2008年11月14日金曜日

擬似電話交換機キット

もう3ヶ月も前のことになりますが、秋月電子通商でいろいろ購入した際に
トライステート製の擬似電話交換機キットも買ってしまいました。
特に利用目的も無く、ただ興味を引かれただけでクリックしてしまいました。
で、なぜ今頃になってここに書いているかというと、
作る気分になるまで時間がかかったことと、
組み立てた後も動作してくれなくて原因解析していたこと、
さらに、部品(オーディオアンプIC)の不良だったので交換してもらったり、
半田吸い取り器で壊れた部品を取ったり、
付け直して再度動作チェックしても思ったように動いてくれなかったりしたからです。
まあいろいろありましたが、やっと動くようになったしだいです。

ちなみに、2つのポートに電話機を接続してうまく動作していても、
電話機を入れ替えると通話時に無音になるというような症状は今でもありますが、
大勢に影響がないのでそのままほったらかしです。

で、せっかく完成したので何か使い道を考えていたのですが、
面白いことを思いつきました。
実は以前、大量にある紙の資料を電子化しようとフラットヘッドスキャナを購入したのですが、
あまりにもめんどくさくすぐに挫折したことがあります。
今回この擬似交換機にPCのモデムとFAXを接続し、
FAXで資料を流し込んでPCでFAX受信し、電子化してしまおうということです。
FAXなら原稿を束でセットしておけばいいので、
フラットヘッドスキャナのように一枚づつ入れ替える必要はありませんし、
どうせモノクロの資料なのでそこそこの品質で取り込めれば問題ありません。

さてやり方ですが、FAXとPCを擬似交換機に接続して、
FAXに原稿をセットし適当な番号に発信するだけです。

PCのほうはやや設定が必要です。
WindowsXPの場合について説明します。
コントロールパネルから"プリンタとFAX"を立ち上げ[プリンタのタスク]から[FAXのセットアップ]をクリックします。
OSのDVDを要求される場合があります。
"Fax"アイコンが現れるのでダブルクリックして[所在地情報]を設定すると、
[FAX構成ウィザード]が立ち上がるので指示に従って項目を設定していきます。
[送信者情報]についてはすべて空白でかまいませんが、
[FAXデバイス]では利用するモデムを選択し、
[受信可能]、[自動的で応答]にしておきます。
セットアップが完了すれば、
"Fax"アイコンから"FAXコンソール"を立ち上げることが出来るようになり、
FAXの送受信管理が出来るようになります。
ちなみに各アプリケーションから印刷する際に出力先に"Fax"を指定すれば、
その時々に任意の電話番号へ送信が出来ますし、
Windowsが立ち上がってさえいれば自動的にFAX受信をしてくれます。

ところで受信したFAXデータはTIF形式でPCに保存されるのですが、
これを見るためにTIFFのビュアーが必要になります。
それにはirfanviewがお勧めです。
TIFFファイルを開けるソフトの中には最初の1ページ目しか見れないものもあったりしますが、これなら完璧です。
プリンタドライバ型のPDF変換ソフト(例えばいきなりPDF)を導入して、
irfanviewからPDFに変換して保管するのがベストでしょう。

さて、実際にやってみた感想ですが、やっぱり転送に時間がかかりますね。
原稿にも夜でしょうが、A4用紙で1分から1分半かかります。
まあ、フラットヘッドスキャナで1枚1枚載せかえるよりはましです。

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