ワールドワイドで今後も調達可能なL3スイッチが欲しく、
それならCiscoだろうと考えたのですが、
大昔に少し触ったことのあるCatalyst 3000番代は
何とすでに販売終了となっており、
より高性能でより高価格なL3スイッチしかありませんorz
Ciscoとしてはこの性能帯の案件は金にならないのでしょうか?
まあともかく、その他思い当たるメーカーの製品を物色したのですが、
国内メーカーは国内しか相手にしていないよう。
で、ようやく行き着いたのがHPE(Hewlett Packard Enterprise)社の
HPE Aruba Networking CX 6000シリーズです。
これならワールドワイド展開しているはずです。
ということでR8N89Aを入手しました。
最初勘で設定していて結構いい線までいってたのですが、
詰まったところで基本操作ガイドに結構記載があることに気が付き、こちらを大いに参考にしました。
ということで、とりあえず動作確認までやってみます。
まずは勘を頼りに進めます。スイッチをコンセントにつなぎ、
本体についているUSB Type-C端子とPC(Windows)を接続すると、
PCでシリアルポートして認識され、
teraterm(シリアルターミナル)でボーレートを115200にしたらコンソールに入れました。
プロンプトは
6000 login:とかなってます。で、とりあえずユーザー名として"admin"と打ってみたら
Please configure the 'admin' user account password.とか言われたので、とりあえずパスワードを"admin"にしてみたら、
以後、このユーザー名とパスワードでログインできるようになりました。さえてます。
で、試しに電源を入れ直してみると
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とりあえずネット経由でも設定ができることを目指すことに。
実はここから悪あがきをしたのですが、なかなかうまくいかなかったので、
前述の基本操作ガイドを参考にしつつ進めることに。
ところで、コンソールのプロンプトはメニューの階層を潜っていくに従い、
6000# configure 6000(config)# interface vlan 1 6000(config-if-vlan)#のように変化していきます。Ciscoっぽくはありますが、
Linux等のカレントディレクトリを表示しているのと感覚は同じです。
なので、以下ではちょっと端折って、プロンプトは'#'のみを記載することにします。
閑話休題、まずはユーザの作成です。
偶然探り当てた"admin"は作り付けの管理者ユーザのようで、普段使いには都合がよくないので、
ここは"ttanimu"なる私専用の管理権限持ちユーザーを以下のコマンドで作って、運用することに。
# user ttanimu group administrators passwordこの過程で対話的にパスワードの設定も完了します。
次はネットワーク設定です。
"192.168.1.*"の家庭向けっぽいネットワークに
固定IP"192.168.1.254"で追加したいので以下を実行。
# config # interface vlan 1 # no ip dhcp # ip address 192.168.1.254/24 # ip route 0.0.0.0/0 192.168.1.1vlan:1は作り付けで、全物理ポートにつながっているようで、
この後ネットワークに接続すると普通につながります。
スイッチから
# ping 8.8.8.8とかすると普通に疎通確認できます。("8.8.8.8"はGoogleのPublic DNSサーバ)
で、こうなるとスイッチにもネットワーク越しにアクセスできます。
同一サブネットのPCからウェブブラウザで"http://192.168.1.254"を開くと
設定ウェブページが開きます。ログインは先に作ったユーザ"ttanimu"で可能です。
ssh接続も可能で、
$ ssh ttanimu@192.168.1.254で、パスワード認証をパスすると、シリアルコンソールと同じシェルが開きます。
ちなみに各ポートともMACアドレスが同じなので、
スイッチ側のケーブルを挿すポートを変えても
sshのセッションは保たれたままになっています。
多分vlanが同じ範囲だけでしょうけど。
で、全ポートが動作していることを確かめ、
とりあえず不良品でないことは確認できました。
話は変わりますが、このスイッチ、電源を入れているだけでかなり熱を持ちます。
設置環境には注意した方がよさそうです。
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