2011年9月29日木曜日

マイクロフォーサーズの電動ズームレンズ

一眼カメラことLUMIX Gシリーズの勢力拡大を加速させるべく、
パナソニックがパンケーキ型の望遠レンズH-PS14042を投入してきました。
以前GF3が発表されたとき、
こんなレンズがあればというようなことを書きましたが、
意外と早く登場となりました。
早晩GF3とのセット販売も開始されることでしょう。
GF2までの流れはオリンパスのPENに譲り、
コンパクトデジカメの上位機種を駆逐していく武器になりそうです。

このH-PS14042、収納時は私も持ってる
単焦点のパンケーキH-H020と大きさがほぼ同じで、
わりと小さなGF3との組み合わせであれば、
割り切ったレンズ交換式カメラとして、
あるいはいつも持ち歩くコンパクトデジカメの代わりとして
かなりいい感じな気がします。
単焦点のH-H020は使いではあるのですが、
ズームができないため使い勝手にやや難があり、
「背景をぼかす」ことに興味がなく、
光学ズームがないといやだという
コンパクトデジカメユーザへのアピールが
これでようやくできるということでしょう。
個人的にはH-H020とH-PS14042を両方持ち歩いて
とっかえひっかえ遊ぶのは魅力的ですね。

普段GF1+H-H020を持ち歩いている私としては、
GF3+H-PS14042には物欲が刺激されるのですが、
ズームが使いたければH-FS014045もありますし、
なにより先立つものがありませんし。
とりあえずは様子見ということで。

ちなみにこのH-PS14042、
フォーカスリングとズームリングが
コンパクトデジカメのような電動式になっており、
動画撮影時の連続的な変化にはいいのかもしれませんが、
設定を突然大きく変えるのには向きません。
まああの薄さでリングを2つ並べても操作し辛いでしょうから
仕方がない面はあります。

ところで、H-PS14042と同時に発売されるのがH-PS45175です。
これらに共通するのは電動ズームリングと動画対応です。
H-PS14042についてはその大きさが今までにない特徴ですが、
H-PS45175はマイクロフォーサーズ登場時から存在する
大望遠レンズH-FS045200から大きさも性能も極端には変わらず、
買いなおすまでもないと思っており、
H-PS45175の存在意義がいまいち把握できませんでした。

しかし次の展開を考えるとき面白いアイディアが浮かびました。
片手で持つムービータイプボディーへの布石ではないかということです。
私はマイクロフォーサーズ規格が登場したとき、
古くからの一眼レフカメラタイプのボディだけではなく、
ビデオカメラタイプのボディが登場するのではないかと勝手に思い込み
マイクロフォーサーズを選んだのですが、
未だうわさすら出てきていません。
よくよく考えてみると今の状態では片手持ちボディにしたところで
ズームを操作するのに両手がふさがってしまうことになり、
そもそも片手持ちボディの意味がありません。
今回ズームが電動化されることで、
ボディー側からコントロールできるようになれば、
完全に片手での操作が可能になります。

ということで今年末あたり
なにか発表があることを期待して待っていることにしましょう。

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