2023年9月26日火曜日

Ubuntu 22.04でGUIをオフ

Unix系システムで高負荷な処理をさせる場合、
はっきり言ってGUIは邪魔です。
昔好んで使っていたGentoo Linuxでは、
kernelとsyslogとcronとsshdだけ入れたものをベースに、
apache2を加えてウェブサーバにしたりと、
用途に応じて必要なものだけを入れ、
不要なものは一切入れない割り切ったシステムを
構築したりしていました。
まあでも最近は構築やセキュリティアップデートの
手間を考えUbuntuを選びがちです。
現在使っているのはUbuntu 22.04 Desktopになります。

まあまあ高性能のPCで使っているので普段使いに不便はないのですが、
長時間にわたる高負荷な処理をさせることがあり、
これが少しでも早く終わるようGUIを切りたいなと思うように。
で、調べてみると、簡単にできるんですね。
まずGUIをオフにするには以下を実行します。
# systemctl set-default multi-user.target
# reboot
再起動してくるとテキストログイン画面が出てきます。いや懐かしい。
メモリ32GB搭載のPCでローカルコンソールから
freeコマンドを打ってみると空きメモリは約30GB。
ちなみにローカルは放おってsshでリモートログインすると
空きはほぼ32GB。使っているのは30MBほどで超省メモリです。
まあ、私が初めて自分で買ったPCのメモリって16MBで、
その上でLinux+X Windowは取り敢えず動作していたので、
かなりシステムが肥大化しているんだろうなと。
また何もしていないときのtopコマンドの見た感じの最大CPU時間は
%cpu(S) 0.1 us, 0.1 sy, 0.0 ni, 99.9 id
と、ほぼ仕事してない状況です。
ちなみに、GUIオン時は空きメモリは28.7GB、CPU時間は
%cpu(S) 0.8 us, 1.1 sy, 2.6 ni, 95.0 id
ぐらいな感じです。必要ないならGUIはオフにしておくべきですね。

とはいえ、通常はWindowシステムが動いていたほうが便利です。
臨時でGUIをオンにするには
# systemctl start gdm3
を実行します。
恒久的にオンにしたければ
# systemctl set-default graphical.target
# reboot
で設定を戻します。
まあデフォルトオフでいいですね。

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