2016年2月4日木曜日

SUPERBOWL50でブロンコスが勝つには

PROBOWLを消化して残るはSUPER BOWL 50だけとなったNFL2015シーズン。
いよいよ目前に迫ってまいりました。
カロライナ・パンサーズとデンバー・ブロンコスの対戦となりましたが、
私としては昔から応援するブロンコスが勝利し、
QBペイトン・マニングの引退(?)への花道になればと思っています。
うーん、でもパンサーズの方が強そうな気がするんですよね。
ということで、ド素人の私ですが、どうしたらブロンコスが勝てるか考えてみることに。

まずブロンコスには地の利があります。
SUPER BOWL 50の開催地はサンフランシスコ。
デンバーからは十分近い(アメリカ的には)。
対するカロライナは東海岸。単純に遠い。
ということでブロンコスファンが大挙して押し寄せ、
パンサーズの攻撃中には凄まじいクラウドノイズを喰らわせ、
ブロンコスの攻撃中は無音という夢のような状況もあるかもしれません。
SUPER BOWL 48では試合開始直後にクラウドノイズによるケイデンスミスからの
スナップ後逸でセイフティ献上なんてことがありましたが、悪夢は避けられそうです。
ついでにNFCチャンピオンシップでパンサーズ破れた
カージナルスの本拠地はアリゾナ。カリフォルニアのお隣です。
カージナルスファンも大挙して押し寄せ、
ブロンコスファンの手伝いをしてほしいですね。

そしてブロンコスには経験があります。
敗けはしたもののSUPER BOWL 48を経験した選手やコーチはまだいます。
これは武器になるでしょう。

問題は戦力です。
昨年までのブロンコスの売りはハイパーオフェンスでした。
QBマニングから繰り出されるパスで短時間のうちに攻め立てて
得点を重ねていくスタイルです。
ところが今年はマニングがパッとしない。
年齢やら怪我やら不安要素たっぷりで長期離脱もありました。
レギュラーシーズンは12勝4敗でAFCの第1シードとなったものの、
ゲーム内容を見ると薄氷を履むが如しです。
それを何とかしたのはディフェンスで、
ボン・ミラーとデマーカス・ウェアの高速パスラッシュが中心です。

それに引き替えパンサーズは攻守共に充実し、
レギュラーシーズンでは15勝1敗の好成績を残しました。
ただし今シーズンのパンサーズは相手に恵まれた感はあります。
所属するNFC南地区の他チームはどこも低調でしたし、
対戦したNFC東地区は優勝したレッドスキンズでさえ、
そしてAFC南地区も優勝したテキサンズでさえ共に9勝7敗。
強いのは残りのパッカーズとシーホークスぐらいです。
プレイオフで戦ったシーホークス、特にカージナルスにしても、
相手の自滅に助けられたような気もします。

またパンサーズにはQBキャム・ニュートンに攻め込む隙があります。
今年は勝ちつづけていたので分かりませんが、
それ以前はニュートンは思い通りにプレーできないとふてくされぎみになり、
ネガティブスパイラルに落ちる印象があります。

ということでブロンコスディフェンスとしては、
ニュートンの調子を狂わすことが最重要ではないでしょうか。
序盤パスラッシュでのプレッシャーを試すのは当然としても、
効果が薄いようなら早めに引きぎみに切り替えるのが手かもしれません。
デザインにしろスクランブルにしろオプションにしろ、
ニュートンに走られないよう人員を割き、ロングパスもケアしつつ、
RBのランとミドルパスはある程度出ても仕方ない、
エンドゾーンまでのどこかで止めればいいと割り切って
我慢の守りをすることで道が開けるかも。
パンサーズのキャッチアップオフェンスの脅威は低めなので、
前半抑えることができれば勝機はありそうです。

逆にパンサーズのディフェンスについては弱点はDBでしょう。
Week16にパンサーズはファルコンズに敗けていますが、
パンサーズにロングパスが有効なことはこの試合からも推察できます。
ブロンコスオフェンスとしては序盤に長いパスで牽制しておくのが効果的でしょう。
問題はOLが時間を稼げるかどうかです。
キークリーを中心としたパスラッシュはかなり厳しいものがあります。
ランが出れば楽にはなるでしょうが、
もし出ないと短いパスを散らして的を絞らせない戦術がいいかと。
しかしブロンコスのHCゲーリー・キュービアックはそれはお気に召さないらしく、
今年のマニングにはあまり負担をかけられない。
こうなると局面を打開できるスペシャルプレーをいくつか用意しておくべきでしょう。
相手を混乱させることができるだけでも御の字です。

さて、なんとかブロンコスが勝ってほしいところですが、
万一前半に大量リードされたとしても、
時間を消費するような守りのプレーはパンサーズは苦手のようなので、
諦めずに追いかけてくれることを願います。
心配なのはマニングが大舞台に弱いことでしょうか。
以上、ド素人のSUPER BOWL 50プレビューでした。

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