Android 6 スマートフォンIDOL3からアクセスしましたが、
Ubuntu 14.04からもアクセスしてみましたので書き残しておきます。
WindowsやMacからの方法は
ネット検索でごろごろ出てきますが、
Ubuntuからの方法は見当たらず苦労したので。
ではまず環境の整備、と言いたいところですが、
以前VPNサーバとしてセットアップした環境をベースに
クライアント化を行うことにします。
最初に設定ファイル"/etc/ipsec.secrets"に
VPSサーバの事前共有鍵を設定します。
ファイルの内容は
include /var/lib/openswan/ipsec.secrets.inc : PSK "<事前共有鍵>"のようになります。
次に設定ファイル"/etc/ipsec.d/l2tp-psk.conf"の内容を
conn L2TP-PSK authby=secret pfs=no auto=add keyingtries=3 dpddelay=30 dpdtimeout=120 dpdaction=clear rekey=yes ikelifetime=8h keylife=1h type=transport left=%defaultroute leftprotoport=17/1701 right=<HGWのインターネット側のグローバルIPアドレス> rightprotoport=17/1701のようにします。ここで"L2TP-PSK"は接続名(識別名)です。
これで
# /etc/init.d/ipsec restart # ipsec auto --add L2TP-PSK # ipsec auto --up L2TP-PSKを実行すればIPSecはつながります。
今度はL2TP側です。
設定ファイル"/etc/xl2tpd/xl2tpd.conf"を以下の内容にします。
[global] auth file = /etc/ppp/chap-secrets [lac myhome] lns = <HGWのインターネット側のグローバルIPアドレス> require authentication = yes pppoptfile = /etc/ppp/options.l2tpd.myhome length bit = yes require chap= yes refuse pap = yes ppp debug = yes redial = yes redial timeout = 10 max redials = 6ここで"myhome"は接続名(識別名)です。
また設定ファイル"/etc/ppp/options.l2tpd.myhome"を
以下の内容にします。
name <HGWのVPNアカウントのユーザー名> password <HGWのVPNアカウントのパスワード> mtu 1280 lock noauth debug kdebug 1その後
# /etc/init.d/xl2tpd restart # xl2tpd-control connect myhomeを実行すればVPN接続できます。
成功すれば"ifconfig"コマンドの結果に
一般的には"ppp0"インターフェイスが増え、
自宅で使っているIPアドレスがDHCPにより振られ、
自宅のネット環境に透過的にアクセスできます。
失敗していたら
# tail -n 50 /var/log/syslogなどでログを確認し次の一手を考えましょう。
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