昔はスーパーコンピューターと言えば、
特別なアーキテクチャの特別なプロセッサで
恐ろしい性能を叩き出すものでしたが、
最近は既存のCPU等を大量に使うことで実現されるものが多く、
なんだかロマンが足りない気がします。
まあ実用にはそれでいいですし、
性能も十分満足できるものに仕上がってます。
まあこの手のものは性能は高ければ高いほど良いので、
満足とは絶対的な尺度ではなく、相対的なものとなりますが。
そんな中で昨年から稼働を始めた
日本にあるスーパーコンピューター「富岳」は、
ARMという出来合いのアーキテクチャを使用しているものの、
演算機能を拡張したカスタムチップとなっており、
こういうのは今時珍しいんじゃないかと思っております。
しかしその「富岳」で計算した成果物として報道されているのは、
COVID-19に関連して、複数人がテーブルについている状態で
保菌者との位置関係でどこが感染しやすいのか、
何ていうちょっと考えれば感覚的に分かるだろ的なことばっかり。
スーパーコンピューターなんてものは一般人には意味不明で、
専門家でも予想がつかないような、
論理的に考えても結果がわからないものを
膨大な計算によって導き出すために使われるべきものでしょう。
いくらパンデミック下とはいえ、そりゃないだろうと。
つまんないことに使うなよ、なんて考えてたら、ちゃんと
成果創出加速プログラムなんてのもやってるみたい。
まあそれをみても何やっているのかは私にはよくわかりませんが、
これでこそスーパーコンピューター。
それでいいんです。多分。
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