2007年7月1日日曜日

コピーワンスDVDを超えて

最近流行りのデジタル放送(地デジ含む)では、
録画した番組をDVDに焼くとそこから移すことができなくなります。
もしそのDVDがダメージを受けると、もはやどうしようもありません。

このコピーワンスというシステムは、
放送データ、チューナ、レコーダ、ディスクをうまく連携させて実現していますが、
善意の一般視聴者にとっては迷惑はなはだしく、
私などは、このままアナログでいいじゃんとも思ってたりしています。

デジタル放送ではB-CASカードを解読キーとして放送データを復号し、
レコーダはその生データを暗号化してHDDに保存します。
DVDにムーブする際にはレコーダのデバイスキーと
DVDに埋め込まれているCPRMキーで暗号化したうえでDVDに書き込み、
データを違うDVDにコピーしても暗号を解読できないようにしています。

実際、DIGAで録った地デジの番組をDVD-RAMにムーブし、
PCで別のDVD-RAMにコピーしても番組の視聴はできません。
正確に言えば、番組の最初の十数秒は見れるようですが。
うまくできています。

ところで、世の中には偉大な方がいらっしゃるもので、
CPRMをはずすこともできるようです。
ものはためし、私も実験してみました。
それによって生成されたファイルを
UDF2.0フォーマットなCPRM対応DVD-RAMにPCでコピーしてみました。
ディスクのファイル構成は元のものと同一にしておきます。
ちなみにフォーマットには B's CLIP9 を利用しました。
新しいDVD-RAMはDIGAで見事正常に再生できました。
ただし、コピー禁止マークはついたままですので、
DIGA単体で内蔵HDDに書き戻すことはできませんでした。
それから、確認してはいませんが、
DVD-R 等のメディアに関してもVRモードであれば
同様に扱えるものと思います。

ここまでして保存したい番組が果たしてあるのかはともかく、
いや、そこまでして保存したくなる番組が
たくさん放送してもらえることを期待しつつ、
一応準備は完了しました。
もうひとつの準備として、
CPRM対応DVDディスクではデバイスキーのブラックリストを
持たせて違法(?)なレコーダを排除できますので、
複合化ツールがまだリストされていない
今のうちにメディアを買い占めておくことも必要かもしれません。
近所の量販店で在庫処分していたはずなので見に行ってみます。

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