2018年6月7日木曜日

RDAPが始まってる?

ネットサーフィン等でおかしなサイトに誘導されたとき、
whoisでそのドメインを調べるとその所有者が分かり、
公式なのかフィッシングなのかの判断材料になることはあります。
しかし、私がwhoisを使うのは専ら所有ドメインの更新確認です。
窓口となるサイトにクレジットカード等で料金を支払うと
即座にwhoisデータベースに反映され有効期限の延長を確認できます。

そんな便利なwhoisですが、その問い合わせ結果は
人間にはわりと読みやすいものの、
歴史的経緯でもあるのか表示形式が統一されておらず
レジストリによってまちまちで、機械処理するのには向いていません。
そこで編み出されたのがRDAPです。
これはhttpで問い合わせ、返事はJSON形式となっています。
詳しくはAPNICのサイトでも参照ください。

このRDAP、ずいぶん前からIPアドレスには対応していて、
https://rdap.apnic.net/ip/<IPアドレス>
(例えば https://rdap.apnic.net/ip/8.8.8.8)
などとするとそれなりの情報が得られたのですが、
ドメインについてはなかなか対応されませんでした。

ところが先日特に理由もなく思いつきで
https://rdap.apnic.net/domain/<ドメイン名>
(例えば https://rdap.apnic.net/domain/google.com)
にアクセスしてみると、なんとまともな答えが返ってくるではありませんか。
いつの間にか対応が始まっていたんですね。
ただし、
https://rdap-pilot.verisignlabs.com/rdap/v1/domain/<ドメイン名>
にリダイレクトされており、"pilot"と付いているあたり
まだテスト段階ということなんでしょうけど。
あとTLDが"com"や"net"だとちゃんと対応できていますが、
"jp"ドメイン等は"404 Not Foud"となります。
まあまだ公式アナウンスはないようなので仕方ないでしょう。

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