2016年12月7日水曜日

ふるさと納税とマイナンバー

個人的にふるさと納税制度には
さまざまな問題があるように感じていますが、悪法も法なり。
そして同じあるなら踊りゃな損々。
まあ激しく踊っているのは自治体側のような気もしますが、
私もまた踊ってみます。
ということで今年もまたふるさと納税しました。

ふるさと納税では昨年に引き続きワンストップ特例があり、
確定申告しなくても損しない方向にはなっていますが、
今年と昨年とでは決定的に違うことがあります。
今年はマイナンバー制度の運用が開始されてしまっているのです。

ということで、ワンストップ特例の申請時には、
マイナンバーの記入が必要となります。
もしかすると自治体によって対応が違うかもしれませんが、
私の寄付先ではマイナンバーが正しいことが確認できる書類と
個人認証のための書類も添付が必要で、
すなわちマイナンバーカードの表と裏をコピーして
送付することになります。
なおマイナンバーカードの発行を受けていない場合は
別の書類が必要になります。

しかしこれら書類には機密にすべき個人情報が含まれます。
普通郵便で送るのは気が引けます。
インターネット上で個人情報が盗まれる事件は
定期的にニュースとなっていますが、
普通郵便の脆弱性は、こと秘匿性の面では悲惨な状況です。
実際寄付先自治体からの案内でも
簡易書留で送る方法が提案されていましたが、
料金受取人払郵便で送料無料なのに、
簡易書留分310円は自己負担になってしまいますし、
受け取る自治体側も手数がかかって面倒でしょう。
こんなふうだとふるさと納税だけのためでも
確定申告したほうがいいような気もします。
電子政府も道半ばなので仕方がない面はあるにしろ、
すべてオンライン申請できるようなオプションはほしいものです。

まあでもふるさと納税時にマイナンバーの入力が必要ないことが
現時点ではまだマシと言えるかもしれません。
いずれは納税時の入力が必須となり、
申請がなくても勝手に合算処理されるようになるんでしょうね。
そうなれば便利にはなるでしょうが、
規模の小さい自治体のサイトを狙ったマイナンバー漏れ
なんて事態も起きそうで、ちょっと怖い気もします。
あっそうか!
そのための情報処理安全確保支援士か!?

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