2022年4月21日木曜日

Dart+FlutterをUbuntuで

先日紹介したDart+Flutter
Ubuntu18.04上で開発環境を整備してみましたので
その方法を紹介します。
なおAndroid Studioを既にインストール済みで、
Androidアプリケーションの作成ができるまで
セットアップされていることを前提とします。
詳細については公式ドキュメントを参照ください。

インストールには以下のコマンドを実行します。
# snap install flutter --classic
次いでAndroidアプリ開発のための条件の許諾のため
$ flutter doctor --android-licenses
を実行し、途中のいくつかの質問にyを押して答えます。
最終的に
$ flutter doctor
の実行結果が
Doctor summary (to see all details, run flutter doctor -v):
[✓] Flutter (Channel stable, 2.0.5, on Linux, locale ja_JP.UTF-8)
[✓] Android toolchain - develop for Android devices (Android SDK version 30.0.0)
[✓] Chrome - develop for the web
[✓] Android Studio (version 4.0)
[✓] Connected device (1 available)

• No issues found!
のようになっていれば準備完了です。
以下のコマンドでインストール先のフルパスが
分かるのでメモしておきましょう。
$ flutter sdk-path
続いて[Android Studio]を起動し、
[File]-[Settings]-[Plugins]メニューの[Marketplace]から
[Flutter]プラグインと[Dart]プラグインを[Install]します。
これでAndroid StudioでDart+Flutterが使用可能となります。

それではAndroid StudioでAndroidアプリを作ってみましょう。
[File]-[New]-[Create New Flutter Project]メニューを開き、
[Flutter Application]を選んで[Next]をクリック、
[Flutter SDK path]に先程メモしたFlutterのインストール先のフルパス
(多分"/home/<ユーザ名>/snap/flutter/common/flutter"な感じ)を入力し、
あとはJavaでAndroidアプリをつくるのと同じように
進めていけばいいでしょう。

AndroidスマートフォンをそのUbuntuマシンに接続(adb)し、
それをターゲットデバイスに設定した上で
[▶]アイコンをクリックして暫くすると
スマートフォン側でサンプルアプリが起動します。
[+]を押す度に数字が増えていくアプリです。
なおターゲットデバイスに[Chrome(web)]を選択すると
ウェブアプリとして実行できるので、
こちらで作り込みを進めてから
ターゲットをAndroidデバイスにするなんてこともできます。
クロスプラットフォームのいいところですね。

なお開発を進めるにはソースコード"lib/main.dart"を
いじるのが基本となります。一度実行してしまうと
巨大な"build"ディレクトリが出来上がりますが、
[Tools]-[Flutter]-[Flutter Clean]メニューで消せるので、
githubに登録などする前には削除することをおすすめします。

参考までに私が作成した私が作成したアプリのソースを公開しておきます。
似たような機能をJavaで実装したコードもあるので、
比べてみるなどしてみてください。

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