2019年5月29日水曜日

Ubuntu 18.04でKVM

Ubuntu 14.04で動かしていたKVMの仮想マシンのイメージを
Ubuntu 18.04に持ってくる方法について書き残します。
まずは以下でKVMのインストール。
# apt install qemu-kvm
# apt install virtinst
# apt install libvirt-bin
仮想マシンの設定ファイル"/etc/libvirt/qemu/<仮想マシン名>.xml"は
旧環境から新環境へコピーし、
ルートファイルシステムイメージも同様にコピーします。
その上で
# virsh define /etc/libvirt/qemu/<仮想マシン名>.xml
を実行して登録すると起動できるようになります。
なお登録削除はundefineサブコマンドで可能です。

ところがここで問題が。
# virsh start <仮想マシン名> --console
を実行してもコンソールが現れません。
起動中に別途
# virsh console <仮想マシン名>
を実行してもだめ。
調べてみるとこのコンソールはシリアルコンソールで、
ゲストOS側が開いてないと出ないよう。
って、旧環境では出てたんですけど…
で、仮想マシンが動作している状態で
# virt-viewer
を実行し、
開いた[仮想マシンの選択]ウィンドウからその仮想マシンを
選択するとゲストのデスクトップがホストの子ウィンドウで
表示されるのでそこで作業をします。

ゲストはUbuntu 14.04なので

# cd /etc/init/
# cp tty1.conf ttyS0.conf
で"/etc/init/ttyS0.conf"を作成し、その中の
exec /sbin/getty -8 115200 tty1
の行を
exec /sbin/getty -8 115200 ttyS0
に変更してゲストをリブートすれば解決できます。

これ以外は特に問題なさそうです。

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