以前電気回路を描けるAgIC 回路マーカーを使ってみて感じたのが、
部品のくっつけ方に難があるということです。
そして今、そのミッシングリングになりうるものが登場しました。
セメダインの導電性接着剤SX-ECAです。
これまで使用していた導電性接着剤はほぼセメントでしたが、
SX-ECAは液状で非常に扱いやすそうです。
このSX-ECAは、今年初めの第2回ウェアラブルEXPOに
「着るセメダイン」として出品されていましたが、
ニュースリリースを読み解くとAgIC株式会社との協力関係が見て取れ、
その時からかなり期待をしていました。
が、どうも製品として販売されるまでにはまだ時間がかかりそうです。
先日AgIC株式会社が資金調達し、
出資元にはセメダインが含まれるというようなニュースが流れてましたし。
一般人としてはとりあえず待つしかないのが辛いところです。
で、せっかくなのでちょっと考察。
AgICのインクとSX-ECAは少量生産でかつ動きのない部分での
フレキ基板代わりになら製品内に使うことも可能かもしれません。
まずはこの辺を狙うのは悪くない戦略でしょう。
またもしスルーホールを実現して、さらに多層化(ミルフィーユ化)ができたら、
本家のフレキとは違った使用方法も見えてくるかもしれません。
強度も枚数で確保できそうですし。
一方手作りで楽しむ際に複雑な回路を描く上で欲しいのは、
絶縁できて、かつその上に導電性インクが乗る修正テープのような製品でしょうか。
AgICには回路修正ペンもありますが、
これは導電性インクを溶かして除去するような類のもので、
消しゴムに近い機能を持つだけですので。
インクを消すから砂消しかな。
いつどういう形で販売が始まるのか分からないSX-ECAですが、
なるべく早く、遅くとも今年中に市販される事を希望します。
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