2011年4月27日水曜日

地上波アナログテレビ放送停波時期延長(岩手、宮城、福島)

あと約3ヵ月後の2011年7月24日に地上波アナログテレビ放送が停波されるはずでしたが、
今回の東日本地震の被害状況を鑑み、
岩手、宮城、福島の3県では最大一年延長されることになりそうです。

ただし、これ少々疑問です。
というのも今から新規に手に入るテレビはすべて地デジ対応で、
最近は地アナ非対応機まで出てきている状況で、
地アナ停波を先延ばしにする意義がそれほど大きいのかどうか。
東北や北関東であればもともとUHFアンテナも立っているでしょうし、
受像機さえ何とかなれば何とかなってしまうと思うのですが、
私の認識が甘いということなのでしょうかね。

地アナを停止すればその送信電力も節約できますし、
夏に向けて悪くない選択だと思っています。
先の3県の自治体というか総務省によると、
地デジ関連設備の被災状況として、
共同受信設備やアンテナや受信機の損壊が目立っているということですが、
それは地デジ固有の問題ではなく地アナでも同様と思われるので、
地アナ停波を先延ばしにすることは何の解にもならないでしょう。

もちろん地アナ停波直後に少なからず発生するかもしれない混乱を、
震災の混乱と切り離すため先延ばしするというのならわからないでもないのですが、
じゃあ、12月になったら、
あるいは来年3月になったら落ち着いているのかというと
多分そうでもないでしょう。
それなら、7月24日からは放送局ごと地域ごとの輪番停波で
問題を洗い出し早期に本格停波に持っていくぐらい
やってもいいのではないでしょうか。

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