2012年10月9日火曜日

M.シューマッハの永遠の引退

先週末行われたF1の日本GPは、
鈴鹿サーキットの50周年に小林可夢偉の初表彰台と、
なんだかできすぎた話になってしまいました。
私は基本的に誰かドライバーを応援しながら観戦(TV観戦)することはないので、
特に感動したとかそういうことはないのですが、
今年の彼は十分速かったのでこの結果に何ら不思議はなく、
まずはおめでとうと言いたいところです。
ただ、ちょっと気になったのは表彰台で観客席から「可夢偉」コールがあったことです。
状況が状況だけに批判する気もないのですが、
優勝したベッテルや2位のマッサに対していささか礼を逸した行動に見えます。
これが直接的な原因ではないとは思いますが、
ベッテルは小林に妙に気を使ったかのようなコメントを発していますし、
マッサは自身2年ぶりの表彰台であったにもかかわらず、
やや居心地が悪そうに見えたのは私だけでしょうか。

さて、今回の日本GP、私の個人的興味は
ミハエル・シューマッハの2度目の引退の発表があったことです。
事前にいろいろとうわさがあり、その可能性は感じてはいましたが、
公式発表されると寂しいものがあります。

私がF1に興味を持つようになって長い時間がたちますが、
その間にデビューから引退までずっと注目していたのは
M.シューマッハただ一人だけです。
91年のベルギーGP(多分その当時のビデオテープがまだ残っている)でジョーダンからデビューした彼は
私に「何じゃこいつは」と思わせ、
フェラーリの常勝時代には「強すぎて面白くない」から嫌いとも思わせ、
アロンソに負ける形で引退した彼がメルセデスで復帰したときは、
「もしかしたら何か起こしてくれそう」とも思ったものですが、
本人の衰えは否めず、マシンも強くしていけず、
事実上引退に追い込まれたようにも見え、少々悲しくも思えます。
真偽のほどはわかりませんが、
かつてTOYOTAの撤退に伴ってチームの移籍をめざした弟のラルフに、
遅いマシンででは経歴に傷をつけるからやめるようアドバイスした
というような話を聞いたこともありますが、
今回は同じ事を自分に言い聞かせたのかもしれません。

さて、M.シューマッハの残り5戦、
優勝でなくても表彰台になんとかあがって勇姿を見せてほしいものです。
今年のメルセデスのマシンはタイヤに厳しく、
速さも他のマシンに比べるべくもないのですが、雨が降れば話は別です。
ということで雨乞いでもしたいところですが、
アブダビとかテキサスで雨が降るとも思えません。
となると今週末の韓国GPあたりはどうかということになりますが…どうも天気はよさそうです。

0 件のコメント:

コメントを投稿