DHCPをはじめとする自動化の恩恵はあるにしても、
クライアント機器においてネットワーク接続設定の項目と言えば、
IPアドレス、サブネットマスク、デフォルトゲートです。
それにインターネット接続設定として追加される項目が
DNSサーバ(通常正副2つ)です。
今はどうか知りませんが、昔はプロバイダーと契約すると
通知書類にDNSサーバのIPアドレスが書いてあったと記憶しています。
DNSサーバを設定しないとホスト名からIPアドレスが引けず、
実質インターネットが使えないため、
昔はいざというときのために使えるDNSサーバのIPアドレスを
メモしていたりしていましたが、
パブリックDNSサーバが登場してからはとりあえずは
そちらを利用するようにしています。
私がよくお世話になるのはGoogleのもので、
何がいいってIPアドレスが覚えやすい。
"8.8.8.8"と"8.8.4.4"なのでメモする必要などありません。
まあ大体は前者だけで問題ないので、
8ばっかりと心の片隅に留めておけばいいだけです。
それが今後変わりそうな予感。
この度なんと"1.1.1.1"のDNSサーバが爆誕しました。
これはさらに覚え易い。
セカンダリは"1.0.0.1"なのでうろ覚えだと
微妙に間違えそうですが、プライマリは文句なしです。
しかも処理は早いし、プライバシーに配慮して
アクセスログは残さないみたいですし。
実はこのDNSサーバ、4月1日の発表だったので、
最初エイプリル・フールのネタかと思ってしまったのですが、
そんなことはなく現実でした。
ところでこのDNSサーバはIPv6でも運用されており、
そのIPアドレスは"2606:4700:4700::1111"と
"2606:4700:4700::1001"となっております。
覚え易い数字の並びではあるものの私には無理な桁数です。
ここで疑問に思ったのはGoogle Public DNSのIPv6対応です。
Googleの事なので当然していると思いつつ調べてみると、
"2001:4860:4860::8888"と"2001:4860:4860::8844"で、
努力の跡は感じられますが、覚えておくのはやはり厳しめです。
便利なPublic DNSではありますが、
あくまでも非常用として利用するべきでしょう。
CDNではアクセスしてくるDNSサーバによって
配信サーバの最適選択をしていたりするみたいなので、
ISPの指定するDNSサーバを設定しておくのが最善です。
0 件のコメント:
コメントを投稿