2013年5月8日水曜日

Apple債

企業にとって借金するというのは悪いことではありません。
コスト(金利)が十分低いのなら借りられるうちに借りて
手持ち現金を残しておけばその後の選択肢は広がります。

さて、Appleがこのたび総額170億米ドルもの債権を発行しました。
3年物が25億米ドル、5年物が60億米ドルということです。
昨年のバランスシートをみると現金(現金同等物含む)だけで100億米ドルあるので
矢でも鉄砲でも持ってきやがれという感じではありますが、
財務的には先日発表された配当や自社株買いの資金に使うのでしょう。

それにしても今後年間20億米ドルぐらいを使っていこうということだと推測されるので、
もっと積極的な投資も行うものと思います。
iPhone6やiWatchの開発費なんてものより桁が違い過ぎる資金なので、
使い道としては設備投資と企業買収が考えられます。

ただ設備投資については…
今更最終製品の組み立て工場のような利益率の低い事業に手を出すとは思えませんし、
最新鋭の半導体工場を自前で作るなんてことはさすがにないでしょう。
考えられるとすればイノベーションを起こすようなまったく新しいデバイスとかかな。
もしそうするにしても先に企業買収ありきで進めるでしょうが。
他にはデータセンターの新設や増強はあり得る、
というより当然のように徐々に行っていくでしょう。
まあそっちはそんなにお金かける必要もないので。

では企業買収、大型買収するとすればどこでしょうか。
私が考えるのはQualcommかAMDです。
両社ともAppleの決定的に足りない部分を補ってくれます。
Qualcommはラスト1マイルの無線技術を、AMDは強力なGPUを提供できます。
個人的にはiOSはx86ベースに移行し、Mac OS Xとの統合が図られると考えているので、
AMDを買うのがいいのではないでしょうか。
ちなみに前から言っていますが、QualcommはいずれGoogleに買われるものと信じています。

そんなアホなと言われそうですし、実現するかどうかなんてわかりませんが、
Appleの次の一手に注目しておきましょう。

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