2011年9月21日水曜日

Windows8(?) developer preview

先日のマイクロソフトの開発者イベント"BUILD"で
次期Windowsのdeveloper preview版が公開されました。
私もここからダウンロードしてインストールしてみました。

最初 VMware Player 3 にインストールしようとしたのですが、
32ビット版、64ビット版ともにインストールできず、
しょうがないのでSOTECのPX9515PのHDDを新しいものにつなぎなおして
これに64ビット版を入れてみました。
以下、使ってみた感想など書いてみます。

Windows8の起動後に画面に現れるのは、
Windows Phone 7.5 のようなMetro Styleのメニューです。
メニューの各選択項目は見慣れたアイコンではなくタイルになっており、
少しの隙間を空けて規則正しく並んでいます。
きれいに整地された田んぼや畑を真上から見たような感じです。
ここの各タイルから全画面占有するアプリケーション本体が立ち上がります。
いわゆるタブレット端末と同様の操作体系になります。
ちょっと改良されているのが、
アプリケーションの情報が各タイル上に表示されることです。
例えばメールクライアントで未読メール件数が表示されるというようなことです。
タスクトレイのようなところに集中表示されるのとどちらが見やすいかは
ケースバイケースだとは思いますが、
Metro Styleなメニューであればこのほうが見やすいですね。
ただし、タイル上に情報を表示するのは目新しくもなんともなく、
iPadのメールクライアントではそういう表示になってますよね。

そして、そんなことを考えていて気づいたのは、
このメニューインターフェイスってWiiのとそっくりだということです。
タイルに相当する各チャンネルは単なる静止画ではなく動画になっていたり、
「お天気チャンネル」では設定した場所の天気が直接表示されていたり。
Metro Styleのアイディアは日本の地下鉄の案内板から
思いついたという話がありましたが、
実は任天堂からインスパイアされていたのかもしれません。

さて、このMetro Styleですが、従来のマウスとキーボードのPCスタイルでは
はっきり言って使いにくいです。
20インチぐらいの液晶モニタを接続したデスクトップPCで使うようなものではありません。
モニタを表示表面に手が余裕で届くぐらいの距離で扱うような
タブレット端末用だと思います。
やや大きめなモニタを持ったキーボートつきのクラムシェル型ノートPCでは、
モニタに手を伸ばすのがしんどいので、
いわゆるストレート型のPCでなければ、
今までのデスクトップのほうが使いやすいと推測します。
もちろんデスクトップはMetro Styleのメニューから
デスクトップタイルをクリックして起動することは可能です。

となると、私のねらい目は通常はタブレットとして利用できる
10インチ程度のストレートPCということになります。
しかもレガシーなデスクトップアプリケーションが使えるように
CPUのアーキテクチャはx86がいいです。
もちろんドッキングステーションと合体して
LCDの角度が自由に調整できるノートPCに変わればベストですね。
ドッキングステーションにはキーボード、トラックパッドだけでなく、
有線LANポート、拡張バッテリー、光学ディスクドライブ、USBホストポート、
HDMI出力ポート、サプリメンタルなHDDを搭載しているとかなり便利そうです。
さらに、ドッキングステーションが単なる周辺機器ではなく、
非力なARM CPUと小さなLCDを乗せて自立動作し、
ストレートPCとドッキングステーションを
必ずしも有線で合体させなくてもいいようだといいおもちゃになりそうです。

でもそんなの高そう…
iPad+ノードPCのほうが安くつきそうです。

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