Windows10にAnniversary Updateを適用してから
電源も入れていなかった2台のWindowsタブレット、
MouseComputer WN801V2とONDA V820w。
久しぶりに電源を入れたところ2台ともWi-Fiがつながりません。
これまでもつながっていたアクセスポイントに接続するも
"インターネットなし、セキュリティ保護あり"
とか表示されてインターネットに出ていけません。
ネットワークの状態を調べるべく、
タスクバーの[◯]アイコンで音声ガイドを開き、
cmdと入力してコマンドプロンプトを立ち上げ
"ipconfig"を実行すると…
IPアドレスが"169.254.*.*"とかなってます。
誰が言ったかClass G (Gates)、
DHCPからIPアドレスがもらえないときのWindowsの症状です。
試しにWi-Fiの設定をいろいろやり直してみたり、
電源を入れ直してみたり、
手元にあるUSB無線LANドングルを
USB(microB to A)変換アダプター経由で挿して
こちらを使用するようにしてみるも状況は変わらず。
ネットで調べてみると、
2016年12月9日に配信されたアップデートに問題があり、
対応策として"KB3206632"がリリースされている、
というようなニュースが見つかりましたが、
電源入れずに放置していたのでそんなアップデートが
適応されているわけがありません。
それにインターネットに接続できないのに
どうやってアップデートをダウンロードするんだ?
閑話休題。
とりあえずWi-Fiのデータリンク層はつながっているように見え、
DHCPが正常に機能していないだけかもしれないので、
IPアドレスの手動設定をしてみることにしましたが、
その前に何の気なしに再起動してみたところ…
"接続済み、セキュリティ保護あり"
に戻り、無事インターネットにつながるようになりました。
その後もずっと問題なし。今までのは何だったの?
もう1台は次に電源を入れたときに診断モードで立ち上がり、
その再起動の後からはインターネットにつながるようになりました。
修復してくれたということなのか?
私の手元ではやらずに解決できましたが、
一応固定IPアドレスの設定の仕方を書いておくことに。
まずタスクトレイの[Wi-Fi]アイコンから
[ネットワーク設定]をタップして[Wi-Fi]設定を開き、
[アダプターのオプションを変更する]で[ネットワーク接続]を開きます。
[Wi-Fi]をロングタップしてコンテキストメニューから[プロパティ]を実効し、
[インターネット プロトコル バージョン4(TCP/IPv4)]を選んで
[プロパティ]ボタンをタップします。
[次のIPアドレスを使う]と[次のDNSサーバのアドレスを使う]を選び、
具体的な設定を手入力して[OK]をクリックします。
その具体的な設定は、IPアドレスはその環境に合わせて
決定する必要があります。
まあ家庭用のルーター等はデフォルトで"192.168.1.*"の
IPアドレス環境で運用されていることが多いので、
とりあえずの場合は[IPアドレス]はDHCPサーバが配る可能性と
他機器とかぶる可能性の低い
大きい番号の"192.168.1.250"程度にしておきましょう。
[サブネットマスク]は"255.255.255.0"以外を使うことはまれですし、
[デフォルトゲートウェイ]は"192.168.1.1"の場合がほとんどです。
DNSサーバについてはコンテンツデリバリーの最適化問題もあるので
ISPから通知されたものを設定すべきですが、
それを覚えておらず、とりあえず使うだけなら
Google Public DNSの"8.8.8.8"と"8.8.4.4"で間に合います。
なお、恒久的に固定IPアドレスで利用するのなら、
きちんとネットワーク環境を設計し、
各機器には適切な設定を施しましょう。
ただしモバイル用途のWindowsタブレットでそれをやるのは
なかなか厳しいものがあります。
Androidだと接続先アクセスポイント毎(SSID毎)に
それらネットワーク設定を変更できるのですが、
WIndows10ではアダプター毎(Wi-Fi毎)にしかできないんですよね。
このあたりMicrosoftは早急に何とかすべきでしょう。
VR/AR対応の前にお願いしたいものです。
加えて、今回診断モードの完了時に[再起動]ボタンをクリックするよう
促されたのですが、タッチパネルが効かなくてタップできませんでした。
USBマウスをUSB(microB to A)変換アダプター経由で
接続すれば操作できたのかもしれませんが、
面倒なのでそのまま電源断してしまいました。
その辺もWindowsはタブレットOSとしてはまだまだと思える点です。
今年末ぐらいにはARM上で動作する真のWindows10が
登場しそうな雰囲気ですが、
タブレット本体だけで操作が完全に簡潔できるように
問題点を潰しきって欲しいものです。
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