドレスを
メモしていたりしていましたが、
パブリックDNSサーバが登場してからはとりあえずは
そちらを利用するようにしています。
私がよくお世話になるのはGoogleのもので、
何がいいってIPアドレスが覚えやすい。
"8.8.8.8"と"8.8.4.4"なのでメモする必要などありません。
まあ大体は前者だけで問題ないので、
8ばっかりと心の片隅に留めておけばいいだけです。

それが今後変わりそうな予感。
この度なんと"1.1.1.1"のDNSサーバが爆誕しました。
これはさらに覚え易い。
セカンダリは"1.0.0.1"なのでうろ覚えだと
微妙に間違えそうですが、プライマリは文句なしです。
しかも処理は早いし、プライバシーに配慮して
アクセスログは残さないみたいですし。
実はこのDNSサーバ、4月1日の発表だったので、
最初エイプリル・フールのネタかと思ってしまったのですが、
そんなことはなく現実でした。

ところでこのDNSサーバはIPv6でも運用されており、
そのIPアドレスは"2606:4700:4700::1111"と
"2606:4700:4700::1001"となっております。
覚え易い数字の並びではあるものの私には無理な桁数です。

ここで疑問に思ったのはGoogle Public DNSのIPv6対応です。
Googleの事なので当然していると思いつつ調べてみると、
"2001:4860:4860::8888"と"2001:4860:4860::8844"で、
努力の跡は感じられますが、覚えておくのはやはり厳しめです。

便利なPublic DNSではありますが、
あくまでも非常用として利用するべきでしょう。
CDNではアクセスしてくるDNSサーバによって
配信サーバの最適選択をしていたりするみたいなので、
ISPの指定するDNSサーバを設定しておくのが最善です。

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