2020年10月5日月曜日

Arrowhead落つ

Arrowheadといわれて最初に思い浮かぶのは
NFLのカンザスシティ・チーフスのホームスタジアムである
Arrowheadスタジアムですが、
2番目に思い付くのは東京証券取引所の売買システムです。
この2番目の方が先週落ちて丸一日株式等の売買ができない事態に。

その原因は公式発表から理解できるのはフェールオーバーの失敗。
そもそもArrowheadの内部には共有ディスク装置が2台あり、
そのうち1台は待機系のようで、
1号機に異常が発生したことで2号機に自動的に切り替わるはずが、
切り替えに失敗して大問題に発展したということのようです。

この手の異常系テストは稼働前に行われているはずですし、
これだけの重要システムならばロールアウト前に本番環境で
テストされていても不思議ではありません。
で、そこを現システム稼働開始である1年ほど前にすり抜けた上で
今回この事態に陥ったとなれば、
2号機も故障していたというオチはありがちな気はするものの、
1号機から2号機へのレプリケーションは随時行っていたはずで、
それで2号機の故障に気付かなかったとすれば間抜けな話です。
まあそれは考え辛いので、ソフトウェアのバグ、
あるいは単なる設定のミスなのではないでしょうか。
なお以上は部外者の好き勝手な憶測ですのであまり真に受けないように。

ところでこのArrowhead、
兜町の東京証券取引所内に設置されているんでしょうか?
もはやどこにあってもいいものなので窓口と事務所だけ残して
地方移転してもいい気がしています。
地方分散やDXが叫ばれる昨今、
新設されるデジタル庁が音頭を取って
そういうところに手を付けていくのもいいのかもしれません。

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