2017年1月24日火曜日

Nintendo Switch のJoy-Conとドック

先日主にタブレット状の本体について考察などしたNintendo Switch
今回はJoy-Con(L/R)とドックを見てみることに。

まずJoy-Conですが充電用の金属接点が見当たりません。
本体側面はJoy-Con固定用のレール(金属製?)しか見えませんし、
本体同梱ではない別売り用のJoy-Conグリップの
Joy-Conはめ込み面にも金属接点がないように見えます。
まさか無線給電?
コストは高くなりますが、頑丈で安全なおもちゃを
作ることをポリシーとする任天堂ならありえそうです。

プレゼンテーションで公開された動画で、
Joy-ConグリップからJoy-Conを外したときに
グリップ側のLEDが消灯したので、
グリップはただのプラスチックの塊ではないのか?
と思ったのですが、なんのことははない、
グリップには導光部品が付いていて
Joy-Conが発した光を導いているだけのようです。
Joy-Conストラップにも同様の導光部品、
または単なる穴があるようです。

Joy-ConのR/Lそれぞれには
アナログスティック(押し込みボタンあり)と4つのボタンと
左右1つずつのトリガーボタンがついており、
スーパーファミコンのコントローラ並の操作が可能です。
その他にも[start]ボタンに相当しそうな[+]/[-]ボタンが
R/Lに1つずつ付いています。
[select]ボタンが足りないですが、
横持ちしたときに非常に押し辛そうな位置ではあるものの、
もう2つボタンがあるので、
どうしても必要ならこれが使用できそうです。
Wiiリモコンに見立ててもボタンの位置はともかく、
数は足りてますし、加速度/ジャイロセンサ付きなので
Wiiリモコンプラス相当として使えそうで、
Joy-Con(R)をWiiリモコン、Joy-Con(L)をヌンチャクとして
使用するのも不可能ではない気がします。
問題はWiiリモコンのポインティング操作ですね。
まあテレビ/本体LCDとの相対位置を初期設定すれば、
モーションセンサによるトラッキングでのエミュレートも
可能なのかもしれません。
あとはWiiリモコンのスピーカーを使ったゲームは無理ですね。

Joy-Con(R/L)をグリップで一体化すれば
GameCubeコントローラーGameCubeコントローラー相当になりますし、
Nintendo64のコントロール体系とも互換が取れます。
Joy-Con(R/L)を本体と合体させれば、
本体のタッチパネルとJoy-Con(R)に仕込まれた
NFCリーダー/ライターとあいまって
ほぼWiiU GamePadになります。
こうしてみるとJoy-Con(R/L)は任天堂ゲーム機の
コントローラーの集大成と言えます。

そんな古くて新しいJoy-Conの新機軸はというと
モーションIRカメラとHD振動となります。
モーションIRカメラはJoy-Con(R)についており、
被写体の形や動き、それにカメラとの距離を認識できるそうです。
こういう得体の知れないものを試行錯誤しながら
使いこなしていくのは非常に任天堂らしいですね。
とりあえず本体と同時発売のゲーム[1-2-Switch]で
その片鱗を見せてくれるでしょうが、
何年か後のゲームで画期的な使い方をしてくるのを
期待しておきます。
HD振動はJoy-Con(R/L)についており、
振動の単なる強弱によるフォースフィードバックではなく、
プレイヤーの触覚に訴えるような実感を与えてくれるようです。
これは是非体験してみたい。

Joy-Con自体の機能ではありませんが、
Joy-Con(L)には[キャプチャー]ボタンがついており、
スクリーンショット(将来的には動画対応)をとって
SNSにアップできるようです。今時の機能です。

次にドックについてです。
ドックには向かって左にUSBポート×2、
ドックの裏蓋を開けたところにACアダプタ(コネクタは独自形状)端子、
USBポート(2.0だが将来的に3.0)×1、HDMI端子があります。
本体とはUSB Type-Cで接続され、Type-Cコネクタなら
ピンアサイン的には、Alternative modeでのHDMI出力と、
USB 2.0×2ポートがそのまま引き出せるのですが、
USBポートは3ポートで、そのうち少なくとも1つがUSB3.0となれば、
ドック内には単なる配線以上の機能が備わっていると思われます。
USBポートは充電対応のJoy-ConグリップによるJoy-Conの充電や、
別売のProコントローラーの充電にも使えるということなので、
外側に付いているUSBポート×2は充電専用である可能性はあります。

現時点ではドックのUSBポートに
市販の有線LANアダプタ挿せることが明らかになっており、
本体をドックに挿したTVモード時のみ
有線LANを利用することもできるそうですが、
TVモードと他モードの間をスイッチしたときに、
有線LANとWi-Fiを切り替えが発生し、
IPアドレスが変わると面倒なことになります。
このあたり何か対策するんでしょうかね。

まさかドックはそれなりのプロセッサを積んでいてうまく動かすとか?
そのプロセッサでUSB外付けHDDにいつの間にダウンロードするとか?
人柱によるドックの分解が待たれます。

0 件のコメント:

コメントを投稿