2021年3月25日木曜日

キャリアメールが使えなくなると

私が初めて手に入れた電子メールのアドレスは
大学の所属研究室のUNIXワークステーション上で運用された
メールサーバによるもので、
サーバのアカウント名がそのまま@の左に付いていたので
短くてよかったのですが、その代わりドメイン名が長くて、
しかもサブドメインが数個ついてる階層の深いもので、
当時もわりとうろ覚えでした。
ちなみに初めて手に入れたプライベートのメールアドレスは
パソコン通信のNifty-Serveのものでしたね。
@の左はまんまIDでした。
これは数え切れない程タイプしてきたので、
今でもなんとなく覚えています。もしかしたら間違ってるかも…

当時はメールアドレスは単なる連絡先でしたが、
大学を卒業したり、パソコン通信を退会すると
それを失うことになり、それでは困ります。
ということで、とあるISPの完全従量課金制の
ダイアルアップ専用プランに加入し、
そこでメールアドレスをもらって、
ランニングコスト0円で何年も使っていました。
メインで使用するISPのメールアドレスなど
乗り換えによりいつ使えなくなるかわかりません。
メールアドレスには永続性が重要だと当時から考えていました。

そのうちiモードを始めとする携帯電話の
キャリアメールが普及しましたが、
私としてはそれは携帯電話同士の連絡先に過ぎず、
その他の用途には一切使いませんでした。
各種ネットサービスが普及するようになって、
そこに登録するメールアドレスには永続性がないと
後々困ることにもなりますから。

そんな時個人でも簡単に独自ドメインが取れるようになり、
ウェブやメールのサーバーも無料でホスティングしてくれる
サービスが登場するようになり、早速導入して
私の公式なメールアドレスは独自ドメインのものとなりました。
そのうち前述の従量課金制ISPは解約し、
10年前にはキャリアメールも解約
独自ドメインを生涯維持することを決断し、
そのメールアドレスをメインにすることにしました。
昔はキャリアメールはドメイン名で受信ブロックしており、
独自ドメインのメールアドレスは受け取り側に
ブロックしないように設定をお願いしないといけないなど、
運用的に不便な面もありましたが、
それは時代が流れて環境がかわることで勝手に解決しました。
いまではキャリアメールを一切使わない方も多いことでしょう。

さて本題です。
3大携帯キャリアのよりお得なプランahamo、povo、linemoが
いよいよ始まりました。ところがこれらは
docomo、au、softbankのキャリアメールが使えません。
乗り換えてしまうと各種サービスに登録している
メールアドレスを失うことになり、色々問題が起きます。
ということで各種サービスの提供者は最近になって
ユーザーに対して注意喚起をしていたりします。

やはり持つべきものは独自ドメインと
生涯使えるメールアドレスですね。
技術的ハードルは低くはないので万人におすすめはできませんが。

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