やはりネットワーク越しに使いたいことだってあります。
ということで今回はgitプロトコルを使ってみます。
なおすでに前回の作業を行いlocalプロトコルでは 使用可能であることを前提とします。
またOSはUbuntu 18.04です。
まずはサーバ側で以下を実行します。
server$ cd /opt/git/test.git server$ touch git-daemon-export-ok server$ git daemon --base-path=/opt/git /opt/git続いてクライアント側で以下を実行します。
client$ cd ~ client$ mkdir git client$ cd git client$ git clone git://<サーバの名前やIPアドレス>/test.gitこれで"test"ディレクトリができており、
これが空のリポジトリになっているので、
ここにファイルを登録するなどすることになります。
ネット越しなのに認証なしでアクセスできますが、
標準では"git push"できないのでセキュリティは担保できます。
読み込み専用ということですね。
ただしpushは以下で有効にはできます。
server$ cd /opt/git/test.git server$ git config daemon.receivepack true用途に合わせて設定すればいいでしょう。
なお、このままだとサーバ側の"git daemon"を止めると
gitプロトコルでのアクセスができなくなります。
これはサービス化する方法が用意されています。
まず以下で起動スクリプトをインストールします。
# apt install git-daemon-sysvinitスクリプト"/etc/init.d/git-daemon"ができているので
少なくとも以下のような設定になるよう修正します。
GIT_DAEMON_ENABLE=true GIT_DAEMON_BASE_PATH=/opt/git GIT_DAEMON_DIRECTORY=/opt/git最後に以下を実行して完了です。
# update-rc.d git-daemon defaults
0 件のコメント:
コメントを投稿