2008年7月16日水曜日

Wii MotionPlus の予想

E3 2008開幕のタイミングで任天堂から面白そうな発表がありました。
Wii MotionPlus です。
詳しくは、というか写真は http://www.nintendo.co.jp/n10/e3_2008/index.html
で見られます。

さて、これはどういうものかというと、
Wiiリモコンの拡張コネクタに接続して、
モーションセンシングの精度を上げる代物だそうです。

Wii発売前にWiiリモコンについて技術的な推測を
あれこれ書いたことがありますが、
今回もちょっと予想してみましょう。
まあ、あと何時間かするともっと詳しい情報が発表されるわけですが。

普通に考えれば、単に加速度センサをもうひとつ追加しているのだと思います。
確か、Wiiリモコン内の加速度センサはAボタンの横にあったと記憶しています。
Wiiリモコンを握ったときの手の位置を考えると
2つの加速度センサの真ん中あたりを握っていることになり、
手首の動きの検知の精度をあげる助けになるでしょう。
また、ジャイロ(角速度)センサは搭載していないでしょう。
位置的にあまり意味があるとは思えません。
ついでに、MotionPlus
機能を取り込んだ Wiiリモコン2.0
的なものも
発売されることはないでしょう。
ダイバーシティアンテナよろしく、
2つの加速度センサの間の空間的な距離を稼ぐ必要があり、
Wiiリモコン
+ Wii MotionPlus
のあの長さは必要であろうと感じます。

さて、電子的な話に移ることにします。
Wiiリモコンの拡張端子の内容についてはすでにばればれで、
ヌンチャク等との通信にはI2Cが利用されています。
Wii
MotionPlus
の写真を見ると、
ヌンチャクとの同時利用が出来るようにも見えます。
同時利用可能だとしても、
デバイスIDが異なればいいだけですので並列につなげば問題ありません。
問題といえばWiiリモコンのコントロールチップのプログラムが
2つ目の加速度センサに対応しているのかということになります。
こういう事態を前もって予想してあらかじめ対応していたのかも知れませんが、
Wii
MotionPlus
にI2C接続のシリアルROMを仕込んでおいて、
もとのプログラムにパッチを当てるようなことをしているのかもしれません。
もうひとつ疑問として2つの加速度センサのデバイスIDは
ちゃんとずれているのかということが挙げられます。
Wiiリモコンは完全分解(チップも剥ぎ取る)したことはなく、
そんなに詳しく知らないのですが、
もしやコントローラがI2Cホストを2チャンネル持っているのか
などとも推測してしまいます。

ついでに私の希望なのですが、マイクもついているとうれしいかな。

さてさて、どれぐらいあたっているでしょうか?
以前のWiiリモコンの予想は、自己評価でまあまあってとこでしたが、
恥ずかしいのでここにはリンクは載せません。
しかし、あるキーワードでググると1ページ目に出てきてしまうんですよね…
ちょっと困りものです。

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